「ま、負けた…?10対1で…?」
「ああ、その通りだな」
酷い…試合でしたね…
まぁそもそもカードゲームで何してんだって話だけども
「私たちは間違っていたのか…」
「うん…」
そもそもカードゲームは1対1でやるものだしね
…いや、俺が強すぎて公式で3対1とかやったけども
「あぁ、俺達も分かってた、侵略を止めるために侵略するなんて本末転倒だって」
「侵略を止めるため?それはどういう…」
いや、確かにすげぇ本末転倒だけども
でも侵略してくる国なんて居ない…
「別世界、スペル&サモナーの世界から侵略者が来る」
「えっ!?!?!?」
別世界からの侵略者!?!?
絶対強いじゃん!これから因縁出来るじゃん!
「だが俺達じゃ力不足だったみたいだな…」
「そ、そんな事は…」
さっきの勝利は神に愛された引き運のお陰だし…
「リーダーも見てただろ、俺たちじゃ力不足だ」
「ふむ…10対1でも勝てんか…」
ん?何だこの爺さん
いつの間にここに居たんだ?
「…何者だ?アンタ」
「儂は葉隠一輝、ダークカードを作った科学者でありこの組織、セイバーズのリーダーじゃ」
この組織そんな名前だったんだ…
速攻で潰したから知らなかったわ…
「あの戦いで俺の方が強い事は証明した、まだやるか?」
「いいや、これでお主一人の方が強い事が分かった、故に儂らはお主のサポートに撤する」
なるほど…なるほど?
え?俺のサポート?今から???
「あと少しデッキを貸して欲しいのじゃが」
「5個あるから今使ったデッキとメインデッキを預ける」
「メインデッキを儂に預けるとは…!なるほど、既に覚悟は出来ておったか」
いや〜メインデッキじゃなければ負ける可能性が上がる
となれば…俺は因縁のライバルが出来る可能性も上がる
フッ…我ながら完璧な作戦だな…!
ーーー
「急に呼び出してどうしたんですか?」
「そろそろ奴らが侵略してくる事を伝えるためじゃ」
えっ?いや、それなら良いけど…
なんで?それなら普通にメールで良くね?
「それともう一つ」
「もう一つ」
何だ何だ?
俺の実力をセーブする制御装置でも出来たのか?
「このデッキ達を返そうと思ってな」
「あぁ…そういう事でしたか、それでこのカードについて何か分かったりました?」
俺のデッキの研究をしてたんだろうけど…
でも俺のデッキのカードちょっとおかしくて結局完全にはコピー出来ないんだよな、これも転生特典か…
「ん?何をいっておるんじゃ?」
「えっ?」
デッキの研究じゃ…無いんですか…?
「儂はお主のデッキを強化しただけじゃが?」
「えっ?」
いや、侵略者来てるから、負けられないから
分かってるけど、分かってるけど…
デッキを強化するならそうと言ってくれ…!
それならメインデッキは預けなかったのに…!