長篇ドラゴンクエストⅢ ASTEL・SAGA   作:ちこちろん

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賢者の証

 

 

 

 「───おかえりをお待ちしておりました。新たなる賢者様」

 

 全員が問題なく旅の扉を抜け、ガルナの塔を後にしたアステル達は瞬間移動呪文(ルーラ)でダーマの神殿へと戻った。

 神殿入口に立ち入った一行を待ち受けていたのは、道を挟んでずらりと居並ぶ神殿の神官達。立ち止まり、此方を興味津々で眺める参拝者達の視線が痛い。

 スレイは不機嫌に眉を寄せ、彼等にわざと聞かせるように大きな舌打ちをした。

 

 ルーラを唱える前にスレイが「マリナンの神殿を目指してくれ」と言い出した時には、思わず聞き返してしまう程意外だったが、こうなるのを見越しての事だったのか。

 アステルははじめ言われた通りにそうしようと試みたが、しかし何故か呪文が発動しない。それをスレイに伝えると「……あのクソババァ」と悪態を吐いていた。

 結局はダーマの神殿入口をイメージして呪文行使した結果が、こうである。

 

 (でもなんでわかったんだろ……?)

 

 アステルは前を歩く黒装束の背中を見た。

 「……なあ」と、隣にいるシェリルがアステルに声をかける。

 

 「なんでスレイの隣行かんのや?」

 「えっ!? なんでっ!?」

 

 彼の隣がさも当たり前の様に言うシェリルに、アステルは肩を跳ね上げた。

 

 「いや、なんでって……いつもそうしとるやん。さっきのルーラん時も真っ先にウチの手握っとったし」

 

 アステルのもう片方の手はマァムが常に独占している。

 

 「そ、そうだっけ?」

 

 首を傾げるシェリルに、アステルは(とぼ)けるようにから笑う。

 全然意識していなかった。気が付けばスレイはアステルの隣か後ろにいるので、ついつい手を伸ばしてしまうのだ。

 またしても体温が上がりそうだ。

 パタパタと手うちわで顔を扇ぐアステルを、シェリルを訝しげに見下ろした。

 

 ガルナの塔を後にして、太陽は真上から西へと片寄り始めた時分。

 神官達に誘導されるままダーマの神殿の本殿、黒鉄の扉の前へと一行は訪れた。

 前回は扉は固く閉ざされ、その先へと進む事は叶わなかった。赤紫の法衣を纏った壮年の男性神官は天を仰ぎ祈るように両手を高く掲げた。

 

 「勇者よ! そして新たなる賢者よ! ダーマの神殿によくぞ来た!」

 

 神官はポーズを取る。扉は大きな音をたてて開いた。神官は満足げに頷く。

 それに対しなんの感慨もなく半眼無言で通るスレイ。続いてぞろぞろとアステル達が通る。

 

 「また開かへんかったらおもろかったのに」と、こっそり呟くシェリルにアステルは危うく吹き出しそうになった。

 

 「賢者様はこちらへ。勇者様がたは《託宣の間》へ」

 「………本当にやるのか?」

 

 本当に嫌そうに顔を歪めるスレイ。

 

 「慣例ですので」

 「大神官と巫女姫様のお達しですので」

 

 と、ほぼ引っ張られるように神官達に彼は連れて行かれた。流石に不安になってきたアステルは此方に残った神官の女性を見た。縋るような視線を受けた神官はにこりと微笑む。

 

 「大丈夫ですよ。賢者様とはまたすぐ会えますから」

 

 

 

* * * * * *

 

 

 大扉が開いた。

 

 そこはとても明るく、天井は高く、そして何百もの人々が入れるであろう広さだった。初めに目に入るのはこの大きな空間を支え護るように建つ四体の闘神像。磨かれた床のタイル一枚一枚には蓮華の華が精密に彫られていた。

 空間最奥、高い祭壇の背後には清水が湧く大きな屋内池。池の中央には真白い大理石の台座が置かれていた。全能神の象徴十字を象るそれは水に濡れて煌々と輝く。大きな天窓から入り込む自然光を青白い御影石(グラニット)の床や壁が受け止める。この空間に立ち入った者の邪念や迷いを祓うかのように神聖な光で満ちていた。

 

 「おかえり」

 「無事でなによりだ」

 「ひゃっ!?」

 

 大神官ナディルと命名神の巫女姫ナンナの突然の登場にアステルは短い悲鳴を上げて飛び退く。この空間の素晴らしさに惚けて、またしても気付けなかった。

 

 「た、ただいま戻りました!」

 「……こう言っちゃなんやけど、お人が悪いなぁ」

 

 《氣》の心得を叩き付けられたシェリルは思わずジト目になる。二人はわざと気配を消して自分達を驚かせる為に初めからそこに立っていたのだ。きっと初めて出会った時もそうだったのだろう。

 

 「ほう? 少しは成長したようだね」

 「ふふん♪」

 

 にやりとするナンナに、シェリルもどんなもんだいと胸を張った。

 

 「アステルぅ~! そこのぉおじさんのぉ像の下にぃ小さなメダルがあったぁ~~っ!」

 

 アステルに駆け寄り嬉々としてメダルを差し出すマァム。

 

 「マァム、勝手に動いちゃ駄目……って、それはお供え物じゃないの!?」

 

 ナディルがホッホッと笑う。

 

 「よいよい。恐らくお前さん達に見つけて欲しくて、自ずから姿を現したんじゃろて」

 

 そう言ってマァムの頭を優しく撫でた。撫でられたマァムはぱちくりと瞳を見開いたが、その後にっこりと笑った。その様子をタイガは瞳を細めて眺めていた。

 

 「……ところで」と、アステル。

 

 「スレイはどうしたんですか? 神官の方々は慣例がどうとか言ってましたが……」

 「……ふむ。そろそろ来るじゃろて」

 「ほれほれ。お前達はこっちだ」

 

 それだけを言ってナディルは重そうな祭服姿でありながら、祭壇へとホイホイと軽い足取りで登る。ナンナはまだ首を捻るアステル達を祭壇脇へと引っ張った。

 

 すると自分達が入った後、閉まっていた大扉が再び開いた。

 後ろの神官に背中を押されるようにして現れたのは、常時(いつも)の黒装束の姿ではなく、薄浅葱の法衣(ローブ)に身を包んだスレイだった。白の下袴に革のロングブーツを履き、両手首に黄金の腕輪を身に付け、普段は絶対出さない開かれた首元には黄金のチョーカーが輝く。そして手には無骨な木の杖を持っていた。

 破れかぶれといった感で彼は祭壇へと、アステル達の元へとずんずんと進む。

 普段の彼が絶対に着そうにないその服と色に、アステル達は驚き言葉を失う。

 似合っていないわけではない。

 彼は抜群に容姿端麗なのだ。なにを着ても様になる。……なるのだが。

 

 「……ふっ」

 

 誰かが吹き出すとそれは連動する。我慢出来ず、皆が皆吹き出し腹を抱えて笑い出した。マァムは指を差して笑い転げている。

 

 「……笑うなっ!!」

 

 顔を赤くして怒鳴るスレイを見て、アステルはさっきまで抱えていたやらかしによる羞恥心や、説明し難い面映ゆさ、なにもかもが全部吹き飛んだ。

 

 「だって、ふっ、似合ってるのに……全然らしくないんだもんっ!!」

 

 いつものアステルの笑顔にスレイは一瞬表情をホッと緩めるも、すぐ仏頂面になって、腹癒せとばかりに彼女の髪の毛を乱暴に掻きまぜた。

 

 (……ああ、今度は大丈夫だ)

 

 触れられても。それが嬉しくてアステルがはにかむと、スレイは舌打ちをしてその頭を離した。

 

 「オレだって好き好んで着てる訳じゃないっ! ……ジジイっ! いつまでも笑うなっ! 儀式をするならさっさとしろっ!」

 「なら、お前がさっさとこっちに来んか」

 

 檀上から嗤うナディルに、スレイは肩を怒らせて進む。黄金の宝冠(ミトラ)、白の長衣の上に金糸で細やかな刺繍のされた真紅の幄衣(カズラ)を纏った大神官の祭服姿のナディルの前にスレイは渋々と跪く。

 

 「………取り敢えずは元の空気に戻ってよかったのう?」

 「あ?」

 

 スレイが柄悪く返事をすると、ナディルは好々爺(こうこうや)な笑みを浮かべて此方を見下ろしていた。

 

 「お前もじゃが、相手はまだ幼く色恋とは縁遠い生活じゃったろうて。焦らず、急かさず、な?」

 

 目をかっぴらぐ。嫌な汗がどっと流れて背中が冷たくなる。

 

 ───命名神の加護を受けた者は、その巫女姫であるナンナを前にして隠し事は通用しない。その者の過去の何もかもが彼女の前では晒け出される───

 

 唐突にその事実を思い出し、スレイの顔は火が出そうなほど熱く真っ赤に染まった。

 

 「なあ。スレイまた顔が赤くなったで」

 「ちょっと笑い過ぎたかな……」

 「……だなぁ」

 「「ヒーヒヒヒヒッ!!」」

 

 意地悪く嗤うシェリルとだんだんスレイが可哀想に思えてきたアステル、苦笑を浮かべるタイガ。その隣ではナンナとその真似をするマァムが檀上に跪く彼を嘲るように高らかに嗤った。

 

 「呪いよりも祝福(こっち)の方が(たち)が悪過ぎるだろう……」

 

 片手で顔を覆い隠し呻くようにそう呟くスレイに、ナディルはホホホッと笑う。

 

 

 

 「………辛かったであろう」

 

 先程までの陽気さを潜めた静かな口調に、スレイは顔から手を離し目を上げた。

 

 「お前に宿ってしまった業は取り除けぬ。たとえ名を変えようとも、お前を守護する神々の力であろうとも、それに手出しは出来ぬ。……何故ならお前はそう在る為に産み出されたからじゃ。……だが」

 

 ナディルは祭壇の下でこの青年を見守る少女に視線を遣る。

 

 「《天の愛し子》」

 

 その言葉にスレイの表情がなくなる。アステルと旅をする中でエルフの女王が、ドワーフが幾度か彼女に対して発した言葉。

 その言葉の意味を、そして重さを。

 悟りの書を通じて神の叡智を得た今なら、解る。

 

 「あの娘はこの世で唯一、神の力に抗える事が出来る者。彼女もお前と同じだ。深淵の主が神格を得ようとしている今この時代に誕生した天が定めた選定者。彼女ならば──」

 

 「オレは」

 

 スレイは遮るように低く強く声を発する。

 

 「確かに悟りの書を受け入れた。だが目的は今もこれからも変わる事はない」

 

 ───その為にも。

 

 「大地神の剣を。ガイアの剣をみつける。そしてアステル達とバラモス()倒す。……それだけだ」

 

 その言葉にナディルは目を見開く。

 

 「………《星》を手放すつもりか?」

 「手離すもなにも、そもそもオレのじゃないだろう」

 

 さっきまで莫迦みたいに騒いでいた心臓が嘘みたいに静かになる。

 

 そうだ、と。

 

 なにを思い違いしていたのだろう、とスレイは自嘲した。

 

 (───元々自分にはそんな資格などないというのに)

 

 それに自らの出生と魔王の真実を知った今、すべき事は今までと同じでありながら、その先は大きく変化したのだ。

 

 「さっきからなにコソコソ話しとるんやろ? 小声過ぎて全然聞こえん」

 「……うん」

 

 祭壇にいる二人を眺めながらシェリルは首をかしげる。アステルは跪くスレイのいつもと違う色を纏う背中に、言い様のない不安をおぼえた。

 今すぐ駆け寄ってその背中を捕まえたい。

 それが出来ない代わりに胸の前で両手をぐっと握り締めた。

 

 ナディルは再びアステルへと視線を向ける。先程から大きな青い瞳はまっすぐにこの独り善がりのたわけ者を捕らえて離さない。

 ナディルは口の端を持ち上げた。

 

 「───そう思う通りになるかな?」

 「は?」

 「さて。そろそろ始めるかの」

 

 眉を顰めるスレイに含んだ笑みを浮かべると、ナディルは手に持つ十字の黄金杖を高く天へと翳した。

 

 「我等が全ての父。全能なる竜の神よ。悟りの書に認められし者、ここに誕生せし新たなる賢者スレイにその証を与え賜え!」

 

 ナディルの声に応え、天井から太陽の欠片のような黄金色に輝く光が静かにスレイの頭上へと舞い降りる。

 アステル達は口を噤み、その光景に魅入った。

 丸い光は形を輪へと変化し、スレイの頭上に降りようとしたが、ぴたりと動きを止めた。

 

 「?」

 

 スレイは訝しげに伏せていた頭を上げる。光がまた形を変化させる。同時にスレイの右手に付けていた黄金の腕輪が、なにもしていないのにするりと落ちた。

 輪は大きさを縮めて彼の右手首へと滑るように収まった。

 光が止み、残ったのはスレイの右手首をぴったり覆う形の燻金のような鈍い照りの腕輪(バングル)。中央には黒い宝玉が一つ填まっていた。

 

 「ホホッ……本来ならば賢者の証は額冠と決まっておるのだがの。守護する神はお前の好みに合わせてくれたようだのぅ」

 「……それは助かる」

 

 愉快愉快と目を細めるナディルに、スレイは己の神に感謝して立ち上がった。

 スレイとナディルが祭壇から降りると、アステル達も二人に歩み寄った。

 

 「それが賢者の証なんかぁ。材質はなんやろ? 黄金とはちゃうようやし……」

 

 シェリルがスレイの腕輪(バングル)をまじまじと眺める。次いでスレイが持つ背の高い無骨な杖に興味が移った。先端は丸くひねくれ、ごつごつとした瘤のあるとても堅そうな木の杖だ。杖の真ん中辺りには───丁度スレイが身に付けている賢者の証と同じような。燻金の輪が填まっていた。輪にはシェリルには解読不能な文字が細やかに刻まれている。

 

 「その杖も……ただの木の杖ちゃうな? 魔法がかかっとるみたいや。 材質も樫や檜じゃなさそうやし……」

 

 ツンツンと杖をつつくシェリルに、スレイは「持ってみるか?」と何気なく手渡した。

 

 「おんもっ!? なんやこれ! めちゃくちゃ重いやんか!!」

 

 シェリルが片手で持っていたのを、慌てて両手に持ち替える。

 

 「は?」

 「無理っ! タイガっ!!」

 「お? ………うおっとっ!?」

 

 たまらずシェリルは隣にいるタイガに渡す。と、やはり彼も杖を重たげに両手で持ち上げた。己の背丈程の岩を軽々と動かす剛腕のタイガが、だ。

 

 「そんなに重いか?」

 

 胡乱げにスレイはタイガからひょいっと杖を取り上げると、タイガとシェリルは目を丸くした。

 

 「うむ。スレイは杖に選ばれたようじゃのぉ」

 「待て。オレはなんの説明も受けてないぞ」

 

 顎髭を撫でながら頷くナディルに、スレイは目を据わらせて突っ込む。わざわざ宝物庫まで移動して取りに行かせたのは、運び出す事が出来なかった為か。

 

 「認められたのだから良いではないか。その杖は《ルーンスタッフ》といってな。世界樹と呼ばれる聖なる大樹から落ちた枝で出来た杖じゃ。その神聖さから邪悪な存在がこの杖を目にすると恐れ(おのの)くと()われておる。これはその昔、オルテガがダーマに残した置き土産なんじゃ」

 

 「父さんが!?」

 

 驚くアステルにナディルは頷く。

 

 「アリアハンの国宝だと言っとった。自分は使えんが、巡り合うであろう旅の仲間にと国王から賜ったそうだ」

 「使えへんのにこげな重いもん持ち歩いとったんか……?」

 

 って、いうかこんなのを旅する者に託すアリアハン王もどうかと思うと、シェリルは呆れる。

 

 「うむ。筋力強化に丁度いいとか、笑って言っとったな」

 「アステルの父ちゃん、超前向きやな」

 「さぁすがぁ~! アステルのぉパパぁ~っ!」

 

 苦笑するシェリルと褒めるマァムに、アステルは口を引き釣らせて複雑げに笑った。

 

 「けどダーマを発つ前に『杖がここに残りたがってる』っておもむろに言いおりおってな? 儂にこの杖を託して行きおったんじゃよ。あの時はおかしな事を言いおると思ったもんじゃが……」と、ナディル。 

 

 スレイは手にあるルーンスタッフを見た。やはりシェリルやタイガが言っているような重みは全く感じられない。寧ろ解放したばかりの不安定な聖力と元来強かった魔力が、これを握る事で両立し安定している気がする。

 

 (それに世界樹、か……通りで馴染みがある筈だ)

 

 「あやつには不思議な力があったからねぇ。それがなにかって説明は出来ないけどね」と、ナンナが染々と呟いた。

 

 「お前が使うといい。杖はお前を待ってたんだよ」

 「魔法を扱うのなら、杖は持っといて損はない。特に初心者はの」

 

 スレイはアステルを見た。アステルも笑顔で頷く。

 

 「私もスレイに使って欲しいな。だってその杖、スレイが持ってると凄く喜んでるみたい」

 

 比喩ではなく、アステルにはそう見えるのだ。

 さっきタイガとシェリルが持った時の杖は、まるで葉のない枝ばかりの冬の木だった。スレイの手にある今は葉の代わりに淡い緑の光を放ち、大地に根付く大木の様に生き生きと強く輝いて見える。

 

 「そうそう。オルテガもそんな感じで杖の気持ちを代弁しとったのぅ」

 「案外オルテガはんもロマンチストなんかもな」

 

 ナディルとシェリルに父親と似ていると言われたアステルは擽ったそうに笑った。

 

 「……それなら。アステル、有り難く使わせて貰う。シェリル、今度棒術の特訓に付き合ってくれ」

 「うん!」

 「任しときっ!」

 

 頷くアステルに、シェリルはドンッ!と胸を叩いた。

 

 「───取り敢えずは今日はここまでにしときな」と、ナンナ。

 

 「今後の事など積もる話もあろうが、今夜はここでゆっくりと休むが良い」

 

 ナディルも頷き、手を上げると側仕えの神官が心得たように、アステル達の部屋の準備へと下がった。

 

 気が付けば、神殿内は夕暮れ時のオレンジ色の光に包まれていた。

 

 

 

 







やらかした事が全て筒抜けって、加護というよりもはや《恥ずかしい呪い》並ですよね(苦笑)
スレイがナンナと顔を合わせたくない理由もほぼココにあります。
カンダタもナンナと知り合いですが、カンダタは自分の行動(覆面ビキニパンツ姿含め)を恥ずかしいと思ってないのでスルー。ナンナもからかいがいがないのでスルー。

ここで恒例の(恒例にすな)補足を失礼します。

神官達の総出迎えをスレイが察知していたのは《悟りの書》が教えてくれた過去の歴史(慣例)から。あとナディルとナンナが面白がってしそうなのが予測出来たから(笑)

賢者の証であるサークレットをスレイがしている図がどうしても《らしくない》為、ガントレット風な腕輪になりました。スレイを見守る神様のえこひいき(笑)

《ルーンスタッフ》は杖が認めた者以外は重くて取り扱えないというオリジナル設定があります。
しかしオルテガは扱えないものの、持ち運べない程の重さを感じていませんでした。これはルーンスタッフが所持するだけならオルテガを認めていたからです。(アリアハン王もそれをわかっていて彼に家宝を託しました。押し付けた訳じゃないよ!)

※お知らせ※
お話のストックがなくなりました(..)
そして12月に入り公私共になにかと忙しくなって参りましたので、しばらく投稿をお休みさせていただきます。
けど年内にダーマ編だけは完結を目指して遅筆なりに執筆しておりますので、暫しお待ちください_(..)_

ここまで読んで下さり、ありがとうございました!

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