『黒腕』の孫として転生したんだけど……   作:赤い靴

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20話目です!!ここまで書けたのは皆さまのお陰です!!
お気に入りも1,000を初めて越えました!!有難うございます!!!!
今後も楽しんで読んで頂ければ嬉しいです!!!

誤字脱字など有りましたら連絡下さい……


第20話 軍艦バッグ

 絶対安静の期間も終わった。

 骨も傷も完治した。我ながらこの身体は狂っていると思う…。

 しかし脇腹は、大きく火傷跡が残る。

 僕の宿敵、環形のダリウス。それが元凶だ。

 

「さて」

 

 今回はアルター大尉、エレナと一緒にガープ中将の下に稽古らしい。

 宿場を出、広間で僕の部下と合流した。

 

「少佐、久しぶりですね。一緒の稽古…任務とは」

「確かに。まぁ僕も色々あったからな~」

「それはそうとゼラくん、女ヶ島に行ったんだってぇ~???」

「貴様も海軍に属しているならば!!階級を重視しろ!!」

「はぁ?固くない?『くん』呼びの方が接しやすいよね?ゼラ()()!」

「もうどうでもいいです……」

 

 朝っぱらから頭が痛い。

 僕が聞くに通常の任務では、『息が合うバディ』と度々耳に入るのだ。

 なのにどうした???毒キノコでも食ったかコイツら???

 何故そんなに仲が悪いんだ????ゾロとサンジの様な関係なのか????

 

 ……まぁいい。そんな事考えていたって始まらない。

 

「よし行くか!地獄に!!!」

 

「了解です少佐!!」「オッケー!!」

 

 

 

 ◇◇◇◇

 

 

 

「お~やってるな。……懐かしいな…()()()()()とはな…」

 

 ガープ指導の下、青キジが顔を見せヤジを飛ばしてきた。

 海軍本部。その裏側。古くなり破損した軍艦の置き場。そこに僕は居る。

 廃船といえど資源は豊富で、僕が隠し持っている銃弾は、船底の海楼石をリサイクルしている。

 木材も、海賊の襲撃にあった地域への炊き出しに使用される。

 

 しかし今僕は、資材を拾い上げる稽古では無く、『軍艦の装甲を殴りつける』稽古をしている。

 ガープ中将はアルターとエレナのところに行ってしまった。

 転じて、僕のところに大将青キジがやって来たのだ。

 

「そういやゼラ……覇気を使えるようになったんだってな」

「あ、そうなんですよ~。これで最強(サイキョ)……」

「九蛇にボロ負けしたのにか?」

「」

 

「まぁいいさ、オマエは結果を出した。しかも覇気まで…。おれよりも早ェじゃねェか」

「…覇気については嬉しんですが……。でもボロボロで……」

「そりゃあたりまえよ。ゼファー先生の教育のやり方は『技』を伸ばす。『身体(フィジカル)』が未完成のオマエには十分な結果は出ない。故に、ゼファー先生から離れ身体を鍛えているのだが……」

「……」

「ほら続けろ……もっと踏ん張って……腰を入れるんだ……。こうやってな」

 

 ぶん、と青キジは僕に向かってパンチを見せる。

 軽々しく言うが、やってるこっちは兎に角つらい。

 軍艦の装甲。どの位の厚さだろうか……。

 殴ったところでビクともしない……。

 

 覇気や六式を使用を禁止されている。

 これを身体(フィジカル)だけで変形させるなんて──

 

 青キジの指導通りに、足と腰を意識する。

 そして装甲を思いっきり殴る──

 

 ペチン!!

 

「なんだ?その腑抜けた音は……?」

「僕だって鳴らしたくてやってる訳じゃないわ!!!人間なめんな!!」

 

 一呼吸を置いて僕は口を開け、続ける。

 

「これ……」ペチン!!「……いつまで!」ペチ!!「続けるん!!」パチ!!「……ですか!!!!」カーン!!!「いっってぇ!!!!????」

 

 運悪く変な所で殴ってしまった。迫りくる鈍痛に涙を堪える。

 

「喋るか殴るか…どちらかにしろよ……」

「うぅっ……あ。いっそ刀でブッタ斬っちゃった方が早くないですか!?」

「早くねェ早くねェよ……稽古が台無しだ……。……この稽古は何年も掛かるぞ。暇が出来ればここで特訓しろ」

「え──ー」

「オマエの刀。綻び刀は覇気を消費する……所謂、妖刀……いや、それ以上の悍ましい刀だ……。亡きアセロラ中将は、肉弾戦と絡め合わせていた……。覇気の温存の為だろうな……。そのためにもゼラ、オマエには強靭な肉体は絶対条件だ……」

「…そうなんですか。てっきり一から十。全ての戦いを刀で……と思っていたんですが……」

「それが出来ていれば……カイ……。いや、なんでもない」

 

 青キジは再び廃材に座り込む。

 

「じゃ、カープさんが来そうになったら起こしてくれ」

「……」

 

 僕はガープがコチラに来ようとしても、青キジを起こさなかった。

 だが望む結果には為らず、何かを察したようにパッチリと目を開けた。

 

 チクショウ

 

 

 

 ◇◇◇◇

 

 

 

 それから二日経った。

 僕らはまたしてもガープ中将に呼ばれここにいる。

 

「──と言う事でオマエ達の実力が分かったので、次は実戦だ!!」

「?いやいやガープ中将……。僕たち、かなりでは無いですが実戦を積んでいますよ??」

「ゼラ少佐と同意見ですガープ中将!どうして今更…!!」

 

 会議室。対面するように座った僕は、ガープに物申す。

 

「それは()()の話だ。これからは()()についてじゃ」

 

 後半……?まさか──

 

「それって…新世界のことですか?」

 

 エレナが恐る恐る言う。

 

「ああ、そうだ。ゼファーの野郎は加減を知らんからな……。ここで、海軍 グランドライン(G・L) 第一支部、基地長。グラメント中将だ!!!」

 

 ガチャリと勢いよくドアが開かれ、そこから一人の老人が現れた。

 

「コイツ等がガープが言う期待の原石か!!……、そうかそうか。新世界(コチラ)でも抗えそうだ……」

 

 身長はガープよりもやや高く、オールバックの白髪に『MARINE』と刺繍されたベレー帽。

 右頬には大きな傷跡があり、鋭い眼光と似合っていた。

 しかし表情は柔らかく、どこか自愛の眼差しをしている。

 筋肉隆々な身体。今にも軍服が弾け飛びそうだ。

 

「わぁ……えっちだぁ……」

 

 思わずため息が出た。

 昔から僕は、イケオジが好みなのだ。そのセンサーが起動した。

 

「……?あの~大尉ぃ、質問がぁ……」

 

 エレナは小声でアルターに言う。

 

「ゼラくんって……まさか『ソッチ側』?」

「はぁ……違う違う……。カッコいい老年のお人……。つまりは、歴戦の……百戦錬磨の老兵が好みなんだよ……」

「あッ……そゆこと、ね……」

 

 新世界支部。G1のグラメントは再度口を開く。

 

「さぁ!!新世界にすら足を踏み入れていない役立たずども!!……愉快な遠足の始まりだ!!!」

 

 

 




お疲れさまでした。
いかがでしたか??

僕の趣味が全開でしたね。青キジとガープ辺りどかなんどか。

G1のグラメント。まんまミシガン総長ですね…

支部の『G(グランドライン)』と、レッドガンの『G(ガンズ)』が偶々かぶったので「やるしかねぇな!!!」と。
相変わらずノリと勢いで書いています……

次回もよんで頂ければ嬉しいです!

では、また~
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