戦姫絶唱シンフォギア 絶望の巨人【未完】 作:1052667
ウルトラマンデッカー最終回が今日放送だ!待ちきれん!
リディアン学園、二課の基地。
響、翼、奏、井口がノイズを倒しに行っている。
異次とシノは留守番。弦十郎達はモニターを見ていた。
「あ~あ、私も戦いたかったな。」
「今回はあまり被害が出ないようにするためだ。」
「確かに異次の攻撃は被害が大きい。って、雪音!?」
「あの鎧の子、仲間になったの?」
「ああ、協力な助っ人だ。」
モニターの向こうにいるクリスは否定してるが、どう見ても助っ人だ。
「・・・あ、小日向に用があるので学園に戻ります。彼女のソウルライザーが届くので色々聞かなきゃいけないんだった。」
シノが突然口を開く。
「そうか。気をつけてな。」
シノがその場から消えると異次が口を開く。
「彼女に休暇とかあげられませんかね?」
「ふむ、確かにシノ君は仕事以外のことに興味がまるでなかったからな。」
しかしそんな話どころではなくなる。
「司令!リディアンにノイズが!」
場所は登ってリディアン学園。
「ノイズだーーー!!」
「キャァァァァ!!!」
ノイズによって校内はパニック状態になっていた。
「落ち着いて!シェルターに避難してください。」
未来は周りにそう呼びかけていた。そこに友人の安藤、板馬、寺島が声をかける。
「ヒナっ!」
「学校が襲われるとか、アニメじゃないんだから...」
「皆も早く避難を。」
「小日向さんも一緒に。」
「先に行ってて。私、他に人がいないか見てくる!」
未来がそう言うとそこにノイズがやってきた。ノイズは未来達に向かってきたが、突然飛んできた手裏剣によって灰になる。
「無事か?小日向。」
「シノさん!」
「先にいけ。生存者がいないかの確認は私がする。小日向は響に連絡しろ。」
シノはそう言うと何処からか刀を2つ取り出し、両手に持つと学園に向かって走って行った。ノイズがシノに向かってきたが、シノはノイズを切り捨てながらリディアン学園に入っていく。学園内にはノイズが大量にいた。
「こりゃ、生存者はいないな。久しぶりにいくか。ソウルライド、シノビラー!」
シノは怪獣形態となり、遠くのノイズに手裏剣を投げる。近くのノイズは刀で切っていった。
窓を突き破り、外にでる。
(立花、早く来てくれ。流石にこの数を相手にするには数が多すぎる。)
彼女本来の仕事は暗殺、監視、護衛などといった汚い仕事がメインだったため、こんな戦いは滅多にしない。シノが弱気になるのも無理はない。
「―――っ!、誰だ!」
ふと気配を感じたシノは後ろを振り向くと了子がいた。
「櫻井女史!なぜここに。いや、それよりも早く避難してください。シェルターまで護衛する。」
「あら、悪いわね。」
「さあ、早くこちr―――」
シノが了子に背を向けた瞬間、何かが背中に刺さる感じがした。
「櫻井女史、いったいなにを...?」
背中から血を出しながら倒れるシノ。怪獣形態が解除され人間態に戻る。
了子は笑顔のまま去って行く。
(不味い、ノイズが来る。今の状態だとノイズに触れたら私は炭化してしまう。逃げなければ。)
すぐに起き上がり避難しようとしたが、ノイズが右足に触れたために右足が炭化してしまう。そのとき彼女の視界に目に入った物があった。誰かが落としたのか形態電話が落ちている。
(助かった!なんとか二課の基地まで逃げ切られるぞ!)
シノはノイズをから逃げながら携帯電話に触れ、コンピューターの中を通り二課の基地に戻る。
「ただいま戻りました!」
二課の基地に戻ると皆が心配してきた。どうやらさっきまでの戦いを二課の人たちは見ていたらしい。
「司令、ご報告が...」
「了子くんとはさっき戦って負けてしまったから知っている。今は休んでくれ。」
「もう少ししたら前戦に戻ります。」
「休め。命令だ。」
「・・・・・はい。」
しかし弦十郎も身体に怪我を負っている。
シノは無くなった右足を見ながら自分の無力さを感じていると未来達が話かけてきた。
「シノさん、助けてくれてありがとう。」
「いや、礼はいい。私はただお前に生きて欲しかったから助けただけで、感謝されるようなことはしていない。」
「相変わらずだね。シノさんは。」
「ああ、そうだよ。」
シノは未来達によって介抱されてると、とあることに気づく。
「ベロクロンは何処?」
「ベロクロン?ああ、美沙さんは了子さんを追いかけにいってそれから連絡がなくて。」
「無事だといいが...」
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響たち5人はリディアンに到着すると変わり果てたリディアン学園をみて絶句する。
「ひどい...」
「なんてことだ。」
その時井口が口を開く。
「レーダーに反応ありです。誰かがこちらに来るです。生存者かもしれないです。」
「本当か!」
5人はレーダーに反応があった方角を見ると、白衣を着た櫻井了子がいた。
「了子さん?」
「フィーネ、やっぱりお前の仕業かッ!!」
「っ!? フィーネだと!」
「ふふ、はははははっ!!」
「嘘...」
櫻井了子は高らかに笑うとメガネを外しフィーネの姿となる。しかもネフシュタンの鎧を着ている。
「嘘ですよね。だって了子さんは、私を守ってくれましたよね。」
「お前では無く、デュランダルを守っただけの事。あれは希少な完全聖遺物だからな。」
「じゃあ本当の了子さんは?」
「ふん、我が魂に塗り潰されて既に消えている。そう、12年前のあの日天羽々斬の覚醒した日にな。」
「どういう事だ!?」
「我が一族の者がアウフヴァッヘン波形に触れた際、フィーネとしての記憶と意識が現れるのだ。ゆえに何度でも蘇る。」
「まるで過去から蘇る亡霊。」
「暗井ちゃんよりも悪質です。」
「私は今まで何度も蘇った。パラダイム・シフトと呼ばれる技術の転換期に立ち会ってきた。」
「シンフォギアシステムか!?」
「その様な玩具、為政者からコストを捻出する為の服需品にしか過ぎない。」
「アメリカの連中と連んでいたのも、そいつが理由かよ!」
「そう!すべてはカ・ディンギルの為!」
フィーネはそう言うと、地中から巨塔が出現する。
「これこそが地より屹立し、天にも届く一撃を放つ荷電粒子砲、カ・ディンギル!その一撃で今宵の月を穿つッ!」
「月を穿つです!?本気ですか!?」
「見た感じ本気だろう。」
5人は戦闘体制に入る。
「それとノイズには餌をやらなくちゃね。」
「「餌?」」
「餌とは一体?」
フィーネはとある場所に指をさす。そこには片腕がなく、身体の所々が灰になっている死体があった。
「え?」
「あれって...」
「美沙さん?嘘でしょ?...」
その死体の正体は異次美沙だった。
「ああ、こいつに私は殺されかけたからな。あともっと遅く殺さなかったら私の悲願は達成されなかっただろう。」
ノイズは美沙の死体に集まっていき、美沙は完全な灰となる。
「そんな...」
「美沙...」
「シノちゃんは...シノちゃんは無事ですか!?」
「あの女は重症を負わせたが逃げられてしまってな。しかし今回はもう戦えないだろう。」
「よかったです。生きていたんですね。」
(シノと井口って仲悪くなかったか?)
奏がそう思ったが口には出さなかった。
「あと評議会からの援軍も来ないと思ったほうがいい。」
「えっ!」
「なぜだ!!」
「なぜなら宇宙人地区にはキリエロイドが大量のノイズを引き連れて襲っているからだ。私の悲願が達成されるまでには時間を稼いでくれるだろう。」
「なっ!」
「そんな...」
「無駄話はもう終わりだ。お前達の相手はノイズがしてくれる、行け!」
フィーネの合図でノイズたちが響たち5人に向かっていく。
井口は怪獣形態のビルガモとなり、頭部のアンテナから熱戦をだす。
「バルタニックウェーブ!!」
ビルガモがノイズを倒すと響、翼、奏、クリスがシンフォギアを纏いフィーネを攻撃する。フィーネは4人の攻撃を物ともしなかった。
その空きにビルガモはカ・ディンギルにミサイルとバルタニックウェーブを打ちまくっている。
「ふ、無駄だ。お前の身体の構造はキリエロイドから聞いてる。対抗策はバッチリだ。」
フィーネのいった通り、カ・ディンギルにダメージは入ってなかった。
「クリスちゃん、ミサイルで足場を作るです!」
「わかった!」
ビルガモはミサイルを足場にしてカ・ディンギルの発射口の前に飛ぶ。
それと同時にカ・ディンギルのエネルギーが発射される。
「ヴェ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛!」
ビルガモは月を破壊できる威力のエネルギーを浴びて絶叫する。
「「「「井口(ちゃん)!!!」」」」
ビルガモは粉々になった。と思われたのだが、頭部だけとなり響の元に落ちてきた。クリスがキャッチする。
「井口ちゃん!!」
「わ、私は大丈夫です。心さえ破壊されなければ不死身です。」
「よかったぁ!!」
「その身を犠牲に月を守ったか。だがすぐに―――」
そこでフィーネは翼と奏がいないことに気づく。頭部だけになったビルガモがニヤついてる。
フィーネはカ・ディンギルの方を見るが時既に遅し。
翼と奏が自らを犠牲にしてカ・ディンギルを破壊する。爆音と光が止んだ時、そこには崩壊した塔があった。
「私の悲願が...カ・ディンギルが...
月の破壊は、バラルの呪詛を解くと同時に重力崩壊を引き起こす。惑星規模の天変地異に人類は恐怖し、うろたえ、そして聖遺物の力を振るう私の元に帰順するはずであった!」
フィーネはクリスに向かって攻撃し、気絶させる。(クリスが手にもっていたビルガモは何処かにふっ飛ばされる。)
「痛みだけが人の心を繋ぐ絆、たった一つの真実なのに!」
フィーネは響を睨みつける。
「それをお前は、お前はぁぁ!!」
フィーネは響を鞭で叩こうとする。
が、
フィーネに赤色の光線が直撃する。
「パーティーにお邪魔するよ。招待状は無いけどね。」
「暗井さん!?」
「久しぶりだね、響。」
響を助けた人物、暗井闇はフィーネの方を見る。
「ティガダーク、邪魔をするな。」
「いや、そうはいかない。この地球、人間に絶望をあたえるのは私だ。お前なんかに横取りされてたまるか。」
「横取りはどっちよ。」
暗井は響の方を見る。
「少し休め。ここは私が時間を稼ぐ。その間に戦えるようにしておけ。」
暗井はダークスパークレンスを手に持ち、本来の姿に変身する。
「ティガダーク。」
そして、終わりの巫女と絶望の巨人が対峙した。
続く