戦姫絶唱シンフォギア 絶望の巨人【未完】   作:1052667

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絶望の決着

 

「皆の歌声がくれたギアが、私や真さんに負けない力を与えてくれる。クリスちゃんや翼さん達に、もう一度立ち上がる力を与えてくれる。歌は戦う力だけじゃない、命なんだ」

 

「高レベルのフォニックゲイン・・こいつは二年前の意趣返し。」

 

「んなこたぁ、どうでもいい!」

 

「世界に尽きぬノイズの災禍もお前の仕業なのか!?」

 

「いいや違うな、そもそもノイズは先史文明時代に作られた人間だけを殺す為の兵器だ。

そしてそれを保管しているバビロニアの宝物庫は開けっ放しでな?私はソロモンの杖を通じて10年に1度の偶然を手繰り寄せているだけにすぎん。」

 

フィーネはノイズを召喚した。

 

「いまさらノイズごときッ!」

 

「待て、様子が変だ。」

 

奏の言うとおり、ノイズはフィーネと融合し、フィーネは赤き竜へと姿を変える。

 

「逆さ鱗に触れたのだ、それ相応の覚悟はよいな?」

 

フィーネは街の方角を見るとものすごいエネルギーを発する。

 

「我が力を見せてやろう…。」

 

「まさか!」

 

「やめろおぉぉぉっ!」

 

フィーネは街を消し飛ばそうとしていた。フィーネの企みに気付き叫ぶ装者たち。竜の口から巨大な光線が放たれようとしていた。

 

「させるかぁぁぁぁ!」

 

暗井が光線と街の間に入り、バリアーを張る。フィーネの光線は暗井のバリアーによって防がれてしまったのであった。

 

「貴様!またしても邪魔をする気か!」

 

「邪魔で結構。この子たち希望の歌姫のラスボスは私なんだよ!中ボスはやられてろ!」

 

暗井はそう言うと響達の方を見る。

 

「街の方は安心して。フィーネは頼むわ。」

 

「ありがとうございます、暗井さん!!」

 

響達は赤き竜ことフィーネに攻撃を入れるが、フィーネは無傷のままだった。

 

「なんて硬さだ。」

 

「ふん、所詮は欠片から作られた玩具、完全聖遺物に叶うと思うな!」

 

「じゃあよ、地球外の金属だったらどうだ!!」

 

クリスはボールのような物をフィーネにむかって蹴っ飛ばした。フィーネは自分にむかって蹴り飛ばされた物を見た瞬間に唖然とする。

 

う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!???

ゴブッ!!??」

 

クリスが蹴ったもの。それは、カ・ディンギルのエネルギーによって頭部だけとなってしまったビルガモだった!

ビルガモがフィーネの身体に命中したと同時に、フィーネの身体に風穴が空いてしまった。。

 

「よっしゃ、行くぜ!」

 

「「「「・・・・・・・・・・・・・・」」」」

 

クリスは風穴の中に入っていく。

クリスの行動に一瞬フリーズしていた奏者(&暗井)だが、すぐにフィーネへの攻撃を再開する。

フィーネも奏者達を倒そうとするが、突然身体の内側が溶けるように崩壊し、挙げ句爆発した。

 

「なんだ!?いったいなにが!?」

 

爆発の影響で何かがふっ飛ばされてきた。奏がそれをキャッチするとそれを見る。

 

「井口か!」

 

「です。」

 

ビルガモは赤き竜の中に入った時に頭部のアンテナからレーザーを連射したのであった。

そしてクリスがフィーネから奪ったデュランダルを響に向かって投げる。

 

「そいつが切り札だ!」

 

「勝機を逃すな!掴みとれ!」

 

「頼むです!」

 

響はデュランダルを掴むと身体が黒くなっていき、怪獣とシンフォギアが混ざったような姿となっていく。

 

「ぐっ!!ぎぇぁ、ガァァァ!!」

 

「正念場だ!踏ん張り所だろうが!」

 

弦十郎の声が響く。

 

「己を失うな!」

 

「強く自分を意識してください!」

 

「これまでの自分を!」

 

「なりたい自分を!」

 

地下シェルターにいた人達が駆けつけて響に声をかける。

 

「響!屈するな!」

 

「お前を信じて掛けたんだ!自分を信じやがれ!」

 

「覚悟を見せろ!」

 

「力を、抑え込むです!」

 

翼、クリス、奏、井口が声をかける。

 

「貴方のお節介を!」

 

「あんたの人助けを!」

 

「今日は私たちが!」

 

クラスメイトが声をかける。

 

「誰の心にも闇はある。でも、光だってある。お前の中の光は、その程度か!!」

 

暗井が声をかける。

 

「響ぃぃぃぃぃいいいぃぃぃいいぃぃ!!」

 

未来のその叫びを聞いた響は、正気になる。

 

「その力・・・何を束ねた!?」

 

「響合うみんなの歌声がくれた、シンフォギアでぇぇぇぇええ!!

 

響達はデュランダルを振り下ろす。

 

「この身・・・砕けてなるものかぁぁぁあぁぁああぁ!!」

 

フィーネの叫びと共に、赤き竜は大爆発を起こし消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

=================

 

 

夕焼けに染まる中、響は倒れていたフィーネの肩を背負ってきた。

 

「なんとなく助けないといけないと思って。」

 

「なんだ、それは...」

 

響はフィーネを座らせる。

 

「もう、終わりにしましょう?了子さん。」

 

「・・・フィーネだ。」

 

「きっと私達、分かり合えます。」

 

「統一言語を失い、手を取るよりも殺すことを選んだもの達が今さら一つになれるものか!」

 

「わたし達は知ってます。言葉よりも深く繋がれることを。」

 

その時、フィーネは力を振り絞り茨を全力で振る。

 

「わたしの、勝ちだぁぁぁっ!」

 

天を上る茨。その先には月。

 

「まさか!?」

 

「もう遅い!月の欠片を落とす!」

 

「まじか。」

 

「私の悲願を邪魔する禍根は、ここで纏めて叩いて砕く!この身は此処で果てようと、魂までは絶えやしないのだからな!聖遺物の発するアウフヴァッヘン波形がある限り、私は何度だって世界に蘇る!どこかの場所を、いつかの時代、今度こそ世界を束ねるために!私は永遠と刹那に存在し続ける巫女!フィーネなのだ!!!」

 

「そうですよね。」

 

響はフィーネの胸に手を当てながら言う。

 

「いつかの時代、どこかの場所、蘇る度にわたし達の代わりに伝えてください。世界を一つに束ねるのに力なんて必要ないことを。未来に手を繋げられる事を!」

 

「・・・・・まったく、ほんとに放っておけない子ね。」

 

フィーネは響ちゃんの胸を指差す。

 

「胸の歌を信じなさい。」

 

そう言ってフィーネは砂のように崩れていった。

 

「立花響。」

 

暗井が響に声をかける。

 

「暗井さん。」

 

「成長したな。最初にあった頃は弱々しかったのに。」

 

「あはは...」

 

暗井は響の肩に手を置くと、その場を去っていく。

 

「じゃあね。次会う時は敵同士だ。」

 

「必ず、止めてみせます。」

 

暗井は拠点に転移する。彼女は響達を信じていた。

 

(あれ程の希望の持ち主を見たのはユザレ様以来だ。彼女は私の最大の障害だな。)

 

「イーヴィル、計画の再開だ。」

 

「は、はい。」

 

 

=================

 

 

 

 

あの後、シンフォギア奏者の響、クリス、翼の3人が月の破片を絶唱で破壊した。奏は時限式だったために月の破片の破壊には参加できなかった。

しかし3人は行方不明となり、捜索は打ち切られる。まもなく死亡扱い。

宇宙人地区に攻め込んだキリエロイドとノイズは、激闘の末にキリエロイドが逃亡。宇宙人地区には被害が出たがノイズは全滅。死傷者数名。今回の襲撃事件の影響で宇宙人地区の入り口の場所を変更するため二課と会議中。

この事件は『ルナアタック』と呼ばれることとなった。

 

 

数日後

 

未来は名前の刻まれてないお墓の前に1人でいた。

 

「響ぃ、なんで、なんで!?」

 

その時、警報と共にノイズが現れた。

 

「っ!!ソウルライド、ガーディー!!」

 

未来はここ数週間で怪獣娘に変身できるようになっていた。ノイズと交戦する。

爪と尻尾でノイズを攻撃し、倒す。

しかし戦闘経験が少ない未来はすぐにノイズ達に囲まれてしまう。

すると謎の衝撃波によりノイズ達が灰になった。

そこには親友たちの姿があった。

 

「ごめん未来。色々機密とか守らなきゃいけなくて。・・・ただいま。」

 

「・・・・・・・おかえり、響。」

 

2人は抱き合った。

 

 

 

 

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