『黒腕』の孫として転生したんだけど……   作:赤い靴

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10話目です。

話的に分割した方が良いかも……と思い、そうしました。
今回は文量が少ないです。

ボックスイベとポケモンがいけないんや(逃避)

最後まで読んでいただければ嬉しいです!!


第10話 救済の技法 ①

「何故だ!?私は『魚人島』にゆきたいのだ!!」

 

「それは……いくら我々でも、不可能に近い……。あの海域は四皇の一角……白ひげの縄張り……。無理ですよ。貴方の命がいくつあっても足りない……」

 

 怒る天竜人に青キジは杭を刺す。

 

 聖地マリージョアでターゲットを回収し、丸1日経った。

 現在この船はシャボンディ諸島に向かっている。

 

 本来ならば、天竜人用の船があるのだが、わざわざ海軍の軍艦を指定してきたのだ……。

 まさかと思っていたのだが……ここまで愚かとは……。呆れてしまう。

 

 豪華な客室。高価な机を対として、僕らはソファーに座る。

 僕の隣は青キジだ。その本人は何度も腰の位置を変えている。このフカフカなソファーに座りなれていないようだ……。……。ざまぁあああああああ!!

 

 天竜人から『目的地』の相談?を受け、僕は大将の指示により強制的にココに居る。

 場違いなのは知っている。これも高みに征く為の試練なのだろうか?意図がまったくもって分からない……。そう、不明なのだ……。

 

「その為の海軍だろう!?私は『今度こそ』!行かねばならないのだ!!!」

 

 青キジの反論を受け、さらにボルテージが上がる。僕の顔に唾が飛びそうだ。

 

「はぁ……。では、ミョスガルド聖……。今から1時間後に再び尋ねに行きます……。貴方の思いが変わらないのであれば……魚人島に行くとしましょう……。しかし、覚悟をして下さい……必ず血が流れ、死人が出ることを……」

 

 青キジは淡々とそう言い立ち上がる。

 あ、話が終わったんやな……。じゃあ僕も……。

 

「あぁ、ゼラ少佐……。キミはココに居なさいや……。説得出来たらコッチに来なさいや……」

 

 どこか冷たく、そしてダルそうに告げ、客室を後にした。

 

「……。そこの若い海兵……。私の思いは変わらないからな!!」

 

 天竜人こと、ドンキホーテ・ミョスガルド聖は熱い眼差しで言い放った。

 

 

 

 ◇◇◇◇

 

 

 

 ドンキホーテ・ミョスガルド聖──

 今から3年前、ジンベエの王下七武海の加入により解放された『元奴隷の魚人』を、回収すべく魚人島に向かい、訳あってオトヒメ王妃によって『人間』となった天竜人。

 

 ああ……思い出した、思い出した。部下を守ためピリピリしていて気付かなかった。

 だが待てよ……『人間にしてもらった』と声を上げ、マリージュアにてしらほし姫を守ったのは、今から7年後……。ひょっとすると、ひょっとするかもしれない……。

 

 今の彼が『どの立ち位置』に居るのか知らないといけない。

 だから僕は、無知を装い、あまりにも失礼だが質問した。

 

「魚人の奴隷目当てですか?」

 

 奴隷を強調して僕は言った。

 ミョスガルド聖の態度は分かりやすいほどに変化した。

 激怒すると思いきや、その逆。俯き、涙を流した。

 

「え!?あ!すみません!!!変な事を言いました!!」

 

「いい……いいんだ……若き海兵……。そうか、やはり我々は『そういう目』でみられるのだな……」

 

「貴様!!なんのつもりだ!!この方は……!!」

 

 黒いスーツに身を包む男のボディーガード(秘書?)が僕に怒鳴りつけるが、ミョスガルドがそれを制止した。

 

「少し……この部屋から出て行って欲しい……!私は、この海兵と話したいのだ……」

 

「ですが……はっ。では、大将青キジと共に参ります」

 

 その男は出て行った。これで、室内は僕とミョスガルド……2名だけとなった。

 

 何がしたいんだ?

 理解できず、僕は姿勢をより正し、彼の一言に耳を傾けた。

 

「まだ青き、純粋な君に聞いて欲しいのだ……」

 

 僕に視線を移し、何度も口ごもり、ついにその彼は言った。

 

「私はどうすればよかったのだ!!!教えてくれないか!?若き英雄!!!」

 

 涙を流し、鼻水は垂れ、顔面を歪ませミョスガルドは叫んだ。

 

 僕はなんとなく、そう、なんとなくだが理解した。

 彼のこの3年間、それはまさに地獄のような状態であったであろうか……。

 

 天竜人。そして年の差。あらゆるプライドをへし折りミョスガルドは慟哭した。

 

 いや、プライドなど、とうに捨てたのかもしれない。

 

「こんな僕であれば……どうぞ……」

 

 僕は深いため息を、音を消して吐いた。

 全くもって度し難い……。

 




お疲れ様でした!

天竜人、ミョスガルド聖との絡みです。
どうなっていくんでしょうねー?

ここで補足。

ミョスガルドはゼラの事を『若き英雄』と言っています。
何故そう言うかといいますと、下界の新聞を読んでいるから、です。

これだけです。どうでも良すぎて、補足もクソもありませんね…

~以下ハイパー蛇足~

最後の『度し難い』。MGS2のキャンベルと、メイドインアビスにやや影響されています。

僕の脳内では、メイドインアビスの2次創作がぽはぁん、と浮かんでいますが、その内容が、ボ卿が白笛になるまで、とか言う誰得な内容なので……、気が向いたら書くかも知れません。
数学好き狂人オリ主と、実験好き狂人ボ卿が深淵を目指す!!面白く無いですね、はい。

なんかグダグダ書きました。ごめんなさい。
今回はここまでです。

ではまた~
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