ありふれ世界のサイヤ人   作:M88星雲

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タイトル通りです。


シアとのデートタイム・・・と思っていたのか?

「ふんふんふ~ん、ふふんふ~ん♪」

 

「随分機嫌がいいな」

 

「はい!彩人さんと二人っきりのデートなんですから!」

 

ウサミミをピコピコ動かし「楽しみでたまらない!」を全身で表現するシア。肉付きが良く露出の多い服なのでそういう視線も集まるがそれ以上に彼女の屈託のない満面の笑みが彼女の魅力を引き立て、見る者を魅了しあるいは微笑ましさを感じさせる。

 

「そういえば首のやつ、変えたんだな」

 

「はい。ハジメさんがもう隠す理由もないかなって。…お気に召しませんか?」

 

「いいや、俺も変えたほうがいいかなって思ってたし。無骨な首輪よりもそっちの方が俺は好きだ」

 

「そうですか?えへへ、嬉しいです~♡」

 

好き好きオーラ全開で彩人に甘えるシア。嫉妬の視線が痛いが嬉しそうなシアを可愛いと思う彩人だった。

 

「そういえば何処か行きたい所とかないか?」

 

「はい、メアシュタットに行きたいです! 私、一度も生きている海の生き物って見たことないんです!」

 

メアシュタットは水族館であるが、樹海で過ごしたシアにとって海は憧れだったとか。湖や川の魚はなじみがある分未知なる海の生き物に興味津々であった。

 

「よし、それなら早速行こうか」

 

「はいですぅ!」

 

行く途中でもシアが腕に抱きつくのでシアのたわわが彩人の腕に触れて理性にダイレクトアタックしてくるが指摘しても「?当ててるんですよ」と当然のように返された。

 

そして入口でチケットを買い、水族館に入ると地球にあるのと変わりのない内装で、巨大な水槽を泳ぐ生き物達にシアは目をキラキラさせていた。楽しそうにはしゃぐシアと共に水族館を堪能していると、突然、シアがギョッとしたようにとある水槽を二度見し、更に凝視し始めた。

 

人面魚である。渋いおっさんの顔をした。それを見て戦慄するシア。

 

「な、なぜここに…」

 

「〝リーマン〟固有魔法"念話"で会話が出来意思疎通のできる唯一の魔物だが、めったに話すことは無い・・・か。あー、…うん」

 

彩人は固まったままのシアをよそにテレパシーでリーマンに話しかける。

 

『聞こえるか?俺の名は轟彩人。聞こえているのなら返事をしてほしい』

 

するとリーマンがピクリと反応し彩人の方を見るとニヒルに笑う。

 

『…へぇ。若いのに礼儀正しいじゃねぇか。』

 

『あ、ああ・・・』

 

『見たところお前さんは人間のようだが念話どころか魔力すら感じねえ。お前さん…なにもんだ?』

 

『ちょっと訳ありなんだ』

 

『・・・そうかい、ならこれ以上は野暮って事だな』

 

『それよりもリーマン・・・・さん?』

 

『ハッハッハ、そんな堅苦しい言い方止めな。坊主の好きに呼べばいいさ』

 

『ま、まあ初対面でいきなりなれなれしいかと。じゃ、リーさんで』

 

『いいぜ。・・・なかなかおもしれえ坊主だ。じゃ、こっちはサー坊って呼ばせてもらおうか。…で、どうした』

 

『ここを出たくはないか?・・・というか何故こんなところに?』

 

『ん?そりゃあ出てぇさ。俺ぁ自由気ままな旅をしていたんだが……少し前に地下水脈を泳いでいたらいきなり地上に噴き飛ばされてな……気がついたら地上の泉の傍の草むらにいたんだよ。別に、水中じゃなくても死にはしないが、流石に身動きは取れなくてな。念話で助けを求めたらここに連れてこられたって訳よ』

 

『・・・そうか。なら水面近くまで上がってほしい』

 

『・・・こうか?』

 

彩人は水面付近のリーマンの目の前に彩人が現れ、気の球体にリーマンを包む。すぐさま近くの川に居る人の気で川まで瞬間移動する。

 

『このあたりでいいか?』

 

『あ、ああ・・・ほんとに奇天烈な奴だな・・・。だが助かった。ありがとな、サー坊』

 

リーマンを川に返すとそのまま去っていった。それを見届けると彩人はすぐさまシアに気で帰還する。

 

「あー・・・シア。済まねえ」

 

「い、いえお気になさらず…」

 

とは言いつつも「せっかくの水族館デートが…」と意気消沈しているシアの為に近くにあったアイスクリームをおごった。

 

「ん~♪冷たくておいしいですぅ」

 

「…さっきの詫び・・・だから気にせず食べていい」

 

「・・・!そうだ、彩人さん!あーん、です!」

 

機嫌が直ったシアからの"あーん"。彩人はもちろん受ける。もう間接キスとかどうでもいい。

 

「え・・・?彩人さんが、食べてくれた・・・!」

 

「・・・もうそういうの気にせん」

 

「これはデレ期来てます!ハジメさん!ユエさん!私、がんばりますよぉ~!」

 

買い物中であろうハジメとユエ(とミレディ達)に宣言するように大声をあげるシアだった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

「・・・!ユエ、感じた?」

 

「…ん。シア、いい感じ」

 

満足そうな笑みを交わすハジメとユエを見たミレディとティオは、

 

「二人共~このままだと彩人君とられちゃうかもよ~?」

 

「二人も主様を思っておるのじゃろ?主様の決定とはいえ不安に思ったりせんのか?」

 

と聞くが、二人は、

 

「・・・確かに最初は彩人君に対して馴れ馴れしいうえに下心丸出しだったなぁ」

 

「でも、あの子はいつも全力。一生懸命。大切なもののために、好きなもののために。良くも悪くも真っ直ぐ」

 

「あー・・・それ、ミレディちゃん分かるなー…」

 

コアを貫かれた時を思い出しているのか胸を押さえるミレディ。

 

「ふむ、それは見ていればよう分かる。・・・だから絆されたと?」

 

ティオは仲間になってまだ間もないが特異的な体質でありながら笑顔が絶えないムードメイカーな少女のシアに気を許している。

だが、彩人に対する思いの強さを考えるとティオは理由としては弱いと考えていた。

 

「それだけじゃないよ。"同志"だから、ね」

 

「ん…。ハジメの言う通り」

 

「"同志"・・・とな?」

 

ハジメとユエのまさかの回答に首を傾げるティオ。するとミレディが顔を真っ赤にして頭を抱えた。

 

「わー!わー!わ、私は違うからね!?」

 

「ミ、ミレディ殿!?いったいどうしたのじゃ!」

 

「違う・・・違うのぉ・・・私は変態じゃないもん・・・」

 

「本当になにがあったのじゃー!」

 

ふと見るとハジメとユエの目のハイライトが消えているのに気づいたティオ。

 

「ふふ…心配することは無い」

 

「ミレディはさっきやったけどティオはまだだったね・・・(謎の袋)」

 

「ゆ、ユエ殿!ハジメ殿!なんじゃその袋は!やめよ!そのような顔で近くに寄るでない!や、やめ…アッーーーーーなのじゃああああーーーーー!!!」

 

こうしてまた一人、"同志"が誕生してしまうのだった。一方そのころ。

 

ヘッヘッへ・・・フンッ

 

ギョウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!

 

ハハハハハ!お前たち、大人しく殺されなければオレはお前たちを破壊し尽くすだけだァ!

 

「ば、化け物め・・・!わがフリートホーフg…クソマァ?!」

 

オレが化け物・・・?違う、オレは悪魔だァ・・・

 

「あ・・・悪魔たん・・・・」

 

裏組織を破壊し尽くす悪魔となっていた。




次回、ブロリーmad全開で行きます。

檜山は…

  • ○す(オルクス)
  • ○す(王都侵攻)
  • ○す(王都侵攻後)
  • 反省して更正
  • 恵里に傀儡にされる
  • 肉壁
  • 戦犯として牢獄にぶちこまれる
  • トランクスルー化
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