戦姫絶唱シンフォギア 絶望の巨人【未完】 作:1052667
二課の潜水艦、医療科学ルーム。
チブル星人アサヒトと2人の非戦闘員怪獣娘が深刻な顔をしていた。呼び出された弦十郎、翼、奏、シノはこの雰囲気に妙な気分でいた。
「司令、言いにくいんですが...」
「・・・もう、駄目なんだな。」
アサヒトは話そうとするが司令が遮る。
「はい。響くんの身体は聖遺物に侵食されているんだ。身に纏うシンフォギアとして、エネルギー化と再構成を繰り返した結果、体内の浸食深度が進んだようです。その上怪獣因子の闘争本能もあり、このままでは遠からず、死に至るでしょう。」
アサヒトの説明に絶句する4人。
「あらゆる手は尽くしましたが、どれも成功率は低いものばかりで... 死までの時間を遅らせることしか出来ません。持って1年です。」
「1年か...」
「成功率はどれくらいだ?」
「一番高くて4%位だ。」
「そんな...」
「とりあえず彼女には戦闘禁止命令を出してほしい。聖遺物の侵食のスピードを上げてしまうので。」
「そうします。」
アサヒトが話し終えると、4人は出ていこうとする。 が、
「先生!なんで私の案を採用しなかったんですか!」
アサヒトの助手(2人のうち、1人)が声を上げた。
「私の案を採用してれば、響さんの命が助かる可能性は98%です!」
彼女のセリフに振り向く4人。
「ああ司令、今のは忘れてください。」
「アサヒト君、聞かせてくれ。」
アサヒトは少し迷ったが、助手に話させる。
「響さんの身体に怪獣のDNAを3つ植え付けるんです。身体のバランスを保つために。そして所々手術をすれば、彼女の命は80歳以上は生きられます!でも先生に反対されました!」
助手の1人、クレージーゴンが狂気に満ちた顔で喋る。そこにシノが水を差す。
「それはお前が融合症例の響を改造したいだけだではないのか?」
「・・・・・」
「それに先生が反対するんだ。なにか副作用があるんだろう?」
シノの言葉にクレージーゴンは押し黙る。
「それに関しては私から言う。時間が進むごとに意思が薄くなっていくことだ。いずれ戦うことしか考えれない獣のような存在になるだろう。近い例で言うと恐竜戦車くんだな。彼女はまだ理性が残っているが...」
「だから反対したんだ。彼女を化け物にしたくなくて。」
「なるほど。」
「彼女を生かしたいのなら手術をするべき!」
「それに関しては許可できない。」
「なぜですか!!」
「響くんを戦闘兵器にしたくない。彼女には事実を伝えて戦闘禁止命令をだす。」
「私のファイブキング計画を了承してk―――ガァッ」
狂ったように喋るクレージーゴンをもう1人の助手の怪獣娘が気絶させる。
「アサヒト君、彼女には私から改造手術を禁止しておく。」
「ありがとうございます。もうこれ以上、被害者を出したくない。」
4人は気絶しているクレージーゴンを連れて医療科学ルームを後にするのであった。
ルルイエ組「「「出番なかった...」」」
アサヒトの助手
・クレージーゴン
手術という名目で患者を改造することが趣味。二課に入ったら丸くなると思われていたが効果なし。恐竜戦車も元々は恐竜という名の怪獣娘だったが、ルナアタックで重症を負ったさいに改造された。本人は悪意も敵意もない。医者としての腕は良い。
・ガラオン
三重人格の怪獣娘。医者としての腕は良い。精神や魂の研究をしている。
いつも相棒のクレージーゴンの行動に頭を抱えている。
ある程度の常識は持っているが、どこか抜けてる。
今回はセリフなし。