目を覚ますとそこには見慣れた白いモフモフがあった。
「・・・・・・・・・」
15年コイツと一緒に過ごして来たんだ、当然この後どうするなんて
分かりきった事だ
そして俺は寝ているコイツの頭をわしゃわしゃと撫でた
「ふにゃぁあああああぁぁぁぁあああ!!!!もう!何するんですかあ!
人が気持ち良く寝ていたっていうのに」
顔を赤くしながら声を上げていた彼女と目を合わせ、少ししてから
その顔からぽつり、ぽつりと涙を流しながら、
「あ・・あああ・・」
「い?」
「生きて・・・る・・?」
その言葉に俺は
「うん」
と返答した。
それを聞いてフブキは涙を流しながら俺に抱きつき、
肩に顔をうずめた。
「本当に・・心配したんだから・・・」
肩が涙で濡れているを感じ、
生きている事を実感する・・
俺の守りたい物を守れたのだから・・・
一つ言うと俺には親が居ない。
昔、俺の幼い時に俺を残して死んだ・・・
あの頃は本当にフブキや皆に助けられたな・・・
親が死んだなんて、あの頃の俺には辛かった・・・
心を閉ざした俺を救ったのはフブキなのだから
フブキが居たがら今の俺がある。
そして俺を支えてくれているおじさん達・・・
正直、俺はフブキの隣に立つのは難しいものと思っていた・・・
だから・・もう・・・失いたくない・・・
そんな思いがあの時俺を動かしたんだろうな・・・
それと同時にフブキの隣に立っていいという自覚もできた・・・
「助けてくれてありがとう・・・・龍斗・・」
フブキが俺を庇った時・・正直・・死んでしまったと思ってしまった・・
でも・・フブキが今、生きている・・それを感じるだけで
俺は安心できる・・フブキを守れたったていう自覚で心がいっぱいだった・・・
みずしまりゅうと
「水島龍斗・・・」
住宅街角竜型モンスター襲来事件
星12に値する角竜型モンスターを襲われた女子高生とその知人が対処、討伐。
同じランクの事件にしては被害が非常に少なく、モンスターの体には大きな穴が空いていた。
ギルドはその二人に事情聴取を行う方針にしている。
「しっかしランク12のモンスターを相手に圧倒ですか・・・
同じランクの三人出してもかなり被害を抑えるのに苦労するのに・・・」
「彼らへの対処・・・どうしますか・・・」
「うちの所で預かろう。彼は力の使い方をわかってはいない、まだ経験が足りない」
この事件はギルドのハンターでもない者がほぼ単独で討伐したと言う偉業が達成され
ギルドマスター達は大慌てである。
ハンターとモンスターにはランクがありそれぞれ12のランク(星)で分けられている。
普通はモンスターは5~6であり、ハンターは6が平均である。
12はかなり希少である。
しかし、モンスターには更なる位置付けがあり、それを
「特級」 さらに上の「災厄」がある。
「特級」は街一つレベルの対処がいり、
「災厄」は国、もしくは世界レベルの戦力による対処が必要になる。
もちろんこんな化け物を相手にするにはハンターの中でも最高のランクである、
「魔剣士」があるのだが、現在かなり少なくなっており、危機的状況である。
「彼にはウチの学園に来てもらう、力があってもその使い方を知らないと使いこなせないからね」
スーツ姿の彼はそう言うと解散の合図と同時に姿を消した。
「もう~三日も目を覚まさないからウチ心配したんだよ~」
「ころも倒れたって聞いてめっちゃ驚いたからね!」
「でも、今は目を覚ましてくれて僕は嬉しいよ~」 (ナデナデ)
今喋った奴等を上から順に説明すると
大神ミオ、俺達と同じ学校でフブキと幼なじみ
戌神ころね、一つ年上なので俺はころ姉と呼んでいる、こちらも幼なじみ
猫又おかゆ、ころ姉と同い年でおか姉と呼んでいる、もちろん幼なじみ
あれから三人が立て続けで病室に来た。
そしてフブキも負けじと俺にくっついてくる
「ここ、病院なんだからあまり騒がないでくれよ」
そんな話をしていると俺を治療した医師が来た。
「おっ、目を覚ましたかい。病み上がりな所悪いが君に会いたいと言う人が居るんだか
いいかね。」
俺に?正直なフブキ達以外に知り合いは居ないはずだか・・
「あれ?龍斗に知り合いなんていたっけ?」
フブキがそう言うと医師は
「あっ君らを一方的に知っているだけなんだ。通していいかな。」
一方的に、か。正直会いたいなら会ってみるか。
そんなわけで俺は医師の相談に頷いた。
「失礼するよ・・・あれ、何でおかゆ君達が居るんだい?」
「あっ団長。何でって僕等は龍斗の幼なじみだし・・」
「そうだよ~だからお見舞いに来てるんだよ~」
どうやらおか姉達の知り合いらしいがおか姉達何してんだ?
てか団長って・・・まさかな。
「てか自己紹介しないと龍斗分かんないよ~」
「・・・そうだね。申し遅れました。僕はギルド『聖騎士の剣』のギルドマスター、
やまぐちまこと
山口誠と申します。本日はあなた達をギルド付属高等学園へのご編入を提案しに来ました。」
はい、と言うわけでゲマズ出しました。
さて、投稿はまた来週だな(・・;)
解説
大神ミオ:龍斗とフブキと同じ中学校に通っており上の通り幼なじみ。
戌神ころね:龍斗より一つ年上の高校生。もちろん幼なじみ。
猫又おかゆ:ころねと同い年で同じ高校に通っている。もちろん幼なじみ。