まあ、そりゃ同一人物だしね
夜「やあ、みんなこんにちは」
「今日は何の日か知っているかな?」
「正解は“そばの日”だ!!」
紅雨「いや、そうだけどそうじゃない」
「第一誰がそばの日なんて気にすんだよ」
夜「てめぇ!蕎麦を馬鹿にしやがったな」
「全国の蕎麦好きに代わって、そんなに蕎麦が好きじゃない俺がお前をぶちのめす!」
紅雨「お前が一番蕎麦を馬鹿にしてるよ」
夜「まあそんなことはどうでもいい」
紅雨「いいのかよ・・・」
夜「いちいち口を挟んでくるんじゃねえ」
紅雨「理不尽!?」
夜「まあこんな奴は置いておいて」
「なんと今日は我らがロリコン
『神白海里』の誕生日なのだ!」
レミリア「へえ、そうだったのね」
夜「というわけで、これから海里にサプライズを仕掛けるぞ」
霊夢「それは分かったけど、準備してるときに海里が来たらどうするの?」
夜「フッフッフ、そういうこともあろうかと奴を呼んでおいた」
「おーい出てk」
紫「飛び出て呼ばれてデデンデンデデン」
夜「何か知ってるのと違う!?てか、呼ばれてから出てこい!」
紫「あら?これは失礼〜」
夜「まったく・・まあ、準備が終わるまでは紫に海里をどっかに飛ばしておいて貰うんだ」
レミリア「なるほどね、確かにそれなら海里は来れないわね」
夜「というわけで、紫よろしく」
紫「任せてちょうだい!エイッ」
<海里視点>
海里「ふぁあ・・・よく寝た」
「とりあえず顔洗いに行こ」
そう言って海里が布団から出た瞬間、足元にスキマが開いた
海里「えっ?・・・うわああああ!!」
<夜視点>
魔理沙「そういえば、どこに飛ばしたんだ?」
夜「エベレスト」
魔理沙「ん?なんて?」
夜「エベレスト」
魔理沙「マジかよ聞き間違いじゃないのか」
霊夢「どこ飛ばしてんのよ!海里死ぬかもしれないじゃない」
夜「まあ、あいつなら大丈夫だろ」
「それよりも早く準備しようぜ」
フラン「そうだね!私は何したらいいかな?」
夜「フランはレミリアとケーキを作ってくれ」
「二人が作ったって聞いたら小さい子大好きの海里はきっと、泣いて喜んでゲロ吐きながら食ってくれるよ」
紅雨「なんだろう、出しながら入れるのやめてもらっていいですか?」
夜「細かいことは気にすんな」
「そんで、霊夢と魔理沙と咲夜はメインの料理を____」
それから役割分担を終えた一同は作業に取り掛かった
==エベレスト==
海里「ああああ!死ぬ死ぬ死ぬ!」
海里は全速力で走っていた後ろには雪崩が押し寄せている
そして遂にあと少しというところまで雪は迫ってきた
(ああ、俺はここで死ぬのか・・・)
(思えば悪くない人生だった、もうやり残したことは無・・・)
海里「めちゃくちゃあるよ!」
「何より俺まだ童貞卒業できてないんだよ!死んでたまるか!」
「うおおおお」
そんな最低な想いを胸に抱き、足に力を込めようとした瞬間、再び足元にスキマが開く
「えっ?またかよおおおお!」
==紅魔館==
海里「ああああ」ドンッ
「はぁ・・・はぁ・・死ぬかと思った」
「今度はどこだ?」
そこは真っ暗な部屋、あたりを見回しても何も見えない
「どうしよう」
そう言って海里が立ち上がった時
全員「ハッピーバースデー 」
みんなの声と共に明かりがついた
海里「え・・・?」
状況が飲み込めずにいる海里に夜と紅雨が声をかける
夜「海里、今日はお前が寿命に一歩近づく日だぜ」
紅雨「言い方・・普通に誕生日でいいだろ」
「まったく・・・海里、誕生日おめ」
海里「あっ、そうか今日、俺の誕生日だ」
「でもなんでさっきまで雪山に・・・」
夜「ああ、それは___」
==経緯説明中==
海里「じゃあ俺が死にかけたのはお前らのせいじゃねえか!」
夜「どうだ、楽しかっただろ?」
海里「アホか命の危機を感じたわ!」
紅雨「まあまあ、落ち着けよ」
「ほらプレゼントやるから」
紅雨は海里に袋を手渡す
それを受け取った海里は袋を開けて中身を確認する
そこにあったのは“石ころと雑草”だった
海里「いや、お前俺が紅雨(のもとになったリア友)にしたことと同じことすんな」
紅雨「ハハハ、これでおあいこだ」
「さっ、それよりも早く誕生日パーティー始めようぜ」
フラン「このケーキは私とお姉様で作ったんだよ!」
海里「おお〜、美味そう!」
夜「なんだ、喜びすぎて泣いて嘔吐しないのか」
海里「いや、泣くのはまだ分かるけど吐くのは意味不明すぎるだろ」
そうして全員が席に着く
全員「それじゃあ改めて誕生日おめでとう」
海里「ありがとう!!」
(俺はこの日を忘れないだろうな)
(幻想郷にきて、これだけの人に囲まれて、祝われて、本当に最高の日だ)
(だが、エベレストに飛ばされた恨みは絶対に忘れない)