ありふれ世界のサイヤ人   作:M88星雲

17 / 90
好きなように書けばいいって誰かが言ってたから好きなように書くだけだァ・・・


迷宮攻略の時がきたようだなァ・・・

「・・・どうしてないんだろう?」

 

そうぼやくハジメ。

原作を知っている人なら分かるとは思うが上に戻る階段が無い。錬成による階段制作も失敗、おまけに舞空術でも天井に引っ掛かり瞬間移動しようにも魔物以外の人の気配が下の〝彼女〟らしきものしか感じない。

 

しらみつぶしに道をさがすも結局見つけたのは緑光石がない真っ暗で足元の悪い下り坂のみ。

 

「この道以外には無いな」

 

「そうだね。何があるか見当もつかないけど私達は止まらない、そうでしょ?」

 

「当然。それじゃ、行くぜ」

 

・・・と、下りたはいいがいかんせん真っ暗なので緑光石を灯りに暗闇を進む。ハジメが辺りを照らして進み、彩人も気配を探って慎重に歩みを進める。

 

「!近づいてきてる・・・ハジメ、油断するな」

 

「分かった」

 

魔物の気を感じ警戒度MAXで進むが壁に体長二メートル程の灰色のトカゲがはりついており奴の金眼にハジメは目が合ってしまう。

 

「ハジメ!」

 

「うっ、石化かぁ・・・」

 

すぐさま彩人が弱気弾でトカゲを丸焼きにする。ハジメは素早く神水を飲んだので石化は解除される。

トカゲは絶命したが奴の見ていた方向にあった岩の色が少し変わり、次いで風化したようにボロボロと崩れ出した。相当強力な石化の邪眼を持っているのだろう。RPGで言うならバジリスクといったところか。

 

「焼きたてだが・・・食うか?」

 

「ホント凄いね、気って」

 

丸焼きのトカゲを一緒に喰らう二人。すると痛みと苦しみが徐々に襲ってくる。爪熊なみの強さらしい。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

南雲ハジメ 17歳 女 レベル:21

 

 

 

天職:錬成師 

 

 

筋力:600

 

 

体力:720

 

 

耐性:610

 

 

敏捷:900

 

 

魔力:1100

 

 

魔耐:1100

 

 

 

 

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地]・風爪・夜目・気配感知・石化耐性・言語理解

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

轟彩人 17歳 男 レベル:12

 

  

 

天職:武闘戦士

 

  

 

(気力開放時)

 

 

筋力:1300(2600)

 

 

体力:1000(2000)

 

 

耐性:900(1800)

 

 

敏捷:1700(3400)

 

 

魔力:0

 

 

魔耐:0

 

 

 

技能:言語理解・胃酸強化・石化耐性・夜目

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

どうやら身体に直接影響するものは取得できるらしい。

 

 

「〝夜目〟かぁ・・・暗闇だと見やすいけど・・・」

 

「〝石化耐性〟、か・・・ありがたいな」

 

「でも耐性なんだね。石化の邪眼! とかカッコイイのに……」

 

「・・・・」

 

気配感知に関してはその名の通り。彩人だけでなくハジメも索敵が出来るようになったのは大きな成果と言える。

 

「さて、消耗品を補充…もとい錬成しなきゃね」

 

「・・・やっぱり難しいか?」

 

「うん…ある程度技術は上がったけど微調整が特にね。でも錬成の鍛錬になるし、早く貴方とここ(・・)を出たいから」

 

〝ここ〟が何処かはさておき弾丸などの消耗品の錬成以外ではひたすらに探索を続けた。夜目と索敵能力で一気に効率は上がり空力と舞空術で下層への坂を発見し先へ進む。が、 その階層は、地面がどこもかしこもタールのように粘着く泥沼のような場所だった。

 

「うう・・歩きにくい・・・」

 

「…?このドロドロ、重油みてえだな…鉱石かもしれん。ハジメ、鑑定してくれ」

 

「うん、分かった」

 

=====================================

 

フラム鉱石

 

艶のある黒い鉱石。熱を加えると融解しタール状になる。融解温度は摂氏50度ほどで、タール状のときに摂氏100度で発火する。その熱は摂氏3000度に達する。燃焼時間はタール量による。

 

=====================================

鑑定結果は以上の通り。

 

「火器厳禁かよ・・・」

 

「レールガンも纏雷も使えないね…」

 

「ああ。使ったらこっちが消し炭になるな」

 

タールの沼を進む二人。しかし彼らに音もなく忍び寄る影・・・そいつはタールの中から飛び出した。

 

「え・・・」

 

「させるかぁ!」

 

ハジメを食らわんと鋭い歯が無数に並んだ巨大な顎門を開いて、サメのような魔物がタールの中から飛び出してきた。ハジメの頭が食われる前にバニッシュ移動でハジメをかばいつつサメを殴り飛ばす。サメの頬がひしゃげ、鋭い歯が数本吹き飛びタールの沼に落ちた。

 

「ありがとう、でも〝気配感知〟にかからなかったのによくわかったね」

 

「いや、気でも探知出来なかった。たまたま出現した位置が良かっただけだ」

 

「で、でも・・アイツは倒したよね?」

 

「残念だが手ごたえを感じなかった…おおかた物理耐性でもあるんだろ」

 

「だったら・・・」

 

「アレくらいだな、奴に効きそうなのは。後は対処する時間を稼ぐ。ハジメ、後ろは任せた」

 

「う、うん!任せて」

 

背中合わせの状態で死角を減らし空力と舞空術で空中を移動しサメがこちらに届くまでの距離を稼ぐ。

しかし警戒しているのか中々出てこない。…そこで、わざと転ぶふりをする。・・・とチャンスと見たか大きく飛び上がり二人まとめて喰らわんと口を大きく開く。そして、口の裂け目を彩人は気の手刀、ハジメはドンナーに纏わせた〝風爪〟で切り裂き、二枚おろしにする。

 

「さて、気配を感じなかった理由、確かめさせてもらうね」

 

サメの一部を食し残りは保管して二人は下層へ歩みを進める。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

南雲ハジメ 17歳 女 レベル:22

 

 

 

天職:錬成師 

 

 

筋力:600

 

 

体力:720

 

 

耐性:670

 

 

敏捷:900

 

 

魔力:1100

 

 

魔耐:1100

 

 

 

 

技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合]・魔力操作・胃酸強化・纏雷・天歩[+空力][+縮地]・風爪・夜目・気配感知・気配遮断・石化耐性・言語理解

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

轟彩人 17歳 男 レベル:12

 

  

 

天職:武闘戦士

 

  

 

(気力開放時)

 

 

筋力:1300(2600)

 

 

体力:1000(2000)

 

 

耐性:920(1840)

 

 

敏捷:1700(3400)

 

 

魔力:0

 

 

魔耐:0

 

 

 

技能:言語理解・胃酸強化・石化耐性・夜目

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

その先でも困難は待ち受けており50層は進んだといっても迷宮全体が薄い毒霧で覆われた階層では、毒の痰を吐き出す二メートルのカエル(虹色だった)や、麻痺の鱗粉を撒き散らす蛾(見た目モ○ラだった)に襲われた。常に神水を服用してその恩恵に預からなければ、ただ探索しているだけで死んでいたはずだ。

 

神経毒に苦しみながらも蛾とカエルを食す。蛾を食べるのは流石のハジメも抵抗があったが生きるために食した。彩人は気にせず食っていた。サイヤ人は悪食というより何でも食えないと戦地で飢え死にするからだ。

 

また、地下迷宮なのに密林のような階層に出たこともあった。物凄く蒸し暑くうっそうとしていて今までで一番不快な場所だった。この階層の魔物は巨大なムカデと樹だ。

密林を歩いていると、突然、巨大なムカデが木の上から降ってきたときは、流石の二人も全身に鳥肌が立った。余りにも気持ち悪かったのである。

 

しかも、このムカデ、体の節ごとに分離して襲ってきたのだ。一匹いれば三十匹はいると思えという黒い台所のGのような魔物だ。ハジメの乱射でも仕留めきれず〝風爪〟を利用した接近戦を強いられた。気功波なら消し炭にできるもののでかい音で別個体を引き寄せるためキリがない。結局全滅させるまで戦い続けることになった。

 

ちなみに、樹の魔物はRPGで言うところのトレントに酷似していた。木の根を地中に潜らせ突いてきたり、ツルを鞭のようにしならせて襲ってきたり。

しかし、このトレントモドキの最大の特徴はそんな些細な攻撃ではない。この魔物、ピンチなると頭部をわっさわっさと振り赤い果物を投げつけてくるのだ。これには全く攻撃力はなく、二人は試しに食べてみたのだが、直後、数十分以上硬直した。毒の類ではない。めちゃくちゃ美味かったのだ。甘く瑞々しいその赤い果物は、例えるならスイカだった。リンゴではない。

 

ムカデのストレスと魔物お肉以外の美味しい果物。それを逃すわけもなく二人はトレントモドキも根絶やしにした。

 

そうして進んでいくと、二人は不思議な空間にたどり着いたのである。




次回、彼女、出ます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。