ガールズ&パンツァー 鋼鉄の乙女と海の漢達  〜碧き海の世界の物語〜   作:短号司令官

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序章の最後です。
どうぞお楽しみください。

前書きうまく書けるようになりたい……


第4話 会合そして…

 大洗女子学園と日本海軍が会合を果たしてから約一週間、この日ハワイ島から日本本土へ向けて、坂本支援艦隊が学園艦を伴い真珠湾を出発した。現地時刻12月17日のことであった。

 

 この一報はすぐに大高、高野両雄に伝えられた。

 

 首相官邸

大高「高野さん、いよいよ来ますな」

 

高野「はい、前世の未来から来た者達"大洗女子学園"ですな。一体何者なんでしょう?名前から推測するに、女子校ということになりますが」

 

大高「あれから、私も大洗という地名について調べて見たのですが茨城県の地名だそうですが…やはりそのような名前の学園はありませんでした」

 

高野「謎が深まる一方ですな……」

 

その会談から数日後、ついに坂本支援艦隊及び、大洗女子学園艦が神奈川県海軍横須賀基地に到着した。

この報を受けた大高はすぐに学園側に出頭を命じる。

 

 

これを受けて、大洗側はどうすべきか話し合っていた。

 

生徒会室

 

桃「異世界とはいえ…まさか首相から直々に連絡が来るとは…」

 

柚子「責任者及び、生徒代表で一名…か」

 

杏「結局は私は行かなきゃだめなの〜?」

 

柚子「会長は兎も角、生徒代表を誰にするかですね」

 

桃「やはり生徒会から行くか?」

 

杏「いや、西住ちゃんにしよう!」

 

柚子「?!みほさんで大丈夫なんですか!?」

 

杏「他に当てある?」

 

桃「…そう言われると…」

 

杏「じゃ西住ちゃんに決定〜♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃「………というわけで西住、明日は会長と一緒に首相官邸に行ってくれ」

 

あんこうチーム「「「「「えーーーー!?」」」」」

 

急に呼び出されたみほ達はこのこと告げられた。

 

優香里「なっなんで西住殿なんですか?!」

 

桃「会長曰く他に当てがないからだ」

 

華「確かに生徒代表で誰かと言われたらみほさんが一番かと……」

 

沙織「みっみぽりん……頑張ってね……」

そう言って沙織はみほにグーサインを送った。

 

みほ「うっ……うん」

 

こうしてみほに明日会長の杏と共に首相官邸に行くこととなる

 

 

 

翌日 横須賀から東京までは水上機で行き、そこから日向少佐が同伴する形で二人は官邸へ向かった。

 

 

 

〜道中〜

 

日向はミラーで後部座席に座る二人の様子を見た。

二人とも首相に会うとあってか、緊張のあまり固まっていた。

 

日向「お二人とも、そう緊張しなくていいですよ。大高首相はとても良い方ですから。」

 

杏「あっありがとうございます」

 

日向(それにしても…この娘達は本当に未来から来たというのか?信じられん)

 

そうしてるうちに首相官邸に到着する。

到着後日向の案内のもと二人は応接室に向かう。

 

応接室

ノックする音が聞こえると、日向少佐とみほ達が入ってきた。

 

日向「失礼します、大洗女子学園の方をお連れしました。」

 

大高「おぉご苦労さまです。少佐」

 

高野「ありがとう日向君、君は下がって構わんよ」

 

日向「はっ失礼しました」

日向は部屋を後にする。

 

みほと杏、そして大高と高野は互いに向かい合う形で合間見えていた。

 

みほ「えっと、その…」

 

大高「大丈夫ですよ、まぁお二人ともお掛けください」

大高が微笑んで話す。

 

杏「しっ失礼します」

 

大高「改めて、首相の大高弥三郎です。こちらは海軍総長の高野五十六さんです。」

 

高野「高野だ。よろしく頼む」

 

杏「おっ大洗女子学園生徒会長の角谷杏です」

 

みほ「生徒代表のにっ西住みほです」

 

大高「本日はようこそお越しくださいました。」

 

高野「緊張しているようだが、大丈夫だ楽にしてくれ」

 

みほ「あっありがとうございます」

 

大高「さて、単刀直入にお聞きしますがあなた方が未来から来たというのは本当ですか?」

 

杏「はい、確かに私たち大洗女子学園は2012年からこの時代にやってきました」

 

高野「この時代が今どういう情勢かは?」

 

みほ「今、アメリカを中心とする連合国と枢軸国の間で戦っているとしか…」

 

高野「うむ、それくらい分かっていれば十分だ。」

 

杏「あのつかぬことお伺いしますが、ここは本当に過去の時代なんですか?ハワイ島で高杉司令に聞いたのですが…」

 

大高「…高野さん、やはり話しますか?」

 

高野「話しても構わんでしょう。この人達はあの世界の未来から来たというのですから。」

 

大高「そうですなではお話ししましょう。杏さん、あなたがおっしゃる通りここはあなた方はの知る過去の時代ではありません。微妙に異なる世界なのです。」

 

みほ「異なるって…どういうことですか?」

 

高野「君が言ったように、今の世界情勢は君らの世界とは変わりはない

だが、様々な部分が異なっている。すでに知っている通り、年号も君らの知っているものとは違う」

 

大高「それだけでなく、人物の名前も微妙に異なるのです。例えばアドルフ・ヒトラーがこの世界ではハインリッヒ・フォン・ヒトラーとなっているのです」

 

杏「本当何ですか…?」

 

大高「はい本当です。他にも米大統領のセオドア・ルーズベルトがヘンリー・ルーズベルトと異なっているのです」

 

みほ「なるほど、年号が違うことを考えるとありそう…」

 

杏「あともう一ついいですか?」

 

高野「何だね?」

 

杏「転生者ってどういうことですか?」

 

大高「それも高杉司令からですか?」

 

杏「はい、詳しいことは大高首相達にって言っていたので…」

 

大高、高野は考え込んだ。果たして転生したということが彼女らには理解してもらえるのかと、だが話すしかないそう思い二人は決心した。

 

大高「分かりました、お話ししましょう。ですがこの話を信じるかどうかはあなた方は次第です。」

 

みほ・杏「「分かりました」」

 

高野「まずは私から話そう…私は前世では山本五十六という名で生きていた。だがある時私は南方に視察に赴いた時、米軍の攻撃で命を落としてしまった…だが次に目を覚ましたのは38年前の日露戦争の時だった

そしてその時からなぜか私には前世の記憶があってな、最初は夢を見ているのかと思ったが時間が経つごとに自分は現世に転生したのだと分かったんだ」

 

みほ「ちょっちょっと待ってください!あなた山本五十六さんなんですか?!」

 

杏「知ってるの?西住ちゃん」

 

みほ「はい、前に西さんと優香里さんから聞いたことがあって、確か連合艦隊の司令をやっていたとか…でも苗字が」

 

高野「その通りだ、だがさっきも言った通りここは前世とは微妙に異なる世界なんだ何があっても不思議ではない」

 

大高「それに総長以外にも私もそうですし、僅かではありますが他にもこの世界に転生した方は多くいらっしゃいます」

 

杏「…その世界に私達はやってきたと……」

 

大高「そうですな、それもなぜか前世の未来から」

 

それからしばらく彼らの間では沈黙が流れた。

そしてその沈黙を破ったのはみほであった。

 

みほ「それで、私達は今後どうしたらいいのでしょうか?」

 

大高「そうですな、とりあえずはもうしばらく横須賀に停泊していてください。高野さん構いませんか?」

 

高野「えぇもちろんです。例え違う世界から来た者とはいえ同じ日本人です。あの艦は少しデカすぎるが、艦の整備などは我々海軍が引き受けましょう」

 

大高「その方がいいでしょう、運営や統治などは私の方で何とかしましょう」

 

それからしばらくの間学園艦をどうするかで両者の間で意見交換が行われた。すると…

 

杏「あの〜トイレお借りしてもよろしですか?」

 

大高「えぇどうぞ、この部屋を出て左手に行って右に曲がったその突き当たりに」

 

杏「ありがとうございます」

 

こうして杏が席を外し部屋にはみほと大高、高野の三人だけとなった。

みほは話そうと思うも何を話せばいいかわからず固まっていたが…

 

大高「えっと、西住さんでしたかな?」

 

みほ「えっ、あっはい!」

 

大高「あなた方の世界では戦車を武道に用いた戦車道というものがあると聞きましたが、お話伺えますか?」

 

みほ「えっ?戦車道…についてですか?」

 

大高「はい、お聞かせ願えますか?」

 

みほ「分かりました…」

それからみほは二人に戦車道がどういうものかを説明した。大高らはそれを面白がり、真剣に聞いた。

 

大高「はっはっは中々面白そうなものですなぁ」

 

高野「同感です、それに様々な国を手本にした学校もあるのか。一度会って見たいものだ」

 

みほ「気に入っていただいたみたいでよかったです……あのところで高野さん」

 

高野「ん?何だい?」

 

みほ「"紺碧艦隊"ってご存知だったりします?」

 

高野「‼︎何故それを知っている⁉︎」

この質問には高野らは驚きを隠せなかった。

 

みほ「えっ?なんでって私、ハワイ島で前原さんっていう人に会ったんですけど、何かだめなことがあるんですか?」

 

すると大高が高野の近くに来て耳元で囁いた。

大高〈高野さん、彼に会ってしまった以上話すしかありません。〉

 

高野〈しかし!〉

 

大高〈仕方がありません。〉

 

高野〈……分かりました。〉

 

みほ「???」

 

高野「みほ君、君が会った前原という人物は我が軍の最高機密人物なんだ」

 

みほ「えっ⁉︎私そんなすごい人に会ってたんですか⁈」

 

高野「それにさっき言った紺碧艦隊、彼らは秘匿艦隊でもあるんだ軍の内部でも知る人物は限られている」

 

みほ「…すみません、そんことだとも知らずに……」

 

高野「いや、会ってしまった以上仕方がない彼のことは他に誰かに言ったのかい?」

 

みほ「いえ、前原さんから俺のことは誰にも言わないでくれって言われたので誰にも…」

 

大高「そうですか。それならいいのですが、何故急にそのようなことを?」

 

みほ「何ていうかその…さっき私も戦車道をやってるって話しましたよね?こう見えて私隊長をやってるんです。それで海軍の……潜水艦に乗る人がどんな戦いをするのか興味が湧いて…だからその……乗せてもらえないかなって……なんて無理ですよね?」

 

これには流石に二人は呆気とられた。だが…

 

高野「なるほど、そういうことか……まぁ私としては口外しない限りは別に構わんがな、大高さんはどうです?」

 

みほ「えっ?」

 

みほはてっきりできないと思っていたが思わぬ返答に驚いた。

 

大高「そうですなぁ、私も構いませんよ」

 

みほ「いっいいんですか⁉︎」

 

高野「あぁだが決めるのは前原本人だ。それでも構わんかな?」

 

みほ「いえ!ありがとうございます!」

 

その後杏が戻ってきてからも今後の方針は話し合われた。

なお学園側は時間等をこちらに合わせるべく、臨時ではあるが冬休みに入ることになった。

 

両者の会合からしばらくして、海軍省にこの男が訪れた。

 

海軍省 高野執務室

 

部屋の扉をノックする音が聞こえた。

 

高野「入れ」

ドアを開け入ってきたのは前原一征その人であった。

 

前原「失礼します。前原ただいま出頭いたしました」

 

高野「ご苦労、座ってくれ」

白いカバーの掛かったソファーに座る

 

高野「先日の真珠湾攻撃ご苦労だった。空母レキシントン、戦艦アリゾナ…その他艦艇の撃破見事だ」

 

前原「恐縮です。それで総長、本日自分が呼ばれた理由とは?」

 

高野「うむ、先日な官邸に大洗の生徒達が来てな、そこで西住みほという子に会ってなハワイ島で君に会ったことを聞いたよ」

 

前原「あの子に会ったんですか、しかしそれがどうか?」

 

高野「実はな、その子が君の艦隊に着いて行きたいと言ってな。それで君を呼んだんだ」

 

前原「みほが!?何故です?」

 

高野「お前、戦車道は知ってるか?」

 

前原「戦車道……?なんですかそれは?」

 

高野「あの子達の世界で行われている戦車を使った武道だ。それも乙女の嗜みで、それをあの子もやっていてな戦車に乗っているそうだがハワイ島でお前の潜水艦を見たのがきっかけだそうだ」

 

 

前原「なるほど……」

 

高野「それでどうする?」

 

前原「……しばらく考えてもよろしいですか?」

高野は静かに頷く。

 

 

 

 

 

 

 

 

前原「……分かりました。連れて行きましょう」

 

高野「うむ、分かった。それとついでにこれも渡しておこう」

 

そう言って高野は机からある作戦書を前原に渡す。

 

高野「この作戦か成功すれば、我が軍にとって得るものは大きい。頼んだぞ」

 

前原「分かりました全力を上げて取り組ませてもらいます。それで総長先程の件ですが」

 

高野「まだ何かあるのか?」

 

前原「できれば、連れて行くのはみほとその友人を何名かよろしいでしょうか?流石に長い航海で潜水艦に女の子一人というのは流石に寂しいかと…」

 

高野「確かにそうだな、うん分かった。こちらからなんとかしよう」

 

前原「ありがとうございます」

 

 

こうして前原はとある作戦書を携え海軍省を後にする。

 

後日、大洗女子学園終業式の日にみほに紺碧艦隊同行許可証が届き、みほは同行するメンバーに同じあんこうチームの面々を指名、それからまた数日みほ達は前原率いる紺碧艦隊に合流し、旗艦伊601潜に乗り込み一路紺碧島へと向かうのであった。

 

そしてまたこの後世世界でのみほの新たな運命の歯車が動き出すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回へ続く

 




さていよいよ次回から対米国戦編に入っていきます!
戦車描写は対独戦編までありませんが、それまでどうぞ楽しんでください!
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