立花響の義父となりました、石動と申します。 作:CODEZERO
クリスちゃんがうちに居候し始めて数日。
うちでの生活にも少し慣れてきた頃合いである。
クリスちゃんが居候し始めてからは、店はテイクアウト限定で配達はウー○ーに任せている。
……だってクリスちゃんのことがバレたらめんどいし……特にあの赤ゴリラ。
今は昼飯時で、クリスちゃんと一緒にご飯を食べている。
メニューはクリスちゃんがナポリタンで、俺がペペロンチーノ。
特に凝ったところはない単純なパスタ系である。
「クリスちゃん、美味しいかい?」
「………ん、うまい」
「そっか、よかったよかった」
……数日一緒に過ごして気づいたことがある。
クリスちゃん…食べ方きたない…というか食べるのが下手っぴ……
しょうがないなぁ……
「ほら、クリスちゃん。こっち向いて」
「…ンム?……ぬむぐっ!?…ンム……ンムムッ…!」
紙ナプキンを手に取り、クリスちゃんの口元を綺麗に拭いていく。
「……はい、綺麗になったよ」
「いきなりはやめてくれ………//////」
「ごめんごめん。……一気に掬いすぎじゃないか?」
………クリスちゃんの手元をよく見てみると、本来パスタを食べるときに掬うであろう量の2、3倍はあるであろう量がフォークに巻き付いていた。
食べ方きたない理由これでしょ……
そこを指摘してみると、口元につきはするものの以前よりも格段に綺麗に食べられるようになっていた。
その後、クリスちゃんは夜ご飯までゴロゴロダラダラと過ごしていた。
「今日は何もないねぇ……」
「みたいだな……ノイズも出ねぇし」
「うし!クリスちゃん、晩ご飯何がいい?」
「………ハンバーグ」
「了解。ライスとパンどっちがいい?」
「……ライス」
「承りました。お嬢様。」
「なうっ!?お、お嬢様なんて呼び方すんな!……ガラじゃねぇ……!」
「俺からすれば可愛いお嬢様だけどな?じゃ、夜ご飯作ってくるよ」
「なっ……なうっ……なにゃ……!?」
クリスちゃんは顔を真っ赤にしてうつむいた……かっわいい……
そしてクリスちゃんは風呂に浸かり、俺はシャワーを浴びてベッドに入った。
そして電気を消し、布団をかぶろうとした時…コンコンとドアが控えめにノックされ、枕を持ち、薄い赤色のパジャマに着替えたクリスちゃんが入ってきた。
「……今日も…いいか?」
「……おいで」
クリスちゃんはよく俺の布団に入ってくる。
理由は簡単……一人で寝ると悪夢を見るらしい。
だから俺と一緒に寝ている。この優しい子が悪夢を見ないために俺もそれを許容している。
「スー………スー……」
ゆっくり眠れている……いつの日かこの子が、悪夢に苛まれないようになりますように………
今日はものすっごい短めですごめんなさい……
ウェル博士…人格改変してもいいですか?
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ええで〜!
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アカンわ!原作準拠!
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ちくわ大明神