萌え声人類種の天敵系ロリっ娘リコリス vs 俺たちのちさたき vs ダークライ 作:ごまぬん。
お待たせしました。
正直に言います。パルデア地方でミライドン乗り回してました。
はぁ……。ボタンちゃんかわいい……。
「依頼ぃ? 『リコリスの救出』が? どこの誰からよ」
「それはミカに聞け」
クルミがどこからか調達し、ミズキが運転してきたヘリコプターの中で、喫茶リコリコ支部緊急ブリーフィングを行っている。
依頼内容は『延空木に布陣するリコリスの救出』。依頼人は(私たちには)不詳。
「はぁ。で、その先生は?」
「別行動中だ。どうも外せない用事があるらしい……。あぁ、これ預かったぞ」
差し出されたジュラルミンケースを受け取る。中身は……。
「おっ、
「私が預かります」
「ん。よろしく」
……たきなは……、とりあえず落ち着いたかな。まだちょっと不安もあるけど。今は───うん。
これが全部終わったら、もっとゆっくり話をしよう。たきなが納得してくれるまで、私の心臓が止まる瞬間まで、ずっと。
「というわけで、依頼はこれだ」
クルミがタブレット端末を見せてくる。
ドローンからの中継映像……延空木の辺りだ。それも空中。
そこには、ニュース番組の報道ヘリなどではなく、明らかに物々しい迷彩柄の大型輸送ヘリが映っている。
「『ラジアータ』がクラッキングを受けた。その件を巡ってDAの内部で仲間割れが起きてる。上層部は『
「デモン……何それ?」
「真島一派の正式名称らしい。放送で言ってた」
「そっか。───って、いうか!! りりりリコリスのことバレちゃってるんだよね!? 真島が暴露放送したって……!」
「は?
「え?」
「え?」
あれ……?
……どうなってる?
「え。だって、ほら、ニュースにも……」
「あー、ニュースなら
うえぇ!? 私らが知らない内にそんなことになってたの!?
けど、言われてみれば確かに、眼下に見える街の様子がどことなく騒がしいような気がする……。
「えっと……すみません、整理させてください。まず、私たちへの依頼は、延空木のリコリスの救出でいいんですよね? それもDA上層部での内乱って……。どんな勢力が敵になってるんですか?」
「そういうのをやるのは───」
「『リリベル』だ〜」
ミズキとクルミが謎の連携を見せながら答える。ちなみに私も同意見。
「そりゃそうか。『リコリス狩り』はあいつらが本職だしね」
男の子版リコリス───『リリベル』。DAが擁するもうひとつの治安維持部隊。
暗殺者ではなく軍隊としての運用を想定した重武装兵団であり、組織内の離反者や脱走者を粛清する『処刑人』の役割も担っている。
「昔はよく店にも来てたわよね~、千束を殺しに」
「えっ……」
ん? たきなにはまだ喋ったこと無かったっけ?
確かセーフハウスで同棲してた頃に……いや、あの時はサラッと流しただけだったか。私としても気分の良い思い出じゃないし。
「今は来なくなったのか?」
「
「へぇ。良い奴じゃないか、楠木」
「代わりにDAからの仕事断りにくくなったんだけどねぇ。とにかく……リリベルが来てるなら、延空木に居る子たちが危ない……!」
◇ ◆ ◇ ◆
……やってくれたな、テロリストめ。
清掃ロボットを使った自爆特攻。内蔵の簡易AIをいじくり、バッテリーを暴走させることで即席の爆弾に変えたってところか。
爆発そのものは大した威力ではなかったが、それなりの速度で四散したパーツの破片については話が別だ。数も決して少なくなかった。
負傷者はかなりの数に昇る……運が悪ければ死んだ奴も居るだろうし、これから死ぬ奴も出るかも知れない。
「フキ!
他チームに遅れて稼働したエレベーターに乗って、アルファ隊の包囲制圧チームが合流する。
偶然ではあるが、この不測の事態において、疲労も負傷も無い人員をこれだけ温存できているのは大きい。
「命拾いしたな、アイツら」
「またたきなに助けられたね」
「いやアレはそういうことじゃねぇっしょ……」
とはいえ、合流した連中は目の前の惨状に困惑している。早めに指示を与えてやった方が良さそうだ。
……今回の作戦で招集されたサード、セカンドらの穴を埋めるために、各支部のファーストはそれぞれ管轄地の守りを固めているわけだが……。どうせドットフィフスを投入するのなら、私──と千束のアホ──以外の
───やっぱりお前、使い物にならねぇリコリスだよ! 命令違反に独断専行……二度と戻って来んじゃねぇ!
とうの昔に治ったはずの頬の腫れが、何故か痛んだような気がした。
「……。動くぞ」
「はっ? 待機命令なんじゃ?」
「ヒバナとエリカはサードを率いて負傷者を下に降ろせ。他チームの所属でまだ動ける奴を見つけたら、アルファ隊の面子と護送者役を交代させろ。アルファのリコリスは無傷だ、後詰めとしてここに残す」
「ちょ……命令違反は嫌ッスよ! ついにフキ先輩までおかしくなっちゃったんスか!? あたしのファースト昇進への道は───」
「サクラは私と来い。敵の生き残りを殲滅して、制御室を奪還する。戦果さえ出せば上も文句を言わん」
「そう来なくっちゃ!!」
チョロ過ぎる……。我がパートナーながら、大丈夫なのか? こいつ。
まぁ、セカンドだけあって有能には違いないし、扱いやすい部下である分にはありがたいが……。
◇ ◆ ◇ ◆
「ほいで? 具体的には何すりゃいいの?」
「リリベルが動いてる根拠は『ラジアータ』が敵に乗っ取られていることだ。鉄壁のセキュリティを誇る『ラジアータ』が、場末のテロリスト如きのサイバー攻撃に屈するはずが無い───ならば、組織内に
「それは……。本当にそんな人物が? リコリス部隊が無実だとしても、悪魔の証明になってしまうような」
「その通りだ。少なくとも敵のハッカー……恐らくロボ太だが、あいつを見つけ出してとっちめない限り、疑いが晴れることは無いだろうな。で、あいつはいま延空木の制御室を基点として、電波ジャックとサイバー攻撃を並行して行っている」
クルミはノートパソコンのエンターキーを叩くと、1本の何かそれっぽいメモリ的なモノを手渡してきた。黒地にかわいらしいリスのマーク付きである。これ身バレの元にならんの?
「そいつを延空木の制御室に挿して来い。後は何とかしてやる。この忌々しい『第九』ごとな」
「第九?」
「そう。いま地上で起きてる発砲事件の原因よ。さっき延空木から、東京中の通信機器に変な音声データ……ベートーヴェンの『よろこびの歌』が一斉送信されて、それを皮切りにあっちこっちで事件が起こってる」
「さすがの真島……と元締めの『DEMONS』も、あの変な演説だけで民衆を煽動し切れるとは思ってなかったってことよ。というか、いくら銃をバラ撒いてリコリスの存在を示唆したって、そんな物騒なもん関わりたくないと思うのが普通でしょ。テロが起こってるのはとっくにニュースになってるんだから、銃を見つけても警察に通報すればおしまい」
「そして、そうさせないための『第九』ってわけだ。音声トラックを解析したが、可聴領域外の超音波と低周波が仕込まれてた。こいつには
「?????」
「つまり……『
えっ。
な……何それ、
「ヤバいじゃん!!」
「一応、特に聴覚が過敏で、遺伝的に催眠状態になりやすい体質の人間にしか作用しないという弱点はある。割合としては8000人に1人ってとこだ。ただ、東京の人口はおよそ1400万人だから……」
「催眠にかかるのは単純計算で1750人……。DAの分析では、真島一派の戦闘員は200人前後だと推測されていました。仮に200丁を手元に残して、残りの800丁を無差別にばら撒いたのだとしたら───攻撃性を引き出された一般人に銃が渡る可能性は、いくらでもある……!」
「そもそも、銃なんか無くったって暴れるヤツは暴れるしね。『ラジアータ』の
「野次馬がネット経由で世界に拡散したりすれば、被害規模はさらに大きくなる……。そっちはぼくが水際で食い止めてるけど、所詮は個人の力だ。いずれ破綻が見えてくるだろう」
これ、は……。
「おまけにこの『第九』、運用データをリアルタイムでフィードバックしてるのか、秒単位でアップデートを繰り返してやがる。放っておけば、催眠が効いて暴れ出す人間がどんどん増えていくぞ」
私もリコリスとして色んな事件や敵勢力を見てきたけど、今回のテロは文字通り桁が違う。
真島の一味、もとい『DEMONS』は、本気で東京を───いや、事によっては世界中を血の海に沈めるつもりだ。
「……。勝算……あるん、だよね? ……本当に?」
「勝算の有る無しじゃないだろ。全力で抵抗しなきゃみんな死ぬだけだ。……ロボ太の相手は、『ウォールナット』に任せろ」
「で? どーすんの千束?」
そりゃあ、……あぁ。
どうするもこうするも。たった今、クルミが言った通りじゃないか。
「───よーし!!
決戦の地は、新電波塔・延空木。
作戦目標は延空木のリコリスの救出と、ついでに東京中に響く殺人音波を止めること。
「バッチコーイ! ……どこに〜、向かうか、旗印〜♪」
「ヘタクソな鼻歌やめろ。緊張感持てよ」
「まぁまぁ。クラシック音楽が相手なら、演歌で対抗するのもアリなんじゃない?」
「……そういう問題なんですか?」
都合2人くらい足りないけど、いつもの『私たち』が戻ってきた。
どんな
◇ ◆ ◇ ◆
<行った。お前の依頼ということは伏せておいたぞ>
「どうも……」
<リリベルはどれぐらいで来る?>
「50分ほどです」
「……おい!! いつまで入ってる! もう15分近く経ったぞ!」
「待ってください! 昨今の激務のストレスのため、司令はいま便秘なんですッ!」
「ハァー……」
◇ ◆ ◇ ◆
───延空木・第2展望フロア。
負傷したリコリスの救護作業に当たりながら、エリカはぼそりと呟いた。
「……相棒に、会えたかな」
「ん?」
「ううん。何でもない」
「そっか。……よし、これで最後だ。フキたちを待とう」
直通エレベーターが下降を始める。要救助者の護送は完了した。後はフキとサクラが制御室を奪還するのを待つのみだ。
館内には先刻から、ベートーヴェンの『第九』が流れ続けている。この血と硝煙に満ちた鉄火場に似つかわしくない、勇壮で不気味な旋律だった。
「ヒバナ」
「どうした」
「わたし、たきなの代わりをしなきゃ」
───あの模擬戦の日から、蛇ノ目エリカはずいぶん変わった。
それはもちろん、リコリコ支部に転属となったたきなが、決して腐ること無く立ち直っていたのを見たからであり。
「……、わかった。ここは任せな」
「ありがとう。じゃあね」
そして、何故か『
◇ ◆ ◇ ◆
「制御室へはここ1本ッスか?」
「そうだ。この狭さじゃ大した人数は詰め込めないだろうが、そのぶん手練が配置されてるはずだ。緩むなよ」
「了解ッス! ま、
◇ ◆ ◇ ◆
「はじめまして! わたしはニコル。蛇ノ目エリカさん、だよね。たきなお姉ちゃんのお友達同士、これから仲良くしましょ?」
───第一印象は、とにかく『可愛い子だなぁ』って感じだった。
背格好はフキと同じくらい。腰まで伸びるストロベリー・ブロンドの長髪は、お腹の辺りでふわりとウェーブが掛かっている。色素の薄いオリーブ色の瞳は宝石みたいにぱっちりしていて、まるで童話に出てくる妖精さんのようだ。
「は……はじめまして」
「たきなの知り合い? 私らに何の用かな」
「うん。実はね、今日は勧誘に来ました」
ちょいちょい、と自分の制服を示しながら言う年下のリコリス。
ニコルちゃんの制服は、ファーストの鮮烈な真紅ともまた異なる、夕焼けのオレンジ色だ。見たことの無い色だった。
何でも、ニコルちゃんたちが属する『
形式的には司令部直轄の特殊部隊でもあるのだけれど、ここ数年で殉職や『卒業』が相次いだため、補充要員を探していたのだという。
「わたしが……その部隊に……?」
「実力を認めてくれるのは良いけど、エリカはそんな性格に問題があるわけじゃないぞ」
「無理にわたしたちの仲間になれって言ってるんじゃないよ。ただちょっと、予定の合う時にお手伝いだけして欲しいっていうお願いなの」
う〜ん……、なるほど?
まぁ、せっかく昇進して東京に来たのに、あんまりセカンドらしい活躍が出来てないのは本当のことだ。ヒバナにもよく迷惑かけちゃってるし。
───たきなだって、いま新しい環境で頑張ってるんだもん。わたしも……何か、少しでも変われるなら……。
「えっ……と、うん。じゃあ、わたしなんかでよければ……。ヒバナも、付き合ってくれる?」
「お、……おう。エリカが良いなら。パートナーとして、ついてかせてもらうよ」
「やったぁ! ありがとうっ。これからよろしくね!」
手を取られてぶんぶん振られる。少し気恥ずかしかったけど、こんなに喜んでくれるなら勇気を出した甲斐があったというものだ。
と、思っていたのだが。
「───ってことがあってさ。今んとこそれらしい任務は来てないんだけど……」
数日後の夕食で、フキとサクラちゃんのバディと近い席になった時のこと。
特に口止めなどもされなかったので、ヒバナがニコルちゃんと約束した件の話をすると……。
「…………。……」
「へぇ〜、なんか懲罰部隊みたいッスね。道理で態度悪いと思った。数字じゃ
「……。サクラだけならともかく、お前らには教えといた方がいいか。エリカ、ヒバナ、ドットフィフス部隊には関わるな」
えっ?
「なんで? 臨時の応援とはいえ、司令の直属になるんだぞ。ファーストに昇進するのと同じくらい凄いことなんじゃないのか?」
「古参のリコリスの間で、ニコルが何て呼ばれてるか知ってるか? 年間排撃者数ランキング、5年連続トップ───『
……? ……?????
え……、ニコルちゃんが?
「ドットフィフスに割り振られる任務ってのは、死ぬのが前提みたいな特攻紛いの作戦ばかりだ。どんなに優秀なリコリスも、銃を持ったヤクザの事務所に無策で突っ込めば死ぬ。
「フキ先輩、そりゃさすがにフカシこき過ぎ……」
「私が知る限り、星谷ニコルは
「……うぇっ」
───フキは怒ると怖いし、悪口にはそれ以上の悪口で言い返すけど、無用な嘘をつく人じゃない。
やがてしばらく考え込んだ後、フキは神妙な口調で告げた。
「……あぁ、いや……。悪い、私がバカだった。お前ら、知らなかったとはいえ、一度首を縦に振っちまったんだよな。じゃあ……もう助からないか……」
そして、夕食のメニューについていたプリンをわたしにくれる。ついでにサクラちゃんのお盆からもプリンを強奪してヒバナに渡す。
「あーっ!? ちょちょちょ何してくれてんスか先輩!! さすがに怒りますよマジで!? 理不尽ッスよいくら何でも!」
「うるせぇ!! こいつらはこれが最後の晩餐になるんだ、たかが菓子1個でガタガタ抜かしてんじゃねぇ! 行くぞ!!」
「ぬぁあぁああ!! あたしのプリン〜っ!」
サクラちゃんの首根っこを掴んで去っていくフキ。
明らかに異常な急展開に、わたしたちは呆然とする他に無かった。
◇ ◆ ◇ ◆
フキの推測通り、延空木の制御室に配置された『DEMONS』の戦闘員は、真島が直々に呼び寄せた懇意の傭兵を含む精鋭部隊だった。
制御室周辺を巡回していた傭兵の男が、通路の角の陰でしゃがみ込む2人のリコリスを発見した。
男は砂色のスカーフで呼吸音を、特注素材の靴底と訓練された歩法によって足音を消し、ゆっくりと距離を詰める。反撃も逃走も許さず、2人を一挙に撃ち抜ける絶妙の間合い。
フキとサクラは進行ルートの確認に集中しており、男の接近に気がついていない。
銃声が3度響き───。
「!」
「うおっ!?」
傭兵の男は
フキたちが物音に気づいて振り向く。状況がすぐに飲み込めない。音も無く背後に忍び寄った敵……そして、それを倒した『敵の敵』……。
「……あ。よいしょっ……と」
───果たして、
アルファ隊のセカンド・リコリス、蛇ノ目エリカだ。先刻の敵を倒したのも彼女の攻撃だったようだ。
「は!? あ、……敵じゃない……。はぁ~ッ……!」
「お前……何でここに」
「救護が終わったから、下はヒバナと他のみんなに任せて来た。戦力は多い方がいいでしょう?」
「あ〜……。……今のは助かった、って言っとくけど。そもそも今どこから……」
「……天井裏だな。ニコル辺りに仕込まれたか」
「え? あ、うん。よくわかったね」
「マジかよ。忍者じゃん」
エージェント・ゴッホが敵の情報を収集し、あらゆる種類の事前工作を行う。御門かなはが超絶の身体能力で突撃し、敵の戦力を掻き乱す。そして、星谷ニコルが誰も予想できないようなルートで電撃的に侵攻し、メイン・ターゲットの不意を突く。ドットフィフス部隊の常套手段だ。
尤も、彼女らが隠密行動や陽動作戦を使うことは稀で、大抵の相手は正面から戦って叩き潰すのだが。
「───変わったな、お前も」
「?」
「何でもない。それよりエリカ、他の敵の配置はわかるか?」
臨時の応援要請とはいえ、エリカとヒバナがドットフィフス部隊に出向すると聞いた時はどうなることかと思っていたフキだが、どうやら意外に上手くやっているらしい。あるいは、ニコルがついに加減や妥協を覚えたのか。
「偵察してきたけど、制御室まで続いてそうなルートは見つからなかった……。ごめんね、不意討ちは無理だと思う。でも、手前の部屋で守りを固めてるのは間違いないかな。突入するなら……二人は
「持ってないに決まってんだろ。リリベルじゃあるまいし。本当にニコルに似てきたな」
「えへへ……」
どうして若干嬉しそうにしているのか、フキにはまったく理解できなかった。
ちなみにドットフィフス部隊のモットーは『
「とにかく行くぞ。奴らが派手に壊してくれたおかげで、ドアの鍵は開いてる」
「っしゃ!! こっからが本番ッスね!」
「うん……!」
───意を決して制御室前に突入した彼女たちを、2人の傭兵が出迎える。
ボディビルダーじみた大柄で筋肉質な黒人の男が、FNミニミM249軽機関銃を構えた。
アメリカを筆頭とするNATO加盟国で幅広く用いられ、半世紀以上に渡って活躍する定番の分隊支援火器だ。
そして、隣の偉丈夫と同様の屈強な金髪の白人が、何か長大な鉄の塊を突き出した。
GE M134ガトリング銃。束ねられた6本の銃身が回転しながら装填・発射・排莢を繰り返すことで、秒間100発の7.62mm弾をばら撒く怪物的大火力を誇る重機関銃。
「……、おいおい」
さしものサクラも、これには引き攣った笑みを浮かべる他無かった。
何せM134ガトリング銃とは、
当然、重量も
「……爆弾持って来るべきだった」
フキがぼそりと呟いた瞬間、銃弾の豪雨が降り注いだ。
エリカちゃん、かわいいですよね。
ロボ太君ともども強化パッチを当てておきました。
それでは筆者はミライドンとガラルニャースの育成に戻ります。