「犯行は可能かどうか、我々も調べて見ようじゃないか。」
「ええ、早速信越本線に乗って見たんですが、僕もなんか説いたような感じがしたんです。」
「それ本当か、高山。」
高杉は高山に言った。
「ええ、僕も何度か信越本線に乗る事は何度かあるからわかるんです。」
「ほう、どんな風にか。」
「そうですね、何度も時刻表を見るとちょっとピン!と来るんです。」
「ほう。」
「それで、犯人が使った列車トリックが分かったのか。」
「ええ、何とかわかるような気がするんです。」
早速、時刻表を見て見ることにした。
「犯人は、これを利用したんですよ。」
「ほう。」
「どういう風に、利用したの。」
上野発9時00分 信越本線特急「あさま5号」に乗車
長野着11時49分 下車
車で移動、野尻湖で葉山を遺棄。
長野発17時39分 信越本線特急「あさま32号」に乗車
上野着20時15分 下車
「そして、野口を絞殺した。」
「なるほど、犯人は特急「あさま」と駅レンタカーを利用して犯行が行われたって事か。」
「その通りです。」
「高山、早速長野駅のレンタカーを問い合わせたところ、1人の女がレンタカーを借りに来ていた事が分かったぞ。」
「えっ、やっぱり犯人は女か。」
「はい。」
「そうか、犯人は気づかれないようにキャップ帽とサングラスをかけて変装していたって事か。」
「つまり、これを利用したんだな。」
「これで、犯人が使った列車トリックが解けたぞ。」
「ええ、後は次の事件の推理だ。」
「上野から降りて野口を殺害する方法なんだが。」
「これは謎は解けています。」
「第一の事件同じように変装する、トイレを利用してね。」
「なるほど、トイレで着替えれば誰も気づいていない筈だ。」
「そして、犯人は野口のマンションへ行って絞殺する。」
「そうか、21時半にマンションへ行けば犯行は可能なんだな。」
「主任、と言う事は広尾を殺害した後に特急「あさま」に乗って長野へ行ったって事は考えられますね。」
「ああ、それも考えられるな。」
「と言う事は、犯人は女の可能性が高いって事になりますね。」
「これで、事件の謎は解けた。」
「はい、後は犯人逮捕だけですね。」
「ええ、問題は犯人は必ず長野へ行くんですかね。」
「ええ、きっと長野へ向かうはずです。」
「ええ、どこへ行くんですかね。」
「きっと、あそこだよ。」
「それは、何処なんだ高山。」
「どこへ行くんですかね。」
「もしかしたら、あそこかも。」
「それは何処なんだい。」
「もしかしたら、あそこかも。」
次回は、犯人は誰かわかるのだ。