ありふれ世界のサイヤ人   作:M88星雲

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もう答えを出します。


サイヤ人なら鍛えろー!って界王も言ってたぜ

転移してからもうすぐ二週間が過ぎようとしている。

原作と違いハジメは錬成に特化する訓練を行っている。俺がイシュタル氏に言った事で戦闘系と非戦闘系に訓練分けしたおかげか檜山どもに訓練と称したリンチされる事もなく錬成の技術と知識の獲得がスムーズに進んだ。

その甲斐あってか、

 

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南雲ハジメ 17歳 女 レベル:5

 

 

 

 

 

 

 

天職:錬成師

 

 

 

 

 

 

 

筋力:14

 

 

 

 

 

 

 

体力:13

 

 

 

 

 

 

 

耐性:21

 

 

 

 

 

 

 

敏捷:12

 

 

 

 

 

 

 

魔力:21

 

 

 

 

 

 

 

魔耐:21

 

 

 

 

 

 

 

技能:錬成・言語理解

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

と、まだまだ低いものの確実な成長を遂げている。

ちなみに勇者様(笑)の天之河は、

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

天之河光輝 17歳 男 レベル:10

 

 

 

 

 

 

 

天職:勇者

 

 

 

 

 

 

 

筋力:200

 

 

 

 

 

 

 

体力:200

 

 

 

 

 

 

 

耐性:200

 

 

 

 

 

 

 

敏捷:200

 

 

 

 

 

 

 

魔力:200

 

 

 

 

 

 

 

魔耐:200

 

 

 

 

 

 

 

技能:全属性適性・全属性耐性・物理耐性・複合魔法・剣術・剛力・縮地・先読・高速魔力回復・気配感知・魔力感知・限界突破・言語理解

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

こんな感じ。…まぁ、勇者だもん。

そして俺はというと。

 

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轟彩人 17歳 男 レベル:2

 

 

 

 

 

 

 

天職:武闘戦士

 

 

 

 

 

 

 

筋力:76

 

 

 

 

 

 

 

体力:68

 

 

 

 

 

 

 

耐性:81

 

 

 

 

 

 

 

敏捷:90

 

 

 

 

 

 

 

魔力:0

 

 

 

 

 

 

 

魔耐:0

 

 

 

 

 

 

 

技能:言語理解

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

サイヤ人の特性か、戦闘訓練する事である程度力…というより戦う感覚を取り戻してきた。

とはいえただの訓練では無く、メルド団長との組み手である。

前回の通り、俺は神の使徒の癖に戦闘力ゴミだったのだが、

 

「…初期ステータスや職業は残念だったが、お前には可能性を感じる、一部には無駄と言われたがどうだ…訓練に参加しないか」

 

なんてメルド団長本人に言われた。個人的には信用に値すると思ったのであの名ゼリフで参加した。

 

「ええ、”落ちこぼれでも必死に努力すればエリートを超えるかもしれませんし”。参加します」

 

…だが戦闘力たったの5で対人戦が出来るものかという理由から騎士達に戦闘の基本から叩き直された。早朝とクラスメイトの訓練後なので騎士団の皆様には申し訳ない。しかしDNAレベルに刻まれた戦闘の才能が開花した。

しかし相変わらず魔力適正が皆無であり騎士団は頭を抱えた。

 

これは後で聞いた話だが魔法自体がエヒトのような神が扱う神代魔法の劣化版とされておりいわば神の贈り物という扱いなので魔力を持たない者は異教徒扱いされる恐れがある。実際亜人族が差別対象となっているのは魔力を持たないかららしい。魔物は魔力をもつが害獣扱い。都合良いな…

ついでに敵である魔人族に関しては卓越した魔法適正を持ち本来必要な魔方陣や詠唱を簡略化出来るという。

 

「何か、魔法らしき事は出来ないか?この才能を無くすのは惜しい」

 

話を戻そう。先述通り魔力を持たない事がバレないように何かしらできるほうがいい。

しかし魔力適正が無いのは事実だ。どうしたものかと考えつつ部屋に戻ると、

 

「やあ、お邪魔だったかな?」

 

「お前は…フュー!?」

 

ドラゴンボールの世界にいるはずのフューが部屋にいた。フューは眼鏡の位置を整えながらいつもの含み笑いを浮かべている。

 

「この転移は…まさかお前が」

 

「違う違う、むしろ僕も被害者なんだよ~」

 

「冗談だ。お前がそんな真似をしないって知ってるし」

 

「ふぅん…初対面だけどよく知ってるね。人間なのにサイヤ人の力を持ってる…調べてみたいなぁ」

 

「相変わらず凄い研究熱心な事で」

 

「でも残念だなぁ、"気"の扱いができればもっと強くなれたのに」

 

「気…あ。使えるの忘れてた」

 

「え」

 

この後も色々あったが今回はここまで。

強さの基本である気の解放を忘れていた。普段の生活に支障を出さないように気を限界まで下げていたのを思い出し意識しなおすとすぐに感覚を取り戻した。

翌日、"身体強化"のつもりで気力開放を披露し団長に喜ばれた。周りの騎士たちも目を丸くしていた。

 

「ウム!仕組みはわからんがよくやった、彩人!これからも修練に励むように!」

 

「はい」

 

その足でクラスメイトのいる訓練所に来た。

ハジメ達ヒロインズ(勝手に命名)が談笑していた。

彼女たちにはなしかけようとしたその時、背中をどつかれる。気で犯人はわかっていたが俺は今は一応"足手まとい"なのであえてくらう。

 

当然、檜山共だ。

 

「よぉ、轟。なにしてんの? お前が剣持っても意味ないだろが。マジ無能なんだしよ~」

 

「ちょっ、檜山言い過ぎ! いくら本当だからってさ~、ギャハハハ」

 

「なんでいきなり訓練に出てくるわけ? 俺なら恥ずかしくて無理だわ! ヒヒヒ」

 

「なぁ、大介。こいつさぁ、なんかもう哀れだから、俺らで稽古つけてやんね?」

 

普段勝てない相手にマウントをとれるのが嬉しいらしくいつもより下品な笑みだ。

 

「あぁ? おいおい、信治、お前マジ優し過ぎじゃね? まぁ、俺も優しいし? 稽古つけてやってもいいけどさぁ~」

 

「おお、いいじゃん。俺ら超優しいじゃん。無能のために時間使ってやるとかさ~。轟~感謝しろよ?」

 

 

そんなことを言いながら馴れ馴れしく肩を組み人目につかない方へ連行していく檜山達。それにクラスメイト達は気がついたようだが見て見ぬふりをする。それが正解だろうな。

しかし、抵抗して『こいつ本当は強いんじゃないか?』と勘繰られるのは嫌だなぁ・・・。それに檜山どもがやられるのは知った事ではないがヒロインズを人殺しにはしたくない。

どうこう考えているうちに訓練施設からは死角になっている人気のない場所に来ると、檜山は彩人を突き飛ばし、四人で囲む。

 

「ほら、さっさと立てよ。楽しい訓練の時間だぞ?」

 

檜山の言葉通り立ち上がると背後から殺気。近藤が剣の鞘で殴りつけてきた。紙一重でかわす。

 

「!?」

 

「くっ…」

 

近藤は空振り三振したことに動揺する。

 

「ち、まぐれだよ! ここに焼撃を望む――〝火球〟」

 

中野が転倒寸前の彩人に火球を放つ。…が彩人は気を張って火球を受け流す。

 

「ふざけやがって…ここに風撃を望む――〝風球〟」

 

斉藤が続けて空気弾を放つが彩人は体を捻ってかわす。

 

「轟ィ…調子に乗ってんじゃねえぞ…!」

 

・・・どうやら怒りで周りが見えていないようだ。これなら返り討ちにしても良かった気がする。四人全員が杖や武器を捨て、近藤が後ろから彩人を羽交い締めにし残る斎藤が両足、中野が両腕を押さえる。

 

「へへへ…無様だなァ、轟。だいたいお前は前々から気に入らなかったんだよッ!!」

 

檜山の右手が無防備な彩人の腹部に命中する。つづけて檜山は彩人の顎、顔面などを殴りつける。

 

「まだまだいくぞオラァ!」

 

…正直全然痛くない。急所やられてんのに。気ってすげえな…・・・あ、この気は。

 

「何やってるの!?」

 

その声に「やべっ」という顔をする檜山達。檜山達が惚れている香織だったのだから。香織だけでなく雫や光輝、龍太郎もいる。慌てて三人は彩人を解放する

 

「いや、誤解しないで欲しいんだけど、俺達、轟の特訓に付き合ってただけで……」

 

「彩人くん!」

 

檜山の弁明を無視して、香織は彩人に駆け寄る。彩人の様子を見た瞬間、檜山達のことは頭から消えたようである。

 

「特訓ね。それにしては随分と一方的みたいだけど?」

 

「いや、それは……」

 

「言い訳はいい。いくら轟が戦闘に向かないからって、同じクラスの仲間だ。二度とこういうことはするべきじゃない」

 

「くっだらねぇことする暇があるなら、自分を鍛えろっての」

 

三者三様に言い募られ、檜山達は誤魔化し笑いをしながらそそくさと立ち去った。香織が治癒魔法を使う。

ノーダメなんでべつにいいんスけど。

 

 

「ありがとな。白崎さ「香織、でしょ?」…香織、助かった」

 

 

 苦笑いする彩人に香織は泣きそうな顔でブンブンと首を振る。

 

 

「訓練終わった後、いつもあんなことされてたの? それなら、私が……」

 

 

 殺意の波動を放ちながら檜山達が去った方を睨む香織を、彩人は慌てて止める。

 

 

「いや、今回が初だし…気にするな」

 

「でも……」

 

 

 それでも納得できなそうな香織に再度「大丈夫」と言って押し切る。渋々ながら、ようやく香織も引き下がる。

 

 

「さい…轟君、何かあれば遠慮なく言ってちょうだい。香織もその方が納得するわ」

 

渋い表情をしている香織を横目に、苦笑いしながら雫が言う。それにも礼を言う彩人。しかし、そこで水を差すのが勇者クオリティー。

 

「だが、轟自身ももっと努力すべきだ。弱さを言い訳にしていては強くなれないだろう?俺なら少しでも強くなるために空いている時間も鍛錬にあてるよ。轟も、もう少し真面目になった方がいい」

 

何をどう解釈すればそうなるのか。彩人はやれやれと思いながら、ああ確かに天之河は基本的に性善説で人の行動を解釈する奴だったと苦笑いする。

天之河の思考パターンは、基本的に人間はそう悪いことはしない。そう見える何かをしたのなら相応の理由があるはず。もしかしたら相手の方に原因があるのかもしれない! という過程を経るのである。

しかも、光輝の言葉には本気で悪意がない。真剣に彩人を思って忠告しているのだ。彩人は既に誤解を解く気力が萎なええている。ここまで自分の思考というか正義感に疑問を抱かない人間には何を言っても無駄だろうと。昔からそうだった。

 

「…努力します」

 

としか言わなかった。

訓練が終了した後、いつもなら夕食の時間まで自由時間となるのだが、今回はメルド団長から伝えることがあると引き止められた。何事かと注目する生徒達に、メルド団長は野太い声で告げる。

 

「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ! では、解散!」

 

さーて、奈落落ちの為に英気を養うとしますか。

・・・ん、手紙が…?

 

『あいつらはきちんとohanasiしといたよ byあなたの恵里より』

 

「奈落行って…大丈夫なのか?内部崩壊の未来しか見えねえ」

 

 




サイヤ人を甘く見るなよ。レベルが上がりにくいのはサイヤ人の可能性。

ヒロインズのヤンヤン度は・・・

  • やりすぎ、自重して
  • このままでいいよ
  • もっと病ませろ
  • そんなことより続き書け
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