ガールズ&パンツァー 鋼鉄の乙女と海の漢達  〜碧き海の世界の物語〜   作:短号司令官

19 / 46
前回からの続きです。
説明で前回なぜまほさんが日本に居るのかというと留学から帰ってきて卒業の直前あたりの時系列ということにしてます。


番外編 日本武尊です!

 

沙織「き…来ちゃったね……」

 

華「はい……」

 

優花里「西住殿……これは、現実……ですよね…?」

 

みほ「はい……」

 

ケイ「ここが……」

 

ダージリン「日本国防軍……」

 

エリカ「一大根拠地の……」

 

まほ「横須賀基地……」

 

みほ達戦車道女子が何故今、この横須賀にいるのか不思議に思うだろう。

それは一週間ほど前のことだ。高野からの連絡を受けたみほは先のエキシビジョンマッチで起きたもので()()()()の説明をすると受け、ここへやってきたのだ。

みほの説明を受け大洗からはあんこうチーム、黒森峰からまほとエリカ

プラウダはカチューシャとノンナ、その他高校は隊長格が一名ずつまた島田愛里寿の姿もあった。

 

現在、横須賀基地は三つの区間に分けられている。

第一に在日米軍基地、ここは主にドナルド・D・リーガン提督が指揮を取っている。

第二に海上自衛隊基地、今までは米軍と自衛隊で共同で使用していたが国防軍設立に合わせ、規模を縮小。

そして第三に国防軍彼らも根拠地を置くにあたりドッグの建設、港湾施設の改良などが行われた。基地の全貌はメディアにすら公開されておらず全貌を知る者は大高、高野そしてリーガン提督が国内に居る。

 

警備兵の案内で国防軍の区画の辺りまで来たみほ達は高野、高杉、川崎達の出迎えを受ける。

 

高野「諸君、ようこそ我が横須賀基地へ」

 

みほ「高野さん!」

 

川崎「やぁやぁ、よく来てくれたなダージリン君にケイ君」

 

ダージリン「お久しぶりです。閣下」

 

ケイ「貴方も元気そうね、ヒロシ!」

 

西「高杉長官!」

 

優花里「ご無沙汰であります!」

 

高杉「はっははwお前達も元気そうだな!秋山、お前んとこの親父さんは元気か?」

 

優花里「はい!」

 

アンチョビ「おいおい、いきなりトップの連中がお出迎えって……」

 

エリカ「隊長、私達あの時そんなやばい物見たんでしょうか……」

 

まほ「かも……な」

 

まほの口調はどこか変だった。

 

カチューシャ「どうしたのマホーシャ?」

 

まほ「いや、なんでもない……」

 

高野「すまんな、君達わざわざこんなところまで呼び立てて」

 

西「いえ!閣下の御命令なら!」

 

みほ「あの高野さん、それで今日の本題は……」

 

高野「あぁそうだった。実はまだ君達と会う人達がいてな、ここから少し歩くよ。来たまえ」

 

みほ達は高野達の後に続く。

 

華「それにしても随分と広いですね」

 

沙織「学園艦に比べたら規模は小さいみたいだけど……」

 

麻子「あれは?」

 

前方に巨大な空母が見えてきた。

 

優花里「おぉ‼︎これは高杉殿の艦隊の旗艦である建御雷ですね!」

 

高杉「そうだ。よく知っとるな」

 

ケイ「甲板の形から見て、ミニッツ級?」

 

川崎「まぁそうだな我が国防軍が創設される際に米国に発注しておいた物だからな」

 

そんな感じで停泊している艦艇を見ながらある一画へと向かう。

 

 

 

 

 

みほ「なんだか物々しい雰囲気ですけど」

 

先程の場所から一転しこの辺りの雰囲気はどこか違うその内[極秘ドッグ]と書かれた立札のある巨大ドッグまで来た。憲兵が高野らに敬礼して下がる。

 

高野「諸君、本来なら君らのような一般人おまけに学生ならここには立ち入ることは厳禁だが今回は特別だ」

 

ミカ「普通に入ったらどうなるのですか?」

 

川崎「そりゃまぁ捕まるな、最悪刑務所へ直行かもなw」

 

ケイ「ちょ怖いこと言わないでよヒロシ‼︎」

 

一行はそのままドッグ内へ入る。

 

 

ドッグ内

 

 

アンチョビ「お、おぉ‼︎」

 

エリカ「これって、あの時の‼︎」

 

まほ「こっこれが……」

 

優花里「日本武尊……‼︎」

 

その眼前にある巨艦それこそ先の大会で起きた事件で大活躍した日本国防軍が誇る超戦艦 日本武尊だ‼︎

 

川崎「相変わらずでかいな、こいつは」

 

高杉「あぁ、まさに鉄の城だ」

 

戦車とは比べ物にならないその質量、大きさ、武装の数々。幾ら戦車に乗る彼女とて魅力されてもおかしくはない。

 

沙織「すっすごい……!」

 

優花里「戦車とは比べ物にならないこの重厚感……あぁたまりません‼︎」

 

ケイ「ねぇヒロシ、あそことかに着いてるのってまさかオート・メラーラ砲…?」

 

川崎「そうだ。副砲には127mm砲、それ以外に一部97mm砲を積んどる」

 

ダージリン「主砲の口径は如何程で?」

 

川崎「確か……51cm砲だったな」

 

優花里「ごっ……51⁉︎」

 

カチューシャ「そんなに凄いの?」

 

優花里「凄いも何も…あの戦艦大和の主砲を超えてます……」

 

愛里寿「それが9門も……」

 

エリカ「まるで……化け物ね……」

 

まほは一人みんなとは離れたところで日本武尊を眺めていた。

 

まほ(これに…この艦に、大石さんが……)

 

高杉「お前達」

 

高杉の呼びかけで顔を向けるとタラップが降ろされていた。

 

優花里「えっ?まさか乗っていいのですか⁉︎」

 

高野「うむ、()からのお達しだ」

 

みほ「彼?」

 

不思議に思いながらもタラップを上り甲板に上がる。

 

「鋼鉄の乙女、鉄の城に来たり……か…!」

 

自分たちに向けられた声のする方を向く。

 

まほ「‼︎」

 

大石「ようこそ諸君、日本武尊へ」

 

大石、原、富森の三人の姿がそこにはあり、歩み寄って来た。

 

大石「俺は遠方派遣艦隊、旭日艦隊司令の大石蔵良だ」

 

原「自分は参謀の原 元辰であります」

 

富森「艦長の富森正因です。よろしく」

 

ダージリン「すっすると……」

 

愛里寿「貴方が…!」

 

まほ「大石さん…‼︎」

 

その声に反応して大石がまほに近寄り、まほも一歩前へ出る。

 

エリカ「たっ隊長…?」

 

 

大石「久しぶりだな、まほ」

 

まほ「大石さんも…お元気そうで……グスッ

 

するとまほは目から今まで堪えていた大粒の涙を流していた。

 

大石「泣くな泣くな、せっかくの綺麗な顔が台無しじゃないか」

 

まほ「だって、大石さんに会えて……」

 

大石はポケットからハンカチを出すとまほの涙を拭ってやった。

 

 

 

一方でその光景を見ていたみほ達は、顔を赤くしてたり目を逸らす。

沙織は「きゃー‼︎」と言いたくなるような顔をで見ていた。

エリカに至っては目の前で起きている状況に着いていけずに放心状態になっていた。

 

原「あーー……長官、そろそろ」

 

空気に負けた原が呼びかける

 

大石「うん?」

 

まほ「あっ……」

 

二人は今自分達がどんなことをしていたかを理解した。

 

大石「あぁ……はははw」

 

まほ「……////」

 

大石は笑って誤魔化すが顔が少し赤くなっていた。まほは急に恥ずかしくなり顔を手で覆ってその場にしゃがみ込んでしまった、よく見ると耳まで真っ赤だった。

 

みほ「お…お姉ちゃん…?」

 

まほ「……////」

 

アンチョビ「い、いやー西住お前もやっぱり乙女だったんだな」

 

まほ「いっ言うな…!」

 

大石「まぁ……兎も角だ。諸君どうせなら艦内で話そう……」

 

大石に促され、一同は応接室へと向かう。

高野は仕事の都合でここで別れる。

 

 

日本武尊 応接室

 

応接室ではみほ達に大石の特製珈琲が振る舞われていた。

 

みほ「おいしい!」

 

華「コクがあって深みもとても良いです…!」

 

ケイ「こう言っちゃあれだけど、今まで飲んでたコーヒーが安っぽく感じられるわ…」

 

大石「ははwそう言ってくれて光栄だよ」

 

愛里寿は一人不満そうにしていたが、

 

原「はい」

 

愛里寿「!」

 

原「君はこれでよかったかな?」

 

原がオレンジジュースを出した。

 

愛里寿「ありがとうございます!」

 

 

大石「さて……何から話すべきか、」

 

ソファに腰掛けると大石は腕を組んでそう言った。

 

富森「長官、話しやすいものからどうでしょう?」

 

大石「そう…だな」

 

その反応に一同が大石の方を向いた。

 

大石「君達を今日ここへ呼んだのは他ならぬこの日本武尊に関してだ。単刀直入に言うが、この日本武尊のことは決して口外しないでくれ」

 

カチューシャ「なんでよ?」

 

原「まぁ、我々国防海軍の主義がそうなんだ」

 

富森「我々は秘密主義なのです」

 

エリカ「なんでそんな事を?」

 

大石「分かりやすくいうといざと言うときの為の隠し球、まっ言わば切り札みたいなもののためだ。君らだってわざわざ敵に手の内を全て明かすようなことはせんだろ?それと同じだ」

 

ケイ「でも、日本には米軍や自衛隊だっているじゃない」

 

川崎「甘いなケイ君、もしいざと言う時にそのどちらも動けないならどうする?そこで我々の出番なのだよ」

 

高杉「各諸外国に我が国は決して米軍だけには頼らない、自衛隊以上の抑止力がある、そう言った事を広め各国が日本は更に何か持っているのでは?……と思わせ侵攻や圧力を弱める為のものなのだよこいつは」

 

大石「それに国民を通じて諸外国にバレるのもまずいからな、あの事件以来情報省がネットを調べまくって必死こいて日本武尊に関するデータを消去してくれたんだ」

 

ちょっと話に着いていけないところもあったがみほ達は大体納得してくれたようだ。

 

沙織「それじゃあこの艦についてはわかったので………」

 

富森「ので……なんでしょう?」

 

沙織「大石さんとみぽりんのお姉さんの関係を教えてください‼︎‼︎」

 

まほ「⁉︎////」

 

大石「あっあぁ俺とまほのか……」

 

大石は視線を左右に晒すと右から高杉、川崎がニヤニヤしながら(早く話せコノヤロー‼︎)という視線で見てきており左に向けると富森、原の二人が興味ありげな表情で見ていた。

 

大石「はははwよかろう、この際話そう。いいなまほ?」

 

まほ「はっ……はい////」

 

大石「……あれは旭日艦隊創設前で、俺がまだ教官をやってた頃の話だ。もう12〜3年も前か俺の居た教習所は黒森峰にあってな俺はよく昼休みの時間は暇つぶしに学園艦内を散歩しに出ていてな………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10数年前 8月

 

 

 

黒森峰学園艦

 

大石「ふぅ……今日も今日で暑いな……」(こりゃ前世以上だな)

 

いつも着ている夏用の白い海軍服の上着を大石は片手に歩いていた。

ふと大石は、駄菓子屋を見つけた。

 

大石(おっ、ちょうどいいラムネでも買うか)

 

入り口のところに来るとベンチで二人の子供が休んでいた。

 

大石「?、君達大丈夫かい?」

 

「はい…」

 

見たところ5〜6歳と言ったところで外遊びをしたのか顔が真っ赤だった。

 

大石「そうか…遊ぶときは気をつけるんだぞ」

 

大石はそう言って店内に入る。

 

大石「おばさん、ラムネはあるかい?」

 

「はいはい、おや珍しいお客さんですね。国防軍の方ですかな?」

 

大石「はい、まぁ教官をやってる者です。ところで店先にいるあの子供達は?」

 

「えぇ近所の子供さんでね確か西住さん家のお子さんでしかね?」

 

大石「ほぅ」

 

「ラムネは一本でいいですかね?」

 

大石「はい………」

 

そう言いつつ視線を店先のベンチに向ける。

 

大石「……おばさん、やっぱりあと二本お願いします」

 

「はい、毎度あり」

 

 

 

店を出ると大石は二人の横に腰掛ける。

 

「?」

 

「さっきのおじさん……」

 

大石「はい」

 

「えっ?」

 

ラムネを開けると大石は二人にそれぞれ一本ずつ差し出した。

 

大石「暑かっただろう。さぁ」

 

「ありがとうございます!」

 

「あ…ありがとう」

 

相当喉が渇いてたのか、一人は飲み干すような勢いでもう一人は普通に飲んでいた。

 

大石「はははwそう慌てるな。君達、西住さんっていうのかい?」

 

「はい、わたし西住まほです」

 

「西住みほ!4歳です!」

 

まほ「おじさんは…?」

 

大石「俺は大石蔵良、軍の学校の先生だ」

 

それが初めての出会いであり、それ以降大石は何かとまほとは会っていた。みほとは小学校まで会っていたがその内会えなくなった。

 

その後大石とまほは時間がある毎に会う約束をしていた。無論両者は家族友人には秘密にしていた。

 

しかしまほが中学を卒業する時、大石のもとへ旭日艦隊創設に際し彼を司令に任ぜられるという辞令が届き大石は黒森峰から離れざるを得なくなった。大石はそれをまほに対しては"転勤"と称して説明した、本人はそれを残念に思うがそのとき大石は携帯を持っていた為まほとの連絡先を交換し、そのまま別れた。

そして会える事なく三年が過ぎ、現在へと至る……………

 

 

 

大石「………………って言ったところかな……?」

 

一同はほぉというような顔つきで話を聞いていた。高杉達は途中相槌を打ちながら聞いていた。

 

すると原は目線をまほと大石を行ったりきたりしてある考えが浮かんだのかこんな事を言いだした。

 

原「つまり……西住君にとって長官は、()()()()というわけですかな?」

 

一同「「なっ⁉︎」」

 

まほ「ーー!ーーーー////」

 

まほはついにその場で踞ってしまった。

 

みほ「おっ……お姉ちゃん…?」

 

ダージリン「まほさん…?」

 

アンチョビ「にっ西住大丈夫か⁈」

 

まほ「////」

 

まほの頭からはぼんやりと湯気が出ているようにも見えていた。

 

原「ありゃ?」

 

エリカ「元辰さん…でしたっけ…?……あんたには……あんたには……」

 

原「なんだい?……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリカ「乙女心ってもんがないんですかぁぁぁ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原「⁈⁉︎」

 

大石「原くん」

 

原「はっはい」

 

大石「後で俺の部屋に来たまえ」

 

富森「原くん」

 

川崎「武運を祈るぞ」

 

原「えっ…………」

 

それからしばらくの間、原さんは大石司令のコーヒーを抜きにされました。

 

その後も談笑は続き、日本武尊で夕食をご馳走になりみほ達は帰っていきました。

 

 




途中でネタ切れた……予定よりちょっと早く終わってしまった……吾輩のメンタルよもっともってくれ……

解説
なぜ日本海軍は第二次大戦時の艦船を作れるのかというと、大高さん達の知らないところに後世世界からの転生してきた人たちがおりそのほとんどが親日はで資産家も多くその人達が大高さん達に資金を提供してくれたおかげで日本武尊や亀天のようなものを作れるんです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。