ガールズ&パンツァー 鋼鉄の乙女と海の漢達  〜碧き海の世界の物語〜   作:短号司令官

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しばらく本編の方から外れて息抜き程度に書こうと思ったものです。

謎次元です。いやパラレルワールドといった方がいいか?


番外編
番外編 前原一征と西住みほの日常


 

 ここは大洗女子学園艦の住宅街の一角、時間は6:30を回った頃だ。

一人夜道を歩く男の姿があった。彼はどこか嬉しそうな顔をして歩いていた。ある家に着くと玄関を開けて入る。

玄関で靴を脱ぎ家に上がったそのときだった。奥の方からこちらに向かって誰かが走ってくる音がした。

 

「前原さん!」

 

振り返った瞬間彼の胸に誰かがものすごい勢いで抱きついてきた。

 

「うぉっ?!」

 

衝撃でよろめくも何とか持ち直し相手を抱き返す。

 

「ただいま、みほ」

 

相手は顔もそれに応えるように顔を上げた。

 

みほ「おかえりなさい。前原さん!」

 

前原「あぁ今戻ったよ」

 

男の正体は何と我らが紺碧艦隊は司令の前原一征、そして相手はなんとあの西住みほだ。

 

彼女はかつて戦車道全国大会で優勝し続けていた黒森峰の一人だったがある問題で周りから、そして戦車道から逃げるためこの大洗に身を移し再び戦車道を始め学園を廃校の危機から救った軍神である。そんな彼女が何故前原一征と共にいるのか、それにはこんなわけがあった。

 

黒森峰から大洗に行く際、みほの父親である常夫が娘の身を案じ知人に相談、その知人が前原だったのだ。彼は陸上では海洋画伯富獄太郎として活動していたがその拠点が大洗にあると言うことで彼がみほの身柄を預かることになった。

 

彼女も当初は前原を本当の画家だと思っていたが、ひょんなことから正体がバレたがみほは口外しないことを約束に前原と共に暮らしている。

 

 

前原「長らく留守にしてて悪かったな、寂しかったか?」

 

みほ「…寂しくなかったって言ったら嘘になりますけど、学校のみんながいてくれたので大丈夫でしたよ」

 

前原「そうか、それはよかった」

 

みほ「ご飯どうします?」

 

前原「うーんそうだな今すぐ食べたいが、風呂にも入りたいからなぁ…入ってからでいいか?」

 

みほ「いいですよ!それじゃあ支度するのでお風呂にどうぞ」

 

前原「あぁそれじゃあ」

 

そのまま前原は浴室へ向かい、みほは支度をする為リビングへと向かった。

 

 

前原が風呂から上がると二人は夕食を食べた。そのあとは二人で後片付けをする。その後何をするかというと何もしない、両者にとって一緒に居られればそれで充分なのだ。

 

ソファで前原はコーヒー片手に本を読んでいた。

 

みほ「何を読んでるんですか?」

 

前原「ん?あぁこれか、怪盗ル○ンの8・1・3の謎という本だ」

 

みほ「へぇ前原さんってそういうのも読むんですね」

 

前原「まぁな、大石司令に勧められたのだかなこれがなかなか面白くてな。お前も読むか?」

 

みほ「何か別のがあれば今度いいですか?」

 

前原「あぁいつでも構わんよ」

 

そうしてみほは前原の横に座って彼の腕にしがみつく、両者にとってはおなじみの光景となったが前原は内心まだ気恥ずかしかった。

 

前原はみほのことを歳の離れた妹、もしくは親戚の娘のように思い接していた。逆にみほは前原のことを歳の離れた兄のように思い好意を抱いていた。

みほは育った環境が環境だったため誰かに甘えるということがあまりができなかった。そんな彼女からすれば前原は自分を受け入れてくれた人物の一人なのだ。強要せず温かい目で見守り、求められない限りは手を出すことはないが基本はみほを第一に考えて前原も行動していた。軍務で一緒に居られる時間は以前はなかったが、現在は少しずつ長くなってきている。

 

前原「おっもうこんな時間か」

 

時計は9:30を過ぎていた。

 

前原「寝るか?」

 

みほ「はい、私ももう眠いです」

 

みほの口調も穏やかでゆっくりになっていた。

 

二人は寝室へ向かうと同じベットに入った。

これもおなじみの光景である基本前原が軍務から戻ると二人は決まって同じ布団で寝るのだ。(みほの要望により始まった)

 

だがそこは前原一征、やましいことは考えずただ一緒に寝ることを考える。(ただ理性がぶっ飛ばないようにするのには若干苦労している)

 

みほ「前原さん」

 

前原「ん?」

 

みほ「明日二人でお散歩に出ませんか?」

 

布団の中でみほがそう言ってきた。

 

前原「そうだな、久しぶりに二人で出掛けるか」

 

みほ「やった♪」

 

前原「さぁもう寝よう。おやすみ、みほ」

 

みほ「おやすみなさい」

 

 

 

こうして二人は眠りについた。

 

 

 

 

 




恋愛ものはやはり難しい、でもこの二人のやり取り想像するとにやけてしまう。
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