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カオスな10日間が過ぎたのち、「ボス、霧の様子を見てきます!」というハウリア達を見送ってしばらく一人となっていた彩人だが、
「あ、彩人さ~ん」
そこにシアが現れた。
その後ろからやたらと目を光らせているハジメとユエも一緒である。
「・・・訓練は終わったようだが、何があったし」
「…内緒」
「それよりも、ほらシア、言わなくていいの?」
「え、あ…そうでした。そ、その、彩人さん!実は「ボス!大樹の周りの霧が弱まってきてますぜ」………と、父様?!」
シアが彩人に何か言おうとしたが樹海の様子を探りに行ったカムが報告に戻って来たため話は中断された。
「ど、どうしたんですかそれは!」
「む?おお、シアか。私だけではない、我らハウリア族は彩人殿…もといボスのお陰で生まれ変わったのだ」
「本当に何があったんですかーー!?」
…一応、精神安定の訓練を行わせたお陰か原作ほど中二病化はしていないが以前の優しげな雰囲気から一転、戦闘民族と差し支えない戦闘向きの外見にシアは驚きを隠せない。
「彩人さん、何をしたんですかぁ?!」
「サイヤ人流戦闘訓練の結果。……霧が弱まったようだな、今からでも案内を頼めるか?」
「何なりとお任せを!」
「…そうか。シア、話は後でもいいか?」
「え?………あ、はい…………」
「そうか、ならば迷宮へ向かうか」
ハウリア達の案内で薄くなった霧の中、樹海を進んでいく。
「…シアの特訓の方は」
「…ん、魔法適正はハジメと同じくらい。でも身体強化に優れてる。鍛えれば化ける可能性を秘めてる」
「強化していない私の6割位…。荒削りだけど仲間にする価値はあるよ」
「なんか意外だな。二人がそこまで推すなんて」
「…ん、戦力としては申し分無い。それに、「私達と一緒」」
「“何が“一緒なのかは聞かないことにしよう…二人はそれでいいのか?」
「「いい(よ)」」
「…そうか」
何かサムズアップして太鼓判をおす二人。どのみちシアが強くなるのなら連れていくつもりだったが…。
「ボス!大樹が見えてきました!」
「そうか、案内ご苦労様。しかし油断大敵だ」
そしてたどり着いた大樹は………見事に枯れていた。
フェアベルゲン建国前から枯れているのだが朽ちる事はなく、霧も重なっていつしか神聖なものとされたらしい。
「大樹以外には、この石板位しかありませんな」
カムが言及した石板には石版には七角形とその頂点の位置に七つの文様が刻まれておりオルクスの扉に刻まれたものと同じだった。
「…これ、オルクスの指輪の文様と同じ」
「みたいだな。ハジメ、指輪を」
「おっけー、…お、光ったよ」
ハジメが指輪を文様の所に押し当てると淡い光と共に次の文章が現れた。
〝四つの証〟
〝再生の力〟
〝紡がれた絆の道標〟
〝全てを有する者に新たな試練の道は開かれるだろう〟
「…?どういうことだろう」
「四つの証ってのは別の迷宮の攻略の証だろう、その指輪みてぇな」
「再生の力………私の再生能力ではないみたい。再生にまつわる神代魔法?」
一応ユエが石板に触れてみるが変化はない。
「…いずれにせよ、今すぐ攻略は出来ないようだな」
「後三つの証を探せって事かな」
無駄足に終わったがハウリアを鍛えないと後で困るので完全に無駄とはならないのだが。
「………えー、という訳で俺達は別の迷宮攻略を行う事にする。大樹への案内も済んだ以上、警護はここまでだ。今のお前らならフェアベルゲンの加護無しでも生きていけるだろうお前らとはここでお別れだ」
「あ、あの!彩人さん!お願いがあります!」
「…シア、どうせ付いてきたいとでも言うんだろう?」
「あ、そ、そうです!でも何で分かったんですか?」
「ハジメとユエの推薦だ。…二人が認めた以上、付いてきても構わないが……危険だぞ?樹海の比じゃない強敵が出てくる可能性が非常に高い」
「し、承知の上です!どんなに危険であっても足手まといにはなりません!」
「…それだけの力なら家族を守れるんじゃないか?」
「先程父様と話し合いました。“それでも“です」
「俺達の目標は元の世界への帰還。二度と家族に会えんかもしれないぞ」
「それも承諾済みです」
「…何故そこまで付いてきたいと願う?」
答えは察しているが本人の口から言わせる。
「さ、彩人さんの側に居たいからです!す、しゅきなんですぅ!」
「・・・」
大事な所で噛んじゃった!、と焦るシアの後ろでハジメがカッツポーズし、ユエがドヤ顔をしているが話を続ける。
「…女性二人を侍らせてるような甲斐性なしに惚れるかねぇ。窮地を救われた恩義や勢いじゃないのか?」
「…っ、確かに似た境遇を持った人と会えましたしそれが無いとは言えません。でも、人を好きになるのに理由は要りません!!」
「・・・(ウソは付いてなさそうだが…)」
念のため気を探るも感じるのは善意。
「何といわれようとも私は付いていきます!許可は既にいただいてますし!」
「…まぁ、付いてくるなとは言ってない。惚れる理由が分からんだけだ」
「今はそれでも構いません!私の思いが本気であることをこれから嫌というほど教えてあげますから!」
「…そうかい、好きにしな」
あまりにも真っ直ぐな眼差しに彩人はこれ以上の問答は無駄だと判断した。
喜ぶシアの後ろで期待の眼差しを向けるハウリアに言う。
「…まさかお前らも付いてきたいと言うんじゃないだろうな」
「いいえボス、今の我々はまだまだ未熟です。ボスの期待に応えられるだけの強さを得るためここで修行しながらお待ちしております」
「…いつかは付いてこれるといいなぁ………」
「そして、娘を頼みます、彩人殿」
「…承知した」
こうしてハウリア達の見送りを受けて樹海を去ることに。
「…それで次の目的地は何処ですか?」
先程と同様、ハジメとユエが魔動二輪にニケツ、サイドカーにシア、彩人は舞空術。
「ライセン大峡谷に行こうと思ってるが」
「まぁここからならそこが一番近いからね」
「ライセン大峡谷…ですか………」
どこか不安そうなシア。
「…シア、もう少し自分に自信を持つべき」
「うぅ~」
「魔力が分解される以上、まともに戦える力を持ってるのはシアと俺位だ。俺の背中を任せようと思ったが…そんなんじゃダメだな」
「…!!い、いえ!このシア・ハウリアにお任せを!!」
「…お、おう」
期待されてると分かった瞬間にこの変貌。本当に何が彼女をここまでさせるのだろうか。
「でしたらこのまま向かうのですか?」
「…その前にこの先の街で準備する。準備もあるしもうそろそろ魔物肉はうんざりだ」
「はぁ~そうですか……よかったです」
なぜかホッとするシア。
「ライセン大峡谷でも魔物の肉をバリボリ食べて満足しちゃうんじゃないかと思ってまして……まともな料理を食べれるんですね!」
「人の事何だと思ってる」
「プレデターという名の新種の魔物?」
「「誰が魔物だって?」」
「ひいッ!ハジメさんはともかくユエさんには言ってませんよぅ!」
「「それは彩人(君)への侮辱ってことでいいんだよね?」」
「」
いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
再びシアの叫びがこだましたのだった。
その後日が暮れる頃に町に着いたがシアは白目を向いて失神していた。
ミレディちゃんは・・・
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ハーレム入り
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無☆視☆
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破壊しつくすだけだァ!