『黒腕』の孫として転生したんだけど……   作:赤い靴

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人物名の修正をしました。
20話では、『グラメント』でしたが『ミシガン』で宜しくお願いいたします。

どうしてもこの名前でやりたかったんだ……

誤字脱字など有りましたら連絡下さい。

楽しんで読んで頂ければ嬉しいです!!


第21話 遠足①

 G-1支部は新世界、レッドラインの麓にある。

 新世界から前半(コチラ)に行く方法は大きく二つあり、『魚人島の経由』『聖地マリージュアの通過』となる。

 

 いくら海軍、政府の人間と言えど聖地マリージュアへの通行許可は日数がかかる。

 そこまでしてG-1ミシガン中将はコチラに来た。

 ……その理由は一体……。まさか、僕らがメインのはずは無い。

 カープさんと同行している所を考えると……思う節は一つだ。

 

「ミシガン中将……。新世界では…海賊が多くなったと、僕のジジィから聞いてます。第一支部と海軍本部の転移。元帥と、そのような打ち合わせをしたのですか?」

「ほぉ?良く判ったな?」

「まぁ……。ミシガン中将あたりの世代は……天竜人の事を……」

 

 芳しく思っていない、そう言おうとした。

 だがそれを越されて中将は口を開いた。

 

「クズにもクズなりの……クズしか出来ん仕事も有る……!!我々海軍の資金。それは天竜人への献上金……その一部で成り立っている…!!故に我々海軍は、より多くの民を守らなければならんのだ」

「……」

 

 クズしか出来ない仕事……。確かにそうなのかもしれない。

 献上金。つまり多額な税は、天竜人の面子があってこそだ。

 今こうしてお給料を貰っているが、それはどこかの貧しい国からの徴収金なのかもしれない……。

 

「そういえばゼラ…貴様!!とある海兵からの情報で、海軍の金でメシを喰らっていると聞いた!!この行為は立派な横領!!今回、新世界の海にて海賊狩りを行うが……貴様は最前線送りだ!!!!」

 

 だぁあああぁぁあああぁあああぁぁ!!??

 

 誰だ!?この情報をリークした野郎は……!!!

 まさか……

 

 僕は首を横に向ける。

 顔面蒼白で冷や汗を少し流すエレナが居た。オメェか!?コノヤロウ……

 

「ではガープ……この出来損ないどもを借りていくぞ」

「おう、しごいて来い」

 

 煎餅をボリボリ食うガープはミシガンに言った。

 すんません、その菓子。僕と同じ横領の範囲では???

 

「そうだゼラ。貴様には空きが出たラッキーナンバー。(ガンズ)13を貸与する!!(ガンズ)13復唱!!」

「えっ…はっ……。が、G13!!!」

 

 

 

 ◇◇◇◇

 

 

 

 聖地マリージュア経由で新世界に入った。

 通行許可はとんでもない位にスムーズに進んだので船の甲板に立つまでは、三日と掛からなかった。

 

 しかしまぁ……。

 海は荒れに荒れている。

 凡そ五分間隔で天候が変わっており、雨→晴れ→雪→雷雨→晴れ……

 

 僕もある程度の航海術を学んでいるが、無に帰した。

 通用する、しないの話では無い。

『分からない』。ただこの一言で片付く程だ。

 

 この海でアインさんは、僕のジジィと共に戦っている。

 改めて彼女の凄さを学んだ。

 そしてジジィ……オマエの底なしの体力もな。

 

『三時の方向!海賊船発見しました!!』

 

 船と船を繋ぐ電電虫。その拡声された報告が甲板に響く。

 それに応えるようにミシガンは言う。

 

『良し征くぞ!!楽しい遠足のはじまりだ!!』

 

 今回、G-1からは三隻の船で海賊狩りを行う事となった。

 その先頭を走る軍艦。そこに僕は居る。

 

『歩く地獄』と敵味方から恐れられているミシガン中将と共にしている。

 

 船員も新世界を戦い抜いた者たちなので少々目つきが怖い。

 だが……やることは変わらない。

 

 海賊の討伐。とてもシンプルだ。

 いつも通りに戦うだけだ。

 

『よし!!敵船に突っ込むぞ!!』

「はぁ!!??」

 

 ミシガン中将のアナウンスに反応した。いや、反応しない人間などいないだろう。

 なんだよ『突っ込む』って!!そんなこと実戦ではやらなかったぞ!!!

 

 荒狂う海の中、戦艦は更にスピードを上げた。

 幾ら正面に分厚い装甲があるとしても……やり過ぎだ!

 

 敵船との距離が五十メートルを切り始めた。

 勢いは衰えず、グングン風を巧みに捉え突き進んで行った。

 

「なんだあの軍艦は!?まさか…コッチにぶつかる気か!?」「よく見ろ!!!アイツだ!!G-1の歩く地獄だ!!オマエ達!!剣を抜けぇ!!!」「船長!!!」

 

 海賊船から怒号の悲鳴が聞こえてきた。

 アッチも予想外の出来事で乱れているようだ…

 

「おうおう、新世界に初めて入った野良犬の世話をしなければならんとは……。精々俺に迷惑をかけないように立ち回れよ?」

 

 G-1支部ミシガン中将には、彼専用の部隊がある。

『レッドガン』。レッドライン周辺を警備している集団の名だ。

 その部隊。特に能力が秀でている者には、ミシガン中将直々に(ガンズ)と言う『番手(コールサイン)』が与えられる。

 

 今僕に話しかけた嫌味な男は、(ガンズ)5。<イグアス>と言う名だ。

 小麦色の肌に短い金髪。顔には複数の傷跡と、鋭い目。

 

 本当に、この手のヒトは少し苦手なんだ……

 嫌味に皮肉で返す程、己惚れてはいない。イグアスと比べ僕は劣っている。

 見聞色で自然と分かってしまうのだ。

 

 このイグアス。それ以前に、甲板に居る乗組員の洗練さに──

 

「分かりました…!!背中は任せて下さい!!先輩!!!!」

「!?チッ……調子狂うぜ……」

 

『衝突するぞ!!!役立たずどもぉ!!舌を噛み千切りたく無いのなら備えておけ!!!!』

 

 僕は姿勢を低くしてマストから延びる縄を腕に巻く。

 海賊船まで目と鼻の先……!!!

 

「ぶつかるぞぉぉぉ!!!!????」

 

 ドゴォォォ!!!!

 

 戦艦の厚い装甲の前では木造の船は無力であり、凄まじい音を鳴らし衝突した。

 飛び交う木片と鉄片。

 衝撃により海に落ちる海賊。

 そして──

 

「突入しろぉ!!役立たずども!!!」

 

「死ぬなよ?野良犬が」

「はい!!」

 

 僕は、剣同士が交わる音。銃声が幾度も響く敵船に向かって走りだした。

 

 

 




お疲れさまでした。
いかがでしたか?

今回は蛇足を書いて終わりにします。

ミシガンの名前の修正。
20話時点では僕は、AC6が3週目序盤でした。
ですので、日和ってました。
今はSクリアだけですので、もういいだろうと……。
浅はかですみません。でもレッドガンを書きたかったので……。

イグアスについては、僕の願望も入ってます。
アレコイツ……僕より主人公してないか??

以上蛇足でした。

ここまで読んで下さって有難うございます!!!

では、また~
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