異世界スッゲーD×D 作:D×D大好きッ!!
プロローグ どうして異世界転移からこうなった!?
………異世界。そんな言葉に夢を持つ子供は数多いだろう。
特に男は数多いだろう。異世界に勇者召喚されて悪の魔王を対峙するなんて、少年が一度は夢見るロマンの筆頭格だ。
そして俺は、そんな異世界に転移したことがある。
きっかけは中学二年生の夏休み。つるんでいるアホ共のお目付け役も兼ねて、夏休みに海まで言った時のことだ。
……いや本当にあほだった。女にもてたいという、これまた男なら大抵の奴は一度は夢見てこじらせる類と、思春期故の性欲が見事に暴走したタイプ。
モテたいなら女子に好かれる男になるべきで、女にだって男を選ぶ権利がある。にもかかわらずエロ本を堂々と読みふけるは女の着替えを除こうとするわと、とにかく面倒な連中だ。絶対に警察の世話になるタイプだな。
とはいえ気のいい連中だし、両親の遺品を間違えて落としたときに一緒になって探してくれた奴らでもある。なのでまぁ、警察に捕まった時は容赦なくすべて話すが、出所後に生活基盤が整うまで部屋を間貸しするぐらいはしてやってもいいと思っている。
それぐらいには、向かいの家に住む兵藤家には世話になっている。そして数少ない男友達である、その息子の兵藤一誠や悪友の松田に元浜のことも評価している。
……性欲をうまく制御できれば、絶対に彼女の一人ぐらい作れる連中だ。実際高校生になってからはガス抜きができまくっているので何とか抑えれていることから、評価はそこそこある。
……そう、俺は両親を失っている。厳密にいえば俺と一つ離れた妹の二人はだが。
どうも婚姻関係でひと悶着あったらしく、その件で親族が集まった時に家事でまとめてという流れらしい。その際俺と妹を連れていくか悩んでいたところ、向かいの家に住んでいる兵藤家がたまたま知って預かってくれたおかげで難を逃れたのが俺達だ。
家がそこそこでかいことと、結果として大量の遺産が転がり込んできたこともあり、身元引受人として兵藤家には世話になっている。向かいの家のイッセーはさっきも言った女の敵だが、ガントリークレーンがひどいだけで良物件の素質もあるから妹もなついているしな。
で、俺がそんな形で変態達のお目付け役として海のナンパに付き合った時、気づいた時には俺とイッセーは異世界に転移していた。
これでヒロイックサーガが始まると思ったらとんでもない。そこは人っ子一人いないような異世界で、俺たちは本気で死にかけた。
俺が知識を収集するのが趣味でサバイバル関係も収集していた事、そしてイッセーが思った以上のタフでそれを実行に移せたことが大きい。俺は当初パニック状態だったが、イッセーが頑張ってくれたことで知識を活かせたところがあるからな。
そして丸二日ぐらいたったとき、俺たちは一人の女性と出会い、此処が異世界だと知った。
彼女曰く、何でもその世界ではそういう事例が百年周期レベルでたまにあるらしい。あと人っ子一人いないような世界だったのは、世界大戦と巨大隕石のダブルコンボを喰らったからとか。
幸い転移の原因である空間の歪みが残っていることもあり、彼女の協力もあって俺たちは何とか生還。そのついでに引っ付いてきた彼女を兵藤夫妻に紹介し、俺の遠縁の親戚という名目で、彼女は地球に根を張った。
その後は株式取引などを瞬時に理解し、法律すれすれの情報収集で素早く金を集めている。ちなみにある程度家に落としてくれているけど「経済は使って回さないと発展しない」との理屈で、匿名で有望な中小企業に融資するあしなが小父さん……もといお姉さんをやっているらしい。結果も出てきているとか。
そしてそんな彼女のおかげでイッセーたちも女子に迷惑をかけることはなくなり、約三年弱たつころには―――
「
「お兄ー。イッセー兄ちゃんたちが来るまで性欲持てあましてるから、アナル突っ込んでー?」
「真剣に一遍死んでくれないか」
どうしてこうなったということになっていた!
いや、どうもレーカの世界では性風俗関連が遺伝子工学技術の発達に伴ってかなり緩くなっており、レーカ自身デザイナーズチャイルド。しかもトレンドで竿までついている。
そんな女が性癖の発散という利益が一致したことで、放出しまくってイッセーたちが覗きをしなくなったのはいいことだ。俺もご相伴にあずかっているしあまり偉そうなことは言えない。
いえないけどね!? 言いたくなるんだよ!!
妹の
イッセーたちもエロ本やエロゲは普通にやってるし! 十分問題だからなこれ!
「ああもう我慢できるか! 今日まだ土曜だし、俺は一杯ひっかける!」
呑まずにやっていられるか!
未成年飲酒も犯罪だって? うるっさいよバーカっ!!
「三矢大変だ!? 大変で大変だ!?」
「落ち着け松田! とにかく大変なんだ!」
「元浜も落ち着けよ。俺が告白されることの何がおかしいんだ!」
その直後、俺は家に突入してきた(合鍵は渡してある)松田・元浜・イッセーの三人のつるべ打ちに、飲みかけていた酒(自家製・もちろんさらに違法)を拭きだした。
「「えぇええええっ!?」」
「はぶぁっ!?」
そしてびっくりして飛び出してきた、三鈴とレーカの二人に吹っ飛ばされた。
そう、この時はまだ、何も知らなかった。
この俺、
俺の悪友たる兵藤一誠が、とんでもない物を宿していることも。
俺と三鈴の兄妹が、別の意味でやばい宿し方をしていることも。
……そしてこの世界が、わずか二年足らずでさらに三つの異世界と繋がりを持つことになることも。
いや、分かるわけないだろぉっ!!
導入を手早く済ませるスタイル。
とりあえずこの作品は「異世界に巻き込まれまくって変化するD×D」を作る気なので、原作ファンではありますが原作に都合の良すぎる展開ばかりにはならない予定です。
具体的には「バタフライエフェクトで悪役になる原作味方キャラ」とか「超強化される敵キャラ軍団」とかになるので、そのあたりはご了承を!!