ありふれ世界のサイヤ人   作:M88星雲

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駄文です。あと短いです。


VS魔人族 by クラスメイト 前編

紅の髪色をした魔人族の女は驚きを隠せない天乃河達を観察するように見ている。

 

髪と同じ赤い瞳に服装は露出が多く艶のない黒一色のライダースーツのようなものを纏っている。

 

「勇者はあんたでいいんだよね? そこのアホみたいにキラキラした鎧着ているあんたで」

 

「あ、アホ……う、煩い! 魔人族なんかにアホ呼ばわりされるいわれはないぞ! それより、なぜ魔人族がこんな所にいる!」

 

もっともな魔人族の女の言葉に激情する天乃河。それを見た魔人族の女ははぁとため息をついて、

 

「はぁ~、こんなの絶対いらないだろうに……まぁ、命令だし仕方ないか……あんた、そう無闇にキラキラしたあんた。一応聞いておく。あたしらの側に来ないかい?」

 

「な、なに? 来ないかって……どう言う意味だ!」

 

飲み込みの悪い天乃河に苦虫を嚙み潰したような表情を浮かべる魔人族の女。

 

「・・・それって私達を勧誘してるって事ですよね?」

 

「なっ…恵里、何を言ってるんだ」

 

「ご名答。そこの勇者モドキよりは察しが良いじゃないか、お嬢ちゃん」

 

代わりに答えたのは恵里。焦る天乃河をシカトし、自分を褒める魔人族の女を睨みつける。天乃河が「誰がモドキだ!」と叫ぶが魔人族の女は続ける。

 

「ま、そういう事さ。今来てくれるなら色々優遇するけど・・・どうする?」

 

「断る! 人間族を……仲間達を……王国の人達を……裏切れなんて、よくもそんなことが言えたな! やはり、お前達魔人族は聞いていた通り邪悪な存在だ! わざわざ俺を勧誘しに来たようだが、一人でやって来るなんて愚かだったな! 多勢に無勢だ。投降しろ!」

 

割り込むように天乃河が叫ぶ。恵里を庇うような動きをしているあたり、正義のヒーローぶってるのだろう。当の恵里と言えば絶対零度の視線で天之河から離れた。

 

「一応、お仲間も一緒でいいって上からは言われてるけど? それでも?」

 

「答えは同じだ! 何度言われても、裏切るつもりなんて一切ない!」

 

仲間に相談せずに勝手に話す天乃河。ヒロインズはもちろん、永山たちも不快な表情を浮かべる。敵が一人でこんなところまで来るとは思えないのに。更に今なら捕らえることもできそうなのに天乃河は戦う気満々である。

 

「そう。なら、もう用はないよ。あと、一応、言っておくけど……あんたの勧誘は最優先事項ってわけじゃないから、殺されないなんて甘いことは考えないことだね。ルトス、ハベル、エンキ。餌の時間だよ!」

 

 魔人族の女が三つの名を呼ぶのと、バリンッ! という破砕音が聞こえ、永山と雫に未知の攻撃が当たる。

 

「ぐぅっ」

 

「く・・・!」

 

実際は二人の背後に居る者たちが狙われたのだが二人は最大限の警戒をしていたのでとっさに防御することが出来た。永山は〝重格闘家〟という防御重視の職業であるため何とか耐えた。

破砕音は鈴が張った障壁である。万が一可能性を考えて張っていたため謎の攻撃の威力を大幅に下げることが出来、3つ目の攻撃から皆を守ることが出来た。

 

しかしそれで止まるはずもなく再び見えぬ揺らめきが彼らを襲う、その時。

 

「光の恩寵と加護をここに! 〝回天〟〝周天〟〝天絶〟!」

 

香織がほとんど無詠唱かと思うほどの詠唱省略で同時に三つの光系魔法を発動した。

〝回天〟でダメージを受けた永山たちを回復し、〝周天〟で謎の攻撃の正体を暴き〝天絶〟で攻撃をそらす。姿を消して襲い掛かってきたのはライオンの頭部に竜のような手足と鋭い爪、蛇の尻尾と、鷲の翼を背中から生やす奇怪な魔物だった。命名するならやはりキメラだろう。

 

隙が生じたキメラに切りかかるはもちろん・・・

 

「雫から離れろぉおお!!」

 

勇者(笑)です。その代わりに永山を襲うキメラは坂上が担当してます。

同時に鈴の近くまで来た恵里が〝海炎〟という名の炎系中級魔法で残るキメラを炎の津波で迎え撃つ。

 

「「ルゥガァアアア!!」」

 

「グゥルゥオオオ!!」

 

だが敵がそうやすやすと受けるはずもなく三体の咆哮と共に2体の細身なブルタールモドキがメイスを掲げて天乃河と坂上を襲う。天乃河は空いていた腕で防ぐがバランスを崩し、坂上も何とか防ぐが拳による追撃を受けてしまう。

 

一方、恵里たちはというと、

 

「・・・!やっぱりこういうのも居るみたい・・・」

 

「オッケー、エリリン!鈴にお任せ!」

 

恵里の放った魔法が6足の亀に吸い取られていく。恵里は知っていたわけではないが魔法対策されている可能性を考慮したのだ。亀が吸い込んだ魔法をレーザーのように放ってくる。

 

「にゃめんな! 守護の光は重なりて 意志ある限り蘇る〝天絶〟!」

 

数10枚のシールドを並べてレーザーをキメラの方へ流す鈴。シールドを何枚か破られながらも油断していたキメラにレーザーが襲い掛かる。

 

「ガウォォ・・・」

 

全身を焼かれて倒れこむキメラを見て、恵里と鈴は小さくハイタッチした。

 

「へえ、アブソドの反撃を利用するとはねえ」

 

だが魔人族の女は余裕の表情を浮かべており、恵里たちは緊張感を強める。

 

「なんだ、倒せるじゃねえか!」

 

「あと2体なら余裕だな!」

 

「やってやらぁぁ!」

 

恵里たちがキメラ一体を戦闘不能にして勢いづくメンバー達。しかし、鈴と恵里の表情に緩みは無く、警戒心を強めている。

 

「・・・エリリン、これで終わったと思う?」

 

「思わない」

 

その二人の読みは当たることになる。目の前の焼け焦げたキメラが逆再生したかのように復活したのだ。

 

「はぁっ!!」

 

「グゲバァ!」

 

雫が〝無拍子〟による予備動作のない移動と斬撃でキメラに切りかかり太刀筋を読まれる前にキメラを切り裂く。キメラは切り裂かれた腹部から血を流して絶命した。

 

「キュワァアア!!」

 

突然、部屋にそんな叫びが響いたかと思うと、恵里と鈴の前でキメラの傷が縫い合わさるように治り再び襲い掛かってくる。

 

「・・・あの白い鴉ね。蘇生は出来ないようだけど」

 

高みの見物をしている魔人族の女の肩に停まった白い双頭の鴉の声でキメラを回復させていると気づく雫。周りも気づき始め、なんとか回復役を止めたいところだが動ける者が少ない。雫が動くが他のキメラに足止めを喰らう。キメラはもちろんブルータルモドキに押され、消耗戦を強いられている。

 

「だいぶ厳しいみたいだね。どうする? やっぱり、あたしらの側についとく? 今なら未だ考えてもいいけど?」

 

魔人族の女は半ばあきらめた様子でつぶやく。それに反応するのはやっぱり、

 

「ふざけるな! 俺達は脅しには屈しない! 俺達は絶対に負けはしない! それを証明してやる! 行くぞ〝限界突破〟!」

 

光を纏いブルータルモドキの持つメイスを弾き飛ばし、天乃河は魔人族の女に迫る。

檜山は…

  • ○す(オルクス)
  • ○す(王都侵攻)
  • ○す(王都侵攻後)
  • 反省して更正
  • 恵里に傀儡にされる
  • 肉壁
  • 戦犯として牢獄にぶちこまれる
  • トランクスルー化
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