翌日。早速座学+訓練が開始されたが昨夜、寝ようとする度にハジメ達が関節をキめてくるし異性の香りで集中できねぇし…寝不足な上に体のあちこちか痛ぇ……
「結局手を出してくれなかったね」
「うぅ…彩人くん、私達に興味ないのかな…?」
「そ、そんな事はないと思うぞ…?少し顔が赤くなっていたからな」
「エリリン、もう少し大胆な服が良いのかな?」
「”反応”はしてた、後一息。」
確信犯かよ。俺、いつか喰われるんじゃね?バリケード張ろうかな。
そんな事は露知らず、集まった生徒達に十二センチ×七センチ位の銀色のプレートが配られた。不思議そうに眺めるクラスメイト達の前に立った騎士団長メルド・ロギンスが直々に説明を始めた。
対外的にも対内的にも一応〝勇者様一行〟を半端な者に預けるわけにはいかないということらしい。
メルド団長本人も、「むしろ面倒な雑事を副長(副団長のこと)に押し付ける理由ができて助かった!」と豪快に笑っていた。俺は心の中で副団長に敬礼した。
「よし、全員に配り終わったな? このプレートは、ステータスプレートと呼ばれている。文字通り、自分の客観的なステータスを数値化して示してくれるものだ。最も信頼のある身分証明書でもある。これがあれば迷子になっても平気だからな、失くすなよ?」
非常に気楽な喋り方をするメルド団長。彼は豪快かつ人当たりの良い性格で、「これから戦友になろうってのにいつまでも他人行儀に話せるか!」と、他の騎士団員達にも普通に接するように忠告していた。
年上である以上、気さくに話せるのはありがたい。
少なくともイシュタル氏よりは信頼出来る人物だと思う。
「プレートの一面に魔法陣が刻まれているだろう。そこに、一緒に渡した針で指に傷を作って魔法陣に血を一滴垂らしてくれ。それで所持者が登録される。 〝ステータスオープン〟と言えば表に自分のステータスが表示されるはずだ。ああ、原理とか聞くなよ? そんなもん知らないからな。神代のアーティファクトの類だ」
「アーティファクト?」
アーティファクトという聞き慣れない単語に天之河が質問をする。
「アーティファクトって言うのはな、現代じゃ再現できない強力な力を持った魔法の道具のことだ。まだ神やその眷属達が地上にいた神代に創られたと言われている。そのステータスプレートもその一つでな、複製するアーティファクトと一緒に、昔からこの世界に普及しているものとしては唯一のアーティファクトだ。普通は、アーティファクトと言えば国宝になるもんなんだが、これは一般市民にも流通している。身分証に便利だからな」
なるほど、と頷き生徒達は、顔をしかめながら指先に針をチョンと刺し、プクと浮き上がった血を魔法陣に擦りつけた。すると、魔法陣が一瞬淡く輝いた。俺も針で指先を傷つけ血を付けた。すると無機質な面に文字が浮かぶ。
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轟彩人 17歳 男 レベル:1
天職:武闘戦士
筋力:5
体力:5
耐性:5
敏捷:5
魔力:0
魔耐:0
技能:言語理解
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戦闘力たったの5か、ゴミめ
じゃねぇぇぇよ!!
え、何?確かにサイヤ人は鍛え続ける必要があるのに普通の人の生活続けてたから弱くなるのはわかるよ?でも流石に酷すぎないか?!魔力皆無とか!…ちなみにハジメは、
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南雲ハジメ 17歳 女 レベル:1
天職:錬成師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
技能:錬成・言語理解
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純粋に倍でした/(^o^)\魔力持ってる時点で俺は敗北者じゃけぇ…本人はゲームの主人公になったみたいと嬉しそうだった。
自身のステータスに一喜一憂するクラスメイトに再びメルド団長がステータスの説明した。
「全員見れたか? 説明するぞ? まず、最初に〝レベル〟があるだろう? それは各ステータスの上昇と共に上がる。上限は100でそれがその人間の限界を示す。つまりレベルは、その人間が到達できる領域の現在値を示していると思ってくれ。レベル100ということは、人間としての潜在能力を全て発揮した極地ということだからな。そんな奴はそうそういない」
どうやらゲームのようにレベルが上がるからステータスが上がる訳ではないようだ。ある意味潜在能力の数値と言える。最長老様呼ばなきゃ。
「ステータスは日々の鍛錬で当然上昇するし、魔法や魔法具で上昇させることもできる。また、魔力の高い者は自然と他のステータスも高くなる。詳しいことはわかっていないが、魔力が身体のスペックを無意識に補助しているのではないかと考えられている。それと、後でお前等用に装備を選んでもらうから楽しみにしておけ。なにせ救国の勇者御一行だからな。国の宝物庫大開放だぞ!」
メルド団長の言葉から推測すると、魔物を倒しただけでステータスが一気に上昇するということはないらしい。地道に腕を磨かなければならないようだ。やっぱ修行だぁ!
「次に〝天職〟ってのがあるだろう? それは言うなれば〝才能〟だ。末尾にある〝技能〟と連動していて、その天職の領分においては無類の才能を発揮する。天職持ちは少ない。戦闘系天職と非戦系天職に分類されるんだが、戦闘系は千人に一人、ものによっちゃあ万人に一人の割合だ。非戦系も少ないと言えば少ないが……百人に一人はいるな。十人に一人という珍しくないものも結構ある。生産職は持っている奴が多いな」
まぁ、生産職は普段の生活でも使うし…。武闘戦士がどんなものだろうかねぇ。
「後は……各ステータスは見たままだ。大体レベル1の平均は10くらいだな。まぁ、お前達ならその数倍から数十倍は高いだろうがな! 全く羨ましい限りだ! あ、ステータスプレートの内容は報告してくれ。訓練内容の参考にしなきゃならんからな」
/(^o^)\
俺、一般人の半分かよ………。一般人に負けるサイヤ人って一体……。知ってたけども!!
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天之河光輝 17歳 男 レベル:1
天職:勇者
筋力:100
体力:100
耐性:100
敏捷:100
魔力:100
魔耐:100
技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解
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その上天之河は元の通りだが…やはり桁外れ。
「ほお~、流石勇者様だな。レベル1で既に俺の半分近くとは……技能も普通は二つ三つなんだがな……規格外な奴め! 頼もしい限りだ!」
「いや~、あはは……。」
桁外れの戦闘力にメルド団長もべた褒めだ。
所詮俺は…足手まといになるだけだ。まぁ、これで奈落行きのフラグが一つ回収できたって事かね。
次々にクラスメイトの規格外の戦闘力にご満悦のメルド団長だったが、諦めた表情のハジメと俺のステータスプレートを見た途端、見間違いか?と自身の目を擦ったりプレートを振ったりあちこちから眺め、黙り込む。数秒後、申し訳なさげに俺達に返した。
「ああ、その、なんだ。錬成師というのは、まぁ、言ってみれば鍛治職のことだ。鍛冶するときに便利だとか……」
そして集まるヘイト。何故か俺の職業は言わない。
そしてこういう時必ず現れる奴。
「だっせぇな、南雲。鍛冶職ってことは非戦闘系じゃねぇか、それで戦えんの?」
檜山である。
「何故戦う必要がある?」
「んだと…轟」
「鍛冶職人を舐めんなよ?武器や防具を作るのが鍛冶職人なんだよ、それらがなければ戦えねぇ。俺はイシュタル氏に言ったはずだ。ハジメはサポートに回ればいい」
「だったらテメェはどうなんだよ!」
ま、こうしてヘイトは集めておくに限る。
それと、自分の職業についても一応聞きたい。
「……言っても………いいのか?」
何故かメルド団長は歯切れが悪い。
録な職業じゃないと見抜いた檜山がニヤニヤしながら「早く聞けよ」とうるさいので構いませんとだけ言った。
「…武闘戦士、というのはな魔力を使えない者が主に自衛の為に身につける武道で戦う職業だ。魔法が発達した現在ではほぼ廃れた職業と言える。現在では趣味感覚でその武道を学ぶ人も居るな………」
想像以上にゴミじゃねぇか。
そして普段の仕返しと言わんばかりに俺のプレートを奪って絡んでくる檜山。
その後ろの取り巻き達も腹を抱えて笑っている。
「廃れた…www廃れた職業だってよ………!!ギャハハハハ!」
「しかも見ろよ!ステータス5wwwwww一般人よりも弱ェ!!」
「ヒーッヒッヒヒ!!こいつゴミだぜ!囮にも使えねぇって!すぐ死ぬ奴!!」
こんなことで笑えるだけこいつらは幸せ者かもしれない……。
「は?彩人の強さはステータスとか関係ないし」
「ねぇ鈴、アイツら後でシメよっか」
「サイトクンヲバカニシナイデ」
「香織落ち着け!ここでは目立つ!」
「……ウザい」
ある意味尊敬するよ、この殺気に気付かんとか。
しかしこの空気を壊す者が一人。愛ちゃん先生である。
「こらー! 何を笑っているんですか! 仲間を笑うなんて先生許しませんよ! ええ、先生は絶対許しません! 早くプレートを轟君に返しなさい!」
ちっこい体で精一杯怒りを表現する愛子先生。その姿に毒気を抜かれた隙をついてプレートを奪還する。愛子先生は彩人に向き直ると励はげますように肩を叩いた。
「轟君、気にすることはありませんよ! 先生は非戦系? の天職ですが、ステータスだってほとんど平均です。轟君は一人じゃありませんからね!」
そう言って「ほらっ」と愛子先生は俺に自分のステータスを見せた。
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畑山愛子 25歳 女 レベル:1
天職:作農師
筋力:5
体力:10
耐性:10
敏捷:5
魔力:100
魔耐:10
技能:土壌管理・土壌回復・範囲耕作・成長促進・品種改良・植物系鑑定・肥料生成・混在育成・自動収穫・発酵操作・範囲温度調整・農場結界・豊穣天雨・言語理解
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【悲報】愛ちゃん先生、チートだった。
てか筋力と敏捷がかろうじて同じとか………。サイヤ人のプライドが傷ついたぜ……
いやそれ、食糧チートやん。それに気付いたメルド団長が報告を急ぐよう要請する声が遠く感じた。
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あれれ~?
こんなに弱かったかな?
な~んてね。僕の目は誤魔化せないよ。
だって、今まで散々見てきたからね。
サイヤ人の底力を。
でも、人間でサイヤ人なんて、興味あるなぁ。
実験したいなぁ~。
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最後の人、こっちなら分かりやすいかな。
ヒロインズのヤンヤン度は・・・
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やりすぎ、自重して
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このままでいいよ
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もっと病ませろ
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そんなことより続き書け