久しぶりにフューを出します。
フューレン帰還、新たなる脅威
フューレンの町へ近づいてきたが、中央商業都市の名は伊達ではなく商人やら観光客で門前には大行列が。
「え~宿で休みたいんですけど…」
「まぁ場所が場所・・・というべきかのう」
待たされることに不満なミレディと受け入れるティオ。
『マスター、わたくし達がイルワ様をお呼び致した方が宜しいのでは…?』
「いや、めちゃくちゃ目立つだろ」
もう今更な気がするが、空飛ぶメイドってホントにシュールなのだ。
「・・・だがあれだけの列を待つのは御免だな。よし、えーと・・・・お、イルワさんの気だ。先に言ってくるぜ」
彩人はイルワの気を捕らえ、瞬間移動する。
「!?」
「あ、どうもお仕事中に失礼します」
イルワは書類仕事の最中、突如目の前に現れた彩人に驚きを隠せない。
「え・・・なっ・・・何処から…?さ、彩人君じゃないか、君は一体・・・」
「ウィルさんを保護したのでその報告に」
「な、なんだって!?ウィルは無事なのかい?!?!」
「はい。ただいま門前の列に居るので呼んできます」
「あ、ああ・・・門を通すように言っておくよ。それと君はどうやっt・・・居ない?!?!」
手品か幻覚でも見せられているのではないかと頭を抱えつつも彩人の発言を信じてイルワは部屋を出るのだった。
「・・・間に合わなかったか」
彩人がハジメ達の所に戻ると股間を抑えて泡を吹きながら気絶しているチャラ男と、猛烈な殺気を放つ美女、美少女と、ドン引きしているティオとミレディが。その周りには怯え切った人々が。
「おい、お前! この騒ぎは何だ! それにその黒い箱? も何なのか説明しろ!」
「これは私のアーティファクト。あの男は、私達に手を出そうとしたから投げ飛ばしたの。信じられる? いきなり抱きつこうとしたんだよ? 見てよ、この子なんてこんなに怯えて……」
「…ん、怖かった」
「門番さん、まさかあんな性犯罪者の味方なんてしませんよね? そんなことになったら、私達全員フューレンには行けませんね……男に襲われても守られるどころか逆に犯罪者扱いなんて…」
恐らく返り討ちにしたんだろう。周りの目が”どの口が言っているんだ”と言いたげである。すると彩人に気づいたハジメ達が走って「怖かったよ~」と彩人に抱き着いてイチャつくが、嫉妬どころか畏怖の視線が。
「むしろキミ達の方が怖かったんですけど?!」
「…無作法に異性に声をかけたあやつが悪いとはいえちとやりすぎではないかのう・・・」
「さ、彩人さん・・・いつか刺されたりしませんか・・・?」
ミレディとティオの言葉にその場にいた目撃者全員がうなづいた。ウィルに至ってはハジメ達の変貌ぶりに顔面蒼白だった。
その後、イルワ氏の言伝を受けた職員が彩人達を例の応接室に案内し、待つことしばし。イルワ氏が応接室に飛び込んでくるとウィル氏を見て安堵した表情をした。
「ウィル! 無事かい!? 怪我はないかい!?」
「イルワさん……すみません。私が無理を言ったせいで、色々迷惑を……」
「……何を言うんだ……私の方こそ、危険な依頼を紹介してしまった……本当によく無事で……ウィルに何かあったらグレイルやサリアに合わせる顔がなくなるところだよ……二人も随分心配していた。早く顔を見せて安心させてあげるといい。君の無事は既に連絡してある。数日前からフューレンに来ているんだ」
「父上とママが……わかりました。直ぐに会いに行きます」
イルワに促されたウィルはさっそく両親の所へ向かう・・・前に彩人達に改めてお礼をすると言ってきた。彩人はやんわり断ったがウィルの気が済まないという。そしてウィルが去るとイルワは改めて彩人達にお礼を言った。
「今回は本当にありがとう。まさか…本当にウィルを生きて連れ戻してくれるとは思わなかった。感謝してもしきれないよ」
「・・・ウィルさんが幸運だっただけですがね」
「ふふ、そうかな? 確かに、それもあるだろうが……何万もの魔物の群れから守りきってくれたのは事実だろう? 女神の剣様?」
「・・・もうバレてるって事ですかね」
「ギルドの幹部専用だけどね。長距離連絡用のアーティファクトがあるんだ。私の部下が君達に付いていたんだよ。といっても、あのとんでもない移動型アーティファクトで常に後手に回っていた上に君がさっき見せた魔法…?で見失った、と。まあその後の戦火で気づいたらしいけど…彼の泣き言なんて初めて聞いたよ。諜報では随一の腕を持っているのだけどね」
「あ、そうでしたか。まくつもりでやってたんですが、それは悪いことをしましたね」
「き、気づいてたのかい?!」
実はその人の存在に気づいていた彩人が瞬間移動の存在がバレないようにしていたが後で味方と気づいたのでイルワ氏に凸したのだ。
「本当に君という人は……それにしても、大変だったね。まさか、北の山脈地帯の異変が大惨事の予兆だったとは……二重の意味で君に依頼して本当によかった。数万の大群を殲滅した力にも興味はあるのだけど……聞かせてくれるかい? 一体、何があったのか」
「・・・構いませんけどその前にユエ達のステータスプレートをお願いします。あと、こちらのティオは「うむ、皆が貰うなら妾の分も頼めるかの」・・・という事です」
「ふむ、確かに、プレートを見たほうが信憑性も高まるか……わかったよ」
イルワが7枚のステータスプレートを持ってくる。
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ユエ 323歳 女 レベル:75
天職:神子
筋力:300
体力:900
耐性:600
敏捷:1200
魔力:56000
魔耐:60000
技能:自動再生[+痛覚操作]・全属性適性・複合魔法・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+効率上昇][+魔素吸収]・想像構成[+イメージ補強力上昇][+複数同時構成][+遅延発動]・血力変換[+身体強化][+魔力変換][+体力変換][+魔力強化][+血盟契約]・高速魔力回復・生成魔法・重力魔法
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シア・ハウリア 16歳 女 レベル:40
天職:占術師
筋力:60 [+最大6100]
体力:80 [+最大6120]
耐性:60 [+最大6100]
敏捷:85 [+最大6125]
魔力:3020
魔耐:3180
技能:未来視[+自動発動][+仮定未来]・魔力操作[+身体強化][+部分強化][+変換効率上昇Ⅱ] [+集中強化]・重力魔法
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ティオ・クラルス 563歳 女 レベル:89
天職:守護者
筋力:770 [+竜化状態8900]
体力:1100 [+竜化状態12000]
耐性:1100 [+竜化状態11000]
敏捷:580 [+竜化状態7500]
魔力:4590
魔耐:4220
技能:竜化[+竜鱗硬化][+魔力効率上昇][+身体能力上昇][+咆哮][+風纏][+痛覚変換]・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮]・火属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・風属性適性[+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・複合魔法
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ミレディ 18歳 女 レベル15
天職:重力操作者
筋力:150
体力:150
耐性:150
敏捷:150
魔力:7000
魔耐:900
技能:重力魔法・魔力操作・言語理解
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ゼータ ???歳 女 レベル88
天職:剣士
筋力:9000
体力:8600
耐性:10000
敏捷:7000
魔力:5600
魔耐:8000
技能:全属性耐性・金剛[+部分強化][+集中強化][+付与強化]・威圧・念話・追跡・高速魔力回復[+魔素集束]・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・魔力操作[+魔力圧縮][[+効率上昇]・魔力操作[+身体強化][+部分強化][+魔力消費減少][+効果上昇][+持続時間上昇]・限界突破・重力魔法
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イクス ???歳 女 レベル86
天職:魔術師
筋力:100
体力:200
耐性:500
敏捷:500
魔力:50000
魔耐:64000
技能:全属性耐性・金剛[+部分強化][+集中強化][+付与強化]・威圧・念話・追跡・高速魔力回復[+魔素集束]・天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・全属性適性・複合魔法・魔力操作[+魔力放射][+魔力圧縮][+遠隔操作][+効率上昇]・限界突破・重力魔法
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アクセル ???歳 女 レベル79
天職:銃使い
筋力:2300
体力:3200
耐性:1200
敏捷:10000
魔力:3000
魔耐:3200
技能:天歩[+空力][+縮地][+豪脚][+瞬光]・全属性耐性・金剛[+部分強化][+集中強化][+付与強化]・威圧・念話・追跡・高速魔力回復[+魔素集束]・限界突破・重力魔法
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桁外れの戦闘力にイルワは開いた口がふさがらない。
「いやはや……なにかあるとは思っていましたが、これほどとは……」
「……道理でキャサリン先生の目に留まるわけだ。彩人君とハジメ君たちが異世界人だということは予想していたが……実際は、遥か斜め上をいったね……」
「・・・教会や国にでも突き出しますか?」
「冗談がキツいよ。出来るわけないだろう? 君達を敵に回すようなこと、個人的にもギルド幹部としても有り得ない選択肢だよ……大体、見くびらないで欲しい。君達は私の恩人なんだ。そのことを私が忘れることは生涯ないよ」
「そうですか」
「私としては、約束通り可能な限り君達の後ろ盾になろうと思う。ギルド幹部としても、個人としてもね。まぁ、あれだけの力を見せたんだ。当分は、上の方も議論が紛糾して君達に下手なことはしないと思うよ。一応、後ろ盾になりやすいように、君達の冒険者ランクを全員〝金〟にしておく。普通は、〝金〟を付けるには色々面倒な手続きがいるのだけど……事後承諾でも何とかなるよ。キャサリン先生と僕の推薦、それに〝女神の剣〟という名声があるからね」
その後、イルワの大盤振る舞いのVIP扱いを受けた。次いでウィルの両親であるグレイル・グレタ伯爵とサリア・グレタ夫人がウィルを伴って挨拶に来た。感謝の印として家への招待や金品の支払いを提案したが、彩人は拒否し後ろ盾になると言ってくれた。
・・・ミン伯爵家のご子息が彩人の言葉で見違えるほど更生したと聞いた。三人から尊敬のまなざしを向けられたが、彩人は複雑な気分だった。
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魔国ガーランド
ここは魔人族の国。潜入捜査をしているフューが、片腕を失った魔人族が逃げ帰る様子を目撃し、気配を隠してついていく。
「しょ・・・将軍殿・・・ただいま戻り・・・ました」
「レイス・・・!いったいどうしたのだその傷は!」
「も、申し訳ございません・・・"豊穣の女神"ならびにウルの町の壊滅に・・・失敗、いたしました・・・」
「ウィロー共もか・・・?」
赤髪の将軍と呼ばれた魔人族の問いかけにレイスは小さく頷く。
「・・・そうか、イレギュラーの仕業か」
「はい。…ですが、それとは別に魔力を持たぬ怪しげな男に、この様に・・・!」
「・・・まさか、あの忌まわしき"サイヤ人"が現れたと…?」
「(多分彩人君の事だろうけど・・・アイツ、ボクのエネルギーでウィローを呼んだんだな。フフ、でももう呼べないはずだから彩人君がやられる心配はないね!)」
エヒトにエネルギーを奪われた時、フューは集め始めてすぐだったため強い者を呼び寄せるには足りないと考えていた。それでもトータスでは神代魔法を上回りかねないため警戒していた。・・・が、
「レイス、今は休め。今回は失敗したが次がある。ウィローに代わる協力者もすでに呼び寄せている」
「・・・はっ」
「(協力者・・・?そんなはずは)」
フューが困惑していると女性の魔人族が下がったレイスと入れ替えに将軍の前で跪いた。
「カトレア・・・準備はいいか?」
「はい」
「私が遣わした魔物と共に"オルクス大迷宮"へ行くのだ」
「はっ」
「(うわぁ・・・地上の魔物とは比べものにならない戦闘力だ・・・し、調べてみた・・・・おっと、バレるのは不味い)」
フューが好奇心を抑えているとカトレアと呼ばれた魔人族に駆け寄る男。
「カトレア!とうとう行くのだな・・・」
「ミハイル、来てくれたのね」
すると二人は熱い抱擁を交わし、キスをした。
「フッ・・・相変わらず仲が良いのだな」
「「・・・はッ、も、申し訳ございません」」
「構わぬ、健闘を祈っておるぞ」
「はっ!・・・行ってくるね、ミハイル」
「ああ」
カトレアは首から下げたロケットを握りしめ、歩いていく。・・・するとまた別の人物が。その人物をみてカトレアとミハイルは不愉快な顔になる。将軍も何処か表情が厳しい。
「(な、なんで・・・?あれ以上呼べるほどのエネルギーは無いはず・・・!)」
その人物を見たフューも目を疑った。
今度の敵は誰でしょう?
予想してみてね
ヒロインズは・・・
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全員ついてく
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三人ついてく
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二人ついてく
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一人ついてく
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あえてついていかない