立花響の義父となりました、石動と申します。 作:CODEZERO
ここおかしくね?って思う様なところもあると思いますが、そこはお気になさらず……
それと、最初に言っておきます。
申し訳ないですが、今回おそらくエボルトパッパなどの二課サイドの場面ほとんどゼロです……
もう一つ言うことありました……
とあるシンフォギアの二次創作で出てくるキャラと同じ名前で能力なども似たような感じですが、そこは許してくだされ…
いただいたキャラを使わないのも嫌ですし、向こうのキャラと全くおんなじやんけ!ってなったらそれは文章力の無い作者の責任なので……
~原作開始四年前:壊滅した???の町~
「…ハァ……」
ボロボロの町…少なくとも数時間前に何かが暴れたであろう真新しい傷がある町の一角の壁に、少女が座っていた。その少女は服も体もボロボロで、死んだ目をしながら煙草のようなものを吸っていた。
「…あそこから飛び出して何年経ったっけ…ノイズを殺すのも、屑共を殺すのも今日で最後かな…」
少女は食料を持っていないようだ。後は死にゆくだけと言わんばかりにぼやいていた。
「結局、お義父さんの願いも…あいつの遺言も守れそうにないや。」
そう呟き、過去を思い出す
『お前は自由だ…何処にだって行ける…信じれる者と共に…どこまでも…生きてくれ…』
更に過去の記憶…
『貴方は一人じゃない。だから…一人で背負わないで?リゼさん。』
《オネガイ、ヒトリニシナイデ?繝ェ繧シ?》
『あぁ…独りぼっちは寂しいもんな。一緒にいてやるよ…繝ュ繧ケ繧ゥ繝。ごめんよ、繝輔Ο繝シ繧ケ。』
「ハハハ…独りぼっちは寂しぃな…だけど、また仲間を失う位なら…このまま、」
楽になろうか、と言いかけたその時、足音が聞こえてきた。
音はどんどん近づいて来て、自分の前に止まった。
「やっぱり見間違いじゃなかったデス!生存者デスよ!」
「でも、この子一人だけだよ?なんで他の生存者は居ないの?」
「…何でデスかね?」
「マム、この生存者の保護は出来ますか?」
『…その子がこの町を破壊した張本人ならどうするのです?』
「…それは分かりません。ですが唯一の生き残りを放っておけません。」
…やっぱりまだ死ねないな。おぼろげな意識の中、そう思った少女は言葉を紡いだ。
「…誰?そこに、いるの?」
「!えっと、その、私たちは…」
「私達はF.I.Sの装者…って言っても分からないか。」
「切歌、調。マムに許可を取ったから運ぶわよ。」
「え?わ、分かったデス!」
「誰でも、いい。僕を、助けて…」
そうして、後に『銀の災禍』と呼ばれる少女は眠りについた…
〜三日後~F.I.Sにて~
「……んぅ……」ムクッ
少女は目を覚ました。体を起こし周りを見渡すが、知らない天井だし、知らない部屋だった。
「…ここは…」
「あ!やっと起きたデス!」
声のする方向を向くと、金髪の可愛らしい少女がいた。
「皆を呼んでくるから待ってるデス!調~!マリア~!あの子目を覚ましたデスよ~!」トタトタ…
「……」
少女は考えた。助けてもらったが、完全に信用は出来ない。自分はこれからどうするべきか。これから何を為せばいいのかを…
~数分後~
少女の目の前には、自分をここに連れて来たであろう人たちが並んでいた。
「それじゃぁ自己紹介デス!あたしは暁切歌デス!」
「…月読調。よろしく」
「マリア・カデンツァヴナ・イヴよ。よろしくね。」
「この子達の担当をしているナスターシャよ。」
それぞれが自己紹介をする中、少女は黙って聞いていた。
「…」
「あなたの名前を教えて欲しいデス!」
「きりちゃん、目が覚めたばっかりの子に無茶いっちゃダメだよ」
「ぅえ!?これ無茶に入るのデスか!?」
「流石に意識もはっきりしたでしょう…してるわよね?」
左三人がわちゃわちゃしてる中、老婆は少女に質問をした。
「単刀直入に聞きます。…貴女はあの町を滅ぼしたのですか?」
『!?』
老婆…ナスターシャの質問に三人が反応する
「マム!?いきなりそれを聞くのですか!?」
「そうデス!この子が生き残りかもしれないじゃないデスか!」
「それにもっと他の質問とか…」
しかしそれを遮るように質問に答えた
「…そうだよ。僕がやった。」
少女の回答に空気が凍りつく
「…ではなぜあんな事をしたのです?」
「他の人は知らないけど、あそこには屑共が大量にいたから潰した。」
「…では建物が殆ど崩れていたのは?」
「意識がしっかりしていなくて力を制御できてなかったから。」
ナスターシャの質問に淡々と返す少女
「…その力とは?」
「……シンフォギア」
最後の回答には全員が驚いた
「シンフォギア……私達以外にも?」
「シンフォギアで?あり得ない。一人であれだけの力が出せるの?」
「嘘デス!?どんなデタラメデスか!?」
それぞれ違う反応を示すが、突如少女の腕が金属の装甲に包まれる。その見た目はかなり凶悪だった
「…これが僕のシンフォギア。融合症例の力。」
更に背中から突如尻尾が飛び出す。尻尾の先端は刃物のように鋭かった
「……僕は人間じゃない。化け物さ。」
再び静寂が訪れるが、切歌が声を出す。
「…それでも、ほっとけないデス。貴女は、助けを求めていたから。」
「…そう。その時のことは覚えてないけど、拾われた恩は返さなきゃ。信用はしてないけど。」
「それじゃ、この子は要注意人物として"監視"として私達が対応します。異論はないですね?」
ナスターシャの方針にそれぞれが答える
「問題ナシデス!!」
「ん。異論無し。」
「問題ありませんよ、マム。」
「…勝手に監視しとけよ。」
こうして謎の少女のF.I.S入りが決定した。
「それじゃ、貴方の名前を教えて欲しいデス!」
「僕は……リゼ。よろしく、暁。」
「なあんで苗字で呼ぶデス!?」
ルナアタック事変終了後~F.I.S~
「そろそろ日本に向けて出発するわよ。」
「F.I.Sでの食事もこれで最後デスか~」
「リゼがいなかったらずっとカップ麵のままだったかも。」
「…で、その本人は……」
※ウェル博士にカレーうどんを押し付けるリゼ
「マムもマリアも好き嫌い克服したんだから博士もチョコばっかり食べずにまともな奴食べるんだYo!」グリグリ
「いたたた食べる!食べますから押し付けないで下さい!ボクにだけ当たり強くないですがアナタ!?」
「うーんこの」
「まぁ…うん。しょうがない。」
「ウェル博士だけ当たり強いのは認めます。私達には優しいですから…」
「なぜカレーうどん何デスか…?」
~数分後~
「それでは出発します。準備は宜しいですね?」
「…ん。」
マリア以外のメンバーはエアキャリアで日本に向かう。
「しかし素晴らしいですねぇ!月の落下を阻止した英雄は!」
「何時にも増してウェルが煩いデス…」
「そんなに英雄が好きなの?」
「……英雄狂人」ボソ
日本に近づいてきた時、ウェルが英雄の正体について話した。
「日本のシンフォギア装者もそうですが、実質ルナアタックを止めたのは一人の男だと言うじゃないですか!そいつを超えられれば……ボクは英雄になれる!!ウェヒヒヒヒヒ!!」
「……そいつの名は?」
「おや?聴いていないんですか?その英雄の名は…」
"仮面ライダーエボル"
「……!!!」
「?リゼ、どうしたデス?顔色が悪いデスよ?」
「ぁ…いや、何でもない。」
(…僕が皆を守らなきゃ。エボルト本人じゃないにしても、何かやらかしていると考えた方が良さそう…)
~日本、nascita~
「ぶぅえっっくしょい!!!」
「うわぁ!?どうしたのお父さん!?」
「いや、何かくしゃみが…誰か噂してんのかな?」
「しっかりしてくれよな…」
エアキャリア移動中、装者が寝静まった深夜にナスターシャは車椅子を動かし、灯りのついたとある一室へ入った。
そこにいたのは……
「……はぁ…まだやっているのですか?そろそろ休まなければ作戦にも支障が出ますよ」
「気にしないでいいですよ…これはボクの『贖罪』のためですから」
未だ寝ずにPCを付けて何かのデータを見続けているドクターウェルだった。
「贖罪……あなたはまだ『あの子』の事を引き摺っているんですか……」
「当然ですよ。あの時ボクが一歩…たった一歩でも多く踏み出せていたなら、あの子は昏睡状態になどなっていなかった!!」
ドクターウェルは悔しさを滲ませ、自分の無力を憎むかのように拳をデスクに叩きつけた
「…それでも、踏み出したことに変わりは無いでしょう。
あなたが踏み出さなければ、あの子は瓦礫に潰されて死んでいたのですから。」
「踏み出せていようがいまいが変わりはありませんよ、ナスターシャ。
……あの子は…『セレナ』は結局死んだことになっているのですから。」
ドクターウェルが何年も引き摺っている存在……セレナ・カデンツァヴナ・イヴは現在、日本の小さな病院で眠っている。
そうなった理由は、シンフォギア装者であった彼女が大切な人たちを守るために一人で戦い、その果てで装者にとって切り札であり、諸刃の剣ででもある絶唱を歌った事だった。
幼い身体で体力も技量も無いのに戦い続け、ボロボロであったにもかかわらず絶唱を歌った。
その分のダメージは計り知れず、そのまま瓦礫に潰されて終わるかと思われた彼女を救ったのはドクターウェルだった。
自分から燃え盛る炎に飛び込み、セレナを抱え崩れゆく研究所から逃げ出した彼は、信頼できる研究者に彼女を託し、日本のとある病院に運ぶ様に指示した。
そこは、ウェル博士の数少ない友人が経営する病院であり、唯一信頼できる病院だった。
最高機密情報を友人にばらすことになっても、彼女を…セレナを救おうとしたのは、ドクターウェルが持つ英雄への執着と、僅かに残っていた常識的な価値観からだった。
誰かを守るために戦うのは?……英雄だ。
そのために自分や他の誰かを犠牲にしていいのか?……それで英雄になれるなら。
……では彼女を、幼い命を燃やす彼女を、それを目の前で見過ごすのがお前にとっての英雄なのか?
……断じて違う!!
気づいた時には、彼はすでに炎に飛び込んでいた。
目の前で消えゆく幼い命すら救えない者が英雄になどなれるものか!!
その思いを燃やし、自分の身体など気にも留めず、ただ救おうと足掻いた結果……
命を救うことはできたものの、彼女が目を覚ますことは無かった。
友人にも、いつ目覚めるかもわからないしこのまま目覚めない可能性もある。そう言われた。
そして、今に至った。
「…それでも、あの子が生きてる事を知っている人間がここにいます。
……あの子が目を覚ます時まで、この命が保てばいいのですけどね……」
「ボクはその時にはお縄についてますよ。……後は二課、又はエボルに任せれば上手くいくでしょう。
全ての責任はボクが取ります。ナスターシャは命が終わるその時まで、彼女達のそばにいてあげて下さい。
……ボクはそろそろ休みます。ナスターシャも部屋へ戻って休んでください」
「……わかりました」
そう言ってナスターシャは部屋へ戻り、ドクターウェルは仮眠を始めた。
………フロンティア事変。
そう呼ばれる事件が起きるのは、そう遠くない未来である。
バイトでとてつもなく疲れた時に書いてるので、文章が変になってたらすいません……
さて……月曜日始業式なのに宿題が一個も終わってないこの状況。
明日の作者は頑張って下さい。
セレナ生存or原作通り?
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生存
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原作通り