そして、3日後隅田のマンションで殺人事件が起きた。
「何ですって、野口が殺害された。」
「ああ、今警視庁捜査一課の藤岡警部から連絡が会った。」
「それで、死因は。」
「犯人はロープのようなものによる絞殺だ。」
「えっ、絞殺。」
と、高山達は驚いた。
「死亡推定時刻は、昨日の夜の22時から23時08分頃と間と思われる。」
「22時から23時ね。」
「それにしても、争った形跡はないのですかね。」
「でも、隅田川のマンションに行ったのかしら。」
「そこなんだよな。」
「それで、怪しい人は見なかったんですか。」
「所轄の話だと、サングラスとキャップ帽としていたので男か女は確認できなかったんだそうだ。」
「なるほど。」
「とにかく、その人に会ったら職質をしておくように。」
「わかりました。」
そう言って、南と高山達は仕事に戻った。
「ところで、高山と小海と南は長野の方はどうだった。」
「はい、確認したところ野尻湖の観光案内所と黒姫のペンションのオーナーにも確認しましたから、裏は取ってあります。」
「そうか。」
「問題は、2つの殺人と野口殺しはこの人と関係しているんじゃないでしょうか。」
「そう言われて見れば、その可能性が高いと考えられるな。」
「ええ、広尾と葉山と野口の繫がりはどういう事なんですかね。」
「ええ。」
「恐らく犯人は、3人の何かの関係で殺害され、犯人は男か女かどうかは不明か。」
「ええ、せめて分かればいいんですがね。」
鶴岡は言った。
「ええ。」
「と言う事は、どうやって殺人が出来るのか考えて見ようか。」
「ええ、何かトリックがありそうだ。」
「わかったわ、犯人が使ったトリックが。」
「えっ、それ本当か高山。」
「犯人はこれを利用したんじゃないでしょうか。」
「それって、どういう事。」
「犯人は、その時間帯で広尾を殺害した後に長野へ行ったって事は考えられないかな。」
「そうか、犯人はそれに乗って野尻湖へ行ったのか。」
「ええ。」
と、高山は時刻表を調べて見ると。
上野発9時00分 信越本線特急「あさま5号」に乗車
長野着11時49分 下車
そして、野尻湖へ行って遺棄をした。
「なるほど、つまり犯人は通り魔で殺害して、そこから上野で特急に乗って野尻湖へ行ったのか。」
「はい。」
「ほう、その方法も考えたな。」
「と言う事は、車で野尻湖へ行ったって事か。」
「ええ、その可能性があります。」
「でも、どうやって隅田のマンションへ行ったんですかね。」
「さぁ、そこまで考えなかったな。」
そして、犯人は男か女なのか?