前回のあらすじ
トキシミックス獣から未渚美を救い出し、未渚美はガルガルピンクとなった。四人になったガルガールズの勢いは止まらない!
今日は、みんなで竹下通りにショッピングに来てます。
「ちょっと来ない間に、新しいお店がいっぱい!」「あ!あそこ、オヒルナンデスで見たよ!」「こっちのお店はグラつく土曜日のご褒美グルメで出てました!」「はいはい、お金は無限にはないんやから、どれか選びやー。」四人で盛り上がっていると、
「あれ?あの子、鞍馬(くらま)桜花ちゃんじゃない?」「え?誰や、その子。」「ももちゃん知らないの?真無双クラスって番組に出て、今話題になってるんだよ。『コミュ力お化け』ってあだ名がつくほど、とってもフレンドリーなキャラクターが人気みたい。」柚葉が説明する。「へー。」「しかも、インスタのフォロワーは150万人!」「150万!?今まで知らんかったんが不思議なくらいや。」
「ねぇ美咲、サインもらいに行こうよ。」「でも向こうはプライベートだよ。ちょっと失礼なんじゃ...」「上手くいけば一緒に写真も撮れて、私達もバズッちゃうカモ!」「あのねゆず、そんな甘い考えが通用するわけ「行きましょう、美咲さん!私、桜花さんにファッションについて教えてもらいたいんです!TGCのランウェイを歩いた桜花さんなら、きっと良いアドバイスをくれるはず!」「未渚美まで...」「ということで、色紙を買ってレッツゴー!」やれやれ。
「あの、鞍馬桜花さんですか?」私が尋ねると、「うん。そうだけど、なーに?」「よかったら、サインを...」「サイン?やったー、今日で5人目!」「あの、後ろの友達にも...」「ホントに?一日で8つもサイン書けるなんて、もう最高!」そして私は驚いた。桜花さんのヒーロー指数が、1402と出ていたからだ。これは柚葉や百花、未渚美よりも高い。「どうかしましたー?」「いえ、何とも...」
「なーんだ。私の可愛さにビビってんのかと思ったー。」え?テレビやYouTubeの桜花さんは、もっときちんとして謙虚なイメージだった。こんな人が、本当にヒーローになれるの?そう思った矢先、桜花さんは柚葉を見て、
「あ。さっき私のこと見てブツブツ言ってた人ー!マジやめてくんない?私がいるってバレて、人だかりができたらどうするつもりなのー?みーんなよかちゃんに見とれちゃうじゃーーん!」「ご、ごめんなさい...」「ちょっとー、私が本気で怒ってると思ってんのー?真面目過ぎて草。これだからオタク女子は嫌いなの。」
さらに、百花には、「まだ私のインスタフォローしてないのー?時代遅れの極み。あんたの歌より、私の写真一枚の方が影響力あるんだから。」未渚美には、「え?そんなんでアドバイスもらいに来たの?激ダサ。私が3才のときのファッションセンスでちゅよ、未渚美ちゃ~ん。」
いくら何でも酷すぎる。「あの、友達のこと悪く言うの、止めてもらえます?」「だってホントなんだもーん。」「テレビやYouTubeでは、あんなにきちんとしてるのに。」「それはキャラ。ああやってしてた方が、オジサン達はホイホイやってくるの。」「こんなことしてたら、いずれボロが出ますよ。」「いいもーんだ。どうせアンタが今日のことSNSで言っても、私のかわいい子猫ちゃん達に猫パンチされるだけよ。じゃ、バイバーイ。」そう言って桜花さんは行ってしまった。
「自分で協力を申し出ておきながらあのザマ?どういうつもりよ、イワーイ!」「その件はすまなかったな。まさか、私の能力があんなに早く特定されるとは思わなかった。」「じゃあ今回もトキシミックス獣の錬成はお預けね。始めるわよ、アパマーダ。」
『『出でよ、トキシミックス獣、ジョロウグモシルフィ!』』
「なるほど、そんなことがあったんだね。」「そうなんです、スバにぃさん。正直、桜花さんには幻滅。SNSのフォローも外しちゃいました。」「ああいう人は、自分への批判さえも自己プロデュースに利用する。炎上商法なんて慣れたものなんだろう。」「亮吾さん、そんなことまで知ってるんですね。」私が言うと、
「ああ。昔親戚が炎上系ユーチューバーをやってたからね。」衝撃の告白...その時、
「みんな!トキシミックス獣が現れた、現場に急行してくれ!」「了解です、アイクさん!」
「ほーほっほっほ!アタシがこの街のもの、もっと美しくしてあげるザマす!」トキシミックス獣、ジョロウグモシルフィは、街の食べ物を毒々しい色に変え、マネキンが着ている服を糸まみれにしたり、発生させた風で切り裂いたりしていた。
「街のみんなの楽しい時間を邪魔するなんて、ありえない、許せない!」「そうだね、ゆず。みんな、行こう!」
『『『『ガルガルチェンジ!』』』』私達はガルガールズに変身した。
「あなた達がガルガールズね。ポイズン兵、やっておしまい!」
私達はそれぞれの武器を召喚し、
「セイ!」「ハッ!」「どうや!」「フン!」あっという間にポイズン兵を全滅させた。
「やるじゃナーイ。これならどうかしら!」ジョロウグモシルフィは糸玉を発射し、
「キャッ!」スカイブルーとピンクに当たった。
「何これ、ネバネバしてて全然動けない!」「オホホ!無様な姿ね、そのまま倒れなさい!」ジョロウグモシルフィが攻撃を仕掛けようとするが、
「させない!」[2181 龍騎]私がガルブラスターから召喚したのは、仮面ライダー龍騎の契約モンスター、ドラグレッダー。二人についた糸を焼き払い、ジョロウグモシルフィにも炎を浴びせる。
「あぁぁもうイライラするわね!これでも食らいなさい!」ジョロウグモシルフィはさらに突風を発生させる。
「美咲に頼ってばっかじゃいられない!」[2182 ナイト]『FINAL VENT』『飛翔斬!』スカイブルーは仮面ライダーナイトの必殺技、飛翔斬を発動した。
「ハァァァ!」しかし、突風を相殺するだけに終わってしまった。
「このままじゃ埒が明かない!」そう思ったとき、
「あれ?桜花さん?」隊員達が避難させている人の中に、桜花さんを見つけた。
「みんな!桜花さんに一緒に戦ってもらおう!」「何言うてんねん!この前あんなに馬鹿にされたんやで、協力できるわけないやろ!」「でも今はそれどころじゃないでしょ!」私は百花の反対を押し切り、亮吾さんが持っていたガルブラスターのケースをもらって桜花さんの所へ行った。
「桜花さん!一緒に戦ってください!」断られることも覚悟の上だった。しかし、
「うん。全然オッケー。」桜花さんはガルブラスターを手に取り、
[CHANGE No.5]『ガルガルチェーンジ!』ドラゴンがモチーフの紫のスーツを身に纏った。
「さあ、行きましょう!」その時だった。何と桜花さんはスマホと自撮り棒を取り出し、
「みんな~こんにちは!よかちゃんだよ~!」インスタライブを始めた。
「みてみて~!何とよかちゃん、変身しちゃったー!」「何してるんですか、桜花さん!そんな暇ないでしょ!」
「あの子から片づけてあげるザマす!」桜花さんに突風が迫る。
「桜花さん、危ない!」私はとっさに桜花さんの前に立ち塞がり、
「キャァァァ!」突風のダメージを受けてしまった。
「ありがとねー。私のインスタライブ、邪魔されちゃうとこだったー。」「いい加減にしてください!人の命がかかってるんですよ!」私が桜花さんに突っかかる間に、
「とんだ邪魔が入ったザマすね。今日はこの辺で失礼するザマす!」ジョロウグモシルフィは逃げてしまった。
「ちょっと桜花さん!」「ごめんねー、この後お仕事が入ってるの。バイバーイ。」桜花さんは変身を解除すると、ガルブラスターを持ったまま行ってしまった。「美咲さん、僕がもっとしっかりしておけば...」「亮吾さん、悪いのは私です。気にしないでください。」
戦いから帰った翌日。私と亮吾さんはたいくくんに事の経緯を報告した。「そんな人にガルブラスターを渡してもうたんか!?すぐに回収せんと、何するか分からんで!」「ごめんなさい、今から桜花さんの所に...」すると突然、
「美咲!」柚葉が飛び込んできた。「このニュース見て!」柚葉が見せてきた記事には、
[鞍馬桜花大炎上!JKトップモデルに何が!?]という見出しが大きく載せられていた。
ご覧いただきありがとうございました!桜花ちゃんが炎上した理由とは...次回もぜひ読んでください!
本日の先輩ヒーロー
[仮面ライダー龍騎] 城戸真司がVバックルとドラグレッダーのカードデッキを用いて変身した姿。鏡の世界『ミラーワールド』に巣食う『ミラーモンスター』や自らの願いを叶えようとする他のライダー達と戦った。
[仮面ライダーナイト] 『仮面ライダー龍騎』に登場する、秋山蓮がVバックルとダークウィングのカードデッキを用いて変身した姿。