立花響の義父となりました、石動と申します。   作:CODEZERO

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娘は可愛い。これこそ真理。

『ルナアタック』と呼ばれた大事件が終結して二週間ほど。

 

行動制限を余儀なくされていた装者のもとに、朗報が届いた。

 

「行動制限解除って…マジかよおっさん!!」

 

「あぁ…これでこの生活から解放される…!!」

 

「……流石にあの異様な空気には翼も堪えたか……響君とクリス君は?」

 

ツヴァイウイングの二人は無言で部屋の隅を指差した。

そこには……

 

「お父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さんお父さん」

 

「父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん父さん」

 

「響!!!クリスも!!!聡一さんが帰ってこないのがショックなのはわかるけど人の話も少しは聞いてよ!?」

 

部屋の隅から動かない響とクリスを引っ張り出そうとする未来の姿があった。

 

「……なんなんだアレは?」

 

「…二日目からあの調子です……」

 

「ずっとうわ言のように呟いてるから逆に怖えんだよ……」

 

「地獄だな」

 

「「全く以てその通り」」

 

そんな事が10分ほど続いて、未来が疲れ果てたのと同時に、『ピーンポーン』というインターホンの音が鳴った。

その瞬間、とある四人は「…ここにインターホンなんて設置されてたか?」と首を傾げ、後の二人は…爆速で部屋の入り口を開け、外にいるであろう人物に飛びかかった。

 

「「(お)父さん!!!」」

 

「しんふぉぎあッッ!!??」

 

……奇怪な叫び声が聞こえたが聞こえなかったふりをしよう。

 

「なんで引っ張っても出ないのにいきなり扉破って出ていくの……聡一さん!?」

 

「ただいま未来ちゃぐッ!?」

 

「……お父さん?最初に『ただいま』っていう人が違うと思うよ……?」ゴゴゴゴ

 

「……父さん…こっちがどんだけ心配したと思ってんだ…?どこで、何してたのか、洗いざらい吐いてくれよ……!」ズモモモモモ

 

「……逃げ道は「「あると思う(か)?」」…ナイデスネハイ」

 

俺の愛娘は可愛いけど……怖いね。まぁ怖いのも可愛いの一部なんだが。

 

「……響。待たせて悪かった。ただいま」

 

「おかえりなさい、お父さん!」

 

響はもう離さないと言うように先程よりもきつく抱き締め、目尻に涙を浮かべながら『おかえり』と言ってくれた。

 

「……クリスちゃん。ただいま」

 

「…おかえり。……約束…覚えてるよな?」

 

「覚えてるよ。『一人にしない』…だろ?」

 

「アレに追加だ。……もう…勝手にどっか遠くに行くんじゃねぇ…!!怖かったんだぞ…!?」

 

「……悪い」

 

「謝罪なんかいらねぇからもっとくっつかせろ!!」

 

クリスちゃんは力いっぱい俺の体温を確かめるように抱き締めながら、泣いていた。

……自分がどう思われてるのか、もっと客観視しないといけなかったな……

 

「え〜と……とりあえず、私からはこれです!」

 

「え?何未来ちゃンゴッ!?」

 

未来ちゃんにいきなりゲンコツ落とされたんだけど……なんでぇ?

 

「私の太陽を陰らせたのと、大切な友達を泣かせた罰です。

……それと、私もすごく心配してたんですよ?それぐらい察して欲しいです」

 

「…大人にゲンコツって……俺に威厳が無いのか、未来ちゃんの勇気がすごいのか……

それと、未来ちゃんも。ただいま」

 

「……ついでのように言われたのは気に入りませんけど……

おかえりなさい。聡一さん」

 

「お父さんにゲンコツ落とす人初めて見た……」

 

「いや、そもそも普通年上にゲンコツ落とさねえよ!?」

 

「うん…未来君は…なんだ、愛が重いな!」

 

「…小日向は立花のこととなるとたまに恐ろしい時があるな……」

 

「……まぁ…それも愛ってやつだろうさ…」

 

「何故そこで愛ッ!?」

 

まぁこれで一件落着…かな?

 

「あ、聡一さんはまだ許してないので。

今度埋め合わせに買い物に付き合って貰いますからね。拒否権はないですよ?」

 

「……ん?」

 

一瞬、空気が凍りついた。

 

「みみみみみみ未来ぅっ!!?何言ってるのっ!!?」

 

「響も来る?」 「行くッ!!」

 

「ちょ!ちょっと待て!父さんの意思は「クリスも来る?」……行く」

 

なんか俺の知らないところで買い物が決まっている……何故に?

 

「流石にお金をたかるわけじゃないですよ?

ただちょっと…荷物持ちをしてもらおうかと」

 

「……まぁ…別に良いけど…」

 

「じゃあ、決定ですね♪」

 

パンッ。と合図のように手を鳴らして決定された年頃の女の子三人とおじさん一人の買い物。

一体どうなるかは不明だが……明確なことは一つある。

 

エボルトには女難の相がある、ということである。

 

 

 

おまけ 年頃の女の子三人の心境と秘密の会話

 

「(みみみ未来ッ!?もしかして未来って…!)」

 

「(ふふふふ…まぁ、響の予想は当たらずとも遠からずってところかな)」

 

「(……じゃあ、ライバル?)」

 

「(ううん。私は響と一緒でもいいよ?)」

 

「(違うよね?未来?私『が』未来と一緒でもいいんだよ?)」

 

「(……響も、一番を譲る気はないんだ?じゃあライバルになっちゃうね。…負けないよ?)」

 

「(望むところだよ。たとえ未来でもここは譲ってあげないから!)」

 

一方その頃クリスちゃんは……

 

「(父さんとデート父さんとデート父さんとデート父さんとデート父さんとデート)…うへへへ…」

 

初心である。

 




深夜テンションで書いたらいつの間にかヒロイン?が増えておる……

そしてアンケート投下じゃい!!
アンケート多くてゴメンナサイ……作者は優柔不断なんです……
フニャチンと罵ってもらってかまいません……

セレナ生存or原作通り?

  • 生存
  • 原作通り
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