ひょんなことから S.W.O.R.D 地区にやって来た未渚美は、そこの一大勢力『鬼邪高校』の頭、楓士雄らと友情を築いた。トキシミックス獣の根城もそこにあったことから、楓士雄ら連合軍は出陣しようとするも、伝説の男村山に未渚美の正体がバラされてしまい...
「え?」「ウソだろ...」「どういうことだよ、未渚美ちゃん!」全体のざわめきを制したのは、
「はいはーい。静かにするー。」他でもない村山だった。「みんなさー、ビックリし過ぎ。とりあえずこれ見て。」村山が楓士雄と佐智雄に自分のスマホを見せる。そこには、
「これ、未渚美か?」未渚美がガルガルピンクとなって戦っている動画が映し出されていた。
「はい、そうなんです。今まで黙っていて、ごめんなさい。」「この動画を見るにー、下っ端達は俺らでも倒せると思う。でも、例の羊頭は、この子じゃなきゃ倒せなさそうだねー。それが言いたかっただけ。」村山は飄々と話す。
「何だそういうことかよ、ムラッチ!」「それだけじゃないよー。」「今度は何だよ、よっちゃん?」「何か聞いたところによるとー、未渚美ちゃん?を助けに政府が特殊部隊を派遣してくるらしいねー。だから、」「だから?」「俺らと未渚美ちゃんとの関係は絶対にバレちゃダメ。未渚美ちゃんに厄介ごとが降りかかるのはよくないでしょ?今が8時半で戦いが9時から始まるとしてー、
ざっとタイムリミットは1時間半かな。それまでにザコは全部俺らで片付けて、とっとと引き上げる。どうかな?」
「ちょっと待ってください!」「未渚美?」「私、皆さんのこと厄介だなんて思ってません。私が後で何とでも言いますから...「俺は鬼邪高出身だったから前のバイトはクビになった。ホントはこれもこっちだけでやること。」「そんな...」「ムラッチの言う通りだ。仲間同士の対決なんて、誰も望まないだろ?俺らはそうするしかないんだよ。」「...分かりました。」
「よし!そうと決まればもう心配することはねぇ。
行くぞ。」
ウォォォォォ!
グラウンドに力強い雄叫びがこだました。
「イヤッハァ!まさかこんな所に絶好の隠れ場所があったとはなーーー!」廃工場内のチュウシャキシープは、一人高笑いしていた。
「ここで俺のクスリを製造して、どんどん地球人どもを暴れさせてやるーーー!アハハ!」その時だった。
「何ダァ?あのダンプは?」チュウシャキシープの部屋のカメラに、謎のダンプカーが映った。それは、
「お、おいおいおい!何だあの速さは⁉︎」猛スピードで自分達が作ったバリケードに突き進んで行く。そして遂に、
ズガーーーーン!
バリケードを突き破った。
「ち...畜生!すぐにポイズン兵をかき集める!アイツらぶっ潰してやる!」
「じゃじゃーん!元鬼邪高定時制、同窓会のお時間でーす!」「久しぶりっすね、村山さん!」「あー関ちゃん。ダンプありがとねー。父ちゃんに怒られねぇかな?」「そこは俺から何とか言っときますね!」
「よっちゃん!速ぇわ、置いていかれるかと思ったぜ!」「あごめんなさい先輩。」オロチ兄弟も少し遅れてバイクに乗ってやって来た。そして、
「今日の主役もお出ましだぜ。」
楓士雄、佐智雄を先頭に列を成し、鬼邪高全日制、鳳仙の連合軍がやって来た。楓士雄の少し後ろには未渚美の姿も。
「いいか。未渚美はまだクスリが残ってるから、変身する時間は短い方がいい。ザコは俺らで全部片付ける。」
目の前を見ると、ポイズン兵がぞろぞろと集まってきている。チュウシャキシープのクスリを使ったのだろうか、通常よりマッシブに見える。
「相手にとって不足はねぇみたいだな、楓士雄。」「あぁ。準備いいか、サッチー?」「ふん。できてるよ。」楓士雄と佐智雄の横に村山、オロチ兄弟が並び立ち、
「それじゃ、」
『行くぞテメェらーー!』 ウォォォォォ!
一斉にポイズン兵に向かいなだれ込んで行く。
「それじゃあ90分一本勝負、開幕でーす!」村山がそう叫んだ。
「オラァ!」「フッ!」連合軍は猛烈な勢いでポイズン兵達を倒していく。しかし、
「うわぁぁ!」「なんだコイツら!」ポイズン兵もいつもより強く、一進一退の攻防が続いている。
「行くぞ...オラァ!」楓士雄は助走からポイズン兵に強烈なキックを浴びせ、道を切り拓く。
「まとめて、」佐智雄はポイズン兵に全く動じず、「失せろ。」淡々と殴り倒していく。
「ウラァ!ゴラ!あーあ、手応えねぇなー!」村山はポイズン兵に踊りかかり、パンチに頭突き、飛びかかりなどで翻弄する。
「邪魔だゴラァ!」「久々だからなぁ...暴れさせろヤァ!」オロチ兄弟はその体格を活かし、次々にポイズン兵を圧倒する。
「ここは俺らに任せて、早く急ぎなー!」「でもムラッチ!」「いいから行け、楓士雄!」「こんなの俺達だけで十分だ!」坂田と鳳仙の二年、モンジがポイズン兵を殴り、道を拓いた。
「こいつでこじ開けるぞ!」鬼邪高の生徒が落ちていた梯子を拾い上げ、
「道開けやがれーーー!」シールド代わりにしてポイズン兵を跳ね除け、
「おりゃあ!」向きを変えてドアを破壊した。
「さぁ、行くぞ未渚美!」「おい、これ言わなきゃ始まんねぇだろ。」佐智雄の側近、小田島有剣が湧いてきたポイズン兵にこう告げた。
「まいどー、 殺しの鳳仙どす。」
その言葉を合図に、「行くぞーー!」鳳仙の生徒が一斉に走り出す。
「俺達も遅れてらんねぇ!行くぞ、未渚美!」「はい!」
その頃村山やオロチ兄弟は、
「ハァ、だいぶ片付いて来たな。」「意外とサクッといきそうですねー、先輩!」すると、「ん?何だありゃ?」そこに現れたのは、
「おいおい...とんだサプライズゲストかよ...!」村山は未渚美に連絡を取る。「コイツ、何者?」
「え...?これは、ソウジキハヌマーン⁉︎」『来たか、ガキども!』「チュウシャキシープ!どこにいるのよ!」『それは教えられんなぁ。ちなみに、外の奴らに遣わせたのはポイズン兵にトキシミックス獣の残留因子を注射した、リサイクルトキシミックス獣だ。能力は半減しているが、生身の人間を倒すには十分だぜ!』その矢先、ポイズン兵の中から、「ウソでしょ..」ウスバカゲロウゴーレム(リサイクル)が現れた。『さぁ、どうするガキども?大人しく逃げるのが得だぜ!』
「何言ってんだ...ここで逃げる訳ねぇだろ!ここは俺達の街だ!好き勝手されてたまるかよ!」楓士雄が高らかに叫ぶ。
「この街を汚した落とし前は、しっかりつけてもらわねぇとな。」司も続いた。
「おい!ここは俺達に!」「こんな奴、俺らで十分だよ!」そう言ったのは最大勢力「中•中(チュンチュン)一派」の頭、二年の中越大と一年の中岡昌平だ。
「俺も助太刀してやるよ..!」鳳仙四天王の切り込み隊長、シダケンも加勢した。
「分かった。先を急ぐぞ、サッチー!」「それやめろ。」
その後も、チータースピーカー(リサイクル)には、「俺達が行くぜ!」「見とけや鬼邪高魂!」「お前達だけでダイジョウブか?鬼邪高さんよぉ!」鬼邪高の「泰清(ヤスキヨ)一派」の頭、西川泰志と横山清史、鳳仙の仁川英明が、
ボクシングタウロス(リサイクル)には、「俺が行く。」「待てよドロッキー!」「お前は俺がいなきゃ何もできないザコか?俺はそうは思わん。」「安心しな、俺らもついてるぜ!」「芝マン...分かった、頼んだぜドロッキー達!」「さて...どうされてぇか、テメェ!」轟と側近の辻、芝マン、鳳仙の沢村正次が向かっていく。
そして、
「ようやく着いた!」「ここか。向こうの頭がいるってのは。」楓士雄や未渚美達は、チュウシャキシープがいる部屋の近くまでやっとのことでたどり着いた。
「あと45分...時間がありません!」「分かってる。ここのドアの先に、」司が突っ込もうとしたその時、「何だ!?」突然の後ろからの斬撃。振り返るとチェーンソーライノス(リサイクル)が。
「最後まで手加減なしかよ...!行くぞ、ジャム男、小田島。」「え!?司さん、相手は刃物持ってるんですよ!しかもあんなにデッカい体...「上等じゃねぇか。殺しの鳳仙の真価、見とけよ!」「誰に言ってんだか。」司と小田島は、斬撃を避けながらチェーンソーライノスに向かっていく。
「ヒィーーー!待ってください、司さーーーん!」
「今のうちだ!行くぞ、サッチー!」「分かった。」楓士雄と佐智雄は物凄い勢いでドアに向かっていき、
「「ハァァァァァ!」」見事ドアを蹴破った。
「ようやく来たな、ガキが!」「もうお前に逃げ場所はねぇ!大人しく諦めるのはお前の方だ!」「フン。テメェもテメェの仲間も、仲良く死ねェーーーー!」そう言うとチュウシャキシープは、「ヌガァ!」右手の注射器を、自分に突き刺したのだ。中のクスリが全て注入される。「ハハハハハ!これで無敵だーーー!」
「うるせぇ!行くぞサッチー!」「ああ!」二人はチュウシャキシープに思い切りパンチをする。しかし、
「何だ⁉︎」なんと二人のパンチは同時に受け止められ、「そんなんが効くかよーーー!」二人を突き飛ばして「グハァ!」「グッ!」鳩尾にカウンターを食らわせた。
「この野郎!」「おい待て!」楓士雄はチュウシャキシープに一心不乱に攻撃を仕掛けるが、
「無駄だ無駄だーーーー!」すべて受け流され、
「グっ!」「グハ!」「アァァ!」一方的にダメージを受け続けてしまう。
「やっぱり私が!」未渚美はガルブラスターを取り出そうとしたが、
「させねぇぜ!」チュウシャキシープが撃った光弾に弾かれてしまった。
「お前たちの仲間も、そろそろくたばる頃だな!」モニターに映し出されたのは、
「力が、入らねぇ...」「おいおいみんなー、どうしたのー!あーあ、あの掃除機さえぶっ壊せればいいのになー!」
「あぁぁぁ!耳が、耳がイテぇ!」「あのスピーカー...厄介だな...!」
「グワッ!石なんか投げんじゃねーよ、卑怯だろうが!」
「ガァァァ!」「澤村!グッ!こいつ、何なんだよ...!」
「あの刃物のせいで、まともに近づけねぇ。どうすれば...」「チッ。こんな切り傷、生まれて初めてだよ...」
苦戦する仲間の姿が。
「さあ、まずはお前からだ!死ねぇぇぇ!」チュウシャキシープが倒れている楓士雄に無情にも拳を振り下ろそうとする。
「楓士雄さん!」その時だった。
「何?」突然猛スピードで二人の人影がチュウシャキシープに向かっていき、
「ハァ!間に合ったみてぇだな...」「お前を倒すのは俺だけだ。その前に死んでもらっちゃ、困るんだよ。」拳を受け止め、「うりゃぁ!」「グハァァ!」チュウシャキシープを蹴り飛ばした。
「まさか...」佐智雄がゆっくりと体を起こしながら言った。「ラオウ、それに、須嵜...!」
そう、救援に駆けつけたのは-
鈴蘭高校最強の男で楓士雄と佐智雄のライバルであるラオウと、
かつて鬼邪高・鳳仙連合と壮絶な死闘を繰り広げた瀬ノ門工業高校の須嵜亮だった。
一方、司達の所にも、
「何でお前が...!」「勘違いするな。俺はお前達と正々堂々ケリをつける。その邪魔をするゴミを消しに来ただけだ。」須嵜の相棒、天下井公平が鎖を巻いた腕でチェーンソーライノスの斬撃を防ぎながら言った。
轟の所には、
「おい轟?そんなんでくたばる様な男だったかぁ、お前は?」「お前達は、江罵羅の...」轟をライバル視する江罵羅商業高校の「サメ」鮫岡章治、「風神」風見仁、「雷神」上成正人の三人が駆けつけた。
チュンチュンの所には、
「昨日の敵は今日の友とは、まさにこのことだなぁ。そうだろ?」「てめぇ、瀬ノ門の...まあいい。今回ばかりは、協力しねぇわけにはいかなさそうだな。」「とっとと決めるぞ..!」瀬ノ門の現頭、サボテンが。
泰清の所には、
「目には目を、歯には歯を、武器には武器をーーー!カマ高の戦い方、教えてやるよ!」「うるせぇなガンジー。卑怯さは相変わらずか?」「ガンジーの最初のセリフ、聞こえなかったか?俺らは武器を持たねぇ奴には拳でぶつかる新カマ高スタイル。まぁ、勝てば官軍だからなぁ...!」鎌坂高校の二大巨頭、氷室零二とガンジーが駆けつけた。
「いいかそこのバケモン。鈴蘭も今回のケンカ、買わせてもらったぞ!」モニターを見ると、
「ラオウさんに続けー!」「鬼邪高を援護しろー!」鈴蘭や瀬ノ門、鎌坂、江罵羅の生徒が建物の中にも外にも溢れかえっている。
「でも、どうして?瀬ノ門って確か、戦ったはずじゃ...」未渚美が率直な疑問を口にすると、
「あいつらに天下井が頭下げたんだよ。」須嵜が答えた。
「ウソだろ?あの天下井が?」「ウソじゃねぇ。天下井はどっからか今回の噂を聞きつけて、『助太刀がしたい』って、自分から言い出したんだ。兵力を大きくするために、自分から頼み込んだ。『俺はあいつらに、お前に教わった。金とか生まれとかに関係ない、本当の仲間が何かを。』って俺に言ってたな。」「なんだアイツ、ツンデレかよ!でもとにかく、ありがとな。」「アイツをバカにすんな。あと、そろそろ立て。」須嵜が楓士雄に手を差し出す。
「お?お前、ちょっと丸くなったんじゃねぇのか?」「黙れ。後でその面がどうなってるか、覚えとけよ。」
「私もいきます!」「おい、未渚美!まだ危ないんじゃ、」「私、皆さんに勇気とか、覚悟とか、色んなものを教わりました。今なら、自分を信じられる気がするんです。」「...分かった。見せてくれよ、未渚美の本気!」「はい!」
[CHANGE №4]「ガルガルチェンジ!」未渚美はガルガルピンクに変身した。
「すげぇ!これが未渚美のヒーローの姿...」「感心してる場合か、楓士雄。行くぞ。」「ああ。もっかいやるぞ、お前ら!」「「「おう!」」」五人はひるむことなく、チュウシャキシープに向かっていく。
「まさかの援軍じゃーん!これでアイツも...!」村山は突然の出来事にもいつものペースを崩さない。
「おい兄ちゃんたち!あの掃除機野郎は俺達がケリつける!残りのザコどもを頼んだ!」オロチ兄弟に従い、援軍は瞬く間にポイズン兵を蹴散らしていく。
「さぁて、これで終わりにしてやるよ!」オロチ兄弟はソウジキハヌマーンの如意棒が伸びてくるのをかわしつつ、「グラァ!」胸部にパンチを打ち込む。ソウジキハヌマーンも掃除機を構え、力を吸い取ろうとするが、
「先輩に何してんだよ..ぶっ壊す!」背後に回り込んでいた村山が、
「ハァ!」渾身のキックで掃除機タンクを叩き割った。
「これで、こっちのもんだなぁ!」
「グッ!また石投げて来やがった!」チュンチュンやシダケン、サボテンはウスバカゲロウゴーレムの飛行能力と、石での攻撃に苦戦していた。
「なら、これ使ってみるか。」サボテンはウスバカゲロウゴーレムに駆け寄り、
「ハァ!」思い切りジャンプし、 ガチャン! 手錠を片方掛けた。そのまま着地したサボテンは、
「これでどうだ!」もう片方の手錠を自分に掛け、ウスバカゲロウゴーレムを引っ張って妨害する。
「これで石も作れねぇ!」「一気に行くぞ!」
「ゴラァ!」「ハァァ!」中越と中岡、シダケンがウスバカゲロウゴーレムに一撃を浴びせ、壁に叩きつけた。
「一番厄介なのはあのスピーカーだ。氷室、ガンジー、いけるか?」「もちろんだよ。ゾクゾクするなぁ!」
「俺が引き付ける!」泰志が持ち前のスピードを生かし、動き回ってチータースピーカーを挑発する。
「ほらほら、こんなもんかバケモン!」チータースピーカーも追いかけていたが、遂に業を煮やしたのか、
「グワァァ!耳がーー!」泰志にスピーカーから音波を浴びせた。しかし、
「なーんてな。今だ!」「イヤッハー!」「これが、」両横に隠れていた氷室とガンジーが現れ、
「「カマ高のやり方じゃーー!」」持っていた鉄パイプで肩のスピーカーを全力で叩きつけた。そして、
「オラァ!」清史と仁川が音波が切れた隙を狙い、スピーカーを殴りつけ、破壊に成功した。
「よっしゃあ!」「これで怖くないぜ!」
「おりゃぁ!」「フン!」轟が回復するまでの間、風見と上成は見事な連携でボクシングタウロスの攻撃を捌き、攻撃し続ける。
「お前ら、何でそこまで...」「お前に勝つために決まってんだろうが。」「ここで死んじまって、俺らのリベンジから逃げんのか?そうは問屋がおろさないぜ、轟ィ!」
「フン。本当に馬鹿だ。だが、あれがアイツらなりの友情だ。面白れぇだろ?」沢村と共にポイズン兵と戦っていた鮫岡が言う。「鮫岡...ま、そうかもな。」
「グッ!」「ガバァ!」風神雷神にボクシングタウロスがカウンターを仕掛けようとする。その時、
「ゴラァ!」轟が手をクロスして受け止め、
「お前らの思い、受け取ったよ...まずは、
こいつぶっ潰してからだァ!」腕で拳を跳ね除け、
「食らいやがれブラァァ!」ボクシングタウロスの頬にパンチを決めた。
「司さん!これ使って!」ジャム男がどこからか鉄の棒を持ってきた。
「これで刃を防いでください!」「なるほどな。」
「ボーッとすんな。来るぞ。」チェーンソーライノスが振り下ろした刃を、
「「ハァァ!」」司と天下井が受け止め、
「「リャア!」」二人で腹部にキックを浴びせた。後ろに飛ばされたチェーンソーライノスにすかさず、
「俺も忘れんなよ。」小田島がハイキックを浴びせ、角を蹴り落とした。
「天下井、少しは強くなったじゃねぇか。」「なに、当たり前の話だろ?もう指は折らせねえからな。」「よく言ったもんだ。」
「ハッ!」「ウラァ!」楓士雄達四人は未渚美がとどめを指す隙を作るために、次々に攻撃してチュウシャキシープにダメージを与える。
「ならばこれを食らえーーー!」チュウシャキシープは楓士雄達に注射器から弾丸を撃つ。
「私が守る!」[2301 鎧武] 「この力で!」楓士雄達とチュウシャキシープの間に鎧武のオレンジアームズのアーマーが召喚され、回転して弾丸を弾き返す。
「まだまだ!」[139 ニンニンジャー] 「お返しだよ!」ニンニンジャーの力を使い、手裏剣型のエネルギー弾を飛ばし、「グハァ!」チュウシャキシープを攻撃した。
「何故だ...!何故俺が、お前らみたいなガキどもに!」「まだ分かんねぇのか。」
「俺達は何度も何度も仲間達とピンチを乗り越えてきた。命を賭けて戦ったムラッチ達の姿も見てきた。俺達の絆を砕けると思った時から、お前はもう負けてるんだよ!」「何だと...!」
「お前達は終わりだ!」楓士雄が、司が、轟が、泰志が、中越が、そして村山が、
「ハァァァァァ!!」それぞれ渾身の一撃を浴びせ、
「グワァァァ!」チュウシャキシープは吹っ飛び、リサイクルトキシミックス獣達は消滅した。
「未渚美!決めてやれ!」「はい!」
[04 FINISH ATTACK]
「ガルガルファントム...」ガルアローでチュウシャキシープを十字に斬る。そして、
「フィーバー...」「行けーーーー!」思い切り弓を引き、
「クルセイド!!!!!!」放つ矢は十字の中心に命中した。
「お前達...最高かよーー!?」チュウシャキシープは爆散した。
「お前ら...勝ったぞ...勝ったぞーー!」楓士雄が拳を突き上げると、
ウォォォォォ!全員が後に続き勝利の雄叫びをあげた。
「未渚美!」美咲達の部隊が廃工場に到着した。しかし、
「あれ?」大量にいるとされていたポイズン兵は一体もいない。
「どうやら全員倒されたみたいだな。一体誰が...」巻島も不思議がっている。「とにかく、未渚美を探そう!」
「ただの人間にあの大軍が敗れただと!?」「落ち着け。セノー、任せた。」「オッケー。行くぞ、ポリューションシステム!」
「もっとぶち上がってくぜーー!」チュウシャキシープが巨大化した。
「みんな!」「未渚美!元に戻ったんだね!」「とにかく行こう!」
『ガルガルガーディアンズ、出動!』
『ガルガル合体!』
ティラノ、ニンジャ、サムライが合体し、『完成!ガルガルクイーン!』
マジーン、フォーミュラ、ドラゴンが合体し、『完成!ガルガルロイヤル!』
「行くよ!」ガルガルクイーンがサムライマルで攻撃するも、
「効かねぇぜーー!」チュウシャキシープの毛が邪魔してダメージが入らない。
「だったらこれでどう?」ガルガルロイヤルがドラゴンの腕から炎を発射した。
「アァァァ!熱ィ!俺の毛がーー!だが問題ねぇ!」銃を構えようとするが、
「もう使わせないよ!」[2376 スラッシュ] 「どうだ!」スラッシュの力で五線譜が現れ、
「何ぃ!」チュウシャキシープを拘束した。
「今度こそとどめよ!」
『ガルガルクイーン•ブレイブストームフラッシャー!』
『ガルガルロイヤル•グレートアドベントダイナミック!』
「カッコ悪ぃ最期...逆にカッコよくねぇかーー!?」チュウシャキシープを完全に撃破した。
「私、行かなきゃいけないとこがあるんで。」そう言って私は、
「宴だアァァァ!」鬼邪高校の歓喜の宴にやって来た。佐智雄やラオウ、須嵜や天下井もいる。もちろん村山やオロチ兄弟達以外はコーラやジュースを飲んでいる。
「サボテン、テメェいい仕事したらしいじゃねぇか。」「お前こそな、小田島。」
「結局武器使うじゃねーか、氷室!」「あのバケモンには、あぁするしかねぇだろうが!それに、やっぱり武器でヤった方がいいんだよなぁ...そうだろ、ガンジー!」「激しく同意ーー!」
「強くなったじゃーん、轟くーん!」「フン。当然だろ、あの時とは違う。」「轟!今度こそ、お前をぶっ倒す!」「上成か。その時は、恨みっこなしだぞ。」「もちろんだ!」
「天下井。いい顔してたぜ。」「元からいい顔だが?」「あぁ?」「冗談だよ。とにかく、また勝負しようぜ。拳でな。」「返り討ちに決まってんだろ。」
「おい、楓士雄...」「どうした、須嵜?」「お前達の決闘...俺も混ぜてくれないか?」「もちろんだよ!なぁ、サッチー、ラオウ!」
「いいぜ。その前に、ラオウに勝ち越してからだな。」「フン。それじゃ二度とアイツとは戦えんな。」「それはどうかな?」
「ってことで、オッケーだぜ!」「あ...ありがとう。」「もっとデカい声で言ってみろよ?」
「ありがとうっつってんだろ!」
「楓士雄さん。」「おぉ、未渚美か!」「ありがとうございました。おかげで助かりました。」「お礼言うのはこっちの方だよ。お前のおかげで、街を守れた。頑張れよ!これからも。」「はい!」「よーし、今日は朝まで騒ぐぞーー!」
「美咲さん、やっぱりこれはこうした方が...」「そうかな?でも、確かに未渚美の言う通りかも。」
「未渚美、最近自分の思ってることちゃんと言えてるんじゃない?前より笑顔も増えたし。」「そうですかね、柚葉さん?」「何かあったの?」
「...いえ、何も!」「えー、教えてよー!」「教えません!」
あの二日間は、私にとって大切なモノになった。私だけの、秘密の友情。
ご覧いただきありがとうございました!今後もコラボ、やるかもしれませんね?(作者の気分次第ですが)次回もお楽しみに♪
[鈴蘭高校] 鳳仙学園のライバルで、戸亜留市最強の不良高。現在は史上最強の男、ラオウの一派が最大勢力である。以前鬼邪高•鳳仙連合に協力しており、楓士雄と佐智雄に加え、ラオウの間にも友情が築かれた。
[瀬ノ門工業高校•鎌坂高校•江罵羅商業高校] S.W.O.R.D 地区にある強豪不良高。以前天下井と須嵜の指揮のもとで『鬼邪高狩り』を行ったものの、鬼邪高•鳳仙•ラオウ一派の連合軍に敗れた。現在はそれぞれ正々堂々リベンジを果たすために励んでいる。
本日の先輩ヒーロー
[仮面ライダー鎧武] 葛葉紘汰が戦極ドライバーとオレンジロックシードを用いて変身した姿。謎の世界『ヘルヘイムの森』から現れる怪人『インベス』と戦った。
[手裏剣戦隊ニンニンジャー] 『ラストニンジャ』と呼ばれる男、伊賀崎好天の孫達によって結成された戦隊。かつて好天が封印した『恐れの力』で恐怖を生み出す『牙鬼軍団』と戦った。
[仮面ライダースラッシュ] 『仮面ライダーセイバー』に登場する、大秦寺哲雄が音銃剣錫音とヘンゼルナッツとグレーテルワンダーライドブックを用いて変身した姿。
本日のトキシミックス獣
チュウシャキシープ 『注射器』と『羊』の要素を併せ持つトキシミックス獣。注射器に込められた液体を注入し、人を凶暴化させる力を持つ。また羊の毛により、防御力も高くなっている。