本編を遊ばれてない方はネタバレ注意
キーンコーンカーンコーン
やっとお昼休み、お昼ご飯の時間だ。
私はいつも通り有華ちゃんを誘うため、隣の教室へ向かった。
「有華ちゃ---」
教室のドアを開けたとき目に入ったのはクラスメイトと楽しそうにお喋りしてる有華ちゃん。
夏休みが明けてから有華ちゃんは以前よりも物腰が柔らかくなったので、仲のいいクラスメイトがいても不思議ではないし新しい友達ができたのなら喜ばしいことだ。
実際私も嬉しいんだけど、ちょっとだけモヤっとするのはなんでかなぁ。
胸のモヤモヤが気になってか、邪魔をしちゃ悪いと思ってか、とにかく声をかけるのを躊躇ってしまい入り口で突っ立っていると
「鈴?何をしてるの、お昼食べに行きましょう」
「あ、うん!そうだね、行こ!」
お友達と話を終えたらしい有華ちゃんに声をかけられ、我に返る。
あはは...ドアの前でボーっと突っ立ったりして有華ちゃんに変だと思われてないかな...。
「?何をしてるの、今日は真弥さんがお弁当を作ってきてくれてるのだから待たせても悪いし早く行きましょう」
そんな心配をよそに有華ちゃんは鈴の分まで食べちゃうわよ、なんてこと言ってる。
どれだけ真弥ちゃんのお弁当が楽しみなの、とかそんなに食べられないでしょ、とかツッコみたいとこは色々あるけど、真弥ちゃん達を待たせているのは事実なので今日のところは引き下がっておく。
楽しみオーラが溢れてる可愛い有華ちゃんも見られたし!
「待ってよ有華ちゃーん!そんなに急がなくてもー!」
「鈴がのんびりしすぎなだけよ」
「えー?そんなことないよ!」
そんな他愛もない言い合いをしてるうちにさっきのモヤモヤはどこかへ消えていた。
最近忙しいし、自分が思ってるより疲れてるのかな?今日は早く寝よーっと。
モヤモヤの原因を突き止めた私は、真弥ちゃんのお弁当楽しみだなーなんてことを考えながら、今日も有華ちゃんの隣に並ぶのだった。
後日談
「なんてことがあって。忙しいときはしっかり休まないとダメだね!」
「あの時のあれはそういうことだったのね。自己管理がなってないわよ」
「あはは...。気を付けます...」
「え!?」
「?どうしたの真弥ちゃん」
「う、ううん。何でもないの、気にしないで」
鈴ちゃんは少し心配するようなそぶりを見せたが、私の大丈夫アピールが通じたのか話を続ける。
それにしても驚いた。鈴ちゃんも有華様も気が付いていないようだけど、それっていわゆる嫉妬なのでは...!?ここは教えてあげた方が...?
いいえ落ち着きなさい私、ここでそれを言ってしまっては今の二人の関係を崩してしまいかねない、この二人にはこの二人のペースがあるんだから。
そ、そうだよね。ありがとう私。
それにしても...自身の嫉妬にすら気付かないって、鈴ちゃんどんだけ鈍感なの!?でもそんなところも好き♡
---終わり---