萌え声人類種の天敵系ロリっ娘リコリス vs 俺たちのちさたき vs ダークライ   作:ごまぬん。

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我らがエージェント・ゴッホちゃんの過去回です。
本当は御門と同じく1話で済ませるつもりでしたが、何か世界情勢とか衝撃のアラン機関しんじつとかを捏造してたら長くなったので分割しました。
バランスが悪いけど真島さんゆるして。



#0.5 Once upon a time(L-1/2)

 ───ひとつ、昔話をしよう。

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 オレの生い立ちについて説明するには、とある2つの組織の確執から語るべきだろう。

 ニコルや蘭堂が地球を滅ぼしたがるのも納得の、一から十までクソみてぇな話だ。

 

 

 

 あらゆる犯罪の痕跡消去、人間の経歴洗浄に特化した民間組織───の皮を被った国際的秘密結社『掃除屋(クリーナー)』。

 その真の名を、『DEMONS(デモンズ)』という。いま世界を騒がせてるテロリスト、あるいは"国境無き軍隊"の元締めだ。

 黒社会やダークウェブでは有名な()()()()()()()()()()()で、同じ組織を示す呼び名は他にも"サタン連合"、"水銀(クイックシルバー)"、"オーウェン・アンによる啓蒙時代のための公益財団"など色々ある。

 

 具体的な起源ははっきりしないものの、遡れる限り最も古く信憑性の高い資料では、12世紀頃に創設された工業職人の互助組合(ギルド)が前身とされている。

 やがて時代が下るにつれ、より近現代的な労働者の集まりへと変遷していったが、14世紀の終わり際に突如として表社会から姿を消した。

 どうやらこの時の長が筋金入りの大悪党だったらしく、単なる労働者の互助会だったはずの組合は、たった数年で欧州最大の犯罪組織へ急成長。抜け目の無いことに政治家や軍閥に媚びを売ることも忘れず、やがては財界・政界の双方に太いパイプを持つ超ド級反社会的勢力の出来上がりってわけだ。

 真島はオレたちDAを目の敵にしてたそうだが、お前に武器を売ってくれた連中の方がよっぽど真っ黒だったっつーな。笑える。

 

 それから19世紀。組織は第21代首領『ミスター・モリアーティ』の代に最盛期を迎えるも、ある名も無き私立探偵の活躍によって、モリアーティ氏は打倒されてしまう。

 以後300年間、彼らは従来の暴力・麻薬・人身売買といった目立つビジネスは控え、黒社会の『掃除屋』という新たな路線を模索していくことになる。

 

 

 

 最大の疑問─────。

 奴らは一体どうやって、"全世界規模の破局的大戦争の勃発"などという計画を隠し通したのか?

 

 簡単な話だ。その計画は隠されてすらいなかった。

 連中が腹に溜め込んでいる秘密と財産は、いくら掘っても掘り尽くせない黄金の鉱脈だ。地球上のありとあらゆる国家、企業、研究機関、犯罪組織をいくらでも脅迫できる。

 故に『DEMONS』は()()を企んでいるのが常態であって、そんなことはある程度黒社会に関わりのある人間なら誰でも知っている。

 よしんば今回の企みが、『世界を焼き尽くす事業』だと看破できた人間が居たとして……周囲の反応はこうだ。

 

 あぁ、そうですか。

 それで、彼らは今度の謀略によって、一体どんな利益を得たのでしょうか?

 

 ───本当に、本当に本当に()()()どうしようもない。

 宇宙船地球号の乗組員はみな例外なくバカである。ホモ・サピエンス20万年の歴史に万歳。

 

 

 

 ……愚痴はこのくらいにして、大事なことをもうひとつ。

 

 世界的に展開する謎の支援組織───『アラン機関』。

 およそ100年前から存在が確認されており、貧困や障害を抱える一方で優れた才能を持つ人間を探し出し、無償の支援を施している。

 被支援者は『アラン・チルドレン』と呼ばれ、現在既にスポーツ、文学、芸能に科学など幅広い分野で輝かしい功績を残している。

 機関そのものは徹底した秘密主義で、創設者アラン・アダムズの名前と、『天才たちへの支援』という行動の他に知られていることは少ない。その目的や思想すらも不明瞭だ。

 だが、彼らが送り出す『子供たち(チルドレン)』が各界に与える影響はあまりに大きく、いつからか組織の全容を暴こうとする者は居なくなった。

 

 ま、そんな綺麗事ばかりで回ってる組織なんざ、気色悪くてしょうがねぇよな?

 今どき国際ロマンス詐欺だってもっと()()()()()設定作り込んでくるっての。

 

 こいつはDAも最近になって知った──錦木千束と真島の因縁を通して──ことだが、どうも連中が支援する『才能』ってやつの選考基準に、遵法の精神や人倫道徳は含まれていないらしい。

 奴らにとっては殺人だろうが戦争だろうが、凡人より少しでも有利な能力があればそれは"()からの贈り物(ギフト)"であり、手段を選ばず支援の対象になる。

 アラン機関のおかげでDAは錦木千束を長く使え、一方で真島の暗躍を阻止できなかったせいで世界が燃えたわけだが、これはどう責任を取るつもりなんだろうな。

 

 ……いや、そもそも奴らに、一度手放した『子供たち(チルドレン)』について後悔する心なんぞあるかどうか。

 『DEMONS』の計画と同じだ。アラン機関に隠すべき秘密など何も無い。組織の運営方針こそ秘密主義的だが、きっとそこに目的や思想は存在しないのだろう。

 ただ『才能を世に送り出す』ことのみが実際的な機能で、同時に存在意義なのだ。

 

 

 

 ───さて。

 『DEMONS(クリーナー)』と『アラン機関』。

 片や世界を裏から牛耳る悪の組織、片や世界の進歩に貢献する──実態はともかく表面上は──慈善組織。

 一見して何の関係も無さそうなこの二つだが……どうだろう。

 

 アラン機関は『チルドレン』から見返りを受け取らない。

 にもかかわらず───連中の懐には()()()()()()()()()があり、組織の全容は()()()()()()()()()()おり、目的のためなら()()()()()()()()()()()()()

 

 19世紀に『DEMONS』の勢力を極限まで拡大した第21代首領モリアーティ氏は、表向きは非常に優秀な数学・物理学者だった。

 『DEMONS』の首領に君臨し犯罪王となる道に進んでいなければ、数学界の歴史は変わっていたかも知れないという。

 

 アラン・アダムズ。謎に包まれた『機関』の創設者。

 果たして彼は、人類文明の躍進を祝福する天使だったのか。それとも─────。

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 支援組織・アラン機関の台頭は、世界を大きく変えた。

 約束された才能。約束された成功。約束された発展。勝利を約束された人生。

 かつて貧困や障害に喘いでいた"醜い家鴨(あひる)の子"たちは、『施しの女神』の祝福によって世界へと羽ばたく。

 克己と栄光の物語に誰もが目を奪われ、天才たちから生み出される恩恵に誰もが感謝した。世界は確実に、明白に前に進み始めたのだ。

 

 ───()()()()()()()()()()()()()()

 

 既知のシステムの何百倍もの稼働効率を誇る発電機関を作った『チルドレン』が居た。同じテーマに挑戦していたいくつもの研究チームが解散した。

 極めて安価で頑丈な作業用ロボットを開発した『チルドレン』が居た。職を失って路頭に迷う人間が増えた。

 戦略・戦術の天才として軍の参謀を務める『チルドレン』が居た。彼が仕える国家の長が代わり、虐殺を命じて何万という犠牲者を生み出した時、その凶行を止められる軍隊は地球上に存在しなかった。

 

 つまるところ、アラン機関は見境が無い以上に、()()が無かった。

 彼らが導く進歩と発展の加速によって生じた淘汰圧に、人類という種は耐えられなかったのである。

 

 反発は必然だった。

 

 『チルドレン』が生み出したものによって職を奪われた者、特定の分野で惨敗を喫した者、何らかの理由で対抗意識を燃やす者。あるいは、アラン機関に()()()()()()『近似値』。

 機関への怒りと心の傷を共有する"彼ら"は、やがて団結し、協力し、拡大していった。

 

 "彼ら"は世界に、『チルドレン』の活躍に優るとも劣らぬ利益をもたらした。

 だがその一方、"彼ら"の原動力は『チルドレン』への反骨心であり、互いの道が交わることは無く。

 

 『アラン・チルドレン』は、生まれの境遇に差こそあれ、いずれも栄光を約束された勝者である。

 他と隔絶した異才故に、集団を作る社会性と這い上がる執念、()()()()()()()()()()()()()を持ち得ない。

 

 そして、アラン機関の手から零れ落ちた"天才未満"たちは、恐るべき狂人と夢想家の群れへと変貌を始めた。

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 ───最初の記憶は、冷たい手術台の上で目覚めた時。

 

「……、やったぞ! 成功だ!!」

 

 手術台っつっても、そんな上等なもんじゃない。

 そこは近世以前の修道院みたいな、布と木と少しの金属で造られた薄汚ぇ場所だった。

 実際、その『教団』は研究機関と新興宗教の融合体めいた、"教養のある異常者"の掃き溜めらしかった。

 もちろん、怪しい新興宗教の例に漏れず、半分くらいは金の匂いを嗅ぎつけたクズどもの温床でもあったけれど。

 

「そうだ。我々が人類の歴史を変える。この不完全な世界を生み出し、何の責任も持たなかった神々に代わって、地上に永劫の楽園を築くのだ」

 

 連中の"教義"は耳にタコが出来るほど聞かされたが、最終目標は要するに『人間を超えた人間を生み出す』こと。

 全人類が超人になれば、現代社会のすべての問題は解決する。方法は()()()()()───洗脳、遺伝子組み換え、人体改造、エトセトラエトセトラ。

 昨今の世を席巻している『アラン・チルドレン』ブームに対抗して、"神の贈り物(ギフト)"なんて曖昧なもんに頼らず、『人の手で再現・量産可能な天才』を創造することが到達点ってわけだ。

 

「また失敗か……。おい、私は少し休んでくる。20分で掃除を済ませろ」

 

 奴らは、DAがリコリスを作るように、孤児だの後ろ暗い過去を持つ犯罪者だのを集めて『新人類』への改造実験を施していた。

 オレだってDAのことは身寄りの無いガキを暗殺者に加工して死体を量産するクソな組織だと思っちゃいるが、さすがに連中の所業と比べてどうこうとは言えない。少なくともDAは、貴重な資源(リコリス)をシケた理由で浪費したりはしない。

 

「ふむ。予想通り、このアプローチではこれが限界だな」

 

 というわけで、オレはそんなイカれ野郎どもが用意したモルモットの内の1匹だった。

 後から弄られたのか、イチから()()()()のかは知らない。色んなヤツの遺伝子を継ぎ接ぎ(パッチワーク)した混合物(キメラ)って線もあるな。

 尤も、オレが見知らぬ誰かさんの複製(クローン)か混ぜ物だったところで、哀れなオリジナルは三途の川の向こうで手ぐすね引いて待っていることだろう。

 

「Aグループの稼働試験を始めましょう。残りはリサイクルか売却ですね」

 

 幸か不幸か、オレはモルモットの中でも扱いが比較的マシな部類だった。一緒に居た仲間もそうだ。

 逆らう素振りを見せれば、装着された首輪に仕込まれている爆弾でお陀仏……という点は他の『実験体』たちと同じだが、過度な実験で使い潰されることも、狂人どもの癇癪で雑に廃棄されることも無い。要は貴重なサンプルだったというわけだ。

 

「A72番!! 対応が遅い! 戦場で敵は待ってくれないぞ!」

 

「9月15日、第4次耐久試験を開始。電圧50Vから」

 

「この程度のノルマも達せられんのか? ……我々の期待に応えられなかった愚図がどのような末路を辿ったか、知らぬわけではあるまい」

 

「てめぇらを製造するのにいくらかかったと思ってる!? 使った金の分は働けクソどもが!!」

 

「今月のA103の働きはなかなか良かった。だが性格がアレでは実用上厄介だ、再調整に回せ」

 

 あの頃の自分がどうやって正気を保っていたのか、まったく覚えていない。

 だが完全に正気だったか、あるいは正気みたいなふりを出来る程度には狂っていなかったのは間違いない。頭のネジが外れちまったヤツは、制御不能と判断されて真っ先に処分されていたから。

 

「嫌だ……。死にたくない……死にたくない……!! こんなところで死にた───」

 

「ちぇっ、今度こそ()()()と思ってたのに。もう少しくらい粘れよォ」

 

 とはいえ、トラウマによる記憶の抑圧なんてのは有名な迷信(ファンタジー)だ。

 恐怖と絶望の記憶は決して失われない。あるいは、いちいち思い出す必要すら無いほど、人生に深く刻み込まれるのだから。

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 つい半世紀前まで、『軍需産業は儲からない』と言われていた。

 今は違う。人類種絶滅へのチキンレースじみた世界大戦こそ生じていない──少なくとも、昨日の時点までは──ものの、政治、経済、民族、思想、あらゆる対立が可視化され、そのすべてが泥沼の非対称戦争へと繋がり得る時代だ。

 いつからそうなっていたのかは、誰も知らない。歴史というものはグラデーションのかかったマーブル模様のタペストリーで、その全体像を完璧に把握している人間など存在しない。

 

 ユーラシア大陸の列強諸国は慢性化の一途を辿る対テロ戦争に直面し、国内の治安維持と、()()()()()()()()()()()()戦後世界で有利に立つための権力闘争(パワー・ゲーム)の二正面作戦を余儀なくされている。

 DAのような組織を擁する日本は極端な例だが、何らかの題目を掲げて大衆の感情を麻酔しなければ、国家の運営そのものが破綻しかねないのは事実だ。

 そして、そんな先進国から一歩出てみれば───尊い命は代替可能な資源と見做され、夕食のパンが欲しければ銃を握るのが当たり前の世界が広がっている。

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 何百人と死体を量産した成果により、()()()()()に達した『グループA(オレたち)』だったが、その後もまぁ苦労は絶えなかった。

 確かに、オレたちは『貴重なサンプル』ではあるが、『教団』が目指すところの『進化した新人類』そのものじゃあないわけで……。

 

 実働データの収集と小遣い稼ぎを兼ねて、オレたちは世界中の軍隊やテロリストに貸し出される羽目になった。

 出資者(スポンサー)諸氏に命じられるまま、ずいぶんと殺して回ったと思う。敵対組織の重役の暗殺なんてのは序の口で、敗走中の味方部隊を逃がすために肉の盾にされたり、逆に女子供も残ってる都市部での虐殺に駆り出されたこともある。

 改造で強化された肉体のおかげ(せい)で戦死者は滅多に出なかったが、それでもやっぱり何人かは死んだ。尤も、スポンサーの機嫌を損ねて処刑された仲間の方がよっぽど多かったが。

 自殺に走ったバカも割と居たな。常人より頑丈なオレたちは大抵死ねなかったし、死ねたとしても長く苦しんだだろうから、楽に逝った奴はひとりも居ない。

 

「94番!」

 

「……、なな……じゅう、にばん……」

 

「っ、待ってろ。すぐに助けが来る。諦めんじゃねぇ、オレたちは死なない……!」

 

「……いや。……いい。72番、お前……だけでも、逃げろ……」

 

 ───オレたち『実験体』の肉体は、"反・アラン機関"の旗印として製造された超先端技術の塊だ。倫理的に問題のある機密を山ほど含む、あまりに危険な知識の宝庫。

 外の世界へ売り出されるにあたって、オレたちを統制するのは爆弾付きの首輪ではなく、脊髄にインプラントされるナノ・デバイスに変更された。

 この忌々しい脊髄チップはオレたちの生体情報(バイタル・データ)を常にモニターしていて、心拍数や血圧のステータスが一定値を下回った瞬間、全身の細胞の自滅機能(アポトーシス)を叩き起こす。

 "処分システム"が起動すれば最後、オレたちの身体は燃える灰のように崩れ始め、この世から綺麗さっぱり消えて無くなるって寸法だ。

 

「94番ッ!!」

 

「逃げて……生き、延びて。生きて……、俺……。俺たち、は───」

 

 A94番。『実験体』の中では並みの能力──もちろんそこらの一般人よりはよほど強い──だったが、頭が良く精神的に安定しており、みんなのリーダーとしていつも明るく優しく振る舞っていた。もちろん戦場では最高の指揮官で、オレたちを顎で使うクソどもを論破して黙らせたのも一度や二度じゃない。研究所に居た頃からの最古参の一人でもある。

 間違っても、こんなところで、蝋燭(ろうそく)の火みたいに吹き消されていい奴じゃなかった。

 

「…………。……」

 

 オレは……。

 

「あぁ。任せとけ」

 

 『実験体(オレたち)』は死ねば塵となる。墓標に弔われるべき亡骸は無く、刻まれるべき名前も無い。

 人間以上の()()として生まれておきながら、人間未満の弱者にしかなれなかった、文字通りの怪物の群れ。

 

「オレたちは死なない。オレたちは負けない」

 

 だからオレは、戦い続けようと決めたんだ。

 いつ、誰に、どうしてそう誓ったのかさえ覚えちゃいないが、それがオレの戦う理由。

 

「オレが……オレたちが、()()()()()になれる日まで。邪魔する奴は、全員ブッ殺す」

 

 オレたちを造った『教団』も、オレたちを利用して甘い汁を啜ったゴミどもも、オレたちみたいな存在を生む世界も。

 たとえ最後の一人になったとしても、止まるわけにはいかない。この復讐を、果たすまでは───。

 

 

 

◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 

 『教団』は上手くやっていた。何もかも。

 

 信者から金を巻き上げ、『実験体』を造り、そのレンタル・ビジネスでさらに稼ぐ。

 秘密は絶対に漏らさない。万が一漏れても大丈夫なように、どんなにデカい()()を相手に商売する時も、脅迫のネタは常に握っておく。

 アラン機関の『チルドレン』には及ばずとも、彼らと()()()()()()水準の人材が集まっているのだから、その程度の芸当は出来て当然だった。

 

 ただし、連中だって人間だ。何かの弾みで物事を仕損じることはある。

 

 オレが知っている限り一度だけ、『教団』は失敗を犯した。

 そして───そのたった一度の失敗は、奴らがこれまで経験したどんな挫折よりも致命的なものだった。

 

 

 

 『教団』の勢力がアジアに上陸し、やがて日本に辿り着いた時。

 連中は、喧嘩を売る相手を間違えた。

 

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