ヒロイン戦隊ガルガールズ!   作:アノマロ9世

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前回のあらすじ
自分の弱さも強さも受け入れて、都愛は新たな戦士、ガルガルグリーンに変身した。六人になったガルガールズは、どんな活躍を見せてくれるのか⁉︎


第二十話 運気UPで大騒動⁉︎

『今日の星座占い、第一位はー...さそり座のあなた!おめでとうございまーす!』「やったー♪私一位!」「うちもや!」

「あら、柚葉ちゃんも百花ちゃんも、そんなに大きな声でどうしたの?」「私達、最近占いにハマってるんです。テレビの星座占いとか、実際に占い師さんの所に行ったりとか。」「みゆきさんもどうですか?」「うーん、個人的にそういうのは...みんなも、あんまり振り回され過ぎないようにね。」「はーい。」

 

『さぁ、第十二位は...おひつじ座のあなた!残念ですが、今日も頑張りましょー!』「え?ということは...」「そんなー!」「嘘だー!ありえない!」おひつじ座のメンバーは実は誕生日が同じの桜花と都愛、そして-

 

「はぁ...最近全然ついてないよ...」美咲。三人の中で特に落ち込んでいる。

「美咲さん、最近スマホとかイヤホンとか無くしたり、家の鍵無くしてお母さんに叱られたり、散々ですからね。」「未渚美!わざわざ言わないでよ!」「ご、ごめんなさい。そんなつもりじゃ「もういいよ。どうせ私は、世界一アンラッキーな女ですよーだ。」そう言って私は部屋を出た。

 

「美咲、相当ショックみたい。何か怪しいもんに引っかからないと良いけど...ねぇ、ももちゃん。」「そ、そうやな、ゆず。うちらも、あんなに騒いでもうたし。」

 

「地球人は愚かだな。占いという根拠のないものを信じるとは。」「その通りね、アパマーダ。そんな奴らからネガティブオーラを回収するために、この間-」

 

遡ること一か月前-

『『出でよ、トキシミックス獣、ウサギヴァンパイア!』』

「ヤハハ。セノー様、アパマーダ様、地球人どもの愚かな心、とことん利用してやるとしましょう。」「楽しみにしているよ、ウサギヴァンパイア。」「お任せあれ!」

 

「アイツの作戦も、そろそろ成果が出始める頃だろう。」「楽しみねぇ。アーハッハッハ!」

 

その夜。私は家でずっと「運気を上げる方法」「運気 上がるグッズ」などといったワードをスマホで検索して見ていた。すると、

 

 

『今SNSで大流行!運気爆上がり間違いなし!ヴラドストーンをあなたの手に!』という記事が目に飛び込んできた。

(石?どうせ、霊感商法かなんかでしょ。流行ってるなんて嘘よ。)そう思って、Twitterやインスタで『#ヴラドストーン』と検索してみた。すると、

 

『ヴラドストーンを買って付けてみたら、お店にテレビの取材が来て繁盛するようになった!』や、『ヴラドストーンのお陰で元カノと復縁できました!』というような投稿が。しかもその数は今日だけで数万件。トレンド入りまでしていた。その中には、

 

 

『ヴラドストーンのおかげで毎日絶好調!今日の星座占いも一位やー!』「ももちゃん!?」夜なのに大きな声を出してしまった。確かに、最近はライブに来てくれる人も増えたと言っていた。そして綺麗なネックレスをずっと付けていたような...見ているうちに段々と私も信用してきて、ついに、

「たった一万円でとんでもなく運気が上がるんなら、安いものよね。」買ってしまった。でも、これでアンラッキー生活とおさらばだ。

 

二日後。ヴラドストーンのイヤリングが届いた。早速付けて出かけてみると、

「あ!全部信号青だった!」「満員電車なのに、座れちゃった!」「このカフェの期間限定メニュー、今日までなんだ!注文しちゃおっと。」ささやかではあるが、確実に運が良くなっていた。意気揚々と本部に行ってみると、

「あ!この前なくしたイヤホン!やったー、ヴラドストーンのおかげ!」

「美咲!?ヴラドストーンはうちだけの秘密やったのに!」「じゃあ何でインスタなんかに挙げてんの?」「あ、確かに...」「二人とも、何話してるの?」「あ、桜花!これ知ってる?」「もちろん知ってるけど...」「桜花も買ってみたら?確実に今よりもっと仕事が増えるよ!」

「うーん、私はいいかな。もちろん運も大事だけど、それ以上に自分磨きにお金を使いたいな。」

他のメンバーも、「ちょっとそういうの怖いな...」「私、占い信じないタイプなんで。」「私は無敵になるの!悪運ぐらい自分で跳ね除けちゃえなきゃ!」といった感じで、断られた。

「何でこんなに効果があるのに、試さないのかな〜?」

 

「ヴラドストーン、なかなか流行ってるみたいね、ウサギヴァンパイア。」「俺の力がたっぷり入っていますからね。そろそろ、お楽しみの時間がやって参ります。楽しみですね、ヤハハ!」

 

ヴラドストーンを買ってさらに数日が経った。私の生活はいいことずくめ。昨日も、テーマパークに友達と行ったら、

「おめでとうございます!お客様が一千万人目です!」と言われ、セレモニーに参加して、テレビのインタビューまで受けてしまった。豪華な記念品まで渡されて、とってもハッピー。

そんな気分で本部まで行くと、

「あれ?百花だけいないね。」「おかしいですね。今日はみんなで女子会の予定なのに...」未渚美と話していると、

「ももちゃん!遅かったね、どうしたの?」百花がやって来た。しかし、顔を下に向けていて、ずっと黙っている。

「心配したんだよ!ももちゃん、ねぇ!」柚葉が駆け寄った。すると、

 

 

「うちを...うちをもっと幸せにしてーーー!」と百花が叫び、突然柚葉の首に噛み付いた。

「イタ!」「みんなの運は、うちのもんやーー!」百花はみんなのもとに近づいて行く。

「ちょっとももちゃん!何してるの⁉︎」柚葉が追いかけるが、

「キャッ!」突然何もないところでつまづき、派手に転んでしまった。

「もしかして、ゆずから運気を吸い取ったってこと⁉︎」「せやでー、桜花!」「キャァァ!」桜花の首にも噛み付いて、運気を奪っていく。その後も、

「やめてー!」「気持ち悪いですー!」都愛と未渚美にも噛み付いた。でも、何故か私には襲い掛かってこない。そうしてるうちに、

「もっともっと幸せになるんや...」百花はふらふらと本部を出て行ってしまった。

「おいおい、百花はどうしちまったんだ?突然僕の首に噛み付いてきて...」「スバにぃも⁉︎」私達はスバにぃに事の経緯を説明した。

 

「大変よ!街でヴラドストーンを付けている人達が暴れているの!」「みゆきさん、じゃあ私もあんな風になっちゃうの?」「そのイヤリングを外せばいいんじゃないのか?」「た、確かに!」私はイヤリングを外そうとしたが、「キャッ!」触った途端電流が流れた。

「きっとトキシミックス獣の仕業だ。みんな、出動!」『了解!』

 

街に出てみると、みゆきさんの報告の通り、ヴラドストーンを付けている人達が暴れていた。そしてそこには-

「ヤハハ!欲に溺れた地球人どもの愚かな姿、素晴らしいなぁ!」「ヴラドストーンの出所はアンタね!」

「いかにも。俺の名はウサギヴァンパイア。おっと、ここにもヴラドストーンを付けてくれているお嬢ちゃんがいるじゃないか。ありがたいねぇ。」「ふざけないで!この石どうにかしなさいよ!」「それはできないなぁ。おーとっと、お嬢ちゃん、あと一回ラッキーなことが起こると、ヴラドストーンが君の精神を乗っ取り、彼らと同じフォーチュンヴァンパイアになっちゃうねぇ。」「あ!あの胸の所が光ってる!あそこを攻撃すればももちゃん達も元に戻るはず!」

「そうだね、桜花ちゃん。美咲ちゃん、今は下がってて。私達四人で何とかする!」「分かった、都愛、みんな、よろしく!」

[CHANGE No.2/4/5/6]『『『『ガルガルチェンジ!』』』』

 

四人はポイズン兵を倒し、ウサギヴァンパイアの方へ向かった。

「あんなでっかいの、当ててって言ってるようなもんじゃん!」バイオレットはガルブラスターを撃ったが、

「な、なんで!?」なんと光弾の軌道がぐにゃぐにゃになり、外れてしまった。

「ももちゃんに運気を吸い取られたから!?」

「どうやらその通りだな。もう一つ言っておこう。フォーチュンヴァンパイアに噛まれた人間はアンラッキーになり、運が良くなりたいという欲望が増すことで新たなフォーチュンヴァンパイアとなるのだ!」「じゃあなおさら早く止めるしかない!」四人は勢いよく攻撃を仕掛けていった。が、

「何で当たらないの!」「キャッ!」「ごめんゆずちゃん!」ウサギヴァンパイアに攻撃は当たらず、逆にお互いの攻撃を受けてしまう事態に。

「うぅ、アンラッキーになったせいで...」「だめです都愛さん!運が良くなりたいと思ったら、アイツの思う壺です!」

「しぶとい奴らだな。そうだ、まずはあのお嬢ちゃんからだ!」ウサギヴァンパイアは、私に向かって口から歯の形の銃弾を飛ばしてきた。「危ない!」咄嗟にグリーンがガルブラスターを撃った。

「キャ!」その時、私のヴラドストーンが光った。「そうだ!君もフォーチュンヴァンパイアになるがいい!」そんな...私は運よくウサギヴァンパイアの銃弾を避けてしまった。そして、

 

「グッ!」思いっ切り倒れてしまった。

 

でも、「あれ?」倒れた衝撃で、片方のヴラドストーンのイヤリングが外れている。さらに、

 

「うわ!」グリーンの撃った光弾が私のすれすれを通り-もう片方のイヤリングを破壊したのだ。

「なにぃぃぃぃ!?」呆然とするウサギヴァンパイア。その隙に、

「食らえ!」ガルブラスターを撃ち、「グァァァァ!」胸の宝石を破壊した。

「ぐぬぬ、この俺の完全な計画が...」「人の気持ちを弄んで、許さない!」「うちも許さへん!」

 

[CHANGE No.1/3]

 

『『ガルガルチェンジ!』』

 

『時を駆けるソウル!一気に魅せるよ止めてみな!ガルガルオレンジ!』

 

『闇に向かいて暴れるぜ!刃の心、ガルガルスカイブルー!』

 

『追跡撲滅いずれもダッシュ!果てなきトップギア!ガルガルブルー!』

 

『燃えるハートでポップに戦う!実力行使、いざ参る!ガルガルピンク!』

 

『創造するのは私!勇気の力でショータイム!ガルガルバイオレット!』

 

『予告する!ここから煌めく夢のステージ!ガルガルグリーン!』

 

『ヒロイン戦隊!』

 

『『『『『『ガルガールズ!!!!!!』』』』』』

 

『『『『『『GO GO GIRLS GO!』』』』』』

 

「運といえばこの戦隊よね!」[141 キュウレンジャー] 「ハァ!」私はガルブラスターを撃ったが、何も起こらない。

「どうしたぁ?こちらから行かせてもらうぞ!」ウサギヴァンパイアが駆け寄って来る。しかし、

「アイタァァ!」突然転んでしまった。見ると、ウサギヴァンパイアの近くにバナナの皮が。「この俺がアンラッキーだと...ちくしょう!」

「よっしゃラッキー!今度は私達の番!」スカイブルーやグリーンが、ガルブラスターを撃つ。キュウレンジャーの力で運が回復したため、

「グァァァァ!」当然命中した。

「とどめよ!」

 

『『『『『『ガルガルオールスターフィニッシュ!』』』』』』

 

「これが運のツキか...うーさぎうさぎ、何見て跳ねる...」ウサギヴァンパイアは爆散した。

 

「頼んだぞ、セノー。」「そうね。一発逆転のポリューションシステム、起動!」

 

「控えおろーー!」ウサギヴァンパイアが巨大化した。

「今日はロボット二体でいこう!」

 

『『『ガルガル合体!』』』

 

『『『ガルガル合体!』』』

 

今回はティラノ、フォーミュラ、サムライで、『『『完成!ガルガルクイーン!』』』

 

そしてマジーン、ニンジャ、ドラゴンで、『『『完成!ガルガルロイヤル!』』』

 

「さぁ、どんどん行くよ!」二体のロボでそれぞれウサギヴァンパイアを斬りつける。

「ぐむむ、こうなったら...アンラッキービーム!」ウサギヴァンパイアは、胸の宝石からビームを放った。

「もう結構よ!」[134 ゴセイジャー] 私はゴセイジャーの力でバリアを張り、

「何.,グワァァァ!」跳ね返すことに成功した。

「ならばこれなら!」ウサギヴァンパイアは巨大なコウモリの姿になった。

「このまま撤退だ!」「させないよ!」[205 X] [215 J] グリーンは仮面ライダーXの武器、ライドルスティックを召喚し、さらに仮面ライダーJの力で巨大化させて、

「ヤアァァ!」「ヌガァァ!」ウサギヴァンパイアに脳天割りを食らわせ元の姿に戻した。

「これで終わりよ。グッドラック!」

 

『『『ガルガルクイーン・ブレイブフラッシュアドベンチャー!』』』

 

『『『ガルガルロイヤル・グレートストームダイナミック!』』』

 

「2対1なんて、そんなのずるいじゃーーん!」ウサギヴァンパイアを完全に撃破した。

 

数日後。

「私、決めた!」「どうしたんですか、美咲さん?」「どんなに運が悪くたって、ポジティブでいること。そうすれば、気持ちも運も上向きになる!」「確かに、そうかもね。美咲ちゃん。」「うちもそれ、真似しよっかな!」

「よーし、頑張るぞ!ってあれ、私のスマホは?」「そこに置いてたんじゃないの?」「あーもう!やっぱり運が良くなりたいよーー!」

 

この後ちゃんと見つかりました。「運の悪さというより、おっちょこちょいなだけじゃない?」「うるさーい!」




ご覧いただきありがとうございます♪皆さんも怪しげな広告にはご注意を(笑) 次回もお楽しみに!
本日の先輩ヒーロー
[宇宙戦隊キュウレンジャー] かつてから全宇宙で語り継がれてきた、『究極の救世主』。数多の惑星で圧政を敷いていた『宇宙幕府ジャークマター』と戦った。
[天装戦隊ゴセイジャー] はるか昔から地球を守ってきた『護星天使』の見習い達が結成した戦隊。地球と護星界を繋ぐ『天の塔』を破壊した『宇宙虐滅軍団ウォースター』と戦った。
[仮面ライダーX] 神敬介が仮面ライダーに変身した姿。日本を滅ぼそうとする秘密結社『GOD機関』と戦った。
[仮面ライダーJ] 瀬川耕司が仮面ライダーに変身した姿。地球上の生命を全て喰らいつくそうとする『フォッグ』と戦った。
本日のトキシミックス獣
ウサギヴァンパイア 『ウサギ』と『ヴァンパイア』の要素を併せ持つトキシミックス獣。運を操るほか、胸の巨大な宝石の一部『ヴラドストーン』を身につけた人間を徐々に洗脳し、人の運を吸い尽くす『フォーチュンヴァンパイア』にして操る能力を持つ。『ヤハハ』や『ぐむむ』など、奇声を上げる癖がある。
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