おうどん率がヤバいのは笑った。
一度火をいれたおうどんは、バクハツもするんだぞ!
ライセン大迷宮で一人の男・・・彩人に寄り添うようにして眠る三人の美少女、右腕を抱き寄せ彩人の右肩に体を預けるハジメ。左腕を抱くのはシア。そして正面から抱き着くユエ。
そんなに描写していないが事あるごとに添い寝やスキンシップは多いので彩人からは女の子の香りが凄いのだ。ブルックの町に居る時から好奇の視線が凄まじく、宿で親父さんに「昨日はお楽しみでしたね」と言われた時は嫉妬の視線が痛かったのをおぼえている。
「緩んだ顔・・・ここは迷宮なのに、そんなに安心できるのか・・・・信頼されてるって事かねぇ」
彩人は自身を囲む少女達の髪を順に撫でていく。
「「「…♪」」」
三人はどこか嬉しそうな表情になる。
特にシアは亜人ということもあり髪とウサミミの感触が違うのもあってか彩人は多めに撫でた。
「・・・原作ハジメは厳しい人だったからたまにみせる優しさが光るのに、何で俺のような甘ちゃんに惹かれたんだか」
自虐発言をしつつもシアを見つめる瞳は穏やかだった。撫でれば撫でるほどシアの顔はだらしなくなる。よっぽど嬉しいようだ。
「・・・さて、ミレディさんの気は、・・・・・・だいぶ近づいてきたな」
彩人は見張りついでに原作知識フル活用でミレディの気を探った結果、確実に近づいている。ルートは変化してもいづれは辿り着けるようになっているようだ。
「よし、皆起きてくれ!探索を続けるぞ!」
「・・・ふぇ?」
「……んぅ……あぅ?」
「うへへ・・・ほえ?」
彩人の声で覚醒する乙女たち。三者三様の声をあげながら準備を整える。シアが「せっかく彩人さんと削除済み出来ると思ってたのに・・・夢でしたぁ」とか言ってたので岩盤浴の刑に処した。ここはR-18世界じゃないんだよ。
「毛布はいかが?」
「り・・・理不尽でふぅ・・・」
「R-18世界で言うんだな。需要あるかは知らんが」
「じゅ・・・需要ってなんですかぁ・・・・」
「終わったな・・・」
「むぅ、私だって彩人君とならいいのに・・・」
「…エロウサギ。でも気持ちは分かる」
そんな会話を挟みつつ迷宮攻略を開始した。(シアはギャグ補正で治りました)
トラップとウザい文をスルーし(いちいち反応するのがバカバカしくなっただけ)肝となるとある部屋にたどり着いた。
無数のくぼみに入った甲冑騎士と祭壇の奥の壁の扉。
「あの扉、オルクスの奴と同じだね・・・」
「だったらここの甲冑がガーディアンってわけか」
「…その可能性が高い」
「それって襲われるってことですよね?」
シアの言う通り、甲冑、動きます。
「動く前に破壊した方がよかったんじゃね?」
「今更だよ、彩人君」
「ん、早いか遅いかの違い」
「か、数多くないですか? いや、やりますけども……」
万一の対策として敵の一掃よりも周りに被害を出しにくい方法で迫る甲冑軍団に挑む。
彩人は白い気を纏い、ハジメはドンナーとシュラーク、シアはドリュッケンを構える。魔法重視のユエだが想い人や弟子に無様な姿を見せまいと気合十分。
しかしシアは本格的な対人戦が初なので及び腰になる。ユエとの模擬戦もそう長くはやっていない事、元々温厚な種族であることも要因である。
「シア」
「ひゃい!な、なんでしょう彩人さん!」
「お前は強い。俺が保証する。自分自身を信じろ。万が一の時はフォローする」
「そうそう、考えすぎないで思いっきり暴れて」
「……ん、弟子の面倒は見る」
「彩人さん・・・ハジメさん・・・ユエさん・・・!」
シアは三人の言葉に目頭が熱くなった。流れそうになる涙をぬぐい、自分を信じてくれる人達のために気合を入れ直して全身に身体強化を施し、力強く地面を踏みしめた。
「彩人さんのデレいただきましたぁーー!」
「「……調子に乗るな(、お仕置き三倍)」」
「・・・よし、イクゾー」
最後で台無しになったが切りかかろうとする大量のゴーレム騎士を迎え撃つ。
騎士たちに特攻するのは彩人とシアだがファーストアタックはハジメ。両手に構えた拳銃が火を吹く。騎士の頭部に当たり転倒させる。それらを飛び越えて先行する彩人を狙うが、
「でぇやぁああ!!」
彩人に気を取られて上空でドリュッケンを振り下ろすシアに気づかず粉砕される。その隙を狙おうとした騎士はドリュッケンのギミックで弾かれ、その勢いを利用したシアの攻撃で破壊される。その間にも盾を構えた騎士が居るのでシアは先ほどの騎士の剣を投げつけて盾の防御を崩し、直す前にドリュッケンで殴り飛ばし、後ろの騎士も巻き込む。
「(凄い…私、戦えてる…皆さんと…彩人さんと一緒に戦えています!)」
やっと同じ位置に立てたと喜びに震えるシア。チラリと盾ごと騎士をパンチで貫通させる彩人を見てしまった。その隙を突かんとシアの背後から騎士がせまる。
シアは気づいたがすでに斬られる寸前。痛みに耐えようと目を閉じるが・・・痛みは無く恐る恐る目を開くとレーザーのごとく放たれた水流が剣をへし折っていた。
「……油断大敵。お仕置き四倍」
「ふぇ!? 今のユエさんが? す、すみません、ありがとうございます! ってお仕置きよ、四倍!?」
「ん……気を抜いちゃダメ」
「うっ、はい! 頑張りますぅ!」
ユエが主にシアの背後をサポートする。ユエの持つ水鉄砲は水が超圧縮されており魔力が微量でも十分な殺傷能力を持つ。
シアは心強さを感じていた。
「二人共やるね・・・私も彩人君にいいところ見せなくっちゃ・・・ね!」
ハジメも動いた。迫りくる騎士の頭部にゼロ距離射撃で弾丸を叩きこむ。振るわれた大剣を銃撃でそらして回避し囲んでくる騎士を一回転する間に撃ち、〝宝物庫〟から虚空に取り出した弾丸を、ガンスピンさせながら一瞬でリロードし、四方八方からせまる騎士を弾丸で迎え撃つ。
「・・・・・、〝ジャン拳〟、〝グー〟!」
彩人は無双する三人に負けずワンパンで騎士を粉砕する。頑丈な盾も鎧も気の一撃を防げず障子紙のように大穴が空く。
「〝チョキ〟!」
続けて空いた手で目つぶし。・・・頭部が吹っ飛んだ。
「〝パー〟!」
張り手で騎士を吹き飛ばす。破片だらけの騎士を彩人は掴み上げた。観察している間にも騎士が襲ってくるが裏拳や肘打ち、回し蹴りで粉砕する。・・・と、
「・・・っ、やっぱりか」
彩人の持つ破片が再構築し騎士の姿に戻って行く。完全に戻る寸前から剣が振り下ろされるが剣は彩人を切り裂くどころか折れる。
「厄介すぎんよ・・・」
彩人は手刀で胴体を真っ二つにしたのちテンションがあがりつつある三人に叫ぶ。
「気を付けろ!こいつら復活するぞ!」
「!?」
「…えっ」
「ふ、復活するんですか!?」
復活するのは知っていたがシアに自信を付けさせるのと再生速度を確かめるため。気功波で消し飛ばしても追加されたのはビビった。復活するまで5秒前後、完成するまで5秒。10秒で復活できる上に大量に襲い掛かってくるためキリがない。しかも・・・
「ハジメ、ゴーレムなら核が…」
「・・・それが、魔眼石で見たけどこいつら核が無いんだ。魔力は感じたけどまさか復活するとは思わなかったから・・・」
「け、結局どうするんですかぁ! このままじゃジリ貧ですよぉ!」
「・・・でも、特殊な鉱石でできてるみたい」
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感応石
魔力を定着させる性質を持つ鉱石。同質の魔力が定着した二つ以上の感応石は、一方の鉱石に触れていることで、もう一方の鉱石及び定着魔力を遠隔操作することができる。
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「・・・こいつらを操る存在がいるって事だ。ならばこんな所に居る必要はない。突破するぞ」
「突破って、扉ほ閉まってま「破壊したYO☆」い、いいんですかぁ?!」
「ま、それしかないよね」
「…今に始まったことじゃない」
「あれ?これ私がおかしい流れですか?」
魔法が使えないことを前提としているためか扉は気弾一発で壊れた。騎士…もといゴーレム達が行く手を阻むも瞬殺されていく。
四人は扉を抜けても重力を無視して壁や天井を走って追いかけてくるゴーレム達。その中には浮遊してくる奴も居たので彩人が三人を抱えて目下に暗黒が広がるだだっ広い空間に浮かぶ足場へ。
浮遊している個体ですら足場に到達出来なかったのでゴーレム達を振り切ることができた。
「ここに、ゴーレムを操っているヤツがいるってことかな?」
「そうだろうな、唯一俺達以外の気を感じる。“人間“のな」
「え、彩人君…人間って「逃げてぇ!!」」
唐突に叫んだシアが三人を抱えて倒れこむ。寸前まで四人が居た場所を、赤熱した物体が隕石の如く落下し足場を抉りとって行く。
ここばっかりはシアが居ないとあの世行きである。
「間一髪だったな…シア、ありがとな」
「助かったよ、シア。ありがとう」
「……ん、お手柄」
「えへへ、〝未来視〟が発動して良かったです。代わりに魔力をごっそり持って行かれましたけど……」
喜ぶのも束の間、四人の前に身長20mありそうな巨大ゴーレム騎士が下の暗黒から浮上してきた。
赤熱した右腕、左手に付けられた鎖に繋がれたフレイル状のモーニングスター。新たに出現した騎士ゴーレムが王を迎えるような仕草が別格感を引き出している。
「喜ぶ暇も与えないって所か」
「ウソ・・・こんなにデカいの・・・」
「……すごく……大きい」
「お、親玉って感じですね」
その存在感に圧倒される四人だが、この緊張感を壊したのは巨大ゴーレムだった。
「やほ~、はじめまして~、みんな大好きミレディ・ライセンだよぉ~」
「「「……は?」」」
外見に合わぬ可愛らしい声で話した。
「初めまして、轟 彩人です」
「「「!?」」」
冷静な彩人に動揺する三人。
「お、若いのに礼儀正しいねぇ、関心関心。それに引き換えそっちの娘たちはなってないなぁ…もっと常識的になりたまえよ」
┐(´д`)┌ ←こんな表情で呆れるドデカゴーレムにイラつく三人。
彩人がなだめて会話を続ける。
「俺達はオスカー・オルクス氏の迷宮の攻略者。彼の手記に貴女の事が書かれていた。“人間の女性“であると。そして、貴女からは“人間の気“を感じる」
「…!?、い、今、“気“って言わなかった?!」
唐突に巨大な顔を近づけてくるゴーレム。
「・・・言ったが」
「も、もしかしてキミ、サイヤ人?」
「・・・そうだ。それがな「………き………」・・・は?」
「サイヤ人、キターーーーーーー!!!!!!(゚∀゚ 三 ゚∀゚)」
諸手を上げて巨大ゴーレムは喜びだした。
ミレディちゃんの性格ならこれくらい喜びそう。
ミレディちゃんは・・・その2
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もちろん、美少女だゾ☆
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ミニゴーレムちゃんだゾ☆
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ドデカゴーレムちゃんだゾ☆
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そんなことよりおうどん食べたい