戦姫絶唱シンフォギア 絶望の巨人【未完】   作:1052667

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暗影の記憶

 

ゲオザークの中。

 

「影ちゃん、二課の連中が動き出した!奴ら廃病院に攻め込むらしいぞ。どうやら彼処がマリア達の拠点みたい。」

 

偵察から戻ってきた長女がイーヴィルに報告する。

 

「イーヴィルちゃん、ゲオザークはいつでも出撃可能だよ。シビト達も準備完了しているよ。」

 

「で、では行きますよ。」

 

イーヴィルは廃病院に向けて出発する。しかし彼女はその場所に行かない方が良かったと後悔するのであった。

 

 

================

 

 

二課の面々はマリア達がいる廃病院にカチコミに行き、ノイズと交戦しているところであった。

しかし様子がおかしい。

 

「ノイズが倒れねぇ!?」

 

クリス達シンフォギア組はノイズを倒せずにいた。三人が攻撃したノイズは炭化することなくその体を再生する。

 

『奏者3人の適合率が下がっています!』

 

『皆さん、気を付けて下さい!』

 

通信越しで適合率が下がってることを聞かされる。

 

「ここは我々が。シンフォギアの適合率が下がるのはあちらも同じこと。翼達はマリアに備えてくれ。」

 

シノ、ビルガモ、恐竜戦車、ブラックキングがノイズと交戦する。(バキシムと未来は別任務のため、いない。)

すると巨大な黒い怪物[ネフェリム]が現れ、ブラックキングをふっ飛ばす。続いて恐竜戦車がネフェリムに攻撃を仕掛けるが、ネフェリムの巨体に踏み潰される。

 

「ブラックキングさん!!」

 

「フフフフフ、ハハハハハ!」

 

すると、突如男の笑い声が聞こえてきたので、全員が声の方向を向く。

そこには、米国海兵隊岩国航空基地の件で行方不明となっていた人物、ウェル博士がいた!

 

「ウェル博士!?」

 

「い、生きてるです!?」

 

「なんで、てめぇがここに...まさか!」

 

「ええ、そのまさかです。僕もフィーネの一員ですから」

 

「なるほど、自作自演か。」

 

「そいつを平和のために使ってくれるんじゃなかったのかよ!」

 

「ええ、もちろん使いますよ。ただ僕の目的のためにはこちら側でないと意味ないのでね。」

 

すると、突然地鳴りが起こり、ゲオザークが姿を現した。

イーヴィル、ゴルザ、長女(二課の人達に顔を見せるのは初めて)、他数名がゲオザークの口から飛び出してきた。

 

「あっ!あの男、ティガ様の予想通り生きてたね。」

 

「イーヴィル、今回は好きにしていいんだね。」

 

「は、はい。我らの任務は奴らの組織を壊滅させることで―――      え?」

 

突然現れたルルイエ組だったが、ナンバー2のイーヴィルがネフェリムを見て言葉を止める。

 

「イーヴィル?どったの?」

 

ゴルザが聞くが、様子がおかしい。

 

「あ...あ..倒さなきゃ...」

 

「ちょっ、影ちゃん?」

 

「様子が変だよ...?」

 

「倒さなきゃ...ネフェリムを....倒さなきゃ!!!

 

イーヴィルは体を黒く発光させ、巨人の姿となる。ティガダークは黒色だが、イーヴィルティガは銀色だ。これが彼女本来の姿だ。

 

「ウァッ!」

 

イーヴィルは掛け声とともにネフェリムに攻撃を仕掛ける。

 

「あの怪物はイーヴィルに任せよう。我々はあの男を捕まえるぞ。」

 

シノはウェル博士に向かって手裏剣を投げる。ウェル博士はノイズを出して盾にする。

イーヴィルは獣のような戦い方をしているが、ネフェリムの突進をくらい、人間態に戻る。

 

「ぐはっ!」

 

ウェル博士はネフェリムを回収すると、飛行型ノイズに運ばれていく。

 

「逃がすか!」

 

それを追って翼が走り海へジャンプする。浮かび上がってきた2課の潜水艦の上に着地し再び跳躍が、追い付くというところでマリアが来て翼を弾く。

そしてウェル博士から驚きの言葉が。

 

「よく来ましたね、フィーネ。」

 

「フィーネだと?」

 

「終わりを意味する名は、我々組織の象徴であり、彼女の二つ名でもある。」

 

「そういえばフィーネは転生するって言ってたな。それがマリアか。」

 

シノが納得したように答える。

 

「じゃあ、マリアさんの意思は...?」

 

「恐らく櫻井女史と同じだろう。それかまだ残ってるか。」

 

「そんな...」

 

シノはマリアの方を見ると、邪悪な笑みを浮かべる。

 

「さあ、フィーネ。あの時の借りを返して貰うぞ。」

 

シノはマリアに向かって走り出す。すると調と切歌が現れ、シノに攻撃しようとする。するとシノは両手から黒い光線をだし、2人に浴びせる。光線を浴びた2人はお互いを攻撃し始める。

 

「なっ!貴様、なにをした!!」

 

「洗脳した。」

 

シノは刀を持ち、マリアに近づく。

 

「よくも2人を!」

 

マリアとシノは交戦する。マリアの槍からレーザーが出てシノに直撃するが、再生能力を使って怪我を治す。

 

「その程度かっ!フィーネ!」

 

シノはマリアを圧倒するが、そこにノイズが現れてシノの気を引く。その空きにマリアはシノを蹴り飛ばして洗脳された2人の方に行く。

 

「いつまで寝ぼけてるのよ!」

 

「はっ!」

 

「デス!?」

 

マリアが2人の頭を叩いたら2人は正気に戻る。

 

蹴飛ばされたシノは駆けつけたビルガモをと目配せすると、シノは片膝をついてしゃがみながら両腕を上に伸ばし、その両手に背後に立ったビルガモが両手を添える。

 

「「ダブルフラッシャー!!」」

 

2人の合体技、ダブルフラッシャーがマリア達に当たり、ふっ飛ばされる。

 

「借りは返してもらったよ。フィーネ。」

 

シノは何処かすっきりしたような顔をする。

そしてギアの調子が戻ってきた翼達がマリア達に攻撃を仕掛ける。

すると上空から輸送ヘリがマリア達の上に着き、ワイヤーを下す。逃げる気だ。

 

「逃がすな、撃てぇ!」

 

クリスの声と共に踏み潰されていた恐竜戦車が起き上がり、背中の砲台の標準合わせるが、ヘリが姿を消す。

 

「長女、コンシーティド、ゴールディ!奴らを探せ!」

 

ゴルザがそう命令した瞬間、名前を呼ばれた3人は怪鳥に姿を変え、上空を飛ぶ。

 

「イーヴィルちゃん?大丈夫?」

 

ゴルザが聞くが、イーヴィルは頭をずっと抑えていた。

 

「イーヴィル、奴ら逃げたぜ。」

 

「残念、頭かち割ってやったのに。」

 

怪鳥達が人間態になって戻ってきた。

 

「た、退..... 却。」

 

イーヴィルは消えそうな声で言う。

 

「逃がすと思うのか?」

 

翼がイーヴィル達に刀を向ける。

 

「ゴールディ、時間を稼いで!」

 

ゴールディと呼ばれた男性が怪鳥になり、翼に襲いかかる。

翼はゴールディを一刀両断するが、その空きにイーヴィル達はゲオザークに入って退却したようだ。

ゴールディの亡骸を見たビルガモが声を上げる。

 

「これ、シビトゾイガーです。」

 

「シビトゾイガー?」

 

「詳しくは潜水艦に戻ってから話すです。宇宙人地区のデータベースを見ながら説明するです。」

 

「さて、ブラックキングを医療科学ルームに運ぶぞ。アサヒト先生に見てもらうぞ。」

 

シノは気絶したブラックキングを運ぶ。

 

「そういえばバキシムと未来ちゃんはどうしたです?別任務って何してるです?」

 

「さあ...」

 

 





☆シビトゾイガー
食べた人間に化ける事ができる怪鳥。
ティガダークに忠誠を誓っている。
今回登場したのは3体だが、まだ数はいる。
長女がリーダー格。

☆シノの借り
ルナアタックで了子に背中を刺されたことを根に持ってる。
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