「ふふっ、あなた達の痴態、今日こそじっくりねっとり見せてもらうわ!」
「この日のためにクリスタベルさんに教わったクライミング技術その他! まさかこんな場所にいるとは思うまい、ククク。さぁ、どんなアブノーマルなプレイをしているのか、ばっちり確認してあげ『何か御用でしょうか』って誰!?」
『<〇><〇>』
「あ」
三階の外の窓、逆さでぶら下がりながら部屋を覗こうとしていたソーナの背後に浮遊するイクス。
「み、見逃して!これはほんの出来心なの!」
『わたくしはともかく・・・』
イクスが下を見る。・・・・と視線の先に笑みを浮かべた女将さん。目が笑っていない。
『あの御方はお許しにはならないでしょう』
「いやぁああーーー!」
無慈悲なイクスの一言に絶望するソーナだった。後日、お尻をパンパンに腫らした涙目のソーナが居たそうな。
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『マスター、任務完了致しました』
「・・・ご苦労、イクス」
『はい』
イクスがお辞儀をしたのち、ハジメが苦笑いする。
「それにしても一体何があの子を駆り立てるんだろう……屋根から降りてくるとか尋常じゃないって・・・」
「きっと、私達の関係がソーナちゃんの女の子な部分に火を付けちゃったんですね。気になってしょうがないんですよ。可愛いじゃないですか」
「……でも、手口がどんどん巧妙になってるのは……心配」
「昨日なんか、シュノーケル自作して湯船の底に張り込んでたからな・・・アクセルが女将さんの所に連行してたけど」
「う~ん、確かに、宿の娘としてはマズイですよね…一応、私達以外にはしてないようですが……」
ハジメを右腕、左腕にシアを抱く彩人の胡坐の上に座るユエ達が会話する。全員寝間着である。
「君たち結構余裕でしょ?」
そんな姿を呆れた目でながめるミレディ。流れるように三人の乙女を愛でる彩人である。
「彩人君の手、温かい・・・」
「…ん、大きくて優しい」
「んへへ・・・彩人さん、もっとなでなでしてくださぁい・・・」
「・・・今日は皆頑張ったしな・・・・・うん」
ファーストキスが無念の内に亡くなられていたため諦め気味の彩人だがなんかもう吹っ切れていた。
『娘、そこで何をしている』
「た、たまたま近くを通っただけなんです!『・・・・こんな針金を持ってか?』それは・・・えっと・・・」
扉の外から聞こえる声。
「ホントに大丈夫なの?この宿」
「終わったな・・・」
あのミレディでさえ引くソーナの行動に彩人も諦めた。潜入スキルの高い宿屋の看板娘はどうあっても発生するらしい。
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翌日、冒険者ギルド:ブルック支部を訪れた彩人達。今や有名人となっており彩人に挨拶するものもいるが、男性のほぼ全員がハジメら美女、美少女たちに向けられごく一部が彩人に嫉妬と羨望の目をむける。
ブルックの町に一週間滞在したがユエ、シア、ハジメはもちろんヴァルキュリアやミレディ目的に言い寄る奴は絶えなかったがものの見事に手痛い反撃(股関ブレイク)を受けて撃沈しており、彼女達が気を許している彩人を経由して彼女達に迫ろうとする事が多くなった。
そんな下心ありきで決闘を仕掛ける奴など構う価値も無いので悪意の気を持った奴らが決闘の“け“の字を言う直前に手刀を首にヒットさせて意識を刈り取る。
こんなことを続けていれば異名の一つや二つは出てくるが彩人は知らないフリをすることにした。
「おや、今回は全員一緒なのかい」
受付に居たキャサリンに言われる。
基本的にいつもの四人(たまに暇をもて余したミレディ)
で来るのでヴァルキュリア達も連れてくるのは稀である。
ヴァルキュリアとミレディを連れてきたとき、「あんたまだ足りなかったってのかい?欲張りだねぇ…浮気性は嫌われるよ?」と説教されて泣きたくなったのは内緒。
「ええ、明日にでもここを出るので挨拶を、と」
世話というのは原作同様ギルドの一室を無償で借りていたことである。ハジメの生成魔法と重力魔法の組み合わせの研究のため。ユエ達は郊外で魔法の試し打ちとヴァルキュリア達の戦闘力の確認をしていた。
何故彩人が礼を言っているのかというとその部屋でトレーニングをしていたからだ。宿では流石に出来ないし外に出ると色々やっかいだからだ。ハジメのねっとりとした視線はキツかったが外よりは遥かにマシだった。
「そうかい。行っちまうのかい。そりゃあ、寂しくなるねぇ。あんた達が戻ってから賑やかで良かったんだけどねぇ~」
「…他人の部屋を覗こうとする宿屋の娘や“蹴ってくれ““踏んでくれ“と言ってくる変態や“お姉さま“呼びして追いかけてきたり決闘を仕掛けてきたり・・・これで賑やかで済むとおもいます?」
「町のもんが迷惑かけて済まないねぇ・・・」
ソーナの潜入レベルはともかくクリスタベルに関しては感謝する部分がある。最初は肉食獣のような視線を彩人に向けてきたが彩人はクリスタベルの強さを感じ取り、某海賊王のコックよろしくクリスタベル率いるニューカマー・・・もとい漢女軍団との組み手で戦闘力を上げることが出来た。ランク“金“は伊達じゃない。
それだけではなく、ブルックの町に出来た派閥、「ユエちゃんに踏まれ隊」、「シアちゃんの奴隷になり隊」、「ハジメちゃんに撃たれ隊」、「ミレディちゃんに貶され隊」、「ゼータ様に斬られ隊」、「イクス様に甘え隊」、「アクセル様にさらわれ隊」、「お姉さまの姉妹になり隊」への牽制にもなった。やはりクリスタベルの存在は凄まじく生身で互角以上の戦いが出来る彩人は尊敬と畏怖の存在となった。
「で、何処に行くんだい?」
「フューレンへ行きます」
するとキャサリンはフューレン関係の依頼を探す。
フューレンは次なる目的地であるグリューエン大砂漠を越えた先のグリューエン大火山への道中にあるためついでに寄ることにした。
「う~ん、おや。ちょうどいいのがあるよ。商隊の護衛依頼だね。ちょうど空きが後二人分あるよ……どうだい? 受けるかい?」
丁度彩人とハジメの分があるので受ける事にする。
連れの同伴は良いそうだが、数が数だから断られる可能性があるかもしれない。
「まぁ、二人分で六人も護衛が増えるんだから断られることは無さそうだけどね」
受ける雰囲気になっているが一応皆に聞く。
「私は依頼に入ってるし」
「……急ぐ旅じゃない」
「そうですねぇ~、たまには他の冒険者方と一緒というのもいいかもしれません。ベテラン冒険者のノウハウというのもあるかもしれませんよ?」
「なんか楽しそうだからいいよ!」
『『『私(わたくし)(我)はマスターの指示通りに』』』
「…では、受けることにします」
「あいよ。正門まで行っておいで・・・おっと、忘れるところだったよ。少し待っててくれるかい?」
「あ、はい」
するとキャサリンは何かを書いたのちそれを封筒に入れて彩人に渡した。
「あんた達は見込みがありそうだからね、もし他の町のギルドで揉め事が起きたらそれを見せな。…おっと、詮索は無しだよ?いい女には秘密がつきものさ☆」
「…承知致しました」
その後、明日には去るのでハジメ、ユエ、シアがクリスタベルにお礼を言いに行った。店長が彩人とガッシリと握手を交わした時の三人の驚きぶりは忘れられない。
宿ではこれがラストチャンスと思ったかソーナが風呂に突撃しようとしたがヴァルキュリア達に阻まれて文字通り縛り上げられたそうな。
翌日、正門に行くと十三人の冒険者達がざわついていたがスルーして依頼人の所へ。
「君達が最後の護衛かね?」
「はい、これが依頼書です」
彩人は、懐から取り出した依頼書を見せる。それを確認して、まとめ役の男は納得したように頷き、自己紹介を始めた。
「私の名はモットー・ユンケル。この商隊のリーダーをしている。君達のランクは未だ青だそうだが、キャサリンさんからは大変優秀な冒険者と聞いている。道中の護衛は期待させてもらうよ」
「期待を裏切るようなことはありませんよ」
「…こほん、少し君に相談があるのだが、よろしいか?」
「・・・・・何でしょう」
するとユンケル氏はシアの方を見てこう言った。
「そちらの兎人族・・・売る気は無いかね?」
ニューカマーは最強よ、ヒーハー!
ティオは・・・
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ケツパイルしてドM
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ケツパイルしてもそのまま
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ケツパイルなしでそのまま