地球を救った白き英雄は無限の成層圏へ帰還する 作:白菜を身にまとった生命体
「…眠い」
一夏は欠伸をしながらそう言う。あの後、束が妹のために専用ISを作り上げようと躍起になり、一夏が駆り出された。そして、それが入学式の前日まで続き、今に至る。
(流石に平和ボケしすぎだな…鍛え直すか?)
そんなことを考えていると、緑髪の先生が一夏に話しかける。
「あの!イチカさん!」
「…あぁ、こっちの番か…イチカ・ディフェンスフォースです。束n…の専属として来ました。好きなものは平和、嫌いなものは敵です。以後よろしくお願いします」
一夏はそう言って席に座ると、外を眺める。ふと、一夏は自身を見る女子生徒を見つけると優しく微笑みながら手を振る。女子生徒はそれを見るとすぐに下を向き、誰にもバレないように涙を流した。
(本当に久しぶりだな、箒)
「…すまない、山田先生」
「織斑先生!」
(…千冬姉)
すると、後ろからスーツを着た女性が現れる。女性と一夏はお互いを見ると、女性は悲しそうに…それでいて嬉しそうにすると教卓に立つ。
それと同時に一部の生徒が騒ぎまくり、一夏は話を聞けなかった。
そして、織斑先生こと千冬はある提案をする。
「今からクラス代表を決めてもらう…誰かいるか?」
「はい!私!イチカさんがいいと思います!」
「私も!」
「いえ、私です!あんな男に任せられません!」
(威勢がいいって凄いなって…あれは確か、杉原水羽さんか…束姉さん曰く、「女尊男卑に染まったクズ」だったっけ…厄介ごとにならなきゃいいが…なるな)
そんなことを考えていると
「認めませんわ!」
1人の生徒が高らかに発言した。
ー
「…なんでそうなるかなぁ…」
あの後、その生徒 セシリア・オルコットと一悶着あり、何故か水羽とセシリアと一夏による代表決定戦が翌日開催となった。
「…いやまぁ、模擬戦だからいいが…どうするかなぁ」
一夏は暢気にそう言っていると、自身の部屋にたどり着く。そして扉を開けると
「お風呂にする?ご飯にする?それともわ・た・s」スッ…
目の前に裸エプロンをした初対面の女性がいたため扉を閉めた。
(…間違えた…わけじゃない)
部屋の番号を確認して再度扉を開くとやはり裸エプロンの女性がいた。
「…」ゴスッ
「あ痛ー!?」
とりあえずチョップするとまた閉めた。
「…今から三秒以内に服を着ないと通報するか再度チョップするぞ」
「わかったわよ!?」
そんなこんながありつつも、翌日となった。
余談だが、部屋のペアは更識楯無となっていたがよくある職権乱用を行ったそうだ。
次回
4:初陣