転生したら血液(ヴェルドラ産)っぽい生き物な件 作:ナメクジ
はじめまして、ナメクジと申します。
小説投稿初めてなので駄文もいいところのクソ小説です。よろしくおねがいします。
――自分の意識は、生温い暗闇の中でゆっくり、それはもう途轍もなくゆっっっくりと覚醒した。まだはっきりしない思考内に誰かの鼓動の様な音が入り込む。
…ここは、どこだろうか。
ゆるりと蠢く液体の様な体(?)。視覚情報は真っ黒で、自分の頭、目、手足(に当たる部位)などがどこにあるのかさえわからない。しかしどうやら何か生暖かい液体が自分を押し、狭いトンネルのような空間を動いて回っているようだ。
こんな状況下でさほど疑問を抱いていないのは何故だろう。そもそも、疑問がないことに疑問を抱くのは何故だろう。
考え事をしている間も、相変わらず誰かの鼓動が聞こえる。鼓動が聞こえるという事は、自分がいるのはこの音の持ち主の胎内……もしくは持ち主が自分なのか。
…少しずつ意識がはっきりしてきたように思う。それに伴って感覚も鮮明になってきた。
――体はやはり液体、視覚情報は無し、聴覚はあり。
そして…視覚の代わりなのか自身の周りの状態が思考にそのまま入ってくる。細長い…血管?と、筋肉の様な何か、そして黒い皮膚…?が、自分の周りを龍の形で構成している。龍らしき生物の周りは光の膜の様なもので球体状に覆われて、岩や鉱石――7色に光り輝いている――で構成された空間にいるようだ。
……周りの状態を見ている(?)間に、1つ気づいた事がある。
自分の液体状の体はこの龍のような生物の体にある血管を、鼓動…心臓の動きに合わせて移動している。
つまり――
――どうやら自分は龍のような生物の血液中に存在しているらしい。
…………何の冗談ですか?
−−−−−−−−−−
意識を取り戻してから体感で1日ほど経過した。
その間自分の存在しない脳味噌は随分仕事をしてくれたようで、自分について、それから自分の存在する(寄生していると言っても過言ではないと思う)この龍について、この場所についても知る事ができた。
自分は『転スラ』の世界、並びに『暴風龍ヴェルドラ』の血液に転生したらしい。まぁ当然の如く原作開始前。ここは洞窟の中だ。どこぞのスライムの胃の中ではないし、それ以前に自分はヴェルドラの中だけどね。
―――は?(唐突な正気)
ゲフンゲフン。正気になってはいけない。常に心に狂気を。
今の状態を理解した時の最初の感情は意訳するとこうだ。『どうしてこんな事に?』と。もっとうるさかったけど。
つまり死ぬ程困惑したし混乱した。人は混乱しすぎると逆に冷静になるらしい。また1つ賢くなれた。やったね。
じゃねぇよ!!!何考えてんの自分!?!?!?は!?!?
――みたいな事を繰り返してやっと落ち着いたと思ったら1日経っていそうだよね。
あと自分は人生の記憶が無い。転スラの事や他のサブカル、言語、一般常識、小ネタ等エトセトラ……は覚えているが、前世の記憶を人間だった事しか覚えて無い。
これからどうやって生きて行けばええんや?
人体無エ inヴェルドラ スキルも全く分からねエ
レベルも無エ 魔素はある 血管毎日ぐーるぐる………
意識浮上→血液で 5時間ちょっとで理解した
記憶も無エ 娯楽も無エ 危険は絶対一生ある
オラこんな
…え?この(ヴェルドラの血液)まま外出て生きろって?
やめてくださいしんでしまいます。
やる気が出れば続けます。