戦姫絶唱シンフォギア 絶望の巨人【未完】   作:1052667

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絶望の焦慮

 

暗井は今ダダが店長をしている酒場で頭を抱えていた。

理由は2年前に怪獣のDNAを植え付けたが闘争心がないため逃した実験体のことだ。その実験体のうち1人が二課のシンフォギア奏者として戦う事になったからである。

 

「もしノイズと戦う事によってカイジューソウルが暴走すれば...」

 

「頭を抱えるくらいならやらなきゃよかったんじゃないいんですか。」

 

「だって忠実な部下とか欲しいじゃん。」

 

「ロボットを使えばいいのでは。」

 

「ロボットには知性がないから無理。」

 

「あ゛?」

 

「すまんビルガモ。別に喧嘩売ってるわけじゃない。」

 

「その実験体の子、立花響だっけ?暴走した時はこっちで保護するからその時は安心して。」

 

「助かるよ〜。ベムラーの報告ではもう1人の方は大丈夫そうだから放って置く。」

 

暗井に話しかけているのはダダ。このお店[怪獣酒場]の2代目店長だ。そしてもう1人、暗井と一緒のボックス席にいるのは飲み仲間のビルガモだ。

 

「なあ、店長。科学技術が発達してる宇宙人紹介してくれない?」

 

「そもそもティガダークが地球に来てから多くの宇宙人や怪獣娘たちが宇宙に避難していったんだよ。バルタン店長が星に帰ったせいで私が店長やるはめになったし。」

 

「店長は宇宙に帰らないのか?」

 

「私、人間と宇宙人のハーフだから。地球育ちだし宇宙に行く宛も無い。」

 

「そーなんだ。」

 

「意外ですね。」

 

そう言って暗井とビルガモは酒を飲む。

 

「店長〜領収証くれ。」

 

暗井はダダから領収証を受け取ると宛名に特異災害対策課機動部2課司令風鳴弦十郎と書き、家に帰る準備をする。

 

「・・・・・・・・・・」

 

ダダは領収証を見て固まっている。しかしすぐに正気に戻る。

 

「・・・・・一応科学好きの宇宙人に声をかけておくね。」

 

「サンキュー、店長。じゃ!」

 

そう言って暗井はテレポーテーションでこの場から消えた。ビルガモは店の出入り口から出ていった。

 

「真っ昼間からこんなに飲んで...ゼットン、2番テーブル片付けといて。」

 

ダダはそう言い、受話器を手に取った。

所変わって二課の基地。

二課の司令、弦十郎の携帯電話に非通知で電話がなった。

 

「もしもし?」

 

『もしもし?こちらは怪獣酒場川崎店、店長のダダです。特異災害対策課機動部2課の司令、風鳴弦十郎様でお間違いないでしょうか。』

 

「!!っなぜそれを。」

 

『うちのお客様が領収証に弦十郎様のお名前とご職業を書かれまして。』

 

「ちなみに誰が領収証に記入を?」

 

『ティガダークです。』

 

「そうか。すぐにそちらに向かう。」

 

『いえ、こちらのお店は公務員および政府関係者の入店をお断りしております。こちらがお伺いいたします。』

 

すると弦十郎は後ろに気配を感じ、振り向くと1人の女性がいた。周りの職員やオペレーター、翼に了子に緒川は驚いてる。

 

「店長じゃないか。店長もテレポーテーション使えるんだな。暗井と同じ種族なのか?」

 

周りが固まっている中、奏がそう言う。

 

「いや、私は人間ではないがティガダークとは同じ種族じゃない。あんな奴と一緒にしないでほしい。」

 

店長ことダダは弦十郎の方を見ると、

 

「始めまして。先程電話で伺いました。怪獣酒場川崎店、店長のダダと申します。今回はティガダークの領収証についてお伺いいたしました。」

 

それを聞いた弦十郎はダダから領収証を受け取る。

 

「ああ、俺が払っとく。えーと、ビール3杯、枝豆2皿、お通し、ツインテールのフライ?合計3902円か。」

 

「まいど。」

 

そう言ってダダはお代を受け取ると帰って言った。

 

「協力関係を結んだといえ、ここまでするか普通。」

 

弦十郎は言った。

さて、時は流れ夜。酔も冷めた暗井は考えごとをしていたが、ジーッとしててもドーにもならねぇということで夜道を散歩していた。すると携帯から電話がかかる。

 

「もしもし?」

 

『もしもし、俺だ。』

 

「あっ、弦十郎さん(やべ〜、領収証の件か?どうしよう。)。どうしましたか?」

 

『すまないがノイズが現れたのだが、手伝ってくれないか。』

 

「いいですよー。座標を送ってください、すぐ行きます。」

 

暗井は電話を切ると携帯に送られてきた座標の場所にテレポーテーションで移動する。

暗井が現場につくとノイズによって拘束された響とノイズを操っていると思われる鎧の少女と戦っている翼、ノイズと交戦中の奏がいた。

 

「はっ!のぼせ上がるな、人気者!アタシの目的ははなっからあいつをかっさらうことだ!」

 

暗井はとりあえず奏の周りにいるノイズを銃で撃ち倒す。

 

「奏、これはどういう状況?」

 

「ノイズを操っている奴が響を誘拐しようとしているんだ。詳しい説明は後だ!」

 

「なるほど、ストレス解消には丁度いい。」

 

鎧を着た少女は暗井を見ると、

 

「ちょうどいい、てめぇも連れてこいとのことなんで捕らえさせてもらうぜ?」

 

鎧の少女はそう言い、暗井に近づいてきた。暗井は鎧の少女を睨みながら

 

「ディスペア!」

 

と叫ぶ。その瞬間鎧の少女は頭を抱えて立ち尽くす。

 

「暗井、何をしたんだ!?」

 

「彼女のトラウマの記憶を脳内で再生させた。普通は失心するはずなんだけど...」

 

しかし鎧の少女は頭を抱えながらこちらに向かってくる。暗井はスパークレンスをだし、

 

「ティガダーク!」

 

と叫び、絶望の巨人[ティガダーク]に変身する。巨人といっても今回は180cmぐらいの大きさだ。

 

「ダァッ」

 

ティガダークは鎧の少女に向かって黒い光弾を放つ。鎧の少女は負けじと鞭を振るい、光弾を叩き落とす。ティガダークは鎧の少女に近づくと、脇腹を思いっきり殴る。鎧の少女は鞭を振るうが、ティガダークはその鞭を掴み、そのままぶん投げる。

 

「クソっ」

 

鎧の少女はすぐに立ち上がろうとするとティガダークの光線が命中し、かなしばりにあう。

 

「暗井の奴、ネフシュタインの奴を捕まえやがった。」

 

奏がそう言う。そこに響と翼(響は翼に助けられた)が合流する。

 

「畜生、放しやがれ!」

 

鎧の少女がそう言うが無視。ティガダークは人間の姿[暗井 闇]になり、

 

「とりあえず眠らせるから下がってて。巻き込まれるかもしれないから。」

 

そう言って彼女はズボンのポッケトから細長いカプセルを出す。

そのカプセルを銃にリロードして鎧の少女に向かって撃とうとする。      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 が、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何者かが放った炎が暗井に直撃する。それと同時に鎧の少女の金縛りが解除される。

 

「誰だ!」

 

翼は炎が放たれた方角を見ると、フードを被った女性がいた。彼女のコートの下には光る発光部分がある。

 

「キリキリキリキリキリ。」

 

奇妙な笑い声が聞こえる。

 

「お前は...キリエロイド。」

 

暗井は背中に大火傷を負いながらフードを被った女性の名前を言う。

 

「み~つけた。」

 

フードを被った女性ことキリエロイドは狂ったように笑う。

 

「今日という今日こそは息の根を止めてやる。君は招かれざる者なのだ。覚悟しろティガダーク。」

 

この日、絶望と偽りの正義が再開した。偽りの正義は高らかに笑う。

 

「キ~リキリキリキリキリキリキリ。」

 

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