地球を救った白き英雄は無限の成層圏へ帰還する 作:白菜を身にまとった生命体
「…よし、違和感はないな…絶狼式」
絶狼式を纏った一夏は動作確認していると、背後から声をかけられる。
「…一夏」
「…箒か」
「あぁ…久しぶりだな…」
「…行くのか?」
「…大丈夫だ、こう見えても…これくらいの修羅場は幾万と乗り越えてきた」
一夏は篠ノ之箒にそう言うと、外へ向かった。
ー
既にアリーナに出ていた水羽は一夏を見る。
「全身装甲…馬鹿にしているのですか!」
「馬鹿にしていない。ただ、俺がいた環境はこれが良かっただけだ」
「…まぁ、いいでしょう。男に負ける私ではありませんわ!」
「…戦場に男も女も関係ねぇよ」
そんな話し合いをしていると、試合開始のブザーが鳴る。それと同時に、水羽は四門のガトリングから弾を放つが、一夏はそれを余裕で回避する。そして、ミサイルなども発射するがクズリュウで全て破壊する。
「その程度か?というか、安全じゃない場所で止まりながら撃つな。戦場では安易な停止は命取りだぞ」
「ふざけたことを!」
「…さてと、とりあえず…やるか」
一夏はそう言ってヒュドラを撃ちながら突撃して接近すると、クローで水羽のラファール・リヴァイブを振り回して投げ飛ばすとまた接近して蹴りを浴びせる。水羽は体勢を整えてガトリングを撃つと、一夏は旋回しながら回避する。そして、再度突撃する時に放ったエネルギーを再度取り込み、爆速となって水羽を襲う。水羽はぎりぎり回避した…が、一夏は爆速のまま急旋回して突撃を繰り返す。
「織斑先生!あれって!」
「…あぁ…
「…織斑先生、それって確か…」
「ISの加速機動技術だ…だが、あの速度で急旋回すれば骨折は免れないぞ!」
「…ですが、あの男の顔は余裕そうですわ」
「…ありえません、
それを特別席から見ていた先生や次の対戦相手は話し合っているが、実際は一夏がその動きに対応できる肉体を持っているからである。
やがて、水羽の全ての武装を破壊すると一夏は水羽の頭部を掴み上げ、地面に叩きつけた。地面には巨大なクレーターが生まれ、水羽は気絶していた。
「…肩慣らしにはなったかな…」
そして、試合終了のブザーが鳴り救護隊が入ってくると、一夏はそのまま帰っていった。
「…次は、セシリアとの戦いか」
ー
「…あの動き、戦い慣れてるわね」
「やはり、ですか…」
「えぇ、
「…とりあえず、迷惑はかけてないですよね?」
「…えぇ…」
更識楯無とかなり真面目そうな女性 布仏虚は先程の戦いを見た後、そう話し合った。
次回
5:青い涙