ワンピースへの熱が再び点火したので、書いていきたいと思います。
最近のジャンプが面白すぎて困る……。
臨時会議から三日後。
海軍本部はざわついていた。
「青キジさん!!!起きてください!!ゼラ少佐が……!!」
「んなぁ~。なんだってんだい……人が気持ちよく寝てるっていうのに……」
青キジは椅子にふんぞり返り言う。
その様子に驚愕しつつも、若き海兵は続けた。
「モモンガ中将より連絡が!!ゼラ少佐が…七武海、ボア・ハンコックにより
「……あららら」
◇◇◇◇
時を遡ること5時間。
「モモンガ中将。本当にここでいいんです?来る気配が無いですが…」
「相手は女帝。しかも我が道を征く女……。警戒を忘れるな」
「と、言いましても……」
臨時会議。環形のダリウス捜索のため、王下七武海を招集する事になった。
相手が相手だ。世界を一変してしまう程の脅威を持っている。
たとえ屈強な海賊団といえど、人の子は人の子。ダリウスのウイルスに対し、対抗できる程ではないだろう。
ダリウスに対しても多額の懸賞金が高く掲げられた。
ここは迫りくる日に向け、手を取り合う、といっていた。
だが……
待ち合わせの時間から4時間は立っている。しかも
幾ら海軍の戦艦の底を、海楼石で加工しているにも関わらず、海王類が二度も襲来してきた。
それもまぁ、僕とモモンガ中将で仕留めたからいいんだけど……。
原作ではボア・ハンコックはルフィと出会い……とストーリーが進行していく。
ルフィが海にでる年だから……いまから四年後だよな?
つまり今、出会うハンコックは、僕が知るより四年前の存在──
きっと性格がドぎついのだろうなぁ……
「モモンガ中将!!十時の方向から船が!
僕らの上。見張りをする海兵がモモンガ中将に言う。
「ようやくか…」
やや苛立つモモンガ中将は部下に「配置に付け直せ!」と命令する。
かくいう僕は、悠々自適に中将の横に着く。
今回は王下七武海と関わるので、エレナとアルターは置いてきた。
なにかあったら困るからな。
そこから二十分も待たず、九蛇海賊団は海軍の戦艦の横に着いた。
「ほぉ~中々やるね海兵さん。海王類を、しかも二体仕留めるだなんて」
甲板から顔を出す女海賊は言う。
「仕方あるまい。我々海軍は、お前たち九蛇と政府の協定によって、女ヶ島の海岸から三キロ以内の侵入を禁止している。それ故、我々は
中将は不機嫌そうに言う。
そりゃそうだ。海王類の皮膚は大砲を弾くほどに、硬く柔軟だ。
だから僕とモモンガ中将は、海王類の口の中に自ら入り、内側から斬りつけた。
あの『刀』もあり、剣術を最近習っていてよかった、と思う。でなければ、消化されつくしてしただろう……。
「そうね、ご苦労なこった……。で?私たちに何用で??」
「そうよ、そうよ!」
「ヒェー!久しぶりに見た男ね!九蛇の旗を見れば、その辺の男どもは逃げたすって言うのに!」
どうやら歓迎はされていないらしい。
つうか、『私たちに何用で』だ?
九蛇海賊団。その船長であるボア・ハンコックは部下にこのことを知らせてはいないのか??
その状況をゼラと同時に察したモモンガ中将は、ことの経緯を一から話かける。
環形のダリウスのこと。
行方をくらまし、一つでも多くの『眼』が必要なこと。
そして最後に、彼の思惑。ウいルスによる世界浄化のこと。
「このことについては政府も動き始めた。これが良い例だろう」
モモンガは、新聞を九蛇海賊船に投げ入れる。
それを華麗に受け取り、女海賊は新聞に集り掛けた。
小さい悲鳴が聞こえる。
ようやく、今の状況を飲み込んでくれたのだろう。
そんな中、妖艶な一声が掛かる。
「……誰じゃ一体……わらわの通り道を……妨げる愚か者共は!!」
その声に九蛇海賊のクルーの視線が一気に向く。
「申し訳ございません……!!あ…あまりのニュース内容でしたので……!!」
「お気をつけなさい……」
カツンカツンと音を鳴らせ、近づいてくる。
あれが……海賊女帝…
今から六年前に、たった一度の遠征で『八千万』の懸賞金がかかり、七武海の一角となった存在──
「全くもって面倒な者達じゃ……」
彼女は口を開く。
「その環形のダリウスとやら…。もとはと言えば、そなた達の汚点ではないか?故に、わらわは、手を貸さぬ…。だが、そなた達の積み荷は欲しい──」
ハンコックは首を少し傾け、胸を張り、さも当然のように言った。
いや、最後のは無理だろ……。いくら何でも我がまま過ぎる……。
「それ急げ♡」「どんどん持ってこい♡」
「すべてあげたい!貢ぎたい!!」「なんて美しいんだ♡」
「おい!!お前ら!!何やってんだ!目を覚ませバカども!!」
僕は目がハートに成っている海兵に対し言う。
普段の調子の僕ならば、絶対にハンコックの魅了にかかっているだろう。
がだ、頭の中はクリアだった。
赤イヌによって焼かれた脇腹が、未だ激痛に苛まれているかもしれない。
あるいは、この『抜けない刀』の所為なのかもしれない。
つまり今の僕は、最高に冷静でいられる……というわけだ。多分。
今なお、モモンガ中将はハンコックと対話をしている。
だが、雲行きはとても怪しい。
「こういう結末はどうじゃ?わらわを呼びに来た海兵たちは、摩訶不思議な事件に巻き込まれ、身体が『石』になり全滅した……」
やべぇ!!このセリフは原作で聞いたことあるぞ!!
「オマエら!自我を保て!!」
僕は咄嗟に言う。
だが、かなしきかな。
軍艦に乗り合わせた海兵は、ゼラとモモンガを除き、皆が異様な光景で石化してしまった。
『メロメロ
「なるほど…痛みで邪心を打ち消したか……」
ハンコックは、手にナイフを刺すモモンガ中将にそう言う。
そして、ゼラに視線を合わせて──
「そちは、
はい??
いま、僕のことを『オナゴ』って言いましたか???
「さて、部下を失ったな海兵?……そうだ、少しわらわと、
出来上がった石造に対し、虫を見るような視線を送るハンコックは、モモンガに提案した。
「そちの
まるで悪魔のような微笑を浮かべた。
◇◇◇◇
そういう経緯で僕は、海賊女帝ボア・ハンコックに半ば強制的に拉致された。
理由は不明。
海賊船に乗り込む際に、
「あらアナタ、近くで見ると中々可愛い顔してるじゃない?どう?海軍なんてやめて、
双子の妹の一人、緑髪のサンダーソニアは言う。
「い、いやー。確かに、本音は行きたい気持ちも有りますが……
そしてもう片方、三女のマリーゴールドはゼラの刀について言及する。
「なに?二刀流なの?だけど、その一本、ボロボロそうね?」
「このボロいヤツは、僕の実力が無くて抜けないんです…。だから、今は一刀流です……」
なんなら僕の股間も一刀流です。
なんて、そんなジョークを言えば殺されかねないので、ボア・ハンコックが言っていたように『
声色を少し高くする。
いまだ変声期を迎えていない(?)僕にとっては、この声は難なくこなせた。
海軍の制服は男女ともに同じ(細部変更可能)なので、外見からの男女の判断は難しいだろう。
念のために帽子をかぶって居るが……どうなんだ?
ゆったりと揺れる船。
女ヶ島だろうか?その島はもう、随分大きく見れるようにまで迫ってきた。
あそこが港なのだろうか?大きな鉄の扉がある。
「
女帝が語り掛ける。
ここでもし、野太い声を出してしまったら全て藻屑となるので、二、三度咳払いをして自己紹介をする。
「海軍本部勤務のゼラです……。
咄嗟に嘘を吐く。
偽名を使ってもよかったが……辞めた。
だから、同名の違う人間として身を潜めることにした。
「……ゼラ少佐…?あぁ……あの『黒腕のゼファー』の息子……だったか…。ふん、その容姿では
ウルセェ!本家が僕や!!その容姿ってさっきからなんや!?
「そうですね…。少佐からは…俺と同じ名だらかもっと強くなれ……って言われています……はい…」
「うふふふふ……それはそうであろうよ…」
ぎこちない会話だが、何とかなっている。
その間にも船は進む。
鉄の扉はもう目の前だった。
遠くからだが、微かに歓声が聞こえる。九蛇海賊団を称えるものだろうか?
こみ上がる不安と共に、一つゼラは思い静かに笑う。
わるいなサンジ。僕、女ヶ島に行ってくるわ!!
いかがでしょうか?
女ヶ島に拉致される話でした~。
このまま、男という正体を隠し、ハンコックが提示する課題をクリアできるのでしょうか??
もし、見つかったらどうなるんでしょうね?
誤字脱字など有りましたら連絡貰えると嬉しいです。
では、また~