僕のヒーローアカデミア ーラッキーガール参上!ー   作:瀬古 一々茶

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危うく失踪するとこだった()
おまたせしました。
きっとこんな感じでゆっくりあげていくともいます。
おまたせしますが何卒よろしくおねがいします。


No.1 入試

雄英高校ヒーロー科!!

そこはプロに必須の資格取得を目的とする養成校!

全国同科中最も人気で最も難しくその倍率は例年300を超える!!

 

国民栄誉賞を打診されるもこれを固辞!!

「オールマイト」!!

 

事件解決数史上最多!燃焼系ヒーロー

「エンデヴァー」!!

 

ベストジーニスト8年連続受賞!!

「ベストジーニスト」!

 

偉大なヒーローには雄英卒業が必須条件なのだ!!

 

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今日私は「雄英」一般入試実技試験に挑む。

 

「どけデク!!」

 

後ろの方から聞こえる怒号。怖ぁ。

今デクって言ったよね?昔いたな。無個性だけどヒーローになりたい子。

元気にしてるかな?あの子だったらいいな。

まぁ無個性って言ってたからそんなことありえないか。

いまは自分のことに集中集中。

 

「今日は俺のライヴにようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!!」

 

シーン…

 

「こいつぁシヴィー!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?YEAHH!!!」

 

シーーン!!

 

テンションたっか!緊張してる受験生に何求めてんだよ!?

ここにいる誰もがきっとそう思っただろう。

 

そしてプレゼント・マイクの実技試験の説明が始まる。

要は3種類の仮想敵を倒してポイントをいっぱい集めればいいってわけね。

 

「質問よろしいでしょうか!?」

 

ハキハキとした声が会場に響き渡る。

 

「プリントには4種の敵が記載されています。誤載であれば日本最高峰たる雄英においてはずべき痴態!!我々受験者は規範となるヒーローのご指導を求めてこの場に座しているのです!!ついでにそこの縮れ毛の君!先程からボソボソと…気が散る!!物見遊山のつもりなら即刻雄英から去りたまえ!」

「すみません…」

 

おや?あの子は…いやまさかな?そんなことはないと思いながらも少し期待してしまう。

プレゼント・マイクの質問に対する答えを聞きつつ自分がいかに楽観的なのかを少し反省する。

ヒーローに関係する場所にいるからかな?ヒーロー好きの彼のことを思いしてしまう。

 

 

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9年前

出久くんと出会ってから2年くらいたった。

私たちはあれからも、公園で出会っては遊んでいた。

 

「え~出久くんは違う小学校に行っちゃうの?」

「あっちの小学校のほうが家から近いからね」

「そうなんだ~出久くんとはなればなれになっちゃうんだね。寂しいけど大丈夫!またこの公園で遊ぼうよ!」

「うん!約束ね!」

 

出久くんと交わした約束。

それから一年、小学校に上がり、最初は約束通り遊んでいたが時が進むにつれ

お互いに会う回数は減っていき、ついにはあの公園に行くこともなくなってしまった。

記憶の中の彼は少しずつ面影をぼやけさせていた。

 

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「…ルス ウルトラ!!それでは皆良い受難を!!」

 

いかんいかん、すっかり物思いに耽っていた。

 

場所は移り実技試験会場

 

広っ!?

最初の感想はここにいる受験生皆一緒だっただろう。

 

「君は何だ?妨害目的で受験しているのか?」

なんだか騒がしいな?

「あいつ校門前で転けそうになってたやつだよな」

おや?さっきの子だ!

「注意されて萎縮しちゃった奴」

やっと顔が近くで見れる!あの子だといいな!

「少なくとも一人はライバル減ったっんじゃね?」

 

『ラッキー!』

 

奇しくもまたこの場にいる全員が同じことを思った瞬間であった。

 

「ハイスタートー!」

「ん?」

 

一瞬で頭が真っ白になる。

 

「どうしたぁ!?実践じゃカウントなんざねえんだよ!!走れ 走れぇ!!賽は投げられてんぞ!!?」

 

そういう感じでくるかぁ、とりあえず走ろう。

CRASH!!!

壁を壊して突然現れる3Pの仮想敵。

 

「ラッキー!3P!ターッチ!」

 

仮想敵になんとかして触る。その途端仮想敵の足が外れる。

 

「あらあら運がなかったわね。ネジでも外れちゃったんじゃない?」

 

動きの止まった仮想敵に対して落ちていた手頃な石を投げる。

たまたま当たりどころが良かったのか仮想敵を一撃で仕留めることが出来たー。(棒読み)

 

「よし3Pゲット!幸先良いね!ラッキー!」

 

中継室

「おいおいまじかよ石投げただけで倒しちまったぞ…」

「仮想敵ってあんなに脆いのか?パワーローダー先生」

「足の付根のあたりに制御基板がある。そこを壊せば一撃で仕留めることが出来なくはないが相当なラッキーがないとあんな場所に石は当てられないぞ普通。」

「あの子は誰だ?個性は?」

「えーっとありました匯運 命。個性『運』です」

「「「あ~なるほど」」」

「だから合理性に欠くんです。この試験は」ボソッ

 

残り5分

「よしまた3Pゲット!これで59P目」

 

THOOM!!!

 

中継室

「今年はなかなか豊作じゃないか?」

「いやーまだわからんよ」

「真価が問われるのは…」

「これからさ!!」

 

デカすぎる!ギミックなんてプレゼント・マイク先生は言ってたけど

あんなのにふまれたら死んじゃうよ!

よし逃げよう。先生も避けながらポイント稼げって言ってたし。今すぐ逃げよう。

逃げ始めたその瞬間目に入ってしまった。瓦礫の下敷きになってしまった少女を。

そしてその根源たる0P敵に向かって真っ向から立ち向かっていく少年を。

 

「スマッシュ!!!!!!」

 

残り1分5秒

 

泣きそうな顔になりながら自分より強い相手に立ち向かっていく姿。

間違いない、やっぱり君だったんだね。

 

緑谷出久くん。

 

「ゔっゔゔ~せめて…!!1Pでも…!!」

 

出久がうめき声混じりに絞り出した言葉はあまりにも悲痛だった。

嘘、出久くんまだ1Pも獲得していないのに0P敵を倒しに行ったの?

お人好しがすぎるよ。ていうか個性ないんじゃなかったの?!

 

「終了~!!!!」

 

そして私の混乱や出久くんの悲痛な叫びをおいていくかのように、

無慈悲に響くプレゼント・マイクの終了の合図。

 

気を失っている彼に近づき少しでも早い傷の回復と、不合格から立ち直れるようにと願いを込めて彼に触れ彼の運を高める。

あーあ一緒に高校生活送りたかったな

「出久くん…」

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