「と言う事は、彼女はここ1年間は高岡に住んでいたって事になりますね。」
「ああ、1年間旅館で過ごしたから、東京から高岡へ上京したって事は確かですね。」
「ええ。」
そこへ、1本の電話が入った。
「はいっ高岡中央署、えっ、何、殺し。」
「えっ。」
と、南と高山は驚いた。
「場所は、高岡駅の路地裏付近、わかりました、直ちに急行します。」
電話を切り、南と高山に言った。
「高岡駅の路地裏付近で女性の死体が発見されました。」
「よしっ、行こう、高山。」
「ええ。」
南と高山は富山県警のパトカーに乗って、高岡駅の路地裏へ向かった。
「ご苦労様です。」
「現場は。」
「こちらです。」
「主任。」
現場へ行くと、何と女性が死んでいたのだ。
「どうも、富山県警・捜査一課の小林警部です。」
「同じく捜査一課の沢村です。」
「高岡署の中谷です。」
「同じく市川です。」
と、挨拶をした。
「それで、被害者の身元は。」
「被害者は朝倉真紀、27歳です。」
「間違いないな、朝倉だ。」
「ええ。」
高山は、すぐに高杉班長に連絡した。
「何、朝倉が高岡の路地裏で死体が発見された。」
「ええ、恐らく死因は絞殺と思われます。」
「ほう、やはり旅行で福井に行っていたのか。」
「ええ。」
「やはり、歩夢ちゃん達の言う通りになりますね。」
捜査の結果、朝倉は昨日の13時08分発の上越新幹線に乗って長岡から特急に乗って高岡へ行っていた事が分かった。
東京発13時08分 上越新幹線「あさひ315号」に乗車
長岡着14時48分 下車
長岡発14時56分 信越本線・北陸本線特急「かがやき6号」に乗車
高岡着17時01分 下車
「高岡から特急に乗って東京へ帰るつもりだったんだよ。」
「つまり、犯人は東京で殺人の後に列車に乗って高岡へ向かったって事は。」
「それも、考えられますね。」
「ええ。」
そして、高岡で捜査を終えて南と高山は東京へ戻った。
「そうか、やはり朝倉は高岡で死亡していたのか。」
「ええ、恐らく死因は絞殺で死亡推定時刻は昨日の17時37分頃と思われます。」
「一体、この事件は何か裏がありそうだ。」
「ええ。」
「高山、うかつに結論を出すのはいかんぞ。」
「はい。」
「と言う事は、犯人は別にいますね。」
「ええ。」
「それで、被害者の足取りは分ったのか。」
高杉は高山に言った。
「はい、彼女は13時の上越新幹線に乗って長岡で特急に乗って高岡へ行った事が分かりました。」
「なるほど、つまり朝倉は高岡へ行っていたって事か。」
「はい、そこまでは分っています。」
「そうか、高岡駅の路地裏へ行って朝倉を絞殺したのか。」
「ええ。」
「この2人に共通する事は一体どんな事なんだろうか。」
「ええ。」
そして、犯人はどんなトリックを使ったのか?