ありふれ世界のサイヤ人   作:M88星雲

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戦闘シーンを上手く書ける人が羨ましいです。

ムシケラの自分にはゴミ文章を量産することしか出来ません。

今回は少し長めです。タイトルほど最強対最強してませんがそれでも良ければ。


とびっきりの最強対最強 

「クウラ機甲戦隊・・・?」

 

突如現れた三人組にハジメが警戒している。オルクス大迷宮で戦ったクラッシャー軍団と同じ戦闘服を着ているためだ。

 

「ハッ、女とガキばかりじゃねえか…楽勝だな!!」

 

「驕るなよ、ドーレ。奴らの戦闘力はそこそこだが、"魔法"とやらで何をしてくるか分からんぞ」

 

ドーレが拳を鳴らしながら彩人達を見ている隣でサウザーが警告する。

 

「関係ねえよサウザー!ここは火山!オレの故郷と似た環境だ」

 

「ふぅ、暑くてかなわねえ」

 

と、その横の両生類・・・もといネイズ。元々水の惑星出身のネイズにとって最悪の環境だが、機甲戦隊として様々な星々を制圧してきただけあって余裕がありそうなのが強者感をひきだしている。

 

「だらしねえなネイズ」

 

「んだと・・・?ドーレ、てめえ慣れた環境だからって調子に乗るなよ?この単細胞が」

 

「あ”あ”!?なんだとてめえ!」

 

「よせ、喧嘩をしている場合ではないぞ」

 

ドーレとネイズがいがみ合うのをサウザーが仲裁し、改めて彩人達と対峙し三人同時に襲い掛かってくる。

 

「はあっ!」

 

「・・・っ、確実に強くなってる・・・」

 

サウザーがハジメに襲い掛かる。ハジメはドンナー・シュラークで迎え撃つがサウザーの右手は気を纏っており弾丸を弾いて確実に距離を詰めてくる。〝縮地〟をフル活用しているが〝空力〟の上位互換である舞空術に近い飛行方法を使うサウザーにハジメは未だかつてない苦戦を強いられる。かつてオルクスに居たときに彩人に舞空術で追跡された時の感覚でなんとかサウザーと渡り合えているが、接近戦では勝ち目がないとハジメは察していた。そのためサウザーの攻撃範囲に入る直前に、

 

「〝風爪〟!!」

 

「!?・・・それも"魔法"か・・・だがまだまだだな」

 

ドンナーに纏わせた〝風爪〟でサウザーを薙ぎ払うが戦闘服に傷を入れただけに留まった。しかも彩人と同じく気弾攻撃もしてくるため一瞬の油断も許されない。作中でもピッコロと渡り合った実力者である分、少なからずハジメに焦りが生じていた。

 

「ウオオオ!!こんなもんかよォ!!!」

 

「・・・っ、なんというタフさじゃ・・・!」

 

「故郷と同じ環境と言ってましたし・・・これは不味いかもです・・・」

 

ドーレの強さは言う通り故郷惑星クウラNo.256(旧ベッパー星)の環境にある。マグマの中心にある大陸でドーレは育っており厳しい環境で鍛えられた上に宇宙プロレス連盟の元レスラーとしての耐久性が凄まじく、ティオの火炎は通じずドリュッケンの一撃でもダメージ

が通らない。機動力の低いシアは余計に不利な状況でありティオがなんとかサポートしているが熱耐性で苦戦必至。

 

「これならそうです!!?」

 

「ぐぉぉぉおおおおお!!・・・・少しはやるな・・・だがこれで全力なら足りねえぞ」

 

「〝衝撃変換〟と重力魔法付与でも・・・これだけ・・・?」

 

マグマ牛を一撃で葬った〝衝撃変換〟に重力魔法込みで殴り飛ばすがドーレはダメージが少し入っただけでピンピンしていた。

 

「ひゃっハッ!!」

 

「〝絶禍〟」

 

「お、もーらい!」

 

「…!?」

 

残るネイズがユエにかつてピッコロに放った電撃を撃つがユエは軽くその電撃を打ち返す。作中のように感電死するかと思えば逆に吸収し、パワーアップした電撃を撃ってきた。ネイズは体内に発電器官を持っており、それを利用して電撃を放つのだが、今回は充電も可能のようだ。

 

「〝蒼天そ〟・・・きゃあ!」

 

「いくら魔法が強くても使えなきゃ意味ねえよなぁ」

 

当然ミレディのサポートも封じてくる。

 

「貰っt・・・!?」

 

「おっと、あぶねえあぶねえ。でも縮むだけじゃねえんだぞ?」

 

「あっ・・・・・くぅ・・・・」

 

ユエ達に気を盗られたネイズの背後から雫が切りかかるがネイズは亀のように頭を引っ込めて斬撃をかわす。するとネイズの右手が伸びて雫の首を掴む。・・・が、

 

「ごぶが!?」

 

「でも体は縮められないでしょ?」

 

恵里の〝風球〟を腹部に喰らい雫を手放してしまうネイズ。ここから彼女達の反撃が始まる。ネイズが行動できなくなった隙をついてミレディが雫を奪還し安全な所へ。次いでネイズが電撃でミレディ達を狙うが鈴の障壁がそれを阻む。それと同時にティオが暗黒のブレスをドーレに放つ。

 

「血迷ったか!オレに炎は効かねえ!うおおおおおおおお!」

 

「・・・確かに、"炎”は効かぬ・・・じゃがそれ以外でならどうじゃ?」

 

「な・・・・「〝氷嵐刃〟」うぎゃああああああああああ!!!!・・・・・こ、このアマァァァァ!!!」

 

暗黒のブレスを押し返そうとしたことが仇となりミレディが出した真上から降り注ぐ氷柱と風の刃で切り裂かれるドーレ。だが、ドーレはまだ立ち上がり障壁ごとミレディを殺さんと襲い掛かろうとする。が、

 

「〝雷竜〟」

 

「ごぉああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

そんな隙をユエが逃すはずもなく雷の竜がドーレを喰らいつくし、熱に強いドーレが真っ黒こげになってマグマの海へ沈んでいく。

 

「ドーレぇぇぇぇ!貴様よくも!!喰らえぇぇぇ!」

 

「〝絶禍〟」

 

「またその技か!また吸収してやる・・・!?」

 

ドンッ!

 

ドーレが倒されて怒り心頭のネイズがユエ達に電撃を放ち、ユエがそれを打ち返す。ネイズが吸収しようとした瞬間、銃声が一発分(・・・・・・)響く。

 

「おっと、狙われていたか・・・だが一発位あたらねえよ!」

 

ネイズは一発の銃弾を回避する。

 

「ハッは、残念だっt「ネイズ!今すぐその場を離れろ!!」・・・は?サウザー、何を言っt・・・があああああああ!!!!」

 

サウザーの警告も間に合わずネイズは次の瞬間、身体のあちこちに風穴が空いた。ネイズはダメージと今起こっている現実に混乱しているがこれはハジメの神速撃ち(クイックドロウ)と多角撃ち(バウンドショット)の併用である。神速撃ちで一発だけと誤認させ、一発のぞいた複数の弾丸が多角撃ちで別方向から攻撃する。

 

「くっ・・・ならば私一人でも!もう小細工は通用せんぞ!」

 

サウザーは警戒しながらハジメに接近するが、サウザーの敵は一人ではない。

 

「〝爆嵐壁〟」

 

「ぬうっ!?またこんな真似を・・・!うおっ!?」

 

鈴が張った空気の障壁による破裂。サウザーは空間が歪んだのを見てすぐに飛びのいたが、スカウターの反応ですぐ横に回避する。背後に居たのはシア。ドリュッケンが空振りしたシアをサウザーが返す手で攻撃しようとするが、再び数値が激変しその方向を見るとシュラ―ゲンを構えたハジメ。サウザーは首を傾けてシュラ―ゲンの弾丸をやり過ごすが、スカウターに当たってしまいスカウターが破壊される。

 

「お。おのれぇぇ!貴様ら・・・許さんぞ!」

 

徐々に追い詰められていくサウザーは焦りと怒りで冷静さを失っていく。エネルギー波でまとめて消し飛ばそうとする。が、目の前の視界内に居る人数が足りないことに気づく。ふと視線をそらすと自分の頭上に炎の球。

 

「〝炎天〟」

 

「この程度では、私は倒せん!!」

 

恵里が出した火球を溜めていたエネルギー波で迎え撃つ。が、

 

「スーパーミレディキック!!!」

 

「ゴブゥ!?・・・しまっ・・・た・・・」

 

そのわずかな隙をつかれ、ミレディの強烈な蹴りがサウザーに命中し壁を貫通して飛んで行った。

 

「これで終了、かな?」

 

ふいーっと腕で汗をぬぐいながら終わった気になっているミレディ。しかし・・・

 

「いや、まだいるぞ」

 

彩人のその一言と同時に全員にプレッシャーがかかる。

 

「な、なにこれ・・・」

 

「‥‥さっきの奴とは比較にならない」

 

「もしかして、あの人たちの上が居るって事ですか・・・?」

 

「その通りだ」

 

シアの質問に答えたのは火口から降りてきた人物。

 

「とうとう見つけたぞ、サイヤ人のサルめ」

 

「クウラか・・・」

 

「そういう事・・・だ!」

 

クウラは彩人を睨みつけ、彩人が名前を呼ぶとクウラは彩人にとびかかってきた。彩人はクウラの右ストレートを両手でクロスして迎え撃ち防御する。すかさずクウラが蹴りで追撃するが彩人は右ひざで弾き返す。と同時に彩人が両腕を開くとクウラは距離を取る。

 

「『全員、あのドームの中へ。こいつは俺が倒す』」

 

すぐさま彩人はテレパシーで全員に指示を出し、ハジメ達が移動を開始する。が、すぐさまクウラが立ちはだかる。

 

「何処へ行くつもりだ。このオレから逃げられるとでm・・・ぐぅおおおお!?」

 

そんなクウラの左頬を彩人が殴り飛ばし、壁に叩きつけられるクウラ。すぐにハジメ達は〝空力〟で試練クリアのため(最後のマグマ蛇はハジメが倒していた)漆黒の建物の所へ行き先頭のハジメが建物の七大迷宮を示す文様が刻まれている場所に立つとスっと音もなく壁がスライドし、中に入ることが出来た。

 

「逃がすかァ・・・どわっ!?」

 

なおもクウラが建物ごとハジメ達を狙うが彩人の攻撃で妨害される。その隙に全員が建物内に入ることが出来た。

 

「チィ・・・何故貴様はあんなクズ共を庇う!」

 

「あいつらは俺にとって大切な存在なんだよ。手を出そうとした以上、ぶっ飛ばす」

 

「ケッ!貴様らのその仲間意識には反吐が出る!」

 

クウラは苦虫を嚙み潰したような表情で彩人に再び襲い掛かる。殴り合いとなるが彩人がやや優勢となるとクウラは両目から赤いレーザーを放ち、彩人を牽制する。少し視線をずらすだけで一瞬にして多方向を攻撃できるのはやはり脅威だ。負けじと彩人も気功波でクウラを攻撃する。

 

「忌々しいサルだ。・・・だがオレは二度も同じヘマはせん、遊びはここまでだ。まさかこの究極の変身を二回も見せることになるとはな」

 

「・・・!」

 

気功波が直撃し苦々しい表情を浮かべたクウラだったが気を高め、雄たけびをあげると体が一回り大きくなり全体的に肥大化し、頭部から4本の角が後方に伸び、両肩がプロテクターのように張り出し、背中から2本の角が生え、両前腕部からもナイフ状の突起物が生えた。

 

「さぁ、始めようか・・・」

 

最終形態のクウラと彩人が激突する。ターレスとの戦いが子供の遊びに感じるほどの激戦となった。クウラの放つ〝連続デスビーム〟や先ほどの目から放つ怪光線が岩壁を容易く貫通し、拳がぶつかればその衝撃でマグマの海が荒れに荒れ、火山が崩壊するレベルの振動が響く。勿論彩人も気功波で反撃するが、クウラは気功波を容易く突破し彩人を殴り飛ばす。

 

「キエェェェ!!」

 

「・・・!!しまっ「死ねぇ!!」ぐぅ!?」

 

悟空との戦いから学習したのか、クウラはサイコキネシスで彩人の動きを止め確実に攻撃を当てる。彩人は既に超サイヤ人になろうと気を高めているが、クウラの猛攻に押されなかなか気を溜めることが出来ない。壁に叩きつけられた彩人を片手で抑え込むクウラ。

 

「言ったはずだ、同じヘマはせんと。超サイヤ人になる前に貴様を殺す!」

 

「・・・ぐ・・・が・・・・ッ!」

 

彩人は気を溜めるのを止めてクウラの拘束から逃れようとするがクウラの押さえつける力が強く、中々脱出出来ない。自身の優位を感じ取ったクウラはマグマの海に彩人を叩きこむ。

 

「はあっ!!」

 

クウラはそこに追撃のエネルギー波を叩きこむ。マグマが爆発しマグマの海が更に荒れ、火山どころか地層が揺れ、地震が起こった。

 

「トドメだァァァ!!!」

 

マグマと共に打ち上げられた彩人を見つけたクウラはありったけのエネルギー波を放つ。火山の壁に大穴が空く。

 

「つまらん勝利だが・・・忌々しいサイヤ人を葬れた以上、よしとしよう・・・・ん?まさか、あの光は!!?」

 

「まだ終わってねえぞ・・・」

 

「お、おのれぇぇ!!演技だったのか!!」

 

「終わりだ、クウラ!」

 

彩人のやられたフリに騙されクウラは彩人の超サイヤ人化を許してしまう。

 

「彩人君!皆神代魔法もらえたよ!!」

 

次いで建物の中からハジメ達が出てきた。彩人が一瞬気を取られた瞬間、クウラは彩人に気弾を放つ。

 

「し、しまっ・・・・!」

 

「フハハ!こうなった以上関係ない、貴様ら全員ここで死ねぇぇぇぇ!!」

 

気弾を放った直後、クウラは〝スーパーノヴァ〟で巨大なエネルギー球を作り、彩人達に向けて落としてくる。

 

波ああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

悟空と同じく気功波でエネルギー球を押し返す。クウラはまた飛ばされそうになるが、太陽に飛ばされまいと後ろ、つまり空を見上げたその時、クウラの視界が真っ白に染まった。

 

「(な、何故アイツが・・・!奴はオレが消し去ったはず・・・!)」

 

白いレーザーを放つ人物を見てクウラは断末魔と共に姿を消した。彩人側にはそれが見えておらずハジメたちはクウラが自滅したと思いクウラのスーパーノヴァを破壊しかけている彩人を見つめていた。

 

「吹き飛べぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

彩人の気功波がスーパーノヴァを破壊した次の瞬間、

 

 

ズドォオオオオオオオオ!!!!

 

 

彩人の頭上より、極光が降り注いだ。

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