戦姫絶唱シンフォギア 絶望の巨人【未完】   作:1052667

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今回は短編集です。


絶望の短編

 

 

===短編その1===

 

 

 

「えー、ルナアタックのメンバーの監禁解除を祝って。では―――」

 

「「「「「「かんぱーい!!!」」」」」」

 

ここ、怪獣酒場では二課のメンバーと宇宙人地区のメンバーがルナアタックの再開を祝った。皆喋ったり食べたりしている。

 

「すいませ~ん、ツインテールフライ、大きなどら焼きマリトッツォ、メガマヤキを追加でお願いしま〜す。」

 

「立花ってこんなに食うのか。」

 

「昔からよく食べることが好きで。」

 

響の追加注文に定員さん達が慌てる。

シノがドン引きする。

 

「へー、皆美味しそうなの食べてるです、笑顔で飲んでるです。私は身体がないから食べるのを先生に禁止されてるです!ビールとかサワーとか飲みたいです!」

 

「黙れ未成年。」

 

「うるさいです、4分の3人前。」

 

フィーネとの戦いで頭部だけとなった井口と、灰になりかけたが感知したシノが口喧嘩を始めた。

しいたけコンビの喧嘩。日常茶飯事である。

 

「そういえば井口さんって身体がないけどどうするの?」

 

「宇宙人地区の医療科学班の先生に新しいボディを制作中だ。明後日くらいに完成するそうだ。」

 

「先生って、アサヒトさん?」

 

「そうです。」

 

「アサヒトさんって誰?」

 

「そうか、立花は監禁期間があったから宇宙人地区に来てないのか。アサヒト先生とは宇宙人地区を代表する医者だ。」

 

「へぇ〜。」

 

一方、席は変わる。ピースと弦十郎が会話をしている席。

 

「ほう、潜水艦ですか。」

 

「流石に地下はもう無理だな。」

 

「なるほど。そちらも大変ですね。」

 

「そちらこそ宇宙人地区の修復作業が大変らしいな。」

 

2人は仲良く酒を飲む。

 

「そうでした、了子さんや異次の後任として宇宙人地区の医療科学班や戦闘部隊の面々をそちらに所属させたいのですが。」

 

「うむ、何から何まですまない。」

 

「―――それともう1つ。宇宙人地区で話したいことがある。」

 

急に真顔になったピースになにか感じたのか、無言でうなずく。

 

 

 

===短編その2===

 

 

「凄い!ここが宇宙人地区!SFな町並み!凄い!!」

 

「響ったら。」

 

宇宙人地区の入り口ではしゃぐ響。響、翼、未来、クリス、弦十郎、緒川の6人はシノやピース、井口に案内されて宇宙人地区に来ていた(奏はお留守番)。

 

「小日向も最初はこんな反応だったろ。」

 

「いやぁ〜、ははは...」

 

「シノちゃんも普通の街に来た時驚いてたです。」

 

「だまらっしゃい。」

 

「カールチャーショックは大変だな。」

 

「ですね。では弦十郎さん、行きましょう。」

 

ピースは井口の頭をもって弦十郎と共に何処かに向かう。

 

「さてと。私は師範のところに行くか。久しぶりに剣術を磨かなければ。」

 

「私も同行してもよろしいだろうか?」

 

「ああ、いいよ。」

 

シノと翼は刀を持ち、何処かへ向かう。

 

「じゃ、私達は訓練場に行きましょう。」

 

「「訓練場??」」

 

響とクリスは未来につれられて訓練場に向かう。

 

「お~い、ゴモたん!」

 

「あ、未来ちゃん!」

 

訓練場の中に入ると未来は1人の怪獣娘の名前を呼ぶ。

 

「紹介します、私の親友たちです!」

 

「立花響です!趣味は人助けです!」

 

「雪音クリスだ。」

 

「へぇ〜、君たちが未来ちゃんの言ってた子か〜。僕はミカヅキ。黒田ミカヅキ。ゴモたんって呼んで!」

 

「よ、よろしくおねがいします!」

 

黒田ミカヅキことゴモたんと挨拶を交わす響とクリス。

 

「じゃ、未来ちゃん、いつもどおりの特訓といきますか。」

 

「響たちもやる?」

 

 

さて、一方場所は変わる。

沢山の悲鳴と恐怖、感激がある異星人地区病棟。

 

「ふっかーつです!私のおニューのボディは違和感ないです!先生の制作したボディはサイコーです!もうちょっと胸部をデカくして欲しかったです!」

 

「病棟内では静かにしてください。」

 

「はいです!」

 

ビルガモははしゃぎすぎて職員に怒られてる。

さて、ビルガモのことは置いといて、弦十郎とピース達が話していた。

 

「彼は医療科学班のリーダーを努めている科学者兼医者のアサヒトさんです。」

 

アサヒトと呼ばれた宇宙人が挨拶する。その姿はイカやタコ等の頭足類に似たグロテスクな姿をしており、体の体積の半分以上を占める巨大な頭部がある。

 

「始めまして、チブル星人のアサヒトです。明日から二課に配属になりました。よろしくお願いします。」

 

「こちらこそ、よろしくお願いします。」

 

弦十郎とアサヒトは握手する。すると他の医療科学班の面々から野次が飛ぶ。

 

「先生ばっかり頼ってないで、私達も頼ってよ!」

 

「我ら医療、科学のスペシャリスト(マッド・サイエンティスト)ですよ!」

 

「「「「黙れヤブ医者共!!!」」」」

 

しかし他の患者やピースの付き添いの人達に一周されてしまう。

 

「私は弦十郎さんと大事な話があるので、アサヒトさんは他2名の選別をお願いします。」

 

 

さあ、時は流れ、シノと翼が宇宙人地区の出入り口で皆を待ってると、ぐったりした響とクリスを担いだ未来がやってきた。

 

「なにがあったんだ?」

 

「ちょっと訓練場で...」

 

(ゴモたんだな。ゴモたんが可愛がったらいつもこうなるんだよな。)

 

その後に井口と弦十郎が合流。そして全員帰路についたのであった。

 

 

 

===短編その3===

 

 

アラームが鳴り響く。建物が崩れる。巨大な黒い化け物が暴れる。

それを止めるために私は歌う。

そこで目が覚める。

 

「ま、また同じ夢...」

 

目を覚ましたイーヴィルティガは着替えをし、部屋を出る。廊下には1mくらいの卵が大量に並べられており、普通の人が見たら絶句するだろう。

イーヴィルはキッチンに入ると、4人分の朝食を作る。

朝食を作りリビングにセットすると、廊下に出て別の部屋をノックする。

 

「マ、マイクリエイター、朝食できました。」

 

すると扉の向こうから声が聞こえてきた。

 

「あと30分...」

 

だらしない声が聞こえてきた。

マイクリエイターと呼ばれた暗井闇はずっと橋の下で寝袋で生活をしていたのだ。だが、今はフカフカのベットで寝る生活になったのだ。二度寝するのも無理もない。

 

「ご、ご飯冷めますよ。」

 

「うう、食べる。」

 

部屋から出てきた暗井と朝食を食べたあと、食器を片付ける。その後に部屋の掃除をしていると、暗井が話かけてきた。

 

「イーヴィル、ちょっといい?」

 

「は、はい。なんでしょう?」

 

「最近どんな夢を見る?」

 

「ゆ、夢ですか...」

 

「そうだ。お前は私のクローンに死んだ人間の魂を植え付けて誕生した存在。人間だった頃の記憶が蘇って来るんじゃないか?」

 

イーヴィルは少し考えたあと、素直に答える。

 

「た、確かに。い、一度死んでからよく夢に出てきます。」

 

「そうか。もし記憶を完全に取り戻したら?私を裏切ったりするのか?」

 

「そ、そんなことはありません!わ、私はマイクリエイターに作られた存在です。マ、マイクリエイターを裏切ることは絶対にしません!」

 

「そうか。疑ってすまないね。」

 

イーヴィルの真剣な眼差しを見て暗井廊下に出る。

 

(イーヴィルの目、一瞬光が見えた。いつか人としての心を取り戻したら絶対裏切る奴だ。まあ、裏切ろうとしても裏切れないようにしてるから安心か。)

 

暗井がリビングから出た後、イーヴィルは部屋の掃除を再開するが暗井に疑われたことがショックだった。

 

(わ、私がマイクリエイターを裏切る?そ、そんなことは絶対ない。)

 

「あれー?影ちゃんが悩み事?珍しいなぁ。」

 

突然声をかけられるイーヴィル。振り向くと目が真っ赤で黒色のメイド服を着た女性がいた。ちなみに影ちゃんとはイーヴィルのことだ。

 

「ち、長女さん。も、もう朝ごはん冷めちゃってますよ。」

 

「人肉食べたい。」

 

「だ、ダメです。け、計画が始動するまで待ってください。」

 

「ちぇー。」

 

長女と呼ばれた女の子は冷めた朝食を食べ始める。

 

「そういえば私の兄弟姉妹っていつ孵化するの?」

 

「こ、今週中に5匹ぐらい生まれるよ。」

 

「へぇ〜。楽しみだなぁ。弟と妹のどちらかな〜?」

 

「最初に食べた人間で性別が決まるから楽しみにしててくださいね。家族は大事にするものですよ。」

 

「わーい。ティガにどんな名前を与えられるかな〜。」

 

「あ、あなたの名前から考えて、次女か長男では?」

 

「そっかー。」

 

「で、では私はゴルザさんを起こしてきますね。」

 

「はーい。」

 

イーヴィルはそう言ってリビングから出る。

 

(あれ?今一瞬、影ちゃんの口調変わってなかった?)

 

 

 

===短編その4===

 

 

 

「いらっしゃ――、議長さん!?」

 

怪獣酒場になんの前触れも予約もなく入ってきたピース。

 

「急にすまないね。ダダ君を呼んでくれないかい?」

 

「すぐに呼んできます!」

 

5秒も経たずに店長のダダがやってきた。

 

「議長!どうしてここに!?」

 

「ダダ君に頼みの仕事がある。」

 

「仕事?」

 

「はい。詳しくは開いてる部屋で。」

 

ダダとピースは食料倉庫の中に移動すると話を再開する。

 

「で、仕事とは?どうせロクなことじゃないでしょ。」

 

「勿論です。貴方には海外出張に行ってもらいます。」

 

時が止まる。

 

「へ?」

 

「詳しくはこの資料で。」

 

唖然としたダダだが、資料を読んだ瞬間真面目な顔になる。

 

「海外出張ってのは諜報活動?資料(これ)を見る限り海外の反応を調べろってことでしょ。で、何処に潜入すればいいの?」

 

「F.I.Sという組織です。頼みますよ。アダトさん。」

 

ダダは顔の形を変える。外人っぽい顔である。

 

「店はチーフに任せるって伝えといて。」

 

「わかりました。」

 

 

===短編その5===

 

宇宙人地区のとある場所。

 

「えー、私達3人は二課に配属になりました!」

 

「へぇー。」

 

「アヒャヒャヒャヒャ!」

 

3人の怪獣娘が二課に配属になったことに喜んでいた。

 

「ノイズと戦える!暴れたい!壊したい!バラしたい!あひゅへへへ!」

 

1人はテンションが凄い。

 

「え?あの子ってこんな性格だったけ?」

 

「ノイズとの戦いで大怪我になって、治療先がクレージーゴンだったらしい。クレージーゴンの手術(改造)を受けてからこうなった。」

 

「マジか。」

 

「それよりそっちは大丈夫なのか?妹が死んだのに立ち直りが早いぞ。」

 

「いつまでも悲しんではいられないでしょ。」

 

「そうか。お前は強いな。」

 

「さあ、二課の基地に行くよ。」

 

二課に新メンバーが増えるのであった。

 




イーヴィルティガの服装はDARKNESS HEELS-Liliのイーヴィルティガの服装を小学生サイズにしたような見た目です。
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