立花響の義父となりました、石動と申します。 作:CODEZERO
色々と飛ばしてるかもしれませんがご了承下さい。
俺が店で諸々の点検をしていた時、最近よく出てきた気配を察知した。
「あ、ノイズ出たな。…いつもと比べると数は少ないが……な〜んか嫌な感じだな…そこが本命じゃない…?」
気配と直感。二つが同時に働き、俺は一つの結論を下した。
………ノイズの方はクリスちゃんに行ってもらおう。
俺は誰もいない客席に突っ伏していたクリスちゃんに声をかけた。
「クリスちゃん。ちょっとノイズ出たからそっちの方に行ってくれない?」
「ッ!?…行くに決まってんだろ!どこだよ!?……あんたは来ないのか?」
「ごめん、な〜んか嫌な予感がしてさ……俺はそっちの方に行ってみる。
場所はスカイタワー……数はいつもより少ないね」
「りょーかい。じゃ、送ってくれよ」
「……怪我なく帰ってきてくれよ」
「誰に言ってんだ。あたしは大丈夫だ、それに…何かあってもあんたが助けてくれるだろ?」
「そりゃもちろん」
「即答かよ……こっちが恥ずかしくなってくるじゃねぇか…
ま、気にしないでくれよな。あたしは大丈夫だ」
「いってらっしゃい」
「……いってきます」
トランスチームガンの引き金を引き、クリスちゃんをスカイタワーに送った。
俺もブラッドスタークへと姿を変えて、直感が働いた場所へと飛んだ。
………『エボルドライバー(デチューン)を持って』…。
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「あ?どうなってやがる…?」
俺が直感の働いた場所、リディアン音楽院に着いた瞬間に目に入った景色は、『瓦礫となり原型が崩れ去ったリディアン』だった。
……その瞬間、背後から棘のついた鞭が迫ってきていた。
「チッ…めんどくせぇ……」
俺は身体を捻り、鞭を避け、飛んできた方向に銃口を向け引き金を引いた。
まぁ案の定いましたわ……フィーネことクソアマ外道生ゴミ女が。
「…面倒なのはこっちの方だ。散々私の計画を引っ掻き回してくれおって…!!
だが、それもここで終わる……貴様の命を刈り取ることによってなぁ!!」
「やってみやがれ生き遅れの年増がァ!!
テメェだけがキレてると思ったら大間違いなんだよ!!」
言い終わると同時に鞭を伸ばしてきたが、俺はそれを掴み、引き寄せ、顔面を殴った。
「ネフシュタンの鎧ってことはどれだけ痛めつけようがぜ〜んぶ治るんだよなぁ?
じゃあ殴り放題のバイキングだな!俺の怒りも全部受け取れや!!」
そこから俺は殴り続けた。……暴言もプラスして。
「テメェみたいな行き遅れの年増が再生能力持ったって意味ねぇぞ!?
どうせお肌もシワシワ、肩も上がらない、膝もイテェだろ!?老化は治らねぇぞ!!」
「……貴様ァ…!!」
「言い返せねぇんだな年増!!だがわかるぞその気持ち!
前までは起きたら腰イテェし(響が抱きついて寝るせい)首も痛めるし(響が飛びつくせい)最近は少し寒気がするからなぁ!!(リディアンの寮からクリスに向けて飛ばした響の殺気)」
「貴様にわかってたまるものかァ!!!」
「理解する気なんか最初からねぇよバァ〜カ!!」
「ガッ!?」
俺は暴言を吐きながらフィーネに近づき、腹にヤクザキックをいれた。
……基本女には弱いが外道は別である。
「……テメェが何を望んでこんなことをしでかしたのかなんか知らねぇが……俺の関係者に繋がった以上俺は徹底的にぶちのめす。……まぁ罪は償ってもらうがな」
「……私は負けられんのだ…!まだあのお方に想いを告げられていない…!届けられていない…!!
…どれだけ醜かろうと私はただ!!あのお方の隣に立ちたいのだ!!!」
俺はその瞬間…引き金を引いていた手が止まった。
…コイツを動かしている想いはなんだ?…コイツはただ、どれだけ道を間違えようと、どれだけの犠牲が出ようと、ただ『女としての幸せ』を求めただけだったのだ。…ただ好きな人と一緒になりたい。それだけだ。
「……乙女かよ……ハァ…ようやくアイツの言った意味がわかった気がするな……」
それは遠い昔の記憶。他のどんな記憶が消えようと、それだけは消えない。消してはならないと自らが定めた、どんな未来よりも幸せな過去。その一部。
《女の人はみ〜んな恋する乙女なんです。それがどんなものであれ心の底から好きになったものがあればそれは恋です。そして女の人が他の人を心のそこから好きになっちゃうと、どれだけの年月が経とうとその人のことは絶対に忘れないし、その人からの愛を求めて止まないんです。それが『女』っていう恋に生きる生き物なんですよ》
どんな花より美しかったその笑顔。どんな景色より綺麗だったその心。
決して色褪せることも、濁ることもない、俺が恋した宇宙にたった一人の人間との記憶。
その愛する人が言った意味が、ようやくわかった気がした。
…でも、だからこそ止めなければいけないと思った。
コイツが…『フィーネ』が恋した男は素晴らしい男だったんだろう。
そうでもなければ何百回、何千回と人生を繰り返す理由が無い。
恋したから、愛しいから、一緒に幸せになりたい。それは否定することのできない、ただ純粋な『愛』だ。
だが今の『フィーネ』はおそらく受け入れてはもらえない。
何千年も想い続けられるような素晴らしい男が、血に濡れた手を取るだろうか?…否。
血濡れた女を愛し、共に過ごすことができるだろうか?…否。
その男は涙を流すだろう。自分のせいで、自分を愛してくれた女を血で汚してしまったと嘆くだろう。
だからこそ、止めなければならない。
またいつかその二人が出会えた時に、それかフィーネが別の幸せを掴むとしても、今以上の血濡れた手でその男の手を握らぬように。
「フィーネ…お前はその手で誰の手を握るつもりだ?」
「誰の…だと…?決まっている。あのお方の手だ。あのお方がもう二度と私のそばから離れぬように。……あのお方の温かみをずっとそばで感じられるように……」
「…そうか。お前の恋した男は血に濡れた生暖かい手を取るような男なんだな」
「……違う!!あのお方はそんな方ではない…!!……あのお方…は…」
「……分かったか?今のお前の手は血に濡れている……それに気づいた今なら…まだ戻れる。
血に濡れた手であのお方とやらの手も血に濡らすか……罪を償って、いつかまた会えた時に胸を張って想いを告げるか…楽な道を選ぶか、地獄を進んで胸を張るか。二つに一つだ」
「私…は……!でも…でも…!もう止まれないのよ…!!あのお方と言葉を交わすのには統一言語を取り戻す必要がある!想いを伝えるために!この口で伝えるために…!どっちにしろ…月を破壊しなければ!私の願いは叶わない!!
だから私は月を破壊する!この荷電粒子砲…『カ・ディンギル』によって!!」
その言葉と同時に、地響きが起こり地下から巨大な砲塔が姿を現した。
「私は私の想いを遂げる!その邪魔を…させる訳にはいかないのよ!!」
「ったく…話し合いってのは楽じゃねぇなぁ……ま、来いよ。…全部受け止めてやる。お前の怒りも何もかもな」
そして、『愛のために全てを切り捨てた巫女』と『愛するが故に全てを守ろうとする星喰いの蛇』の最後の戦いが幕を開けた。
ちょっと変なところもあるかもしれませんが許してください。
正直なところ今回の話は賛否両論が明確に分かれると思います。
ですが、作者としてはこうしたかったのでこれでいいと思っています。
……装者は次回出しますが……エクスドライブにならない可能性が微レ存……
ウェル博士…人格改変してもいいですか?
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ええで〜!
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アカンわ!原作準拠!
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ちくわ大明神