ガールズ&パンツァー 鋼鉄の乙女と海の漢達  〜碧き海の世界の物語〜   作:短号司令官

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手加減?はてなんのことやら^_^


第9話 カマイタチ炸裂します!

 

高杉航空機動部隊はその持てる航空戦力を、全て投入。

早朝から独軍主要拠点の空襲を行い、引き続き独地上軍の阻止任務と進行する夜豹師団の近接航空対地支援及び、防空支援に臨むことになる。

 

航空隊は新型の噴進機・ターボプロップ機で編成されており、独空軍に対し圧倒的優位にあった。

閃電改(F/A18)・神光(F15)、孔星とその支援機殲鬼(A10)が続け様に発艦していく。

これらの機体はどこにあったかは、サンダース高校に展示用に置かれてた実機を後世日本が回収・研究し実践配備に漕ぎ着けたのだった。

 

ともあれ、発艦した攻撃隊は目的地へと向かう。

 

 

 

 

印度中央部 ジャルガオーン近郊

 

「そうだ、いきなりの出撃だが事前偵察だけは、充分にやっておいてくれ」

 

 

第三軍は、罠に嵌められつつあることも知らずに夜の闇をひた走っていた。

 

 

 

「間違いない、敵戦車師団だ!」

 

偵察に来ていた陸軍兵が暗視装置で敵を捉える。

直様、通信で自走砲連隊に位置・座標が伝えられ、連隊は準備に入る。

果たして、轟音と共に榴弾が放たれ、放物線を描き敵師団に着弾する。

 

「よし、下げ50左2000、シ16までに効力射!」

 

直ぐに修正指示が送られ、間髪を容れず次弾が放たれる。

突然の攻撃に被害報告が間に合う事もなく、離脱を急ぐもそれが叶う筈も無く戦車師団は壊滅した。

戦果は間をおかずして熊谷の下に届く。

 

熊谷「うん、まずまずだな」

 

「攻撃続行要請が来ておりますが」

 

熊谷「いや、引き上げさせろ。戦果に溺れず、作戦を続けるよう確認させろ」

 

伊唐「カマイタチはヒット&アウェイが寛容、というわけですな」

 

熊谷「その通りだ。リップスはこれを、マウントバッテン揮下の英印軍の攻撃と思う筈だ。混乱は間違った判断を生む」

 

伊唐「…ですな」

 

 

 

第三軍司令部

 

リップス「何ぃ!?もう一度言え‼︎」

 

「はっ第11戦車師団からの報告によりますと、英印軍の待ち伏せを受け戦車と100輌以上が大破、ジャルガオーンから120kmの地点で後退を始めました、進撃は止まっています」

 

リップス「馬鹿な、敗残兵同然の英印軍にやられたというのか⁉︎プンゼン、これはどういう事だ⁈」

 

プンゼン「はっ…情報不足ですが…」

 

リップス「推定でいい、思うところがあったら言ってくれ」

 

プンゼン「はっ、推測ではありますが第11戦車師団を攻撃したのは、ナグプールから姿を消した日本の機甲部隊かと」

 

リップス「日本の機甲部隊だと…⁈」(馬鹿な‼︎)

 

プンゼン「間も無く夜が明けるので、日が登り次第偵察隊を出します」

 

リップス「まさか…ブリキの戦車の日本機甲部隊に…」

 

 

 

洋上

 

健御雷

 

優花里「高杉殿、バンツマより、戦況報告です」

 

高杉「うむ」

 

優花里「敵車輛百輌以上を撃破、この内三十輌近くが戦車だそうです」

 

高杉「そうか、熊谷君、早々のお手柄だな。早速、参謀本部へ連絡してくれ」

 

優花里「分かりました!」

 

健御雷から発せられた暗号電波は、数カ所の中継を経て、日本の参謀本部に設置された大アンテナに受信される。

このシステムを、艦隊&部隊、略してS&L通信ネットワークシステムという。

暗号は後世、そして未来の技術で開発されたスーパーコンピュータ「武蔵」によって解読される。

この武蔵の威力は現代最強の富岳とほぼ同等である、

 

解読された暗号は直ちに作戦本部へと回される。

 

桂「どうだ?印度から通信は入ったか?」

 

「初戦は、戦車他百輌前後の戦果であります!」

 

桂「おぉそうか!」

 

「敵が最前線から撤退していきた、この地点で待ち伏せしたそうです」

 

桂「ふっ、熊谷はできるな」

 

「敵は見事に、我々の嵌め手に掛かりました」

 

「この夜間の戦果は、我が砲兵連隊、日頃の訓練の賜物ですなぁ」

 

桂「まぁそれもあるが、熊谷は測量技師を十名ほど連れて行っておるからな」

 

「ほぉ知りませんでした」

 

桂「それがこの戦果だ。予め想定戦場で測量をやらせておったのだろう」

 

「しかし、広大な地ですが…」

 

桂「それでもやったのだろう、あぁ見えても熊谷は緻密で慎重な男だ、そして果敢な決断もできる、でなければ夜間の移動目標の補足・撃破は無理な筈だ」

 

「しかし、何故敵部隊の後退が読めたのでありますか?」

 

桂「ボンベイの守備隊がジャルガオーンに向かったからな、独軍としてはボンベイを捨て、自軍の後方を突く…と当然読む」

 

「ジャバルプルの英印守備隊もです」

 

「そこに、ナグプールの我々も動いた…というわけですな」

 

桂「ジャルガオーンは通行の要所だ、独軍も部隊の移動がやり易いと踏んだ。どうも独軍は我々の戦力を過小評価する気配がある」

 

「戦力の分散という、やってはならない事をやってしまいました」

 

「しかし、ボンベイはみすみす敵地に落ちます!英国人の作った都市であり、アラビア海の防衛拠点を失うことになりますが」

 

桂「そう思うからこそ、敵は我々の作戦ミスと思い込むのだ」

 

「それでも、よく英軍は承諾してくれましたな」

 

「しかしこれで、中央部はロンメル軍団主力が南下してくるでしょう」

 

「英軍には後退防衛線の提案を送っておりますが、うまく撤退するでしょうか?」

 

桂「してもらわなければ困るが、熊谷司令がジャルガオーンの敵部隊の殲滅に成功するか否かだな……粘り強く敵に出血を強要し、我が軍の懐深くに入り込ませ、ジャルガオーンを攻略した熊谷が反転し後方は回り込み、退路を断つ、後は英軍と海軍航空隊が敵を殲滅する。強大な第一連合航空機動艦隊の出番だ」

 

「絵に描いたような作戦ですが、上手くいくのでしょうか?」

 

桂「うむ、相手はあのロンメルだ!一筋縄では、いかんかも知れん」

 

それを聞いた参謀らは顔を見合う。

 

桂「いずれにしろ、カマイタチは始まったばかりだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連絡は大高の下へも、

 

大高「はい……桂君か……そうか、幸先の良い出だしだな!うむ、いつでも構わん、報告してくれ頼むぞ」

 

受話器を下ろして考え込む。

 

大高(いよいよ始まった……これから印度の地では多くの人が血を流し、苦しみ、死に絶える……恒久平和の為とは言え、私はなんと罪深い人間だろうか……)

 

 

 

 

 

桂参謀長の言うように、カマイタチはまだその初に着いたばかりである。その成否は陸海軍の連携に掛かっていた。

 

 

 

星鵬

 

「予定地点まで後15」

 

「電探欺瞞紙、投下用意」

 

「散布開始!」

 

機体下部からアルミ箔が大量にばら撒かれ、付近に存在する独軍レーダー基地では電探が無効化されるが、一瞬捉えられた星鵬の機影を追って

迎撃機が夜空へと上がるが……機体温存を理由に1時間と無く呼び戻させられる。

前線に於いても、ゲーリングとロンメルの確執は及んでおり、空軍の非協力は見えないところでカマイタチ作戦に利たらしめた。

 

「敵機、引き返していきます…?」

 

「別の目標でも、見つけたのか?」

 

「ついてるぞ我々は!よし、広域電波妨害を開始しろ!」

 

こうして、星鵬から最大出力でECMが発信させられる。

星鵬による広域電波妨害はカマイタチ作戦の要諦であった。

当面の間、両軍は目と耳を覆われたまま戦況は推移する。

 

 

デカン要塞北方に布陣したロンメル中央軍は、軍団きっての名将ハウエッセン大将指揮の下守りを固める英印軍の中央突破を試み、火力にものを言わせ快進撃を続けていた。

 

だが、自軍の快進撃とは別の電波妨害にハウエッセンは不安を感じていた。

 

 

 

某所

 

敵対空陣地を確認した偵察隊が戦車一個中隊及び、機動歩兵との共同攻撃を指示。

 

果たして、茂みの中から五式改が手始めに20mm4連装を破壊する。

機関銃は敵の守備隊を蹴散らし、10cm砲は次々に敵対空砲を破壊する。

敵も無論抵抗する、しかし対空用の機銃で戦車の装甲を抜くことは叶わず破壊される。

 

 

空に地に、カマイタチの刃は独軍を至る所で斬りつけていく!

そして闇は明け、戦いは一段と苛烈さを増していく。

 

 

神出鬼没の夜豹師団の攻撃に加え、通信の途絶による混乱が独軍の侵攻を徐々にに蝕んでいった。

 

 

第三軍司令部

 

リップス「何⁉︎もう一度言え‼︎」

 

「はっ!弾薬集積所が攻撃を受けた模様、損害はまだ不明」

 

リップス「あれは機密施設のはずだ…それが何故⁈電波妨害に待ち伏せ…それに集積所に砲撃…おかしい…」

 

プンゼン「閣下、集積所は岩肌をくり抜いた石窟寺院を使っております。砲撃程度ではびくともしません」

 

リップス「分かっている……無論分かっておる…だが……」

 

リップスは続く言葉をかろうじて飲み込んだ。

しかし、ヒタヒタと寄ってくる得体の知れない恐怖は容赦なくその胸を締め付けていた。

 

 

伊唐「伝令です」

 

移動中の熊谷らの下に伝令が入る。

それによるとジャルガオーン対空陣地は壊滅、とのことである。

 

伊唐「電波妨害のせいで、我々も彼方此方で苦労しています」

 

熊谷「敵さんはもっと苦労しておるよ。重爆隊に連絡できるか?」

 

「しばらくお待ち下さい、間も無く海軍の行なっている電波妨害がバラージからスポットに切り替わるのでその時に」

 

熊谷「分かった」

 

 

予定時刻になり電波妨害が切り替わり、一時的に通信が回復する。

 

熊谷「こちらバンツマ、打ち上げ花火は舞台から消えた。安心して出前の配達をしてくれ」

 

『了解した…ありったけの出前を配達する…!』

 

 

第三軍司令部では敵の接近を知らせる警報が鳴り響くと同時に通信の回復の兆しが入った為、さながら蜂の巣を突かれたような様子であった。

 

 

プンゼン「閣下、地下司令室へ退避を…!」

 

リップス「ワシは逃げん!日本のヤーボなどこの司令部に近づけさせるな!」

 

プンゼン「閣下!」

 

リップス「なんだ⁉︎」

 

それならとプンゼンは半ば無理やりリップスにヘルメットを被せる。

 

 

 

孔星は爆弾倉を開き投下用意を整える一方で、護衛の殲鬼隊は降下して脅威となりうる対空陣地を機首に搭載されたガ式7連装30mm機関砲が唸り、敵陣地を蹴散らす。

同時に孔星も爆撃を開始、市街地・司令部に多大な被害を与える

この攻撃により、敵副官のプンゼン大佐が戦死する。

 

 

 

 

また、夜豹師団の戦いも執拗にして周到であった。

待ち伏せを脱し、ジャルガオーンに後退する第11戦車師団に再度の待ち伏せが仕掛けてあった。

 

 

10cm砲が敵戦車装甲を貫き次々に撃破する。

敵も反撃するが、砲弾は弾き返してはやられる。

数は互角、性能に関しても五式改に若干の利があった。

しかしこちらも被害は無という訳ではなく、当たりどころが悪く撃破される車輌もあった。

 

だが………

 

 

「閃電Ⅱ及び神光Ⅰよりアラカンへこれより舞台へ上がる!」

 

『了解した!大道具から小道具へ、舞台の袖へ下がれ!』

 

 

閃電改・神光で編成された攻撃隊が戦場に颯爽と登場、主翼に固定された空対地ミサイル、ロケット弾をそれぞれ発射する。

対空車輌も反撃するが何せ数が多すぎること、そして相手がジェット機の為攻撃はほぼ当たらなかった。

さらに空襲はこの一波に留まらず、反復攻撃を行う高杉艦隊の重攻に、

タ式電征、英軍に無償提供された旧型の電征、そして……

 

 

「いいか、狙いを外すなよ。狙いは敵戦車師団中央部、突撃!」

 

孔星の護衛を離れた殲鬼10機が来襲、主翼に取り付けられた()()()()()()を切り離す。

切り離された爆弾は着弾と同時に一瞬にして爆炎を辺り一帯に広げる。

敵兵はなす術もなく業火に包まれ、焼け死んでいった………

 

 

「なんて威力だ……これが新型の油脂焼夷弾(ナパーム弾)の威力なのか…」

 

こうして第11軍は日英両軍に叩きに叩かれ、戦力は半減する。

壊滅を避ける為苦しい退却戦を開始する。

 

 

 

その頃、アラビア海では……

 

アラビア海 カチュアル半島沖

 

米利蘭土

 

川崎「ケイ君、君に教えてもらった機体の実力見させてもらうよ」

 

ケイ「OK‼︎期待してて頂戴!」

 

ダージリン「??…ケイさん貴方何を…?」

 

ケイ「いいからいいから!」

 

 

川崎「航空参謀、始めてくれ」

 

「はっ!鮫龍発艦用意!」

 

艦橋下部のシャッターが開き、そこから出てきたのはあの爆龍の二倍以上の全長を誇る巨体を持つ噴式奇襲攻撃機 鮫龍が出てきた。

しかしその外見は……

 

アリサ「えっちょちょちょっとしあれって…⁈」

 

オレンジペコ「この見た目って」

 

ナオミ「あれしか無いな……」

 

ルクリリ「ネットで見た事があるので分かりますけど、この外観明らかに」

 

ダージリン「ブラックバードですわ……」

 

 

噴式奇襲攻撃機 鮫龍

 

外観:SRー71 ブラックバード

 

全長23.18m

全幅17m

重量19900kg

最高時速2340km

航続距離5500km

乗員5名

 

 

川崎「軍令部がミリタリーブック?とやらに載ってたをケイからのタレコミを受けて開発したもんだ」

 

ケイ「そーゆこと!」

 

アリサ「隊長…?」

 

ダージリン「貴方って人は……」

 

ともあれ、鮫龍は発艦用意が完了し噴射交流熱防壁が展開する。

 

『鮫龍、発艦開始せよ!』

 

 

「発動機点火」

 

パネルを操作し、両翼につけられたジェットエンジンが起動する。

圧力が上昇、フラップを下げ発艦態勢に入る。

 

「鮫龍一番機発艦します!」

 

『了解、武運を祈る』

 

爆音と衝撃が伝わると同時に大出力エンジンにより鮫龍が発艦、根婆太(同じ改装を施した手音使の筈だが、原作セリフ上では既に戦没している根婆太になっている)からも二番機が発艦する。

 

「うまく成功するでしょうか?」

 

川崎「結果は神のみぞ知る…と言ったところだ。通信施設は、是が非でもやって貰わなくてはならない」(危険は大きいが、頼むぞ…!)

 

 

印度亜大陸 某所

 

伊唐「閣下、電文が二通きております。戦車72連隊からの戦況報告ともう一通は特クラスの機密電です。私には権利が無く…」

 

熊谷「おぉご苦労」

 

伊唐「ジャルガオーンの激戦において、戦車72連隊にも僅かならずの被害が…尚、住民は事前に避難を」

 

熊谷「それは何よりだ。敵北部中央軍が動き出したぞ、戦況の突破を狙っているみたいだ」

 

伊唐「山×将軍は大丈夫でしょうか?」

 

熊谷「大丈夫さ、守りに徹するように言ってあるし、もう一枚の()()だ」

 

伊唐「なんですか?」

 

熊谷「"我 インダス川ニ接近ス ㊙︎作戦実施中 朗報ヲ待テ 紅玉艦隊司令 川崎 弘 暗号符牒ハ自蝦夷ニサレタシ"」

 

伊唐「ははw、長官は張り切っておられますな」

 

熊谷「うむ、はて何を仕掛けておるやら」

 

 

 

 

 

 

米利蘭土、根婆太(手音使)双方から発艦した2機の鮫龍は低空飛行で大陸内へ侵入、野を越え…山を越え…谷を越えて彼らが向かう先は………

 

 

 

独軍デリー総司令部

 

ロンメル「どうかね、そちらの戦況は?」

 

ハウエッセン『はっ、公共電話に無理やり繋ぎました』

 

ロンメル「で?リップスにはやはり連絡はつかんのかね?」

 

ハウエッセン『はっやむなく、私の指示で中央軍を進出させました』

 

ロンメル「よくやった!これで膠着した戦線が動くとき隙もできる、その瞬間を突けた君の臨機応変に対応できたのは素晴らしい!その勢いでナグプール近辺の英印軍を突破してくれたまえ」

 

ハウエッセン『はっ、しかし敵の抵抗も半端ではありません。是非とも空軍の支援を頂きたいのですが』

 

ロンメル「何ぃ?しかし計画では中央軍には5個飛行師団が支援に当たる筈だぞ?………うん……なっ⁉︎……‼︎」

 

 

 

その頃も鮫龍は着々と目標へと近づいてきていた。

 

 

ロンメル「フッテン君!君の飛行隊は友軍の支援をせず、翼を弛ませて惰眠を貪っているようではないか!一体どういうことかね?司令官を出したまえ‼︎……何ぃ!?不在だと‼︎」

 

 

 

丁度、時を同じくして……‼︎

 

鮫龍

「デリー市街‼︎見えました、上空に敵影無し!」

 

「対空火器に気をつけろ‼︎」

 

 

 

ロンメル「栄光のルフトバッフェが私利私欲に躍らされ、つまらん権力争いの道具になってもいいのかね⁉︎」

 

彼がそう言ったまさにその時、周囲に防空サイレンが鳴り響き始めた。

 

ロンメル「もういいフッテン、君を軍法会議にかける!覚悟したまえ」

 

 

 

 

 

鮫龍

 

「高度、あと10下げるぞ」

 

「りょ…了解!」

 

高度とスピードを落として接近するが無論対空砲火も始まる。

 

 

 

ロンメルは何事かと窓際によるが…

 

「閣下、空襲です!」

 

ロンメル「なにぃ⁉︎」

 

そのまま彼はベランダへと出る。従兵の言葉など聞いてる暇はなかった。

 

 

 

 

 

1号機は総司令部へ、2号機は通信施設を目指して別れる。

 

 

 

「弾倉開け、誘導弾切り離し用意……投下‼︎」

 

機体底部のハッチが開き、ALCMの形の誘導弾が投下される。

 

誘導弾は鮫龍に乗る管制員からの誘導により、司令部目掛けて一直線に

襲いかかる‼︎

 

 

ロンメル「‼︎……」

 

 

退避を考えた時にはすでに遅く、ロンメルは突っ込んできた誘導弾を受け、司令部諸共吹き飛ばされる。

 

「やったぞ‼︎よし、全速で逃げるぞ」

 

やることをやった2機は、敵対空砲火の当たらない速度高度を持って離脱、このあと両機は安全区域の陸軍基地へと帰投するのだった。

 

 

 

川崎の㊙︎作戦とはこのことである。

鮫龍による敵中枢への一撃は成功した、名将ロンメルの運命や以下に…

 

 

 

 

 

アラビア海

 

そしてここに次なる作戦に備えて密かにアラビア海を南下する紺碧艦隊の姿があった。

 

 

 

第9話 カマイタチ炸裂します! 〜終〜 次回へ続く




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