長篇ドラゴンクエストⅢ ASTEL・SAGA   作:ちこちろん

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八章 聖なる旋律
第二の伝承者


 

 

 アステルとスレイがシェリルの実家である邸宅に着くと、玄関(エントランス)で目を据わらせたマァムが、魔封じの杖を手に、仁王立ちして待っていた。

 

 振り翳した杖の先端から、紫の霧が噴き出し、隣のアステルを器用に避けて、スレイだけを包んだ。

 いつもと違う色の濃い紫の霧は、効果を一人に限定させた分、その威力は強く。

 結果スレイは一週間もの間、魔封じの刑を喰らう事をこの時点ではまだ知らない。

 カンダタには冷やかされ、シェリルには呆れられ、タイガには生暖かい目で肩を叩かれた。

 止めとばかりに双子からは、曇りなき眼で「りんき?」「スレイ、りんきしてたの?」「りんきってどんな感じ?」と質問責めに遭っていた。

 

 

 

 ───それから二日後。

 

 想像以上にエジンベアで疲弊した心を癒し、船の整備や食料品や水等の備蓄品の補充を終えて、アステル達はポルトガを出港した。

 目指すはポルトガからは西。地図上では東大陸に当たる場所。川が多く、ジャングルと呼ばれる密林地帯にある集落。

 そこに住む者達が《渇きの壺》の元来の所有者であり、その使い方を知っている。

 そしてそこには、スラりんのような《伝承者》もいるらしい。

 

 

 

* * * * * 

 

 

 

 遮る物が何もない外洋に出て、一月(ひとつき)が経過したある日。

 曇天続きの空に久方振りの青空が広がった。アステル達女性軍と双子は溜まっていた洗濯物と格闘し、今しがた戦闘終了したところだった。

 カンダタは舵取り、タイガは甲板掃除をしていてマァムと双子はそちらの手伝いに向かった。シェリルは備品の整理に倉庫へ。

 アステルはお昼の準備でもしようと炊事場へと向かう途中、皆の憩いの場としている船室で、椅子に腰掛けて武器の手入れをしているスレイの姿を目にし、なんとはなしにそちらへと足を運んだ。

 

 

 スレイは目だけ動かし、アステルが此方に来るのを確認する。

 洗濯をしていたのを知っていたスレイは、「お疲れ」と労うのに、アステルは笑みを浮かべて向かいの席に座った。

 アステルは机上に広げてある《妖精の地図》を覗く。

 なんとこの地図、渇きの壺の所有者である原住民の住みかまで記載されているようなのだ。スラりんとエジンベアで聞いた話を照らし合わせたら、地図に記載された《スー》という名の場所で間違いないだろうとなった。

 地図上でちょこちょこと忙しく動く羽根ペンの動きを眺めていたが、順調に海の青を右端まで塗っていたと思ったら。

 

 「わっ!」

 

 ぴょんと左端側に飛んで、セピア色の地図に鮮やかな青を塗り始めた。

 アステルの驚く声に、スレイは武器の手入れの手を止め、地図を覗き込んだ。

 

 「今、東大陸側の外海に出たな」

 「え? そうなの?」

 

 船で旅をして一番不思議だと実感するのが、この世界の繋がりだ。

 目の前の地図のように、囲いや壁があるわけでもない。

 

 世界に境界などはなく、広がり繋がっている。

 

 

 

 ダガーを鞘に納め、今度はドラゴンテイルの手入れをし始めたスレイを、アステルは見た。

 船旅を再開して暫くの間魔法が使えず、久々に武器の出番となった。

 マァムは『ざまあみろ!』とばかりに高らかに嗤っていたが、スレイもまた呪文に頼りきった戦闘から脱却するのに丁度良かったと、心内で嘲笑っていた。

 

 ……とまあ、二人の駆け引きはともかく。

 

 魔封じが解けたそれ以降も、スレイは魔法と武器を組み合わせた戦術に変えている。

 

 

 「………なんだ?」

 「えへへ……」

 

 白銀の髪をさらりと揺らし、琥珀の瞳が持ち上がる。

 目が合ってはにかむアステルに、スレイは訝しげな顔をする。

 エジンベアに乗り込む為に飲んだ変装用の薬の効果が昨日切れ、スレイ、カンダタ、ノエルの目と髪の色が元の色に戻った。

 

 「スレイに久し振りに会えた感じがして、なんだか嬉しくて」

 「……黒の方が良かったんじゃなかったのか?」

 「あれはカンダタさんが勝手に言っただけだから。本気にしないで」

 

 意地悪く笑うスレイに、むすっと膨れっ面になるアステル。

 「ああ、そうだ」と、スレイは思い出したように、手入れをし終えた刃のブーメランをアステルに差し出した。

 

 「なに?」

 「お前にも、そろそろコイツが使えるんじゃないかと思ってな。オレは暫く使わないから、お前が使うといい」

 

 ブーメランが納まった革のホルダーごと受け取る。ホルダーから引き出すと、持ち手となる強靭な革で巻かれている部分以外は、全て青々と輝く鋭利な刃となっていた。アステルは上目遣いで恐る恐る尋ねる。

 

 「………指、持ってかれない?」

 「不必要に怖がる方が失敗するぞ。今のお前なら取り損じる事もないだろ。

 練習には付き合う。なんなら防禦強化呪文(スカラ)を掛けてやるから」

 

 頭の上にポンっと手を置いて琥珀の瞳を細めるスレイに、アステルはひと月前の海辺での出来事を思い出す。

 

 あれから彼はあの事について、全く触れる事はなかった。

 まるでそんな事などなかったかのように。

 

 

 いつも通り(・・・・・)のスレイ。厳しいけど、でも優しい、頼りになる……仲間。

 

 自分を支え励ましてくれる、いつも通り(・・・・・)の優しくて大きな手。

 

 

 (………それなのに)

 

 

 胸がしくしくと痛むのは何故だろう。

 

 

 

 

 「あ~~~すてぇるぅっ!!!」

 

 と、マァムとトエルが船室に慌てて駆け込んできた。スレイが傍にいるのを見て、マァムはあからさまに顔を歪め、文句を言おうと口を開けたが、トエルがそんな場合じゃないとばかりに、彼女の手を引っ張る。

 

 「どうかしたのか?」

 

 席から立ち上がってスレイが尋ねると、トエルが勢いよく首を縦に振った。

 

 「しびれくらげの、大軍が、甲板に溢れ返って、るっ! 駆除手伝ってっ!!」

 

 「「はあ?」」

 

 

 

 甲板に上がると、びっしりと蔓延る〈しびれくらげ〉の感情を乗せない丸い目が、一斉に此方に見向く。その異様さと気持ち悪さに、アステルとスレイは思わずたじろいだ。

 直ぐ後から現れたシェリルも「なんじゃこりゃぁっ!!」と、顔を歪ませて驚嘆する。

 

 

 「お、おお……やっと、来たか……」

 「タイガ!?」

 

 二匹の白いくらげに触手でペシペシと身体や頭を叩かれている、タイガがすぐそこにいた。

 麻痺攻撃を食らったのか、膝を着いたタイガがひくひくと口の端を上げた。

 

 「キィアリィク~~~っ!」

 

 マァムが緩和呪文(キアリク)を唱える。黄色の光がタイガの身体を包み込み、彼を蝕む麻痺毒を消す。

 身体が動くようになると、タイガは直ぐ様くらげを空へ蹴り飛ばした。

 

 「参ったよ。いきなり甲板に一匹現れたかと思ったら瞬く間に、あれよあれよとこの通りだ」

 

 そう言って、タイガは笑顔で頭にへばり付くくらげを剥がし、触手に触れぬように握り潰す。………ちょっと怖かった。

 トエルがノエルの元へと駆け寄る。くらげ軍団に、ノエルは初等真空呪文(バギマ)を、トエルは中等閃光呪文(ベギラマ)を合わせ唱える。

 クラゲ軍は切り刻まれ焼かれて、核となる青白い宝石を残して消滅する。

 しかし、減ったしりからまた大量のクラゲが海から這い上がってくるのに、双子はうんざりと同時に溜め息を漏らした。

 

 

 「なんだ? この海域はしびれくらげのアジトなのか?」と、スレイ。

 

 「嬢ちゃ~ん! あの魔物避けの呪文使ってくれねぇか!」

 

 カンダタが襲いかかってくるクラゲに対し、鬱陶(うっとう)しげに戦斧を振るいながら叫んだ。

 

 「は「あーーーっ!!」……い?」

 

 アステルの返事と被せるように、シェリルが悲鳴を上げた。何事かと振り返って、アステルも青褪める。

 なんと船尾に干していた衣類やシーツやタオルに、しびれくらげが迫りつつあるのだ。

 折角渇き始めてるのに濡らされてしまう。最悪、破かれたり飛ばされでもしたら大惨事だ。

 

 

 「────結界呪文(トヘロス)!」

 

 アステルは(まなじり)を上げ、洗濯物を死守せんと一際強く呪文を唱える。彼女を中心に白く輝く結界が船を覆うように展開される。

 それにより、船尾から乗り込もうとするくらげ達は尽く弾き飛ばされ、他のくらげも光を恐れて、立ち去って行く。

 

 取り敢えずの危機は回避されたが、船尾の方を意識し過ぎたせいか、甲板前方の結界の効果が僅かに弱かったらしい。

 光を恐れず残った勇猛なくらげ達が、まだ数十匹甲板に残っていた。

 

 「あとはスレイの魔法で………」倒して貰おうとしたところで、アステルの肩にスレイの手が置かれ理力が供給される。

 消費した理力が満たされる。それだけではなく、更に防禦強化呪文(スカラ)がかけられた。

 

 「え? ……スレイ?」

 「丁度いいブーメランの練習台が出来たな」

 

 スレイは黒い笑顔でついでとばかりに、しびれくらげの大軍に遅緩呪文(ボミオス)をかける。突然動き辛くなったくらげ達の顔に、焦りの色が見えたような気がした。

 

 「あの、私さっき仕事したばかり……」

 「ちゃんと理力は回復させたろ」

 「そ、そうだけど」

 「全部倒した頃には使い熟せてるだろう」

 

 額に冷や汗を垂らすアステルに、船室に置いてきた筈の刃のブーメランが手渡される。

 

 いつも通り(・・・・・)、優しくも厳しいスレイがそこにいた。

 

 

 勇敢なるくらげ達は宝石へと姿を変えて一行の旅費として麻袋に納められ、アステルはひたすらブーメランを投げ続けたおかげで、その日のうちにコツを掴む事が出来た。

 

 

 

* * * * * 

 

 

 

 ───ポルトガを発ってから、まもなく三月(みつき)目を迎えようとした頃、東大陸の影が見えた。

 地図に従い、切り立った岩山に沿って南下し、大きな河口に入った。

 川上を進むにつれ何度も岐路が分かれる川を、妖精の地図と見張り台からスレイが盗賊の技法《鷹の目》を使い、場所を逐一確認しながら船は北上する。

 両岸には目にも鮮やかな常緑広葉樹の密林がどこまでも広がり、珍しい動物の息遣いや視線を感じる。赤や青黄、色とりどりの幻想的な鳥の不思議な鳴き声が響き渡る。

 

 生命力に満ち溢れた大地と言えば、聞こえがいいが。

 

 ふと水辺に視線を遣れば、陸から川に滑り入る大の男の背丈と同等かそれ以上の大きさ蜥蜴……(ワニ)と呼ばれる獰猛な生物に(アステルはスレイに説明されるまで魔物かと思った)、小さな野鳥を狙わんと水面を勢い良く跳び跳ねる肉食魚や、川のはずなのに鮫までいたりする。

 

 勿論それだけではない。

 

 氷刃呪文(ヒャド)中等治癒呪文(ベホイミ)など魔法を操る、半魚人(マーマン)の進化系マーマンダインや、ガルーダの進化系、魔鳥ヘルコンドルといった魔物達も船の行く手を阻む。

 ヘルコンドルが美しい紫銀の翼をはためかして唱えた強制転移呪文(バシルーラ)にはひやりとさせられた。

 呪文を受けたタイガの身体が一瞬浮いたかに思えたが、その前にマァムが振り翳した魔封じの杖の霧の効力がじわりと効いたのか、呪文発動は阻止された。

 

 風があまり吹かず、とにかく蒸し暑い。昼過ぎには決まって夕立のような激しい雨が降るが、だからといって涼しくなるわけでもなく、夜は湿気と蚊うなりが酷く寝苦しかった。

 虫除けの香を焚き、スレイが魔法で出した氷塊を砕いて暑さをどうにか凌ぐ。

 傷みやすい食材や作り置きは全て、保存の効く《大きな袋》に突っ込んだ。

 妖精の地図といい、これをくれたナジミの塔の賢者に、本当に感謝の念に堪えない。

 

 

 

 川を登る事、三日目。

 

 明らかに人が作った、二本の丸太を縄で繋ぎ合わせて掛けた橋が見つかった。

 そして更に北上すると岩山に囲まれた小さな平原に、集落を発見した。

 小さな波止場だが、川の水量もあって船をなんとか停める事が出来た。が。

 

 ばらばらと、集落から男衆が疾風の如く此方へと駆け寄って来る。

 いずれも額に刺繍の施された抹額(まっこう)を巻き、大鷲の羽根を一本飾り差している。

 濃い褐色の肌に黒い目。黒に近い焦茶色の縮れ髪。顔や身体中に様々な模様の刺青がなされている。青い石と動物の牙や羽根で作られた首飾りを二重三重に掛け、鍛え抜かれた裸胸に、赤や青の鮮やかな刺繍が施された衣と、鹿革の腰巻きをしていた。

 此方に対し、敵意を剥き出しにして、手にある弓や斧を構え、槍を突き出した。が。

 

 

 「やめよ」

 

 しゃがれた声が一色触発の空気を破った。

 

 男達は道を開き、武器を下ろし、その場に跪く。

 現れたのは翠緑の鬣を持つ白馬を従えた、腰の曲がった老人だった。

 服装は他の者達とほぼ同じだが、装飾品や頭に被る大量の大鷲の羽根をあしらった立派な冠から、この集落で一番位の高い者だと一目でわかった。

 闇夜のような黒い瞳に呼ばれた気がして、アステルが動くとスレイに引き止められた。

 

 「大丈夫だから。シェリル、《渇きの壺》出して」

 

 アステルが苦笑してそう言うと、スレイは眉を曇らせるも掴んだ手首を離した。

 シェリルに手渡された渇きの壺を受け取ると、一人船から飛び降り、アステルは老人と白馬に近寄る。

 老人は手に持つ杖を頼りに膝を突き、白馬も彼女の前に頭を垂れた。

 

 「我らは、スーの一族。よく、来た。《天の愛し子》よ」

 

 

 

 

 老人はスーの一族の長だという。アステル達は彼に導かれ、集落の中へと入った。

 彼等の家屋は黒檀の木で建てられ、屋根は茶色い椰子の葉で()いている。湿気の多い土地だからか、全ての家が床が地面から持ち上がっており、梯子に登って入るようだ。

 男達が各々元居た場所へ戻っていく。家畜や馬の世話をする者、槍を鍬へと変え、畑仕事に精を出す者、そのまま森へと狩りに出掛ける者。

 鹿革を身体に巻き付けた女達と共に、家に押し込まれていたのであろう子供達は、腰巻きのみの出で立ちで我先にと外へと飛び出し、元気に駆け回る。

 皆、露出の多い簡素な服装だが、高温多湿なこの地域で暮らすには、その方が快適なのだろう。

 

 しかしアステルはある点に気付き、頭を傾げた。

 

 集落の様子を眺めながら長に付いていく。

 集落の中心には井戸があり、女性達はそこに集まって、洗濯や料理に使う野菜を洗っている。作業をしながら、楽しそうに会話に興じているが、やはり聞き慣れない音の羅列だ。

 

 「ここの人間は全員古代語で会話しているのか……?」

 「え?」

 

 スレイが信じられないといった感で呟き、アステルはそれに反応する。

 

 

 「……遥か昔。神は、争いが、絶えぬ、地獄の世界を、消し去った」

 

 先頭を歩く長が(おもむろ)に口開く。

 

 「神は、人の、諍いの原因、言語の違いと、理解した。

 故に、この世界と、人、再び創造した時、一つの言語、しか、話せない、ようにした。

 しかし我ら、スーは、滅びた世界より、神に、導かれ、新たな世界に、住む事、許された、唯一の、人の末裔。

 ドワーフ、エルフ、同様、忘れ去られし、時代の、我らの祖の、言語、使う事、許された、存在。

 我らにとって、それ誇り。

 故に我ら、忘れ去られし、言語、使う」

 

 それを聞いて地域の風習や国の成り立ち、歴史が多様ながらも、この世界の言語が統一している不可解さを初めて意識した。

 もしかしたらそれすらも、神の思惑の一つなのかもしれない。

 

 「皆、お前達の言葉、通じない、訳ではない。が、我ら、うまく、話せない。許せ」

 

 

 長の家に辿り付くと、彼は庭の方へと回る。そこには太い丸太を真っ二つにしたようなテーブルと、並べられた丸太の椅子があり、アステル達を招き座らせた。

 ……成る程。この庭は僅かながらも風が通って心地よい。

 ほっと一息吐いている間に、女性達が大きな葉っぱに色んな果実をふんだんに盛ったのと、椰子(やし)の実の殻を半分に切ったのを器代わりしたのを、テーブルに並べていく。

 

 「まずは、我等が宝を、取り戻して、くれた事に、感謝する。たくさん、食べて、飲め」

 

 「急。肉、魚、まだ焼けてない。先に果実、食え。喉、乾いただろう。どんどん、飲め」

 「は、はい」

 

 年重のいった女性が友好的な笑みと声で、アステルに器を差し出す。

 器を手に持つとひんやりと冷たい。覗くと氷が入っていた。

 恐らく氷魔法の使い手がいるのだろう。

 途端、喉が渇きを訴えた。アステルは器を口に付け傾ける。

 イシスでも飲んだ椰子の実のジュースだが、冷やされている分こちらの方が断然飲みやすかった。

 

 

 『お口に合いましたか?』

 「はい! とても美味しいです………?」

 

 背後から発せられた優しげな若い男性の声に、アステルは思わず返事をしたが、振り返れば───先程からお利口に付いて来ていた白い馬しかいない。

 

 今の声は一体………?

 

 

 『それはよかった。私もソレ好きなんですよ』

 「────っ!!!」

 

 アステルは椅子からずり落ちそうになるのを、隣に座るスレイがさっと手を出して支えた。

 

 「う、馬が喋った!?」

 

 シェリルが指差して叫ぶ。白馬は悪戯が成功したかのに満足げに鼻を鳴らした。

 

 「…………スライムの次は馬か」

 「えっ!? じゃあ」

 

 呆れ顔でぽつりと漏らすスレイに、アステルは恐る恐る白馬に問い掛ける。

 

 「伝承者……さん、ですか?」

 

 

 白馬は肯定するように高らかに(いなな)いた。

 

 

 






刃のブーメランのデザインはDQ3版ではなくDQ11版のデザインで描写しています。
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