立花響の義父となりました、石動と申します。   作:CODEZERO

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ちょっと雰囲気ぶち壊しがあります。


歌と心、希望と奇跡。

「ほんっと…再生ってめんどいな〜……」

 

「面倒なら諦めてもらって構わないわよ?…そっちの方が私の迷いも消える…!!」

 

「消させる訳ねぇだろバカ女。

知ってるか?年寄りはお節介なんだよ!!」

 

「ぐぅっ!?…貴方が年寄りなら私はなんなのかしらね…!」

 

「俺から見れば中年レベルだな」

 

フィーネがカ・ディンギルを顕現させた直後、俺とフィーネは軽口を叩き合いながら戦っていた。

……ウン十万年生きてる俺からすれば本当に中年レベル…というか子供相手にしてるレベルだな……

てか急がねぇと地下のエネルギーがどんどん増えていってるんだよな……これデュランダルだろクソ面倒い。

さっさとする為にエボルドライバー使いたいんだが…着ける暇無えし…そろそろ愛する娘が来ても良いと思うんですがそこら辺どう思う?

とか考えてたらドドドド……ってとてつもない足音が聞こえて来たんですけど…?

 

 

ーーBalwisyall Nescell gungnir troooooOOOOONNNッッ!!ーー

 

「ガァッッッ!?!?」

 

娘が歌歌いながらフィーネの顔面に拳でど突きました…ギャグ漫画みてぇに吹っ飛んでったんだけど?

カ・ディンギルにフィーネが吹っ飛んで行って滑稽な絵にしか見えないんですが?

我が愛娘よ…出会い頭に人をど突けと教えた覚えは無いぞ?

 

「土砂降り10億連発喰らっとけ!!」

 

うん、ダメ押しとばかりにガトリングぶっ放すのもやめようかクリスちゃん。

てか、響は正体知らないのになんでそんなに殺意高いの?

クリスちゃんもちょっとオーバーキルじゃないかい?慈悲とか無いの?

 

響「お父さんの敵なら慈悲は無い」

クリス「フィーネは一回死ねば良い」

 

ナチュラルに心読むのもやめてもらっていいかな?

てか正体バレてるし……まぁもういいや。隠すの面倒い。

てかSAKIMORIさんと奏ちゃんは何処ぞ?

 

「「ちょっと遅かったから置いてきた」」

 

「本当に何やってんの!?」

 

しかもなんでこんな時だけ息合うんだよ……

とか思ってたら来た。ツヴァイウイングのお二人さん。

 

「いや、二人とも速えよ!?これでもフィジカルにはちょっと自信あったんだが……」

 

「2人はちょっと一緒にいる人を気遣ってくれないか…?」

 

お二人さんは肩で息をしながら愚痴を吐いた。…娘がゴメンね?

 

「で、お父さん。これどういう状況?」

 

「櫻井了子、黒幕、月破壊、OK?」

 

「「OK!!」」

 

「「いや待て待て待て!?」」

 

うん、止めるのが当然だとエボルトは思います。

だって2人からしたら情報量めっちゃ多いもん。

 

「詳しく説明したいところだけど…時間ないから後でね」

 

「まぁ…納得はいかないけど状況的にしょうがない…のか?」

 

「本当ならもっと真剣な空気になると思うのだが…」

 

あ。この子達来たんだったら俺エボルになれるんじゃね?

今のこの子たちなら心配は無いだろうし。

 

「え〜と…四人とも囮になってくれない?」

 

「「はい!?」」

 

「「いいよ(ぞ)〜!」」

 

「んじゃよろしく」

 

「「待って待って待って待って!?」」

 

「何するつもりですか!?」

 

「せめて何やるかは教えてくれ!?」

 

「まぁ簡単に言うと〜……前に俺1%も力出してないって言ったじゃん?」

 

「あ〜……言ってたなそんな事……」

 

「その1%を出す」

 

「「……は?」」

 

「んじゃちょっと離れてて」

 

よし…!やりますか!さ〜て超絶お久しぶり…ってわけでも無いわ。

結局デチューンドライバーしか無いし。てか一年ちょい前に二回変身してるし。

 

まぁ今回が最後だからデチューンは当分使えない…というかそろそろ本物使いてぇな……

そもそもデチューンが三回しか変身出来ない理由は、デチューンエボルドライバー自体がエボルボトルのエネルギーに耐えられるほど頑強では無いからだ。

ビルド本編でもマッドローグはライダーエボルボトルは使ってたけど、変身に使用したのはフルボトルだった。

エボルト憑依状態の内海さんでもマッドローグだったわけだから、重要なのは中身ではなくエボルドライバー自体の本物とパチモンの性能差による物だと考えられる。

……という長々とした説明は後にして…やりますか!

 

【エボルドライバー!!】

 

石動聡一(エボルト)はエボルドライバーを装着し、未知の物質を充填された2つのボトルを取り出し、ドライバーのスロットに差し込む

 

【コブラ!】

 

【ライダーシステム…!】

 

【Evolution!!】

 

聡一はハンドルレバーを勢いよく回し、それと同時にベートーベンの交響曲第9番が流れる。それに合わせてコブラの顔のエボルボトルのパーツが歌唱しているかのように稼働する。

 

エボルドライバーに搭載されたエネルギー生成ユニット『エヴォリューションチャージャー』装置内部の発動機『EVダイナモ』が高速稼働し、必要なエネルギーを生み出し、

ドライバーから透明なパイプが出現し聡一の前後にプラモデルのランナーのような型が形成され、

パイプの中を赤と黒の液体が流れ、前後の型の中に凝縮し、

赤黒い霧のようなエネルギーに包まれた装甲を成形し、そして三つの歯車のような金色のリングが出現する。

 

【are you ready…?】

 

「変 身…!」

 

【コブラ…!】

 

【COBRAァ…!!】

 

【EVOL COBRA!!】

 

【フッハッハッハッハッハッハ……!!】

 

「エボル フェーズ1完了…!でも無ぇわ。

デチューンだし不完全だし。フェーズ1って言うより0.8ぐらいが妥当だな」

 

動きやスペックは…まぁ悪くは無い。

けどこれになると加減がムズイんだよなぁ……ま、頑張ろ。

 

「お待た…せ!!」

 

「な!?…グッ!!!?」

 

出会い頭の蹴りいっぱぁつ!!…響のこと言えねーじゃん俺。

 

「お父さん…ナニソレすっごいカッコイイよ!?」

 

「……悪くねぇな」

 

「……色々物騒な機能抱えてそうなナリしてるな…」

 

「こればっかりは奏に同感……」

 

まぁ女の子には賛否両論分かれるわな。

男なら無条件でカッコいいと思いそうなもんだが(性格面は含めず)。

こっからは〜……心ポキポキパーティタイムじゃい!!

……アレ?なんか塔の先光ってね?

『この荷電粒子砲カ・ディンギルによって月を破壊する!!』……あ、ヤッベ。

 

「ハハハハハ!!私の勝ちだ!!!」

 

「そうは問屋が下さないっと!」

 

俺は放たれた粒子砲の進行方向にワープし、EVレバーを勢いよく回して必殺キックを粒子砲に向けて放った。

 

【エボルテックフィニッシュ!!】

 

そして、粒子砲から放たれた極光とエボルの足が衝突する瞬間……

 

極光が空間ごと圧縮され、轟音と共に爆ぜた。

 

「……なん…だと……?」

 

「さっすがお父さん!そこに痺れる憧れるぅ!!」

 

「………どうなってんだあの人……」

 

「「ハハハ……もうどうにでもなれ……」」

 

ツヴァイウイングのお二人さ〜ん?目から光が消えてますよ〜?

……まぁボケてる場合じゃ無いんだが…正直クッソやらかした。

調子乗ったせいで間に合わなくて月の一部削れた……クソが。

ほぼ全部のエネルギーは空間ごと爆破させて無効化できたんだが…エネルギーの一部が無効化できずに月に飛んでいって削れた。……マジでやっちまった。これ土下座案件だよ。

 

俺は無言のまま、もう一度EVレバーを回しカ・ディンギルに向き直った

 

「………」

 

「…まさか……やめろ!!」

 

【エボルテックフィニッシュ!!】

 

カ・ディンギルは極光と同じように空間ごと爆ぜ、瓦礫の山と化した。

 

「き…さ…まァァァァァァ……!!!」

 

「……悪いな。俺の慢心が引き起こしたミスは…俺が責任取らなくちゃいけないんでね」

 

「私の……想いはまた……!」

 

……正直に言おう。今、俺の身体を突き動かしたのは俺であって俺じゃ無い。

慢心し、怒り、失態を見せた自分に対する憤怒の感情と、

かつて人であった頃の『なんとか尻拭いをせねば』という焦りの感情。

それら二つが混ざり、暴走した……これじゃ獣だな。『あの時』から何も変わってねぇ。

 

ただ自分の望みを果たせず、星が滅びたことに嘆き、他の星を滅す『星喰いの蛇』であった頃から全くと言っていいほど変わってない。

 

「……ちょっとは変われたと思ってたんだがな」

 

「……お父さん?」

 

「…大丈夫だ、響。気にすんな」

 

「……気にするよ?…だって私、お父さんに助けてもらってばっかりだもん…」

 

「……悪い」

 

「謝らないで?お父さんは悪くないから!

それに!一人でなんでもするんじゃなくて、助け合うのが『家族』だよ?」

 

そう言って、響は俺の手を包み込むように握り顔の前に持っていった。

 

「ほら、私とお父さんはこんなに近くにいるんだから。

お父さんは一人じゃないし、私も1人じゃないよ。だから、大丈夫」

 

「ハハッ…かなわねぇよ全く……ありがとな。響」

 

…少し、持ち直せたな。よし!切り替えていこう!

フィーネに対する決定打はあるにはある。…だが、おそらくノイズを盾にされるだろうな。

現状一番厄介なのはやはりソロモンの杖……だがシンフォギアだけではほぼ無限のノイズを突破するのは難しい。

………もう一つ、何かあればいいんだけどな……

 

俺がそう考えていると……歌が聞こえた。

 

「…これは、リディアンの校歌…か?」

 

「だが、一体どこから……」

 

音の出どころは崩れかけの校舎のスピーカーからだった。

 

(シンフォギアが歌を力に変えるなら……私たちの歌も力に変わるかもしれない……!

お願い…!…響に届いて!!)

 

「フッハハハハハ!!最ッ高じゃねぇか!!!さっすが未来ちゃんだ!!」

 

「未来の…みんなの…歌…!!」

 

「……悪くねぇ…いや、むしろ最高だなぁ!!」

 

「ほら翼。後輩達があたしたちのために歌ってくれてるぜ?」

 

「奏…えぇ、この歌声に私たちも応えましょう!!」

 

その瞬間、天空へと4本の光の柱が登り、装者の纏う『シンフォギア』の姿が変わった。

 

その衣装は、白を基調としたものへと変わり、背に現れた光の翼はソラを照らした。

 

ーーXD(エクスドライブ)

 

人が繋がるための力、『歌』と『心』を束ねた希望と奇跡の姿であった。

 

 

 

 




正直今回で無印最終決戦終わらせるつもりだったんですが……終わりませんでしたごめんなさい。

……今回はだいぶ無理矢理なところもあるのは作者も承知しております。

言い訳するとすれば、月を欠けさせなければG編が始まらないことと、フェーズ3の素材のためにエクスドライブさせる必要があった……ということです。

お気に召さなければ、お気に入り解除してもらって構いません。
作者的には言いたくないですが、低評価も覚悟しています。

こんな無茶苦茶な作品ですが、応援してくださる方がいてくれたら嬉しいです。

ウェル博士…人格改変してもいいですか?

  • ええで〜!
  • アカンわ!原作準拠!
  • ちくわ大明神
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