ガールズ&パンツァー 鋼鉄の乙女と海の漢達 〜碧き海の世界の物語〜 作:短号司令官
あの、照和16年 12月8日の真珠湾攻撃を皮切りに太平洋で始まった日米開戦は、日米講和という形で幕を下ろした。
開戦以来、実に6年という歳月が流れているのだった。
日本列島が日米講和の祝賀ムードに沸いていたその頃、ここ首相官邸でも細やかな祝宴会が開かれようとしていた。
大高「皆さん、お疲れ様でした。家内の手料理ですまないが、今夜は膝をついて語り明かそうではありませんか」
「皆さん御免なさいねぇ、綺麗所に来て頂こうと思ったのに、主人がその必要はないと仰られて」
木戸「奥様の手料理があれば綺麗所の相手などしている暇はありませんよ」
「まぁ木戸さん、お上手だこと」
大高「気をつけた方がいい、木戸くんの世辞は英国仕込みだぞw」
「いやですわあなたったらw」
このように、祝宴会は和やかに始まるのだった。
高野「開戦から早6年、遂にやりましたなぁ」
大高「はい、皆さんの叡智の賜物です。ありがとう」
桂「何しろ、日米講和で一区切りができました」
大高達が策した日米講和は叶った、だが今や強大化したナチス第三帝国は、もはや欧州帝国である。この先、世界戦争は大陸間戦争になるのが濃厚であり、大高弥三郎の目指す世界恒久平和への道のりも、まだまだ必要なのであった。
楽しき時間が過ぎるのも早いもの。語り明かす内に夜が明ける。
桂「夜が明けましたな」
大高「理想を語り、天下国家を徹夜で論ずる。また楽しからずやですな」
高野「しかし、名残惜しいのですがそろそろ御頭致します。私は今日、印度洋に派遣された艦隊の視察に向かいます」
大高「私からもくれぐれも宜しく…と」
桂「私は満蒙です。総理の構想通り満蒙線の構築に取り掛からなければなりません」
大高「宜しくお願いします」
木戸「私は、ワシントンに飛びます。講和の後始末が、残っていますので」
大高「ご苦労様です。宜しくお願いします…!」
後世世界を担う首脳達は皆、多忙である。
その舞台は広く世界に開けていた。
一方、所変わって
独参謀本部長 ルーデンドルフ上級大将
「考えうる、あらゆる情勢分析の結果。今後の世界征服計画を次のように決定しました。この案は我がアーリアの「前置きはいい」」
ヒトラー「本題へ入れ」
ルーデンドルフ「…はっ、1.英国本土の速やかなる占領。2.インド戦線には新たな兵力を派遣し、ロンメル軍と交代かつロンメル軍を持って北のスターリン軍の立て篭もるウラル要塞を速やかに陥落させる。3.以上を持って東部戦線の兵力をアフリカ大陸へ集中させる。以上2つの項目を満たすことで2つの攻撃ルートが完成します」
ヒトラー「米国への、北と南からの挟撃が必要な訳だな?」
ルーデンドルフ「御推察の通りであります。英国本土とアフリカ大陸の攻略が必須の条件であります」
???「総統閣下、英国本土は総統閣下指揮の下、既に陥落寸前であります。問題はインド戦線の進捗次第かと…?」
ヒトラー「うむ、ロンメルの進撃速度が最近鈍って来ているのではないか?」
ルーデンドルフ「はっ、インドでは補給線の方に若干の問題がありまして、海上補給路が日本海軍の圧迫を受け続けており、陸路のみという状況で…」
ヒトラー「分かっている。海軍は全力を持って、インド洋制圧せよ。しかし陸上ではロンメルが最強の装甲師団を率いているのだ。貧弱な日英の陸上部隊を叩き潰し、インド制圧を急がせろ!」
???「ハイル・ヒトラー!」
ルーデンドルフ「ハイル・ヒトラー!」
「「ハイル・ヒトラー!」」
その頃インド戦線では、ヒトラーの檄を受けるまでもなく、ロンメル軍は破竹の進撃を続けていた
伊唐「予想されていたとはいえ、独軍は本格的に乾季攻勢に入ってきました」
熊谷「状況を聞かせて貰おう」
伊唐「ここに戦車連隊、ここは一個連隊が重砲支援を受けて圧力をかけられています。ここでは英軍司令部を迂回して突破作戦をかけつつあります」
熊谷「うーむ…」
伊唐「各戦線では、敵からの圧力を受け、第一防衛線は突破されつつあり、包囲…降伏を余儀なくされている部隊もあります」
熊谷「どのくらいだ?」
伊唐「不確実な数字ですが、凡そ一万…いや、それ以上かと」
熊谷「我らの予想が、甘すぎたようだ。手を打たんとここも危ないな」
伊唐「撤退準備に…入りますか?」
熊谷「いや、まだだ。しかし独軍は150万、機動化しているとはいえ当方は1万2千、そして英軍の指揮はあのマウントバッテン将軍…そしてあの極秘命令書だ、伊唐参謀長、あれは難題だ」
伊唐「大高総理の時間差作戦ですね。確かに大高総理の真意はよく理解できますが、敵にも味方にも気取られず負けろ…というのは……」
熊谷「まぁ、強気一点張りの
大高総理の時間差作戦とは?
第三帝国軍を印度亜大陸深くに誘い込み、セイロン島を補給基地とする南方要塞を、絶対守備線とした持久戦であり、その為に海軍力の集中投入により、アラビア海・ベンガル湾・インド洋の制海権を保ち、独軍の補給を締め上げ、消耗戦を強いるという大戦略である!
インド洋
イ601
みほ「凄いですね。海の上はお祭り状態ですよ!」
入江「旭日艦隊以外、海軍大集合の艦がありますな!」
前原「この戦いは、第三帝国のランドパワー対我が国のシーパワー対決だ、負ける訳にはいかん。洋上の艦隊が存分に力を発揮する為にも、海中の鮫退治は重要だ」
みほ「私たちは相変わらず裏方なんでね…重要なのは分かりますけど」
前原「うん、潜水艦は戦艦や空母のような派手さはないが、役目としてはこちらの方がよっぽど重要だということを、みほも理解してきたようだな」
みほ「はい」
前原「諸君らの一層の奮励を期待する」
「「はっ!」」
こうして紺碧艦隊は、地味ながらもその重要な役割を担い成功させるためにも、今日も海中深くにその身を没するのだった。
英国インド方面軍総司令部
同胞達の被害と叶わぬ支援要請を聴く中、熊谷らが訪れる。
マウントバッテン「撤退ですと⁉︎そのような不名誉は我々は考えた事もない!」
熊谷「では撤退せずにこの戦線をどう維持するか、将軍の腹の内をお聞かせ願いたい」
マウントバッテン「それを今考えているところだ!」
熊谷「対局的に見るなら、先月まで長雨で停滞していた東部軍団が乾季に入ったことで、カルカッタを目指し東西海岸沿いに南下をすると思われますが?」
マウントバッテン「だから早めに撤退しろと?そう単純に戦略は決められんよ君!」
熊谷「いえ!そうは申しませんが、何の為のデカン高原かです!」
マウントバッテン「……何か貴官には考えがあるのかね?我々にも副案があるのだが」
熊谷「デカン要塞は敵の東進に対し、側方からの脅威を与えております」
マウントバッテン「当然だ!要塞南側の飛行場から攻撃を掛けている」
熊谷「全くもって適切な指揮だと思います」
マウントバッテン「ご理解頂けて幸いですな」
熊谷「であるならば、デカン要塞は可能な限り死守すべきだと、拙稿致します!」
マウントバッテン「…まぁ、確かに…デカン要塞こそインド防衛の主役であり、一大反抗の拠点となるべきである、でさっき言った案とやらは?参考までに」
熊谷「そうですな…当面の敵はジャルガオーンに進出した敵10個師団です。この敵一点に兵力を集中させ、三方より挟撃すべきでは?」
マウントバッテン「確かに、それが戦術の基本原則だが…それには兵力が足りん…!」
熊谷「ボンベイに張り付けた3個師団をジャルガオーンに向かわせ、ジャバルプルより3個師団を移動、敵の両側を突くというのはどうですか?」
マウントバッテン「ボンベイを見捨てろと言われるか!」
熊谷「辛い決断です、ボンベイが英国人にとってどんな都市であるか、理解しているつもりです」
マウントバッテン「…だがジャバルプルより3個師団を引き抜くと、要塞第一線が手薄に…」
熊谷「はい、ですが敵が後方に回り込んだ場合、撤退させねばなん部隊です」
マウントバッテン「確かにジャルガオーンを堕とされたら、ジャバルプルの3個師団は……論理的にも戦術的にも叶っている、しかし……」
熊谷「初めに、撤退のご意志を聞いたのもその為です。どう読んでも撤退を余儀なくされるのであれば、それは敗走と呼ばれる。この策の第一議は敗走・撤退ではなく、ジャルガオーンの独軍を殲滅する為の転戦なのです!」
マウントバッテン「成程…納得しましたぞ!」
熊谷「ご英断、感謝します。さすれば、我々はジャルガオーン西方に移動し、独軍の退路を断つと同時に後方から脅威を与えます…多分敵は浮き足立つでしょう」
マウントバッテン「分かりました、それでいきましょう」
両者はそれを理解したように握手を交わす。
マウントバッテン「ところで、そうなると貴軍にも符牒を付けたいが?」
熊谷「そうですな…独軍がパンテル戦車なら、我が軍は夜を制する豹…夜豹師団……貴軍の言葉ではジャギアと……」
帰路
伊唐「閣下も相当なものですね」
熊谷「何がだ?」
伊唐「見事にあの山×将軍をその気にさせましたね」
熊谷「なぁに、それも指揮官の仕事だ。それに山×将軍とてそれなりの指揮官だ、話せば分かってくれるし、来た甲斐があったな」
伊唐「有意義であったと思います」
熊谷「さぁて、忙しくなるぞ!」
猛攻に次ぐ猛攻でジャルガオーンを落としたのは、ロンメル元帥指揮下のインド攻略軍第三軍の猛将フリップ・フォン・リップス少将である。彼らは次の目標であるナグプールを目指していたが、ここに来てマウントバッテン将軍の激しい抵抗に遭い、その進撃速度も鈍り始めていた。
ジャルガオーン独第三軍司令部
リップス「フォルバイン大佐、今までのような侵攻を期待されても困るのだよ。敵はデカン高原の地の利を活かして激しく抵抗してきているのだよ。無理押しをすれば犠牲は計り知れん」
フォルバイン「失礼ながら、ロンメル将軍はそんなことは百も承知です。"言い訳は沢山だ!早くナグプールを落とせ!"と私に厳命を託されました」
リップス「分かっている!君の口から聞くまでもない!閣下は私を信頼されておるし、デカン要塞を落とすにはナグプールを攻略することが必要なことだというのは誰でも分かる!その事を一番痛感しているのは英印軍だ、敵将マウントバッテンも必死なのだ!事はそう上手くは運ばんよ」
フォルバイン「将軍、目下の最前線はどこでありますか?」
リップス「マハカプルだ」
フォルバイン「未だに」
リップス「未だにだと⁈それはどういうことだ⁉︎」
フォルバイン「マハカプルに1週間も費やした事に、ロンメル閣下は失望されたのでは?」
リップス「君は何が言いたいのかね⁉︎我々は1週間、埃だらけのところで不眠不休で戦い続けたのだぞ‼︎君らのように柔らかいベッドで褐色の美女を抱いていたのではない‼︎」
フォルバイン「分かりました…将軍のお言葉をデリーに戻ってそのままお伝えします。しかし将軍、もしデリーでの享楽をお望みなら、一刻も早くナグプールを落とされることですなぁ、吉報をお待ちしております」
大佐はそう言い残して部屋から退室していった。
ある日の深夜………
日本遣印軍司令部
熊谷「いよいよ作戦開始の時は来た!我々の獲物は大物だ、ジャルガオーン方面に進出した敵装甲擲弾軍は10万だ!我々の数は1万2千だが、ボンベイ及びジャバルプル方面より転出する英印軍と共同して敵を殲滅する!敵に比べ数の劣勢は隠すまでもないが、我々はここで戦う」
熊谷はそう言って頭を人差し指で叩くと将兵達の間で笑いが起きる、だがしかし現実だ、この中からも戦死する者が出るやも知らんのだから…
熊谷「おぅし!我がデカン要塞懐深く侵入した独軍の殲滅は、印度戦線全体に大きく関わる事を肝に命じて貰いたい!しかし…命は大切にしろよ……これが最後の戦いではない!もし我々陸軍が命を投げ出す時が来たなら、それは蒙古決戦だ!それまでは命を大事にしろ!」
前世では、後退することを良しとせず、撃ちてし止まぬの精神で多くの犠牲者が出たが、今は違う。命をかけても無駄死をしないことがこの後世陸軍の在り方だ。
伊唐「参謀部より、作戦名を伝える。作戦名は"カマイタチ"だ。音もなく姿もなく、相手をスッパリ切る!」
熊谷「では諸君の武運を祈る!」
「敬礼!」
訓示を終え、各隊所定通りの行動に入る。
それから約数十分後の夜10時、計画書に基づき各隊はそれぞれのルートに沿い出撃する。
その主装備は2個戦車連隊を中核として、各隊に配備された五式改300輌以上、野砲・対空機関砲・高射砲などの自走砲200門、高機動兵員輸送車・資材及び人員輸送トラック300輌を用している。
この夜豹師団は日本で唯一、完全機械化された部隊であった。
また師団装備において、特筆すべきは、装甲戦闘指揮車及び高性能通信車に積まれた高速計算機である。
それは複雑な暗号作成機能と発信機能を持ち、各隊の緊密な連絡を可能たらしめていた。
独軍第三軍司令部
部屋に鳴り響く電話の呼び鈴の音でリップスは目を覚ます。
リップス「何だね?」
『閣下、お休み中のところ申し訳ありません。』
電話は、副官のプンゼン大佐であった。
プンゼンはリップスの片腕とも言われ、ロンメルの信頼もまた厚かった。
リップス「ナグプールの危機と分かって、いち早く撤退したのか?」
プンゼン『そうとも思えますが…』
リップス「違うのか?」
プンゼン『確かに、情報では日本軍の全てが消えたとありましたが、我々を狙っているのかも知れません』
リップス「まさか」
プンゼン『しかし閣下、このスパイの情報は気になります』
リップス「分かった、偵察隊を出すなり君の判断で始めたまえ」
プンゼン『はっ』
切れ者プンゼン大佐の勘は当たっていた。
時刻は10:30、この時陸上の夜豹師団と海上の海軍機動部隊との画期的な立体作戦は開始されていたのだ。
健御雷
高杉「航空参謀、空中作戦機の護衛態勢は整っておるのか?」
「はっ!既に腕のいいのを一個中隊、ハイデラバードに待機させております」
航空参謀の言葉通り、陸海立体作戦の要、空中早期警戒作戦機 星鵬(外見Eー2)の護衛には途中空域から夕式電征隊一個中隊が合流した。
リップス「またかプンゼン、何かあったか?」
プンゼン『閣下、念の為ボンベイの情報員に問い合わせたところ、敵守備隊はボンベイを出て、やはりこちらに向かっているとのことです』
リップス「何?!日本軍は血迷ったか!?すぐボンベイ攻撃軍に知らせろ!」
プンゼン『既に警報は全軍に発してあります。しかもそれだけでなく、ジャバルプルからも英軍が撤退して、こちらに向かっているとのことです!少し異様であります…!』
リップス「うーむ…」
プンゼン『如何なさいますか…?』
リップス「この事は、総司令部に知らせたか…?」
プンゼン『はっ総司令部は、"今夜を喫しデカン要塞攻撃の北方軍が中央突破を試みる"とのことです』
リップス「それを早く言わんか‼︎」
プンゼン『はっ!…申し訳ありません……』
リップス「しかし朗報だな、これで戦線が動く、激しく動くぞ!願ってもないチャンスだ…!」
司令はそのまま従兵に着替えを持ってくるように命ずる。
リップス「今すぐ指揮所に来い、これはマウントバッテンの失策だぞ!」
プンゼン『そうでしょうか…』
リップス「これは奴の焦りだ…!悪あがきと言ってもいい」
プンゼン『は…しかし』
リップス「何だ?違う意見があるなら言ってみろ!」
プンゼン『あっ……いっいえ、何も…』
しかし彼の悪い予感は、数刻の後現実となるのだった…………
上空
星鵬
「アラカンよりエノケン、アラカンよりエノケン、予定舞台に立った、付き人も同行中、バンツマの楽屋入りはどうか?バンツマより送れ」
陸上
六輪移動指揮車
熊谷「アラカンへこちらバンツマ、共演感謝す、いい芝居で観客に喜んでもらおう」
『バンツマへアラカン了解、緞帳が上がるのを待っててくれ!』
熊谷「楽しみにしている」
「アラカンよりエノケンへバンツマとの共演、準備完了!」
海上
健御雷
「エノケン了解!」
高杉「エノケンよりバンツマへ、柿落としの段取りはどうか?」
熊谷『当方の役者は間も無く楽屋入り、大道具・小道具共に準備完了!第一幕は、夜明け前に開場可能』
高杉「エノケン了解、我ら舞台に上がるのは〇六〇〇を予定」
熊谷『了解!』
高杉は交信を終え、準備に取り掛かる。
高杉「全速!艦首を風上に向けよ」
西「はっ!艦首を風上へ‼︎」
旗艦からの命により、各艦は対潜輪形陣を取りつつ総発艦に備える。
格納庫内では作戦に乗っ取り、対地攻撃用二番装備の準備に入る。
第三軍司令部
司令部前で、リップス司令の下指揮官らが集合していた。
リップス「諸君、ご苦労…本日は我々にとっていい日になりそうだ。まず、マルカプルの軍団を呼び戻し、ここの守備に当たらせる。ジャルガオーンの本隊を二手に分け、一方をボンベイ、もう一方をジャルバプルからこちらに向かってきている敵兵を邀撃、これを叩く!」
フォルバイン「将軍、それでは兵力を分散させる事になりますが、危険では?」
リップス「敵の力は衰えている。戦車で攻勢の背骨をへし折れば、後は後詰めのイラク兵に任せればいい…フォルバイン君、プンゼンが居ないから仕方なく副官配置にしたが、余計なことを部下の前で言うのはやめたまえ」
フォルバイン「……分かりました」
リップス「直ちに作戦にかかれ!」
各車輌のエンジンに火が入り、血を鳴らし次々に進む…己達の死地へ
他の地域の部隊も動くが、それらは全て偵察隊により熊谷らの下へ届く。
伊唐「閣下の敵将心理学が、占いみたいに当たりましたね」
熊谷「さぁどうかな…仕掛けてみるか」
熊谷の指示で第21砲連隊に連絡が伝わる。
砲連隊は指示された目標への攻撃を開始する。
「修正は要らん!目標地点に叩き込め‼︎」
砲身に装薬・榴弾が装填され、仰角・照準を合わせる。
独軍は罠が待ち受けてあるとも知らず進撃を繰り返していた。
星鵬
『アラカンよりエノケンへ、お客が舞台の前に集まった!エノケンの舞台登場を乞う!』
知らせを受けた、健御雷からは次々に新型の噴式戦闘機が発艦する。
艦上噴式戦闘機 閃電改 外見:F/Aー18
艦上噴式戦闘機 神光 外見:Fー15
又、大型の重攻撃機及び、その支援機も甲板に上げられる。
噴式重艦上攻撃機 孔星
艦上噴式攻撃戦闘機 殲鬼 外見:Aー10 サンダーボルトⅡ
次々に発艦する艦載機を目に高杉が呟く。
高杉「今日も、晴れそうだのぉ」
練りに練られた、陸海軍共同の作戦:カマイタチは発動された。
印度亜大陸に、轟音と硝煙が満ちる。
勝敗の帰趨はいずれに……
アラビア海 ボンベイ沖 紅玉艦隊
米利蘭土格納庫が開き、爆龍とはまた違う異様をした巨体があった……
このように、表の戦力とは別に裏の戦力もまた牙を抜こうとしていた…
第8話 カマイタチが来ます! 〜終〜 次回へ続く
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