奈落の子育て事情   作:フドル

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前回の誤字脱字報告ありがとうございます!

また2話分出来たから投稿していくぞい!


未開領域と安価。そして孤児達

117:名無しの探窟家

イッチが帰って来ないなぁ

 

118:名無しの探窟家

説教が長くて嫌気さしたんじゃない?

 

119:名無しの探窟家

中身ボンドルド説があるからつい熱が入ってしまったんやぁ……

 

120:名無しの探窟家

でも前スレ終わるまで長々と説教するのはダメやったな

 

121:名無しの探窟家

いちいち囃し立てた俺らもあかんかったけどな

 

122:名無しの探窟家

このまま帰って来なかったらどうしようかねぇ……

 

123:名無しの探窟家

いつもだったら違うスレに行くんだけどミラヴィーちゃんを摂取しないとダメな身体になってしまった

 

124:名無しの探窟家

ミラニウムと名付けよう!

 

125:名無しの探窟家

別ゲーに存在する元素だな

 

126:名無しの探窟家

ワイ、遭難者。食糧が尽きかけてそろそろヤバイ

 

127:名無しの探窟家

遭難者ニキまだ遭難していたのか(困惑)

 

128:名無しの探窟家

いくらなんでも長くな〜い?

 

129:名無しの探窟家

なんかワイがいるところが未開領域っぽいねんな。入った直後に入り口は崩れるし他の出口も全部崩れていてお外にでれなーい!助けて(迫真)

 

130:名無しの探窟家

お、おう……

 

131:名無しの探窟家

未開領域の時点で俺らも知らないんだよなぁ

 

132:名無しの探窟家

結論、潔く死ね

 

133:名無しの探窟家

いやマジで助けてクレメンス。四層の未開領域で周囲にレーザーみたいなのが飛び交ってて明かりには困らないけどそれ以外は困りまくってるんです!

 

134:名無しの探窟家

つってもなぁ……

 

135:困ったゴーレムだったもの

>>133 真ん中にクリスタルみたいなやつない?それぶっ潰したら何とかなるで

 

136:名無しの探窟家

イッチ!

 

137:名無しの探窟家

言い過ぎて悪かったよイッチ!

 

138:名無しの探窟家

戻ってきてくれたか!

 

139:名無しの探窟家

>>135 あります!早速ぶっ壊すんやで!

 

140:名無しの探窟家

よくイッチ未開領域のこと知ってたな

 

141:困ったゴーレムだったもの

四層で知らないところは無いって自信あるで。まぁ、入り口が岩の中に隠れてるとかならまだ知らんとこあるかもやけど

 

142:名無しの探窟家

これで遭難者ニキは助かるやん。よかったな

 

143:名無しの探窟家

>>141 あの?なんかクリスタルとか周りのビームの様子が変になってきたんですけど?

 

144:困ったゴーレムだったもの

あ、言い忘れてたけどクリスタル壊したら最後に無差別ビーム乱射が始まるから気合いで躱せよ?

 

145:名無しの探窟家

忠告遅くない?遅いよね?

 

146:名無しの探窟家

>>144 もうちょっと早く言って欲しいなぁ!あ、やっべ!

 

147:名無しの探窟家

惜しいスレ民を亡くしたか……

 

148:名無しの探窟家

イッチの情報が遅いから……

 

149:困ったゴーレムだったもの

無差別ビームだから飛べない限り逃げ場ないし言うの早くても結局こうなってたからな

 

150:名無しの探窟家

ちなみにイッチはどう回避したので?やっぱり飛んだ?

 

151:名無しの探窟家

飛べない限りって言ってるし普通に飛んで回避しただろjk

 

152:困ったゴーレムだったもの

飛んできたビーム全部をこっちのビームで相殺してた

 

153:名無しの探窟家

……ふーん、理解した

 

154:名無しの探窟家

頭おかしい回避方法言わないでもらえます?

 

155:名無しの探窟家

まぁ、レグの『火葬砲(インシネレーター)』をボンドルドは『枢機へ還す光(スパラグモス)』で迎撃してるしいけるいける

 

156:名無しの探窟家

穴潜りには細いビームを細い剣で打ち消す動体視力が必要なのかぁ(遠い目)

 

157:名無しの探窟家

イェイ!何とか助かったZE☆!

 

158:名無しの探窟家

遭難者ニキ!?

 

159:名無しの探窟家

生きてたのか!?

 

160:名無しの探窟家

よかった!

 

161:困ったゴーレムだったもの

え?なんで生きてるの?

 

162:名無しの探窟家

イッチw

 

163:名無しの探窟家

まさかのw

 

164:名無しの探窟家

アドバイス送った本人が遭難者ニキの生存に疑問感じてて草生える

 

165:名無しの探窟家

まぁ、イッチはそのビーム乱射の物量を知ってるからじゃない?

 

166:名無しの探窟家

マジで死ぬかと思った……目の前が光で真っ白になった時に走馬灯が浮かんだレベル

 

167:名無しの探窟家

そんなになのか

 

168:困ったゴーレムだったもの

経験したら分かるけど、あれマジで生かして帰す気無いぞ?口で言っても伝わりづらいだろうし場所を教えてやるからみんなも行こうぜ?

 

169:名無しの探窟家

嫌です

 

170:名無しの探窟家

遠慮します

 

171:名無しの探窟家

行く価値あるぅ?

 

172:名無しの探窟家

でもそんな仕掛けがあるなら特級遺物とかあるんじゃない?

 

173:困ったゴーレムだったもの

無い。来訪者を殺すだけの仕掛けだった

 

174:名無しの探窟家

だったら尚更行かないよ!!

 

175:名無しの探窟家

何が悲しくて殺意増し増しの場所に行かなきゃならないのか……

 

176:名無しの探窟家

未開領域だから探窟家組合に報告したら報酬が貰えるぞ。だからみんな行こう。行け。

 

177:名無しの探窟家

遭難者ニキがイッチ側に行ってしまった……

 

178:名無しの探窟家

俺ら巻き込む気満々で草枯れるわ

 

179:名無しの探窟家

死にかけた報酬が組合からの報酬金だけってマ?メリット皆無じゃん

 

180:名無しの探窟家

危険領域を周りに周知出来るから(震え声)

 

181:名無しの探窟家

四層自体が危険領域なんですがそれは……

 

182:名無しの探窟家

まぁ、遭難者ニキは助かったんだから良かったじゃん

 

183:名無しの探窟家

そうか、そうだよな。イッチ、遅れたけどありがとナス!出来る限り何でもするからいつでも頼ってくれよ!

 

184:名無しの探窟家

ん?

 

185:名無しの探窟家

これはぁ……

 

186:困ったゴーレムだったもの

>>183 今何でもするって言った?言ったよな?いやー、ちょっと遺物の扱いに困ってるやつが数個あってだなぁ。

 

187:名無しの探窟家

ヒェッ

 

188:名無しの探窟家

本性現したな

 

189:名無しの探窟家

遭難者ニキ、幸運を祈る!

 

190:名無しの探窟家

>>186 あー、命を助けられたし俺も身を犠牲にする覚悟で協力してやりたいんだけどなぁ!世界線が違うからなぁ!残念だなぁ!

 

191:名無しの探窟家

すっごいわざとらしいw

 

192:名無しの探窟家

これが助けられた者の言い方か?w

 

193:名無しの探窟家

めっちゃスキップしながら言ってそう

 

194:困ったゴーレムだったもの

覚えてろよ……草の根掻き分けてでも時空を越える遺物を手に入れてお前に会いに行くからな……。

 

195:名無しの探窟家

今のイッチの顔が某クソ漫画のあの子に見えるぞぉ!

 

196:名無しの探窟家

クソ漫画卿w

 

197:名無しの探窟家

そもそも時空を越える遺物ってあるんですかねぇ?

 

198:名無しの探窟家

人は連れて行けないけど単体で時空を越えることが出来る遺物ならあるらしい

 

199:困ったゴーレムだったもの

え?何それ欲しい何処にあるの?

 

200:名無しの探窟家

うーん、そのスレのイッチが死んだからもう分からん

 

201:名無しの探窟家

確か数年前にそこのイッチが死ぬ云々言ってからスレが消えたな

 

202:名無しの探窟家

イッチが死んだらその人が建てたスレも消えるからほぼ確実な。ちなみに一度作ったスレは死ぬ以外で消すことは出来ないぞ

 

203:名無しの探窟家

そうなんか

 

204:困ったゴーレムだったもの

なら諦めるしかないかぁ……。ってことでいつものお悩みだ

 

205:名無しの探窟家

どういうことだってばよ

 

206:名無しの探窟家

諦めと同時に悩みを話してくるんか……

 

207:名無しの探窟家

ワケワカンナイヨー

 

208:名無しの探窟家

聞くのは確定してるのは前回で分かったし腹を括るかぁ

 

209:名無しの探窟家

ほら、早よ話せ

 

210:名無しの探窟家

度し難じゃありませんように!

 

211:困ったゴーレムだったもの

先日やけどな?俺の家にボンドルド達が来たのよ

 

212:名無しの探窟家

うん、それで?

 

213:名無しの探窟家

まだ普通だな

 

214:名無しの探窟家

友達を迎え入れる感じね。オケオケ

 

215:名無しの探窟家

ボンドルドの来訪って普通なのか?

 

216:困ったゴーレムだったもの

まぁ、いつものことやから普通に迎え入れたんやけどさ。なんかめっちゃ子供引き連れてたのよ。多分一時休憩的な感じで俺のとこに来たんやと思うけどその子供達の中に見覚えのある子がいたんだよなぁ

【画像添付】

 

217:名無しの探窟家

ファ!?うーん。

 

218:名無しの探窟家

赤髪巨乳と銀髪の性別不詳。ミーティとナナチじゃないか!?

 

219:名無しの探窟家

来ちゃったかぁ……来ちゃったのかぁ……

 

220:名無しの探窟家

イッチの悩みはこの子らのこと?

 

221:困ったゴーレムだったもの

うむ、色々考えてみたんだけど案が出なくてなぁ。久々に安価をしようと思う

 

222:名無しの探窟家

なん……だと……?

 

223:名無しの探窟家

久々にきちゃぁぁぁ!!!

 

224:名無しの探窟家

お待ちしておりました!

 

225:名無しの探窟家

ナナチとミーティ。この2人が出てきて行われる安価が何かなんて決まっている……!

 

226:名無しの探窟家

腕がなるぜぇ!

 

227:困ったゴーレムだったもの

安価の内容は前線基地(イドフロント)で行う催しの内容な

 

228:名無しの探窟家

…………何て?

 

229:名無しの探窟家

見間違い……ではないな

 

230:名無しの探窟家

救済じゃないんですか!?

 

231:困ったゴーレムだったもの

前にも言ったけど救済はしないぞ

 

232:名無しの探窟家

そこをなんとか!

 

233:名無しの探窟家

救いは……救いはないのですか……?

 

234:名無しの探窟家

いや待て、ワンチャンこの催しでボンドルドと孤児達の絆が深まって結果的に救済になったりしないか!?

 

235:名無しの探窟家

>>234 ないです

 

236:名無しの探窟家

>>234 そんなのあったらプルシュカはカートリッジになんざなってねぇよ!

 

237:名無しの探窟家

ですよねぇ!

 

238:困ったゴーレムだったもの

っていうわけで安価するぞ。>>250 でよろしく

 

239:名無しの探窟家

こんなに心躍らない安価が今まであっただろうか?

 

240:名無しの探窟家

考えを切り替えよう。子供達に良い思い出を作ってやるんだ

 

241:名無しの探窟家

実験される直前にボンドルドの本性を知るから楽しい思い出も相まってダメージが増えるだけなのでは?

 

242:名無しの探窟家

ボンドルドに嘘だよね?とか聞きながら実験されるのかぁ……

 

243:名無しの探窟家

やめろバカ!そんなことより安価の内容を考えるぞ!何も考えてない状態の方が怖いわ!ってことで料理教室!

 

244:名無しの探窟家

こういうパターンでイッチに丸投げするとどうなるか明らかだもんな。前線基地で鬼ごっこ

 

245:名無しの探窟家

しょうがないなぁ。隠れんぼ

 

246:名無しの探窟家

だるまさんがころんだ

 

247:名無しの探窟家

ワクワク五層探検

 

248:名無しの探窟家

椅子取りゲーム

 

249:名無しの探窟家

原生生物の生態観察

 

250:名無しの探窟家

演劇

 

251:名無しの探窟家

お食事会

 

252:名無しの探窟家

探窟家ごっこ

 

253:名無しの探窟家

ジャンケン大会

 

254:名無しの探窟家

音楽鑑賞

 

255:困ったゴーレムだったもの

演劇か。てか安価にある五層探検って無茶じゃない?子供が勝手に走って登って上昇負荷でボカンの姿が見える見える

 

256:名無しの探窟家

そりゃあ、イッチと祈手とボンドルドが頑張るんだろ?

 

257:名無しの探窟家

ボンドルド達がそんなことしてる姿なんて想像……出来るな。前世でみた画像のせいで

 

258:名無しの探窟家

でも演劇って何するんだ?

 

259:困ったゴーレムだったもの

それも安価で決めるか。ウケやすいもので頼む。>>272 で

 

260:名無しの探窟家

子供にウケやすいやつかぁ。ヒーローとか?

 

261:名無しの探窟家

なら白笛の冒険!

 

262:名無しの探窟家

知らない人に着いて行った子供の末路

 

263:名無しの探窟家

>>262 おい馬鹿やめろ!真実を知った子供が可哀想だろうが!原生生物と心通わした女の子とかどう?

 

264:名無しの探窟家

遭難した探窟家のハラハラ帰還旅

 

265:名無しの探窟家

赤笛が白笛になるまでの冒険

 

266:名無しの探窟家

>>264 お?俺のことか?

 

267:名無しの探窟家

>>266 お前じゃねぇ!座ってろ!探窟家同士の友情もので!

 

268:名無しの探窟家

異国の探窟家との激突からの友情が芽生えて一生のパートナーになるとかどう?

 

269:名無しの探窟家

なら>>268の逆で友情が芽生えずにライバルとして戦い続けるやつで

 

270:名無しの探窟家

よくみんな案が出るなぁ……。リコちゃんの冒険を劇にしては?

 

271:名無しの探窟家

あ、ライザが『時を止める鐘(アンハードベル)』を回収しにきた時のことを面白おかしくしたやつはどう?

 

272:名無しの探窟家

エアプボンドルド

 

273:名無しの探窟家

ボンドルドの非道とか?

 

274:困ったゴーレムだったもの

エアプボンドルドね。なんぞこれ?

 

275:名無しの探窟家

くっそw

 

276:名無しの探窟家

えぇ……?

 

277:名無しの探窟家

何故それが当たるのか

 

278:名無しの探窟家

>>274 取り敢えず、今のボンドルドのことを忘れてボンドルドの立場と見た目だけでキャラ像を作れ

 

279:名無しの探窟家

これどうやって演劇にするんだ?

 

280:困ったゴーレムだったもの

>>278 のアドバイスを参考にして台本作ってみるわ

 

281:名無しの探窟家

作るんか……

 

282:名無しの探窟家

そもそもボンドルド達が演劇を許可するん?

 

283:名無しの探窟家

しなさそうだよなぁ

 

284:名無しの探窟家

メリット無いもんな。でもボンドルドだから普通に許可されそうではある

 

285:困ったゴーレムだったもの

許可自体は取れたで。むしろ祈手(アンブラハンズ)の奴らが反対してきたな

 

286:名無しの探窟家

へぇ?祈手が反対するって珍しくない?

 

287:名無しの探窟家

イエスマンだと思ってたわ

 

288:名無しの探窟家

確かに

 

289:困ったゴーレムだったもの

出来たぞ。早速ボンドルドに渡してくる

 

290:名無しの探窟家

いきなり自分のようで自分じゃない役をやらされるボンドルドよ

 

291:名無しの探窟家

流石にボンドルドでも困惑するんじゃない?

 

292:困ったゴーレムだったもの

普通に許可されたわ

 

293:名無しの探窟家

知ってた

 

294:名無しの探窟家

流石ボンドルドやわぁ

 

295:名無しの探窟家

あの人が否定してる場面なんて道具がないとか条件が揃っていないとか以外で思いつかんのやけど

 

296:名無しの探窟家

度がすぎてるだけの善人だもんな

 

297:名無しの探窟家

その『だけ』に色々詰まりすぎてんだわ

 

298:名無しの探窟家

ところでイッチの台本を見たいんだけど画像まだー?

 

299:困ったゴーレムだったもの

渡してもいいけど演劇を配信しようかなって俺は思ってたんだが……。

 

300:名無しの探窟家

あ、ならいいです

 

301:名無しの探窟家

台本を見ると安心して演劇を見れるけどハラハラ感は無くなるもんな

 

302:名無しの探窟家

今のうちにツマミとか用意しとこ

 

303:名無しの探窟家

エール冷えてっかぁ?

 

304:名無しの探窟家

(冷えて)ないです

 

305:名無しの探窟家

むしろ冷えてる方が珍しい

 

306:名無しの探窟家

1日の大半をアビスでいる俺らが冷やしてると思うか?

 

307:名無しの探窟家

酒場経営の俺、完全に勝ち組

 

308:名無しの探窟家

しゃーない、酒場行くかぁ

 

309:名無しの探窟家

俺も

 

310:名無しの探窟家

ワイも

 

311:困ったゴーレムだったもの

始まる直前に連絡はするけど準備するなら早くしとけよー?

 

312:名無しの探窟家

はぁい!ママ!

 

313:名無しの探窟家

>>312 きめぇ……

 

314:名無しの探窟家

>>312 それは無いわ……

 

315:名無しの探窟家

辛辣で草ぁ!……すまんかった、調子乗ってたわ

 

316:名無しの探窟家

速攻で謝ってて草生える

 

 

 

─────────────────────

 

 

 

「わ、私がこんなところで……!?」

 

 前線基地の一部分。沢山の孤児達が見ている中で壇上にボンドルドが転がり込むように入り込み、忌々しそうに言葉を吐く。普段の彼とは全く違う慌てた様子が、彼の内心を物語っている。

 

「んなぁ、ボンドルド。お前の野望はここまでだ。諦めて投降すれば命は助けてやる。」

 

 そんなボンドルドに近寄る影。壇上の光に照らされて姿を現したのは、銀髪の少女とも少年ともとれる子供……ナナチ。ナナチはボンドルドに投降するように促すが、ボンドルドは薄気味悪い笑い声をあげるだけだ。

 

「ふふふ、英雄ナナチさん。私を追い詰めていたと思っていたのですか?浅はかですね、貴方はここに誘い込まれたのです!この私の演技によってねぇ!」

「なんだと?」

「これから死にゆく貴方には勿体無いですが、特別にお見せしましょう……私の最高傑作達を!」

 

「なぁ〜〜。」

「べぇ〜〜。」

「へっくしゅん!あ、やべ。……グギャ〜〜。」

 

 手を広げたボンドルドの後ろから姿を現したのは醜悪な怪物……の着ぐるみをきた孤児達。その醜悪さに観客の子供達は悲鳴をあげる。1人だけクシャミをしたせいで演技が遅れたが、そのことを誰も指摘することは無かった。

 

「さぁ、行きなさい!そして英雄ナナチを倒すのです!」

「なぁ〜〜!」

「べぇ〜〜!」

「グギャ〜〜!」

「んなぁ、見てられねぇな。すぐに解放してやるからな……。」

 

 自分に走り寄って来る怪物の着ぐるみを着た子供達にナナチは大袈裟に首を振り、ゴッテゴテに装飾した見栄えだけを重視したせいで実際に使うとなれば市販のピッケルの方がマシな剣を構え、すれ違いざまに振り切った。

 

 少し間を置いてから倒れる怪物達。それに目をくれることもなくナナチは剣を振ってから再びボンドルドにその先端を向けた。

 

「これがお前の最高傑作か?脆いものだな。」

「なっ!あ、ありえない!ありえないです!!」

「んなぁ、残念だけどこれが事実だ。」

「そんなことが……!はっ!ま、待ってください!投降します!」

 

 自身の最高傑作が瞬殺された結果を受け入れられずに狼狽するボンドルドだったが、近付いてくるナナチを見ると這いつくばって無様に命乞いをする。そんなボンドルドを見てこれ以上は無駄だと思ったのかナナチは息を吐くと剣を鞘に入れて背中を見せた。

 

 そんなナナチに子供達から危ないと警告が届く。しかしナナチがそれに気付くよりも速くボンドルドは立ち上がり、自身の仮面の光をなぞった。

 

「油断しましたねぇ!英雄ナナチ!」

「んなぁ!?まだやるつもりなのか!?」

「えぇ!勿論です!しかしこれであなたはお終いです!『明星へ登る(ギャングウェイ)』!」

 

 ボンドルドが不意打ちで放った光がナナチに迫る。その光を反応が遅れたナナチに躱せる筈がなく。無情にも光はナナチを貫いて壇上の外へと消えていった。

 

 まさかの逆転。子供達はそのままナナチが力無く倒れる姿を幻視したが、それよりも速くボンドルドが叫び声をあげた。

 

「何故……?何故ですか!?『明星へ登る』は確実に貴方を貫いたはず!何故無傷なのですかぁ!?」

「んなぁ、それをお前に言う義理はねぇな。……それより、覚悟は出来てるんだろうな?」

「ま、待ちなさい!今度こそ投降──。」

「もう遅ぇよ!」

 

 後退りながら命乞いをするボンドルドの言葉が言い終わる前にナナチは一気に近寄って剣を振るう。斬られた音が大袈裟に鳴り響き、直後にボンドルドの身体が発光し始める。

 

「馬鹿な……。私の、私の計画がこんなところで……。馬鹿なぁぁぁぁぁぁ!!!」

「んなぁ、ボンドルド……。お前はやり過ぎたんだ。アビスの底でしっかり反省するんだな。」

 

 光が消えると、そこには床に突っ伏してピクリとも動かないボンドルドと立ったままのナナチ。どちらが勝ったかは明白で、急展開の時から置いていかれていた子供達も状況を理解し始めたのか次第に歓声を出し始める。

 

『こうして裏で悪いことをしていた悪の白笛ボンドルドは、英雄ナナチによって倒されたのでした。めでたしめでたし。』

 

 最後に少女のナレーションが響き渡り、演劇は終了する。暗くなっていた部屋は電気が着いたお陰で明るくなり、それを合図としていたのか動かなくなっていたボンドルドと着ぐるみを着た子供達が立ち上がる。

 

「以上で演劇は終了です。私達の演技はいかがでしたか?」

 

 ボンドルドが近くにいた子供達の頭を撫でながら感想を求めると、子供達が次々と楽しかった、凄かったと口にする。ボンドルドからすればこれは本来なら行う予定がなかった催しだったが、面識がある少女のアドバイスによって急遽行うことになった。

 

 少女のアドバイス通りなら果たしてこれがもたらす効果はどんなものなのだろうか?何体かは違うことに使うので除外するとして、こちらに懐く反応を見せた個体は過去と同じ実験を行い差異を確かめるのも良いかもしれない。そんなことを考え始めたボンドルドの耳に拍手の音が聞こえてくる。

 

 子供達と共にボンドルドが音の聞こえてくる方向に顔を向けると、ちょうど壇上の外から青髪の少女が姿を現したところだった。

 

『マメナル姉ちゃん!』

「お前ら、凄かったぞ〜。だけどボンドルドは演出とは理解してるけどいきなり俺に『明星へ登る』を撃ってくるんじゃねーよ。」

「おやおや、申し訳ない。マメナルなら大丈夫と判断したのですが……。」

 

 子供達が少女……マメナルに走り寄り、数人は勢いそのままに抱きついた。その子供達をボンドルドと同じように撫でながらもマメナルは頬を膨らませてボンドルドに苦情を溢す。

 

 ボンドルドがマメナルから渡された台本には、派手な演出と英雄役がピンチに見える演出と書かれていただけなので、狙ったもの以外は透過する性質を持つ『明星へ登る』を撃ったのだが、流石に何も知らない状態でマメナルを狙ったのは不満だったようだ。

 

 素直に謝罪を行うボンドルドに暫く頬を膨らませたままのマメナルだったが、子供達の前だからなのかそれ以上言っても意味がないと思ったのかため息を吐くといつも通りの姿に戻る。

 

「はぁ、まぁいいや。『明星へ登る』を無力化出来るのはここにいる中じゃ俺だけだしな。」

「えぇ、見事な対処でしたよ。」

「なになに?お姉ちゃん何か凄いことでもしたの!?」

 

 ボンドルドがマメナルを称賛するために拍手をすれば、状況が分からない子供達もある程度の理解は出来る。ここに来てから何かと世話を焼いてくれるマメナルが行った内容を聞きたいのか群がってきた。ただでさえここにいるのは英雄や冒険に憧れている少年少女達であり、更に孤児のままで終わるか、そのまま何処かで野垂れ死ぬ可能性が高かった人生を拾い上げてくれたボンドルドが拍手をしてまで褒めることなのでなんとか聞き出そうと躍起になっている。

 

「あー、俺がやったのはそこまで凄いことじゃないよ。お前らでも成長したら出来るようになる。そんなことよりまだ次の予定まで時間があるからお前らは好きにしといていいぞ。」

「だったらお姉ちゃんと遊びたい!」

「僕も!」

「私も!」

「俺とか?うーん、なら俺と遊びたい奴は手をあげて……めっちゃいるな。」

 

 マメナルが自身と遊びたい者を聞くと、あちこちから子供達の手が勢いよくあがる。その数はパッと見ただけでも10人以上は存在し、マメナルの人気の高さが窺える。

 

 実際、マメナルは遺物が関わらなければこの世界では比較的マシな部類であり、ミラヴィーを育てているため子供の扱いも優しい。姿は少し違う部分があるが、孤児達はここに来るまでに遺物という物があると説明をされていたので問題にはならない。更に子供達の話をしっかり最後まで聞いてくれて自分達よりちょっと年上に見える程度のマメナルには子供達も接しやすく、基本的に優しく対応してくれるため心を開くのは早かった。

 

「この人数なら……鬼ごっこはどうだ?」

『鬼ごっこ!』

「ルールは知ってるな?鬼は俺がやろうか。心配いらないと思うが鬼ごっこの注意事項は?」

『階段を登らない!曲がり角は注意しながら走る!決められた場所以外には行かない!』

「はい、よく出来ました。なら今から60秒数えるからみんな逃げろよ?」

「おやおや、マメナル。私を入れてはくれないのですか?」

「……え?ボンドルドもやるの?」

「えぇ、是非。」

 

 子供達が部屋を飛び出していく直前でボンドルドが参加の意思をマメナルに示す。まさかボンドルドが参加するとは思っていなかったのか、マメナルは意外そうな顔を見せたが、後ろでソワソワとしている子供達を見てすぐに表情を優しげなものに変えた。

 

「仲間ハズレは駄目だな。ならボンドルドも俺と同じ鬼でいいな?」

「はい、構いませんよ。」

「みんな、今回はボンドルドも参加するみたいだぞ。頑張って逃げような。」

『はーい!』

「それじゃあ、数えるからな?いーち、にー、さーん──。」

 

 マメナルが数字を数え始めると、子供達は大はしゃぎで部屋から飛び出して行った。手をあげていなかった子供達も飛び出して行ったので、部屋に残っているのはマメナルとボンドルドの2人だけだ。

 

「それで?1人目はいつ使う予定なんだ?」

「早くて数日後、遅くても数週間後を予定しています。」

「そんなもんか……、誰を使うんだ?」

「セッカですね。勇敢な子で夢は私のような白笛になることらしいですよ。可愛いですね。」

 

 数字を数えるのを止めて、聞く人が聞けば度し難いといえる会話を行うマメナルとボンドルド。セッカと呼ばれた子供の夢を語るボンドルドは誇らしげで、心からその子供が抱いた夢に感服している。

 

 仮にここに善良な探窟家がいれば今すぐに止めろと叫ぶことだろう。しかしここにいるのは2人の人間性を失ってしまった者。子供達がこの箱庭に誘い込まれてしまった時点で止めることは叶わない。

 

「どうです?マメナルも見ていきますか?」

「何をするのかは気になるところだけど、遠慮しとく。ただでさえ最近は祈手にミラヴィーの世話を任せっぱなしだからな。」

「おやおや、それは残念です。」

「……っし、60秒過ぎたな。俺は右に行くからボンドルドは左をよろしく。すぐに捕まえると拗ねる奴がいるから良い感じに走らせてから捕まえろよ?」

「えぇ、分かりました。では……。」

 

 扉を出てすぐに左右に分かれ、マメナルは滑るように。ボンドルドは『暁に至る天蓋』で強化された膂力を惜しみなく使い、跳ねるように移動を開始する。数分後、前線基地の至るところで子供達の驚愕や悲鳴、歓喜の声が響くこととなった。

 

 

 

 

 

 ナナチにとって、ここでの生活は夢のようだった。憧れのアビスに連れてきてもらったところか、探窟家にしてくれるというのだ。最初は話が美味すぎると疑っていたのだが、ここでの生活を続けているうちにその疑いは解けていった。

 

 そして数日前、ここに来ていた孤児の1人が旅立っていった。よくグループの中で白笛になると声高々に叫んでいたのでナナチの印象にも深く残っている。きっと彼は今頃はオースの街について探窟家としての一歩を歩み始めているのだろう。

 

 彼が居なくなった次の日、ボンドルドとマメナルの引率でナナチ達は五層を探検することとなった。ボンドルドに理由を聞けば、居なくなった孤児が素晴らしい結果を残したからと答えられた。

 

 その結果が何故自分達を五層探検に連れていくのかと思案したが、もしかしたら彼が何かトラブルを起こし、ボンドルド達を困らせたのかもしれない。それなら何故素晴らしい結果とボンドルドが言ったのかは謎だったが、横にいたマメナルに質問してみると1人目で気付けたからじゃないか?と返ってきた。

 

 続けてマメナルにボンドルドからすれば1人目で気付くことが出来るとすぐに対策することが出来るし、それ以降の子供が同じ目に遭うことは無くなるから素晴らしいって言えると思うぞと言われたのでナナチは納得して五層の景色を楽しむことにした。

 

 1人、また1人と孤児が減っていくたびにナナチはアビスへの憧れを強くする。いつ自分の番が来るのかと友達になったミーティと話し合うことは既に両手で数えきれないくらいまで繰り返していた。

 

 そんなナナチを見かねたのか何度かマメナルが他の層の話をしてくれることがあった。特に四層はマメナルが生活しているお陰なのか、かなり詳しく教えてくれるので他の探窟家よりも知識を蓄えている自信をナナチは持っている。

 

 他にも色々と聞きたいのだが、マメナルは他の孤児達にも人気なのでなかなか時間が取れない。一部の男子なんてマメナルの気を引きたいのかよくスカート捲りを実行しているのをナナチは目撃している。

 

 そのスカート捲りもマメナルの気を引くには程遠く、マメナルが他の子の相手をしている時は大人しくしろとの意味を込めた抱きしめが実行犯にお見舞いされる。

 

 ここにいる孤児達はある意味カッコつけたい年頃なので、マメナルの抱きしめは気恥ずかしく、更に周りの子供達にも見られるので罰としては最適だったりする。

 

 それでも周りに人がいない時はご褒美になるので、人がいない時はせがむ子も多い。ナナチも一度だけやってもらったことがあるが、確かにご褒美としてもいいと思える良さであった。

 

「んなぁ、マメナル……。オイラも連れて行ってくれないか?」

「すまんな。ボンドルドからは1人だけって言われたんだ。ナナチはミーティと一緒じゃないと嫌だろ?」

 

 そんなある日、マメナルは1人の孤児を連れて行った。ナナチが理由を聞けば、ボンドルドのを見て自分もやりたくなったとのこと。既に誰を連れていくかは決めていたらしく、ナナチが立候補をしてもやんわりと断られた。

 

 連れて行く孤児はよくマメナルにスカート捲りをしていた悪ガキで、本人は選ばれたことをとても喜んでいた。次の日、その悪ガキはもしもがあった時にとゴツイ箱のようなものに詰められてマメナルと一緒に旅立って行った。

 

 それからも沢山の孤児を見送り、残りがナナチとミーティだけになった時、2人の憧れはついに爆発した。

 

「ねぇ、ナナチ。ここから抜け出して探検にいこうよ!」

「え?駄目だよミーティ。怒られちゃうよ。」

「大丈夫だって!ちょっと行ってすぐに帰ればいいんだから!」

 

 アビスについて書かれた本を読みながら、2人でコソコソと秘密の冒険を企てる。口ではミーティを止めようとしていたが、ナナチもこの計画には乗り気である。

 

 綿密に計画を立て、何度も行われた五層探検の経験を活かしたルートを作り、2人はボンドルド達の目を盗んでこっそりと前線基地から抜け出した。

 

 2人だけの冒険。2人だけで見る景色。それは守られながら見たものとは違って見えて、とても新鮮な景色だった。夢にまで見て憧れ続けた景色と冒険をナナチとミーティは心に刻み込んだ。

 

 しかし、夢の終わりは儚いものだ。

 

「おやおや、ナナチとミーティ。2人だけの探検は楽しかったですか?」

「ボ、ボンドルドさん……。」

 

 探窟家になったら2人でまた訪れようと約束を交わし、前線基地に帰った2人を待っていたのはボンドルドと祈手達。あっという間に囲まれてしまった2人は謝罪の言葉を言う暇もなく、ある部屋まで連行された。

 

 そこにあったのは2つの筒を合わせたような昇降機。それぞれ別の筒に放り込まれた2人は、向こう側にいるボンドルドに謝罪の言葉を送る。

 

「ごめんなさい!ボンドルドさん!」

「んなぁ、悪かったよ……。もうしない。」

 

 きっとボンドルドは勝手をした自分達に怒っているのだと。マメナルも決めたルールを破った子供には厳しく怒っていた。普段の優しい姿とはかけ離れていたけど、それでも謝れば最後は抱きしめてくれて頭を撫でてくれたのだ。

 

 そんな思いでボンドルドに謝罪を行う2人だが、ボンドルドの言葉で凍りつくことになる。

 

「おやおや、私は怒ってなんていませんよ。ただ、ナナチとミーティが怪我をしてしまうと実験に支障が出ると思っただけです。」

「えっ……?実……験……?何を言って……。」

「明日に行う予定でしたが、1日ぐらい早めても問題はないでしょう。後でマメナルには謝らないといけませんね。」

「そんな……!出して!あたし達をここから出してよ!」

 

 ミーティの懇願をボンドルドは無視してナナチとミーティが乗っている昇降機とこれから行う実験の説明を懇切丁寧に行う。その内容は悍ましいもので、ナナチとミーティは言葉を失った。

 

「あ、あたし達を……騙していたの?」

「とんでもない。この研究の果てに深淵の闇を払うヒントが生まれるのです。あなた方のお陰ですよ。」

「嘘……嘘よ……。そ、そうだ!マメナルさんを呼んでよ!あの人ならこんなことを認めるわけないわ!」

 

 ナナチは立ちすくんで見ていることしかできない。ミーティが必死に自身とナナチを守ろうとしているのに、見ていることしか出来なかった。もしここでナナチが声を出していたのなら、何かが変わっていたのかもしれない。全て手遅れだが。

 

「ミーティ、あなたは押し付けられる側です。なるべく耐えてくださいね。途中で死んだら相棒も呪いにかかってしまいます。」

 

 昇降機が勢いよく下り始める。ナナチは祈った。夢であって欲しいと。ミーティの覚悟も、筒に張り付いてくる醜悪な生物の声も聞こえない振りをして、ただ祈った。これは悪夢で目が覚めればいつもの部屋でミーティが目の前にいて挨拶をして、部屋の外に出れば優しいマメナルや親切なボンドルド達がいる生活に戻れるのだと。

 

 祈って、祈って、祈って、祈って、祈って。

 

「ミーティ!!」

「痛いィ、痛いィィ、痛いィィィィィイ!!!!ごろじて!ごろじでよぉぉぉ!!!お願いィィィィィイ゛!!!!」

 

 その祈りは儚く潰えて、夢のような生活は……いとも容易く砕け散った。




オリ主……遭難者ニキは正直死んだと思ってたので生きていたのは遺物で復活でもしたのかと思っていた。今回の安価は子供達に楽しい思い出があればいいよなという完全な善意。子供達がいる間は頻繁に前線基地に訪れており、頼りになる優しいお姉ちゃんとして振る舞っていた。
ナレーションをしていた時に真横から『明星へ登る』が飛んできた時は二度見した。なお、弾いたのではなく、直撃したけど効いていなかっただけ。
ナナチにボンドルドがなぜ素晴らしいというのかと質問をされた時は本気で返答に困った。だってアイツ、何でもかんでも素晴らしいっていうからなぁ……。

ミラヴィー……最近は祈手を父親と思い始めている。祈手は全てボンドルド……つまりボンドルドがパパだった?オリ主にそのことを知られるとボンドルドの残機が一つ減る。

スレ民……救済!救済!……え?違うの?そんなぁ……。この後のスレに四層の未開領域の場所が書かれた地図(遭難者ニキの手書き)を貼られたが、当然のように誰も行かなかった。

遭難者ニキ……もらったチートは「なんか運が良い」。それのお陰でビームを神回避し続けて生還できた。なんとか他のスレ民を未開領域に引き摺り込もうとしている。

ボンドルド……孤児達を五層まで誘拐してから数日後にマメナルがやってきて台本を渡された。やるつもりではあったが、追加で親密度とかで実験結果も変わると思わない?と言われたことで乗り気になった。1人目の実験でそれが明らかになったため、上機嫌で子供達の好感度稼ぎに力を入れ始めた。ミーティとナナチが前線基地からこっそり抜け出したのは知っており、2人に気付かれないように周囲に祈手を配置していた。
2人で冒険ですか……本当に君達は可愛いですね。

祈手……エアプボンドルドって何?却下、却下。……え?やるんすか?マジで?

孤児達……父親みたいな人達と母親みたいな姉が出来て、普通の幸せな家庭みたいな生活を送れていた。故に、最期にボンドルドの本性を見て、何を思っただろうか?

悪ガキ……銀髪の少年。マメナルがボンドルドのを見てやりたくなったと言って持っていった時点でどうなったかはお察し。彼にとって幸運だったのは五層の上昇負荷を受けて考える力がなくなったこと。

台本……マメナル作。ボンドルド役以外は全て役者指定が無いため、そこは立候補制である。

「マメナル、これは……?」
「エアプボンドルド。取り敢えず頭空っぽにしてボンドルドの見た目だけで役を作った。他の役は祈手なり子供達なり好きに選べば?」
「おやおや、おやおやおやおやおや。」


原作との相違点。

ボンドルド達が孤児達誘拐途中でマメナルの家によった

子供達の前線基地内での行動許可範囲が増えた

子供達は幸せな生活を手に入れた()

ナナチの精神的ダメージが増えた

ナナチは神様に祈るのではなく、全て悪夢だと思い込もうとした。

以上!


ミーティの成れ果て経緯を変えたいと思って考えてみたんだけど、自分が考えたものはそこに至るまでの経緯が違和感ありまくりだしやっぱり原作が1番味がある()のでちょくちょく弄って後はそのままで!

ではまた明日!
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